あさか開成 校長雑感

校長より

出会いと別れの季節~感謝~

春は別れと出会いの季節です。

私は2年間過ごしたあさか開成高校を離れることになりました。

コロナウイルスに翻弄された2年間でした。

しかし、そのような中でも様々なことに挑戦し、

成長していく生徒の皆さんを頼もしく感じていました。

違いを価値あることととらえ、

世界をよりよいものとしていこうとする皆さんとの出会いは、

視野を広げ、新しい考えに導いてくれ、

私の人生にとって大変意義あるものとなりました。

 

もう少し、もう少しあさか開成高校にいられたら・・・

そういう想いはありますが、

出会いと同様、別れも避けることはできないものです。

そしてまた、別れも人を成長させるために意味あることだと信じ

次に進んでいきたいと思います。

 

皆さんがこれから多くの人と出会い

それぞれのよさを生かし、

幸福な人生を創り、

平和でだれもが大切にされる世界を創っていくこと祈ります。

皆さんと出会えたことに心から感謝します。

ありがとうございました。

 

あさか開成高校の敷地内の花々も咲き始めました。

さあ、新しい出会いの季節です。

 

 

行ってきました!!発売イベント

本校23期生プロデュース、24期生販売イベント担当の 

“うっっっ米 たまごスープ”の発売イベントに行ってきました。

たくさんのスープがかっこよく並んでいました。

売れ行きも上々とのこと。

みなさん、ぜひ足を運んでみてください。

10月23日(土)には、うすい百貨店でもイベントを行います。

10:00~12:00、13:00~15:00

いよいよ発売!!

本校生のグループ“スマイルA.K.H”プロデュース

“うっっっ米 たまごスープ”が本日発売です。

本日(10/11)、16:00~18:00 イトーヨーカドー郡山店で

本校生徒による発売イベントも行われます。

 

「いかにんじん」や「あさか舞」の米粉が用いられているなど、

「ふくしま」らしさ満載です。

昨年度の東北の高校生によるスープメニューコンテストで優勝作品です。

ぜひ手に取って見てください。

 

第1回 総合的な探究の時間 成果発表会

10月7日(木)、記念すべき総合的な探究の時間の成果発表会が開催されました。

探究とは、社会の課題の解決策を考え行動することを通し、

自分の人生と社会を創る力をつける学習です。

3年生10グループの発表は第1回目とは思えないできばえでした。

発表されたテーマは以下のとおりです。

「豪雨災害について」

「SDGs未来都市に住む学生として私たちができること」

「『認知症』を理解した上で実際の生活で大変なことを知ろう!」

「空き家×六次化」

「STOP待機児童」

「地域の健康作り」

「ときめき♡鯉プロデュース大作戦!!」

「未来の学びのスタイルとは」

「訪問診療を活性化させよう」

「うねめ伝説の知名度」

 

発表されたみなさんお疲れ様でした。

多くのことが学べましたし、皆さんの成長につながったはずです。

次週にポスター発表する3年生の皆さんも頑張ってください。

2年生は取り組んでいる探究に生かしてください。

とても楽しく学びの多い時間でした。

 

抗菌コート

部活動後援会のバスの内部に抗菌コートが施されました。

コロナウイルス対策にもなるというチタンの微粒子によるコーティングで、

半永久的に抗菌作用があるそうです。

 

作業を見学しました。

コーティング前後で細菌の数を計測してみると、

細菌の数は1/6になっていました。

今後、さらに最近の数が減るそうです。

すごいですね。

安心して乗車できます。

 

PTA会長さんのご厚意によります。

ありがとうございました。

 

↓コーティングの様子

↓しょうゆ会社製の細菌数の測定器

集大成の夏

7月8日(木)、全国高校野球選手権福島県大会に本校が登場しました。

結果は敗退ということになりましたが、得点をとることができたなど

自分たちの持てるものを発揮し、成長が見える試合となりました。

また、3年生にとっては野球人生の大きな節目であり、

集大成であったと思います。

これまで部活動を通して学んできたことを、

進路活動や卒業後の人生の糧としてほしいと思います。

 

今回の大会は、新型コロナウイルス感染拡大以降

初めて生徒がスタンドで応援することが可能でした。

声を出すことはできませんでしたが、吹奏楽や拍手などで応援しました。

少しずつできることが増えていくことに喜びを感じました。

 

 

七夕に想う

校舎内に七夕飾りが登場しました。

それぞれが願いを書いて笹につるしています。

 

七夕は奈良時代頃に中国から日本に伝わったとのこと。

七夕を季節の行事として大切に持ち続けていることは、

めったに会うことのできない恋人同士の苦しみ、

そしてやっと会えた喜びは、

千年以上もの時をへても同じだということなのでしょう。

 

スマートフォン等を通してならいつでも会える私たち、

でも、やはり実際に会うことでしか得られないこともあることでしょう。

恋人同士に限らず・・・。

そして、コロナ禍では、世界中の人の行き来が制限され

会いたくても会えない人たちが実際にいるのです。

 

私が小さい頃から長い間とてもお世話になった方が先日亡くなりました。

90歳を超えた長寿で、ここ2年ほど高齢者福祉施設で生活していました。

しかし、亡くなるまでの1年間、家族の誰とも会うことができなかったとのことです。

コロナウイルス感染拡大防止のために。

 

織り姫と彦星が会えるよう、7月7日が晴れますように。

そして、コロナ禍という暗雲が去り、

会いたい人と会いたいときに会うことができる毎日が1日も早くきますように。

SDGs って何だろう?

6月14日(月)から”SDGs week”が始まります。

”SDGs”という言葉はいたるところで用いられていますが、

”SDGs って何?”と聞かれたら、皆さんはなんと答えますか?

 

SDGsについては書籍でもネットでもたくさんの情報が得られますが、

「わかるような、わからないような」という風に感じる人もいるのではないでしょうか。

そういう私も、SDGsという言葉を初めてきいてから数年間、

「なんとなくわかるけど・・・」という感覚がありました。

 

今は、自分では次のような言葉が自分の中でしっくりきています。

「世界がこれからも続いていくために、すべての人がめざすことを示す、合い言葉」

 

「自分だけよければよい」「今だけよければよい」のではなく、

たとえ多少の不便さがあったとしても

「他の人(場合によっては他の生物)にとってもよい」「将来にとってもよい」ことを目指すのは、

身近なことでも、世界全体のことでも、当然です。

“SDGs”という言葉は、たとえ違う言語を用いていたとしても

みんながそれを目指していますよ、と確認しあえるスグレモノなのだと思います。

 

SDGs week は2週間です。

今まで以上に、合い言葉をかけあって

SDGs を意識した行動をしましょう。

 

【合い言葉】旺文社「国語辞典 改訂新版」より

①仲間どうしが確認し合うため、あらかじめ決めておく合図の言葉

②仲間の主張を短い言葉に表したもの。標語、モットー

 

今、咲く花

心地よい風が吹く季節となりました。

高体連の地区大会も終了し、今週末からは県大会が始まります。

昨年度は開催できなかった大会ですが、

今年度は無観客等の制限がありながらも開催されます。

出場する選手の皆さんは、持てるものを十分に発揮してほしいと思います。

ソフトテニスの県中地区大会の様子

 

さて、校舎内には「日本の伝統文化」の授業でいけた花が飾られています。

最近の2週間分を掲載します。

花材:カーネーション、アルストロメリア、ププレリューム、モンステラ

花材:グラジオラス、スプレーカーネーション、ヤツデ

 

校地内にはこんなかわいい

「金平糖(コンペイトウ)」のようなつぼみの花が咲いています。

名前は「カルミア」、日本語では「花笠石楠花(ハナガサシャクナゲ)」、

花言葉は「大きな希望」だそうです。

でも葉には毒があるとか。

どこに咲いているか、わかりますか?探してみてください。

 

高校生という時代も、季節の花が咲く時期も、

「今」だからこそのものです。

「今」だからこそ、「ひとりひとりの花」を咲かせてみましょう。

 

 

うれしいお知らせ

外部の方から、とてもうれしいお知らせがありました。

昨日、本校の女子生徒2名が困っていた方を助けた、ということでした。

 

「困っている人を助けたい」「だれかの力になりたい」とはだれもが思うことです。

しかし、それを行動に結びつけるのは大変なことです。

人助けに限らず、「考えること」と「行動すること」の間には結構な距離があります。

しかし、行動しなければどんなに優れた考えも

人の役に立ったり、社会の課題を解決したりすることには結びつきません。

 

そういう点からもこの二人の生徒には心からの賞賛を送ります。

みなさんもできることから行動をしてみましょう。

 

おまけの話

長い間ブログを更新できませんでした。すみません<m(__)m>

毎日毎日、今日こそ更新を、と思いながら本日になりました。

やはり「考えること」と「行動すること」の差は大きいものです。

昨日の二人に触発され、今日は行動できました。

そういう意味でも、二人に感謝します。

ありがとうございました。

 

 

 

生け花から学ぶ

2週分の生け花をあわせてのアップロードとなりました。

スミマセンm(_ _)m

 

リアトリス1種

1種類で同じように見えるリアトリスを用いた作品は

大地から生命が空に伸びていくように見えます。

本校の生け花の流派は、“池坊”ですが、

池坊の“生花(しょうか)”という生け方では、

少ない種類の植物を用い、

その草木の個性を表すのだそうです。

リアトリスという個性的な素材をうまく生かした作品です。

“よさを生かす”“よさを伸ばす”

人間も植物も輝く条件は同じなのでしょう。

 

グラジオラスとカーネーション

 大きな葉が印象的な作品です。

葉はカークリコというそうです。

大きな葉を鋭く切り込んで主張のある作品となっています。

葉の持つ個性を生かしつつ、

独創的に手を加えることにより

その魅力がより鮮明になっています。

“よさを生かしながら、枠にとらわれない発想をすること”

これも生き方として大事ですね。

 

日本伝統の生け花は奥深いです。

 

部活動の大会始動!!~陸上競技・野球~

コロナウイルス感染拡大のため

春から高校生が出場する多くの大会が中止となりましたが、

この夏、多くの競技で代替大会が開催されます。

陸上競技が7月11日から

野球が7月18日から大会を始めました。

それ以外の競技でも順次大会が始まります。

 

大会は、観客の数が制限され、

また、声を出したり鳴り物を使っての応援が禁止されたりしているため、

会場はいつもに比べひっそりとしています。

その代わり、選手の息づかいや地面を蹴る音、

競技を終えた選手のつぶやきなどが聞こえ、

いつもの大会とは違った印象です。

 

陸上競技

選手が走る“タッ、タッ、タッタ”という足音は、

単なる音としてだけでなく空気を震わせ、

視覚以上にライブ感があります。

800mを走り終えた選手が“めっちゃきつかった”と言いながらも、

ひとつのことをやり終えた達成感を感じているように見えました。

 

野球

いわき海星高校との“KAISEI”対決は、

緊張感のある3時間近くの熱戦となりました。

感染防止のため家族で二人までしかスタンドに入ることができず、

私もスタンドではなくバックネット裏の本部での観戦となりました。

最終的には敗れはしましたが、

ピンチの場面を何度も乗り切った姿には胸が熱くなりました。

3年生にとっては最後の大会、

最後の試合を含めたこれまでの野球人生を

これからの成長の糧としてほしいと思います

 

 バックネット裏の本部席からは、

バッテリーとバッターの対決がよく見え、

スタンドからとは違った目線での観戦となりました。

 

次の写真はいわき海星高校の校旗掲揚の場面です。

選手は間を開けて並び、

校歌は流れますが歌いません。

感染防止を最大限に行っての大会となっていました。

社会生活や経済活動そして学校生活の継続とコロナウイルス感染防止を

両立させていくための努力がされた大会であることを実感し、

そのような中で大会を開催してくださいました方々に

心より感謝いたします。

 

 

 

BLM

放送室の前にBLM、すなわち

Black Lives Matter (黒人の命も大切です)についての掲示物がある。

ALTが、生徒が差別について考える機会として欲しいと掲示したもので、

英語の授業でも取り上げるという。

掲示内容は、奴隷貿易、奴隷制、公民権運動、

そして警察官に首を膝で押さえられなくなったジョージ・フロイド氏についてなど、

アメリカにおける人種差別の歴史と現状についてである。

 

ALTによると

アメリカでは法律的にはすべての人が平等だが、

依然として人種による差別は社会の中に残り、

それがジョージ・フロイド氏の死のような形で現れる。

それが限界に達し、現在“BLM”運動として

世界中で大きなうねりとなっている、とのことである。

 

アメリカとは自由と平等の国である、

そんな風に漠然と思ってきたが、

差別の歴史はまた終わっていなかったということなのか。

 

人はなぜ自分とは異なるものを排除したがるのだろうか。

差別を社会から完全になくすためには何が必要なのだろうか。

それは人種差別についてだけでなく、

いじめなど私たちの身近にも存在する問題にもあてはまる

人類が次のステップに進歩するために

解決しなければならない課題なのではないだろうか。

 

生徒の中にもBLM運動に共感し行動をした者もいる。

国際科学科で学ぶ生徒として、

この世界的な課題を理解し、

自分なりの考えを持ち、

解決のための行動をしてみよう。

黄色い薔薇

黄色い薔薇が玄関に飾られていました。

やはり薔薇には独特の存在感があり、

周囲の空気を緊張感のあるものにします。

この雰囲気にはだれもが魅了されてしまいます。

今回の生け花には、その緊張を和らげるような

かすみ草がよく合っていますね。

 

それにしても“薔薇”という漢字、

なんて難解なのでしょう。

これをすんなりと書ける人は

いったいどのくらいいるのでしょうか?

 

そんなことを考えながらネットで“薔薇”を検索していたら、

「佐渡(サ土)の人々の口々に、サー微笑みに中一本」

と覚えるという記事がたくさん出ていました。

この言葉を忘れなければ、

という条件付きですが書けるよ~な気が・・・・。

試して見てください。

 

ひまわりの季節

ひまわりは漢字では”向日葵”と書き、

名前といい、その姿といい夏の太陽をイメージします。

英語では sunflower、フランス語では soleil と

いずれも太陽を示す名が付けられています。

 

ひまわりを用いたお花が飾られています。

太陽が空に向かって咲くのびやかさが感じられます。

 

寒い頃から新型コロナウイルスに振り回されてきましたが、

気がつけば季節は夏。

様々な活動の制限もほぼ解消されています。

ひまわりが力強く咲くように

生徒の皆さんが躍動する時がやっとやってきました。

 

感染防止をしながらも、

それぞれの夢と未来に進んでいきましょう。

今週の花

今週の花は

シャクヤク モンステラ リアトリス です。

月曜日に飾ってくれましたが、

シャクヤクの花が開くのを待ちました。

 

シャクヤクの花は美しく華やかですが、

根は漢方薬になるそうです。

 

今週から部活動も再開され、

学校は夕方までにぎやかです。

すこしずつ学校があるべき姿に近づきつつあります。

また、校内外の行事も計画されるようになりました。

 

新型コロナウイルス感染を防ぎながら、

それぞれの目標を達成できる学校生活を送れるよう、

ひとりひとりが適切な行動をしていきましょう。

のびやかに 初夏の空へ

昨日、6月1日、学校が通常授業となりました。

校舎には生徒の声が満ちあふれ、活気が戻っています。

新しい生活様式を実践するなど、

ひとりひとりが感染防止を心がけながらも、

少し短くなった高校生活を大切にしてほしいと心から願います。

 

そして今年度初めて玄関に生け花が飾られました。

「日本の伝統文化」を受講している3年生の作品です。

 

緑の実のピペリカムはこれから様々に成長する若者、

ピンクのカーネーションは希望や夢、

黄色のユリは太陽の光に見えます。

そして、伸びやかなオクロウレルカは

若者が無限の空に向かって成長していく様子を表しているようです。

 

学校が始まりました。

コロナウイルスとの共存を図りながらの

そろりそろりとした出発でありますが、

初夏の空の下、夢を持ち未来に向かって伸びやかに歩き出そう!

マスクから考える社会変革

20年程前、イタリアを一人で旅行したことがある。

一人旅には若干の不安や寂しさがあるのは確かだが、

一人旅でしか味わえない醍醐味があり、

その一つが、やはり一人旅をしている人との出会いだ。

 

フィレンツェからローマに向かう電車の中で

同年代のアルゼンチンの女性と知り合い、

ローマでの数日、行動を共にすることになった。

 

二人で楽しい時間を過ごしていたある日のことである。

教会で見かけた日本人の旅行客の中にマスクをした一人の男性がいた。

それを見たアルゼンチン人の彼女は、

顔をゆがめて声を潜め、ものすごく気味悪そうに

「あれは何?彼は病気なの?」と聞いてきた。

「病気じゃないと思う」と答えたが、

腑に落ちず、落ち着かない様子であったことを記憶している。

 

日本ではインフルエンザの予防や花粉症対策として

マスクをすることは一般的だが、

マスクをつけるのは病気である場合やなにかやましいことがある場合だ、

というようなイメージを持ってきた国もある。

 

事実、2017年10月にオーストリアで「覆面禁止法」が施行されたのだが、

日本の外務省は次のようなことを旅行者に呼びかけている。

「日本で売られている一般的なマスクがこの法律の取り締まり対象になる可能性があり、

トラブルを避けるためオーストリアではマスクを外すこと」

 

それからわずか2年半、

今年4月、オーストリアでは店舗内でのマスク着用が義務化され、

ドイツやイタリアなど他の国々でも

公共交通機関内でのマスク着用などが勧められている。

マスクをネガティブに捉えていた国の人々にとっては

大きな価値観と行動様式の転換であったに違いない。

 

新型コロナウイルスがこの世の中に現れたことで、

大きく社会が変わる、変わらざるを得ないと多くの人が言っている。

そうであれば社会に生きる者は、

その変化をマイナスと捉えるのではなく

より進化した社会へ変化させるよう行動しなければならないのだと思う。

 

いよいよ6月1日より、全面的に授業が再開される。

コロナとの共生の時代に必要な社会の変革については、

学校社会も例外ではない。

新しい学校生活様式で自分と家族と友達を守り、

よりよい社会づくりに貢献しよう。

 

新しい”学校”生活様式

本日より、学年ごとの登校が始まりました。

今日は3年生の登校日で、

久々に主(あるじ)を取り戻した校舎は息を吹き返したようです。

私は皆さんの元気そうな顔を見て安心をしました。

 

5月18日以降は

学校再開に向けての様々な準備等を行うため、

学習活動を行う登校日を設けて行く予定です。

詳しくは5月11日~13日の登校日にお知らせします。

 

さて、全国的に見ると、

商業活動や学校が再開される方向にあります。

新型コロナウイスルの危機は去ったのでしょうか?

 

もちろんそうではありません。

このウイルスへの感染リスク、発症リスクは依然として存在します。

しかも、そのリスクが小さくなるのはずっと先なので、

私たちはこのウイルスをよく理解し、

感染のリスクをできるだけ減らしながら

生活を取り戻していきましょう、

というのがこれからの方向です。

 

新型コロナウイスルが身近にいる前提に立ち

「長くつきあっていく」ために

生活のあり方を変えていかなければなりません。

それが「新しい生活様式」と呼ばれるものです。

 

人との間隔は最低1mとる

会話の際はできる限り真正面を避ける

特に症状がなくてもマスクを着用する

買い物でレジに並ぶ時には前後にスペースをとる

食事は対面でなく横並びにすわりおしゃべりは控えめに などなど

感染リスクをさけるために

生活する上で様々なことを留意していく必要があります。

 

これは学校生活にもいえることです。

休み時間には手を洗い、

換気も人任せではなくひとりひとりが率先して行い、

友達と話をする時は正面を避けて今までより距離をとり、

楽しいランチタイムは向かい合ってではなく隣にならんで・・・・

ということになるでしょう。

つまり学校の中でも「新しい生活様式」を実践していくことで、

すでに私たちの身近に存在する

新型コロナウイルスへの感染の確率をさげていく必要があります。

 

生徒のみなさん、

「新しい”学校”生活様式」の実践を初めていきましょう。

みなさんは、自分自身と社会を守る行動を

自分で判断して実践していかなければなりません。

それが自分と社会を守ることです。

どうぞよろしくお願いします。

 

さて、私はゴールデンウイーク中

「新しい生活様式」の必須アイテムである

マスクを手作りしてみました。

いかがでしょう?

↓家庭科の教員からもらった型紙で

↓大臣風のもの

 

↓大臣風のものを水玉で

 

生徒の皆さんへ

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための休校が2週間目となりました。

生徒の皆さん、お元気ですか?

学校の主である生徒の皆さんがいない学校は

ひっそりと静まりかえっています。

そんな中、ムスカリの花が色鮮やかに咲いています。

 新学期始まってすぐの、

学校生活が軌道にのる前の休校であり、

また、高校総体や文化活動の発表会の中止など、

皆さんには残念なことが続いています。

目標を見失ってしまった、

と感じている皆さんもいることでしょう。

特にこれまで部活動に打ち込んできた3年生にとっては

非常につらい状況だと思います。

 

しかし、このような苦渋の決断がされたのは、

皆さんと皆さんの家族の命と健康より大切なものはない、

という考えがあってのことです。

今は、この状況が収まり、

安全で自由な意思決定と行動ができる生活を

一日でも早く取り戻せるよう、

力を合わせていきましょう。

 

さて、マスクが手放せない状態となっている今、

マスクが手に入らないこともあり、

手作り等の布マスクが大活躍中です。

今やおしゃれアイテムと言ってもよいかもしれません。

本校職員のおしゃれマスクを大公開!

マスクにも個性が表れていますよ。

だれのマスク姿かあてて見てください!

 

ごあいさつ~カメリアの咲く季節~

4月1日に着任いたしました黒川佳子と申します。

ごあいさつが遅れましたが、

どうぞよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルスの感染拡大により

異例の新学期となりましたが、

無事始業式、入学式を終了することができました。

 

現在の状況は、第二次世界大戦以来の人類の危機と言われております。

国際科学科という学科で学ぶ本校の生徒も、

この危機に立ち向かい、

その解決に貢献できる行動をとってほしいと思っております。

感染防止のための適切な行動をとることは、

自分と家族の命を守ることであり、

地域社会と国際社会を守ることにつながります。

社会を安全で安心なものとするための行動をとっていきましょう。

 

本校では今、端正な形の椿の花が咲いています。

椿は”カメリア”とも呼ばれ、

だれもが知っている超高級ブランドがモチーフとして用いています。

コロナウイスル感染拡大防止に貢献するため

この超高級ブランドが「マスク」を生産するとの報道がありました。

まさしく、世界中のあらゆる分野の人たちが力を合わせて、

ウイルスという見えない敵と戦っているのです。

 

 

You can do it.

私は、ありがたいことに、あさか開成高等学校で、5年間と長きにわたり、みなさんと生活をともにし、みなさんの成長にかかわる機会をいただきました。

期待と不安で胸がいっぱいの入学式、クラス、学年の団結を高めあったスポーツ大会、高校最大の行事であるシンガポール、台湾への修学旅行、学校全体で盛り上がった公開文化祭『凛優祭』、そして、団体戦として臨んだ進路活動、その時々の大切な場面で、みなさんとともに緊張し、喜び、そして笑い、時には涙することができました。また、国際交流活動、部活動、ボランティア活動を通して、みなさんが、さまざまな人たちと関わり、自己を向上させようと努力する姿を見せていただきました。これらのすべて経験が、私には掛け替えのない財産となっています。私自身、みなさんとの出会いを通して多くの感動と活力をもらいました。ありがとう。

これが、私の最後の校長雑感となります。

今後は、成長するみなさんの姿を、遠くから眺め、応援しています。

頑張れ、あさか開成生。

You can do it.

つぼみ

高校入試の頃には、ほんのわずかな膨らみだったつぼみも、今はもう、しっかりと自分自身を主張するようになってきました。南校舎から見えるソメイヨシノの話です。

新型コロナウイルスで世の中が冷え込む中、ソメイヨシノだけは確実に春の訪れを感じさせてくれています。今年の桜の開花予想は早く、福島市では今月の29日頃ですので、ここ郡山も昨年よりも早い桜の開花が期待できます。

9年前にも震災、原発事故で我慢を強いられた令和2年度の入学生。今回は満開の桜の中での入学式にしてあげたいという強い思いでいっぱいです。

桜が開花するためには、一定期間、寒さにさらされる必要があります。前年の夏に形成され、いったん休眠に入った花芽が、冬季に一定期間低温にさらされることにより休眠から覚めます。このことを「休眠打破」と言います。その後の気温上昇とともに花芽は成長して開花となるわけです。

すべての児童生徒が、本来、1年の反省と次年度への抱負を語り、励ましながら迎えるはずの年度末を、今年度は休校という異常事態となってしまいました。一生に一度の卒業式を迎えることができなかった人も多かったではないでしょうか。県立医大、郡山女子大学などの卒業式も中止となったようです。卒業生のみなさんには、心よりお祝いを申し上げたいと思います。

この我慢を、絶対に「休眠」とは呼びたくありません。しかし、ピンチをピンチのままで終わりたくもありません。ピンチはチャンスです。皆さんの成長の芽は、もう君たちの中に芽生え、大きなつぼみとなっています。そのつぼみを成長させ、花を咲かせるために、今できる準備をしっかりとすることが大切です。

君たちは、未来への希望の芽ですから。

本日は、本来は終業式です。以上、校長のあいさつです。

コアラ募金

1月の終わり、2年生男子生徒2名が校長室を訪れ、オーストラリアの森林火災の被害を受けたコアラなどの野生動物の保護とその生息地の回復のために募金活動をやりたいので許可が欲しいとの申し出がありました。

理由を聞いてみると、昨年度、オーストラリア研修に行った際に、現地のホストファミリー、バディとなった生徒にとても親切にされ、その人たちの多くが苦しんでいることを知り、何か自分たちにできることはないかと考えていたということでした。

私からは、自分たちの思いが周りにきちんと伝わるよう、具体的な計画を立て、国際部の先生方にも協力を仰ぎ、そして仲間を募りながら、活動をして欲しいと助言をしました。

2人は、試行錯誤をしながら計画を練り、仲間を募り、国際部の先生方とも相談を繰り返していました。そして、昨日2月25日(火)、オーストラリア研修に行った生徒たちを仲間に加えて、募金活動が始まることができました。昼休み、放送でコアラへの自分たちの思いを伝えたり、プラカードを準備してのスタートでした。

募金活動とは、お金を集めることだけが目的ではありません。自分たちの思いをつなげることが大切なのです。

現在、この思いが多くの生徒たちの心を動かしているようです。

和夢レット

先週の金曜日2月19日、福島市のコラッセふくしまで、「ふくしまの未来を創るFukurum基金」事業の成果発表会が開催され、郡山市の平田屋さんに協力を仰ぎながら福島県の特産品を使った和菓子の開発を進めてきた本校の日本文化部の生徒が、1年間の成果を発表してきました。

今年度、日本文化部の生徒が開発した商品名は、『和夢レット(2020バージョン)』です。『和夢レット』は、生地に郡山産「あさか舞」の米粉と酪王牛乳を使用して、東京オリンピック・パラリンピックを意識して五色の餡によるオムレット風和菓子です。

特に、餡には思い入れがあったようです。今年度、本校では「NO プラスティック」ムーブメントを展開しており、日本文化部の生徒たちも猪苗代湖の清掃に行き、環境保全のメッセージも商品開発に入れたいと強く思ったようです。そして、その時に見た猪苗代湖の清らかな水をイメージしたものが、今回の青餡だそうです。その他、黒餡には本宮産の小豆、赤餡には県の果物を代表する桃、黄餡には郡山産の南瓜、緑餡には郡山産の枝豆と、地元の食材にこだわり、試行錯誤しながら、五輪を意識した餡づくりに挑んだようです。また、手提げ袋にもこだわり、新聞紙を使用した手提げ袋を作成したようです。

最後に、日本文化部のおもてなしの「和のこころ」を、「おいしい夢」で包んでみましたと、この商品の名前の由来も話してくれました。

1年間、ご苦労様でした。

(商品概要)

あさか開成・Fukurum資料.pdf

(成果発表会の様子)

学校評議員会

先日2月19日(水)、学校評議員会が開催されました。

まず、今年1年間の各部・各学年の反省、学校経営の成果と課題について、評議員の方々に聞いていただきました。評議員の方々は、事前に配布していた評価アンケート集計結果、生徒、保護者の自由記述にもしっかりと目をとおしていただいており、貴重なご意見をいただきました。主なご意見としては、次のようなものがありました。

  • 特色のある学校なので、より一層学校PRをして欲しい。
  • 部活動が強くなってきているのは良いが、働き方改革との整合性を取って欲しい。
  • 進路に関して、具体的なことを挙げて、低学年からの指導をして欲しい。
  • 生徒、保護者の声を、次年度の学校運営に活かせるようにして欲しい。

生徒、保護者の声であがった課題について、各部・各学年でも修正を検討し、今からでもできることはすぐに実施しております。その一つが、低学年からの進路指導です。現在、1学年と進路指導部が協力して、「第1学年進路相談週間」を、二者面談、三者面談のかたちで実施しているところです。専門家である教員ですら、現在の入試制度の複雑さにはまいっているところがあります。全体では、なかなか聞きにくいことも、個別に相談する機会があれば質問しやすくなります。先日、進路指導部で、進路の先生と生徒の二者面談の相談の様子を見かけました。大学、学部の様子、入試の形態だけでなく、本校の先輩がやっていた勉強法まで話が及んでいました。

すべての声を実現できるわけではないですが、できるものから実施していきたいと考えております。

保護者のみなさま、地域の皆さまには、より一層のご指導、ご協力をお願いします。

登校日

卒業式まで、あと十日あまりとなってきました。

3年生のみなさん、新天地での生活の準備、運転免許取得など、次のステージに向けての準備は進んでいるでしょうか。

明日は3年生の登校日となっています。登校は通常どおりです。表彰式、卒業式の準備もありますので、休まず登校をしてください。

さて、本日2月19日より、啓蟄までのあいだは、雨水と呼ばれる時期です。

昨日は、今季初の本格的な積雪と思われるくらいに雪が降りましたが、今年は本当に暖かく、車の屋根やボンネットにうっすらと積もった程度で終わってしまいました。

雨水の時期は、降る雪が雨へと変わり、雪解けが始まる頃と言われています。従来、この時期、この東北の地では「春」という季節をなかなか実感として感じることはできません。しかし、今年は、この雨水の時期をあらわす「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる」「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」「草木萌動(そうもくめばえいずる)」が、ここでも実感できるくらいの暖冬となっています。

あらゆる生物が躍動する春が、間近となってきました。3年生のみなさんは、新たな生活に向けて、心躍るような期待感と、まだ経験がないものに対する不安、恐れが入り交じった状態ではないでしょうか。でも、3年前を思い出してください。同じように、期待と不安で胸いっぱいだった入学式から、はや3年、その不安を乗り越えてきました。「案ずるより産むが易し」です。

You never know what you can do till you try.

 

(昨日の雪の様子、校長室より)

前期試験、倍率決定

昨日2月17日の正午に、出願先変更が締め切られ、前期試験の最終志願者数が決定しました。

本校は、募集定員200名に対して、232名の志願者がおり、全体での倍率は1.16倍となりました。入試制度が変更されたので、昨年と単純に比較することはできないが、昨年のⅡ期の最終志願者数は236名なので4名の減となります。

どの地区でも同様ですが、都市部普通科の高校の人気が高くなっている反面、加速度的な生徒減少の影響で、専門学科の高校を中心に、都市部高校でも定員割れが起き始めている状況です。進学傾向が強く、高校までは専門的な教育ではなく、一般的な教育を求める傾向が強くなっているかもしれません。

このような状況で、各高校では、より一層の特色化が求められることになるではないかと考えています。

「不易流行」という言葉があります。

この言葉は、俳聖、松尾芭蕉が『奥の細道』の道中で、宇宙を静観した経験を礎として、旅の中で見いだした蕉風俳諧の根本理念です。この理念は、「千歳不易」の不易と「一時流行」の流行が一句の中に統一されて存在することを理想としたことから誕生したものです。

「不易」は「伝統」という言葉で表すことができるかもしれません。そして、「流行」は「革新」、「イノベーション」という言葉が当てはまるかもしれません。

どのように「革新」を生み出していくか、知恵・アイデアで勝負するしかないと考えています。

研究授業

昨日2月17日、本校で、高教研音楽部会県南支部の研究大会が開催されました。

2校時目には、本校矢野教諭による研究授業、そして、3校時目には、研究協議が行われました。年度末の多忙の中、音楽部会県南支部長の須賀川高等学校の森下校長、県教育センターの音楽担当武山指導主事も来校し、研究授業と研究協議に加わっていただきました。

非常に工夫された授業であったと感服しました。題材は、日本歌曲の「この道」です。私も知っている曲で一安心をしたが、授業の内容が非常に深いものでした。本時のねらいは、「歌詞が表す情景や心情と音楽の関わりを理解して表現を工夫する」というもので、スモールステップであらわすと、①歌詞を解釈する、②解釈と音楽の関係を考える、③それを表現する、ということになると考えます。①では、歌詞に出てくるモノの色、その色があらわすイメージ、そして、視線の動き、そして、歌詞で描かれている心情などを、個人、グループで考察をしていきました。②では、情景や心情と強弱などの曲想との関わり、一番から四番の「ああ、そうだよ」を、心情を考えながら、間や速度を工夫し、どのように表現するかを、グループ毎に考え、③の、まとまったグループから、実際の表現に移ろうとした瞬間に終了となってしまいました。生徒たちが考えた「この道」が聴けなかったは残念でしたが、非常に面白い授業でした。

研究協議では、先生方のいろいろな取り組み、アイデアが出されました。例を挙げると、「この道」の色は「白」だが、「もし、黄色だったら、どんな歌い方になるだろう」と問い掛けてみるのもどうかというものでした。

今回の授業は、アクティブラーニングに基づく授業づくりでした。音楽は専門外でありますが、非常に参考になり、楽しい授業でした。

最後に、1年3組のみなさん、ありがとうございました。

前期選抜

前期選抜の出願が昨日の正午に締め切られ、各高校の出願先変更前の出願者数が決まりました。本日より17日(月)まで、1回に限り出願先の変更が認められており、最終的な前期選抜の出願者数の確定は17日となります。

本校への出願者数は、現在のところ230名です。新たな入試ですので、昨年と比較することができないのですが、学力試験を課されるということで、昨年Ⅱ期との比較をすると、出願者数で9名の減となりました。

各中学校での説明会でもお話ししましたが、新たな入試制度のもと、受験生である現在の中学3年生は見通しが効かない中で、努力を強いられており、多くの不安があることだろうと思っています。まだ最終的な確定ではないですが、ここで、一つでも数字がでたということは、その不安を少しでも和らげる効果があるではないかと思っています。

1ヶ月を切りましたが、「まだ1ヶ月前」と考えるか、「もう1ヶ月前」と考えるかでは、大きな違いが生じます。時間は、人間に平等に与えられていますが、意識の有り様で、その長さが変わってきます。今こそ、じっくりと取り組むべき時ではないでしょうか。

頑張れ、受験生。

自分探し

学年末考査も終わり、一息ついている頃ではないでしょうか。

生徒のみなさんの中には、これからは部活動に命をかけるぞ、取り損ねた資格取得の準備をするぞ、海外研修の準備をするぞ、お腹いっぱいケーキを食べるぞなど、さまざまな思い、決意が頭の中を駆け巡っていると思います。

今年の3月から新しい高校入試が導入され、入試のための生徒休業日、そして、春休みと、生徒のみなさんの休みが増えました。それは、自分のために使える時間が増えたことになります。

そこで、私からの宿題です。「自分とは何者?」という問いに対する答えを考えてみましょう。自分一人で考えても良いです。多くの人が集まって考えても良いです。

本日、NPO法人子育て支援コミュニティプチママンの副理事長の鈴木陽子さんが学校を訪れました。2月24日(月)に郡山中央公民館で「働くってなに?仕事ってなに?」という題でワークショップを開催するそうです。高校生の参加を待っているようです。詳しくは、ボランティアの係の先生にお聴きください。

いろいろな人と話をして、意見を聞くことは大切なことです。自分と違う考えを簡単に否定せず、必ず「なぜ」という問いを付けましょう。そのようなコミュニケーションの中から、見えなかった自分が見え始めるかもしれません。

頑張れ、自分探し。

 

 

 

ラジオ

「ココラジ」での、学校PRの放送が、先週に引き続き、2回目となりました。

先週もそうですが、まず、アナウンサーの方が大変上手な方だなと感心しました。よく生徒たちの良いところを引き出しているなと思っています。私たちも見習うところが多いと感じました。また、生徒たちも、しっかりと受け答えをしており、今時の子どもは凄いと感じました。本当に、アナウンサーのアドリブ的な質問に対しても的確な返答をしています。うまく学校の紹介をしているというのが、私の大きな感想です。

今週は、本校の大きな特徴である単位制の科目選択、特に第二外国語の選択について、生徒たちの進路を交えながら、うまく説明していただきました。また、単位制の特有の教室移動についても、生徒会長の遠藤くんから、朝のHRを終えると教室移動が始まり、講座毎の授業となること、同じクラスでも、授業でまったく出合わないクラスメートがいることなどが話されました。良かったです。

放送は、周波数は79.1MHzの「ココラジ」ですが、スマホをお持ちの方は無料アプリで聞けます。放送予定ですが、学校評議員の増子様の持っている番組『雅の小部屋』(月曜日の10時)です。あと、2月17日と24日の2回残っています。あと2回が、本当に楽しみになってきました。

増子さん、大変ありがとうございます。

 

東北大会

本校女子バレー部が、令和元年度第9回東北高等学校新人バレーボール選手権大会に出場してきました。結果は、予選リーグで青森県第一代表の青森西高等学校、岩手第一代表の一関第一高等学校に負け、予選リーグでの敗退となりました。

やはり、東北大会、どのチームも「うまいな」と感じました。実力差が大きく、戦うことができない相手だとは思いませんでしたが、本校の強みをうまく押さえ込まれたなという感じです。

生徒たちは、多くの課題を持ち帰ってきたのではないかと思います。しかし、マイナスばかり考えていても前に進めません。自分たちの強みは何だったのか、成果はどのような点か、そして、課題は何か、と考えて欲しいと思います。

どの部もそうですが、この時期はノーレコードの時期となります。大会が連続し、大きな修正ができにくい時期とは違い、この時期は、基礎から作り始めることができます。ただ、自分たちの現在の位置が分かりづらく、単調な練習をすることが辛い時期でもあります。このような時期に、自分を信じて、前に進めるチームが強くなると信じています。

このことは、勉強に関しても同じことが言えます。本日で、学年末考査が終了します。できた、できなかったという現象面でなく、必ず、「なぜ」という問いを自分自身にしてください。3月は、入試期間中、生徒休業日が続きます。その「なぜ」を解決するために、一歩踏み出せる時間があります。強みを伸ばし、弱みを正し、1年間の総括と次年度への準備を始めてください。

最後になりますが、いつも大声援をおくってくださる保護者のみなさま、遠くの会場まで来てくれた生徒のみなさん、大変ありがとうございました。今後とも、本校女子バレーボール部をよろしくお願いします。

手紙

今週の初め、3年生より手紙をいただきました。過分なる言葉に、笑みがこぼれるとともに、目頭が熱くなりました。ありがとうございました。

国語担当の先生に聞いたところ、1月の最後に、お世話になった人に向けて手紙を書く授業をし、その時に作成したものですと言うことでした。生徒たちが、3年間を振り返りながら、先生方に一文字一文字に思いを込めて書き上げている姿を想像してしまいました。

自分の気持ちを文字に込め手紙を書くという行為は、メールやラインになれている高校生にとってはとても難しいものでしょう。また、自分の気持ちを直接文字として書く行為自体、自分の心が見られるようで、気恥ずかしいものではないかと考えます。

ここで、メールと手紙について、少し考えてみたいと思います。

最も大きな違いは、時間と労力だろうと思います。時間も、労力も、どちらも効率と関係するものです。前にも、旅の話で書きましたが、現代は「効率の時代」で、なるべく「ムダ」を省き、時間と労力を掛けないことが善とされる時代です。しかし、そんな時代だからこそ、敢えて手間を掛けてみたいと考えています。人と人の関係は一期一会であり、縁というものは奇跡に近いものだと思っています。出会いというものを大切にすることは、相手を大切にすると言うことで、相手からも自分を大切にしてもらえます。主客一体となった社会は、それこそ、落ち着いた平和な社会ではないかと考えます。

手紙を書く行為というものは、人を思いやる行為にもつながります。メールやラインをすべて否定するわけではないですが、ひととき、心を落ち着かせ、誰かを思いやりながら手紙をしたためる、そんな心の余裕が欲しいものです。

バレー部、出発

本校女子バレー部が、令和元年度第9回東北高等学校新人バレーボール選手権大会に向け、出発しました。

この大会は、東北地区の各県代表2チームが4ブロックに分かれ、3校による予選リーグ戦を戦い、各リーグ1位が決勝トーナメントに進出するというものです。

本校は、bブロックで、青森県第一代表の青森西高等学校、岩手第一代表の一関第一高等学校との対戦となりました。

試合日程は、次のようになります。

日 時:令和2年2月7日(金)~9日(日)(7日公式練習、8日・9日試合)

場 所:宮城県総合運動公園 セキスイハイムスーパーアリーナ

      (宮城県宮城郡利府町菅谷字舘40-1)

試合方式:1日目は予選リーグ(各リーグ1位が準決勝へ)

       本校は第2試合(予定10:30~)、第4試合(予定12:30~)に出場

     2日目が準決勝、決勝

頑張れ、バレー部。

前期選抜、出願始まる

本日より高校入試の前期選抜の出願が始まりました。今年から行われる新制度の入試が本格的に始動したことになります。

新たに始まる高校入試は、従来のⅠ期選抜、Ⅱ期選抜、Ⅲ期選抜から、前期試験と後期試験になります。前期試験は、従来のⅠ期選抜とⅡ期選抜を合わせたようなもので、特色選抜と一般選抜から構成されています。従来と大きく違うところは、前期選抜受験者全員に学力検査を課すというところでしょう。後期選抜はⅢ期選抜を踏襲したものです。

前期選抜の出願は、本日より来週の12日(水)までとなっております。出願先変更は、13日(木)より17日(月)です。

現在、マスクがなかなか手に入りづらいという話が、昨日の学校保健委員会でもでました。感染症予防にマスクは有効ですが、それ以上に、手洗い、うがいが有効であるという話がありました。現在、それほど、インフルエンザは流行ってはいませんが、受験生のみなさんは、用心には用心を重ね、手洗い、うがいを励行してください。

頑張れ、受験生。

考査、初日終了

毎年、学校では、3月が高校入試に当たるため、2月は1年間のまとめをする時期となります。そのため、連日、校内、校外での会議が続くことになります。何とか整理できないかと検討していますが、そう簡単にいくものではありません。

今週も、火曜日には佐々木PTA会長をお呼びしての服務倫理委員会、昨日は遠藤学校医、北畠学校歯科医、山田学校薬剤師の学校三師をお呼びしての学校保健委員会、その後、天田産業医をお呼びしての衛生委員会と、それぞれ1年間のまとめをしました。

昨日は、すべての会議が終了したのが、午後4時過ぎでした。少し本日の整理をして、5時過ぎに本校舎、南校舎を見回りました。昨日は、1、2年生ともに12時には試験が終了しておりますが、まだ教室には居残り勉強をしている生徒たち、先生方に質問をしている生徒たちが見られました。

私も高校時代、学校で遅くまで居残り勉強をしていました。家に帰ると、テレビ、ベット、冷蔵庫など、多くの誘惑が待っています。それを避ける意味合いもありましたが、一番の理由は友人との語らいでした。この時期は、部活動もなく、多くの生徒が居残り勉強をします。普段あまり話すことのできない部活動をしている仲間と語らいができるのも、この時期の大きな特徴です。各教科の出題傾向、山の張り方、苦手な教科の勉強法など考査に関することから始まり、進路や将来の夢、そして、今期の野球の優勝チームとその理由など、多くのことを熱く語っていた記憶があります。

頑張れ、あさか開成生。

明日から考査

いよいよ学年末考査が、明日5日(水)より始まります。生徒の皆さん、準備は万端でしょうか。

今回の考査は、週末を挟んで、10日(月)まで続くことになります。その間、遅くても13時にはすべてのテストが終了しますので、生徒は普段よりも早く帰れることになります。ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

今回の学年末考査は、3年生が1足早く終了しておりますので、1、2年生のみの実施となっています。すでに第二外国語や実習を中心とした一部の科目の試験が月曜日より実施されています。少し長めの考査期間にはなりますが、集中力を切らさないようにしてください。

少し勉強の話とは離れるですが、学生時代、旅をすることが好きでした。目的地を決めて準備をしっかりとしてという旅ではなく、ぶらりと出歩く旅が好きでした。現在、新幹線が北海道から九州まで走り、時間を掛けずに移動することが可能になりました。目的地には短時間で行き来することができます。しかし、大きなものを失ったような気がします。名も知らぬ駅で降り、見知らぬ土地を歩いてみて、その雰囲気が好きになる。安宿に宿泊し、主人から名物を教わり、食べてみる。その名物に舌鼓を打ち、その土地にちょっと興味関心を抱く。そんな旅ができなくなりつつあります。現在は「効率化」の時代です。効率よく、勉強し、生き抜くことが、成功の近道なのかもしれません。しかし、こんな時代だからこそ、敢えて回り道をしたいと思っています。ゆっくりと、じっくりと歩いてみたいと思います。時間がない、興味がないからと切り捨てるではなく、名も知らぬ「微分」を知る旅に出る。ちょっと気に入るまで、温泉にでも入りながら、「微分」の面白さを味わってみるかと、そんな余裕が学校にあれば良いなと思っています。

1、2年生のみなさん、考査、頑張れ。

帰国

2月1日(土)、パラグアイからの留学生ルイスくんが、14時05分の新幹線に乗り、帰国の途につきました。ルイスくんは1年間の留学期間を終えての帰国です。また、会津学鳳高校で1年間の留学をしていたウィルくんも、同じ新幹線でした。ウィルくんは、異地区間交流で、昨年の10月に1週間、本校で生活をした経験のある留学生です。

そのルイスくん、ウィルくんの最後のお別れに、2年5組の生徒を中心に、考査前にもかかわらず、多くの生徒が来てくれました。ハグをしながら別れを惜しみ、最後の想い出をカメラに残そうと記念撮影をする姿がみられ、改めて留学生の存在の大きさに気付かされました。

ルイスくんは、本校に来た4月には、ほとんど日本語が話せませんでした。7月初めに話したときにも、だんだんと日本語を聞き取れるようになってきたが、まだまだ日本語で返すことができませんと話してくれました。本当に、不安だったではないかと思います。しかし、この不安を、多くの生徒が、積極的に取り除こうと、いろいろな関わりをしてくれました。本当に、生徒たちのやさしさに感謝です。

今後、ルイスくんは、残りの高校生活を送り、大学への進学を考えているようです。

私からは、ルイスくんへ、是非、将来、あさか開成高校を訪ねてきて欲しいとお願いしました。ルイスくんは「日本に家族を連れてきたい。その時は、是非、あさか開成高校にも寄りたい」と返してくれました。

ルイスくん、さよなら、そして、ありがとう。

 

修了証書

放課後、ルイスくんが、校長室に、最後のあいさつに来てくれました。

ルイスくんからは「1年間、大変お世話になりました。非常に楽しい1年間でした。大変ありがとうございました」とお礼の言葉をいただきました。

私からもルイスくんへ感謝の言葉を返すとともに、是非とも本校に遊びに来てくださいと再会の約束をしました。

最後に、私より、ルイスくんへ、修了証書を手渡しました。

ありがとう、ルイスくん。

 

フェアウェルパーティー

本日1月30日(金)、1校時目、日本語の授業で、今年度パラグアイから来た留学生のルイスくんのフェアウェルパーティー、そして節分のお祝いをしました。

「節分」とは、季節の変わり目を示す言葉です。本来は、すべての季節での変わり目を指す言葉ですので、立春、立夏、立秋、立冬と4回あるはずですが、現在は立春のみが残っているようです。

今回の授業では、日本語の授業を担当している矢内講師より、節分についての説明を受けました。その中で、炒った豆を食べるのは、芽を出させないようにするため、つまり、邪気を燃やすことで悪い芽が出ないようにするためだと教わりました。そして、豆には、米よりも粒が大きいためにより多くの精霊が宿るとされ、また、豆は、「摩目」、つまりは「魔の目に豆をぶつけ、魔を滅する」という意味があることも知りました。また、みなさん、鬼がなぜ角があり、虎柄のパンツをはいているのか、知ってますか。鬼がいるとされる方角、つまり鬼門が東北の方角で、その方角を十二支で表すと「丑」「寅」の間になるそうです。そこから、鬼は、丑の角を持ち、寅の毛皮をまとっていると考えるようになったようです。季節の行事を、その由来とともに祝うことは、日本の文化を再発見することつながります。少し心が豊かになったような気がします。

今回は、ルイスくんのお別れパーティーでもあります。ルイスくんは、日本語も上手に話すことができるようになり、さらに、ひらがな、簡単な漢字が読め、簡単な日本語ならば書けるようにもなりました。私も、素晴らしいメッセージカードをいただきました。毎年のことではありますが、この留学生の順応力には驚かされるばかりです。ルイスくんにも、たくさんの苦労はあったと思いますが、1年間、私たちと一緒にいてくれて、本当にありがとうございました。心より感謝します。

ルイスくんは、明日14時5分の新幹線で、郡山を離れることになります。本日は、あさか開成高校での最後の日となります。いっぱい、いっぱいの想い出をつくってください。

ありがとう、ルイスくん。

 

告知

12月にも紹介しましたが、放送が近くなってきましたので、再度お知らせしたいと思います。

8月に続き、学校評議員の増子澄子様のお誘いで、ラジオをとおして学校をアピールする運びとなりました。増子様、大変ありがとうございます。

放送予定ですが、

 放送局は ココラジです。

 周波数は 79.1MHzですが、スマホをお持ちの方は、無料アプリで聞けます。

 放送予定ですが 増子様の持っている番組「みやびの小部屋」での放送です。

 放送日時は、次のとおりです。

  2月 3日(月) 10時より10時20分まで

   ◎学校全般について

  2月10日(月) 10時より10時20分まで

   ◎単位制、授業について

  2月17日(月) 10時より10時20分まで

   ◎学校での生活について

  2月24日(月) 10時より10時20分まで

   ◎中学生に向けて

 再放送もあります。

  2月 5日(水) 10時40分より11時まで

  2月12日(水) 10時40分より11時まで

  2月19日(水) 10時40分より11時まで

  2月26日(水) 10時40分より11時まで

今回のラジオ出演は、生徒会役員にお任せしました。3年生は、前生徒会長 安齋麗(うらら)さん、前生徒会副会長 佐藤和世さん、2年生は、現生徒会長 遠藤颯人さん、1年生は、生徒会副会長 人見綾音さんです。スペシャルゲストとして、ある先生も出演もあります。ラジオを聴いて、誰か当ててみてください。

記憶

本日で3年生の学年末考査が終了します。また、昨日より、1、2年生は考査1週間前となり、職員室の入室や部活動が制限されています。

「季節感」、「区切り」というものは、非常に大切なものだと思っています。春に蒔かなくてはいけない種を、秋に蒔いても実る可能性が低くなってしまいます。やはり、やるべき、まとめるべき時期にしっかりとまとめをすることは大切なことなのです。

ここで、ドイツの心理学者ヘルマン・エビングハウスの忘却曲線を紹介しましょう。忘却曲線とは、時間とともに記憶が変化することで、簡単に言えば、忘れていく割合を表したものです。その実験では、覚えた情報が20分後に42%、1時間後に56%、1日後に74%、1週間後に77%、1カ月後に79%、忘れ去られてしまうことでした。1時間で、半分以上忘れてしまうのです。ここから導き出されるものは、忘れる前に、定期的に反復して復習することが効果的ではないかということです。暗記科目は前日にやればいいと思っていませんか。暗記科目も定期的に復習すれば、より定着率が高くなるということなのです。

また、私が注目したのは、1ヶ月経っても20%の情報を覚えているという事実です。どうせ、忘れるからやらなくていいと考える人いませんか。放棄すれば、定着率は0%です。苦手であっても、この時期に、一生懸命覚えようと努力すれば、定着率は決して高くはないですが、情報は脳の中に定着しているのです。この違いは、後で大きな差になってくると考えます。

男子校だったせいか、私が高校の頃は、力業で、ものごとを覚える方法が流行っていたと記憶しています。具体的には、ひたすら書いて覚えていたということです。脳だけが記憶するのではなく、筋肉にも記憶装置があると豪語していました。また、脳は冷やすと記憶力が伸びると信じ、放課後、仲間たちと、寒い教室で勉強をしていたのを思えています。バカな文系たちがよく考えることです。でも、そんなバカな仲間たちと、3年間過ごした高校生活はとても楽しいものでした。

女子バレー部、準優勝

うれしい報告がありました。

昨日、16時少し前に、いわきより福島県高等学校新人体育大会バレーボール競技を終えた女子バレーボール部の生徒たちが帰ってきて、校長室に報告に来ました。

見事、準優勝に輝き、東北大会への切符を手に入れることができたという報告でした。本当におめでとうございます。

本校の女子バレーボール部は、飛び抜けたスター選手がいるわけでもなく、平均身長が高いわけでもないでもありません。自分を信じ、仲間を信じて、多くのものにチャレンジし、得た勝利だと思っています。この勝利は、本校の他の部活動にとっても、大きな励みなると感じています。

主将の太田明里さんからは、「優勝を目指していたが、その夢は果たすことができませんでした。まだまだ足りないものが沢山ありますので練習します」と話してくれました。

優勝したのは、今回も常勝の郡山女子大学附属高校でした。おめでとうございます。女子大附属高校は、地区大会、県大会でも、いつも、大きな壁として存在し、各校の目標にもなっている高校です。女子大学附属高校、郡山東高校などの強豪校が県南地区に存在することは、地区大会から高いレベルでの試合ができるということです。本人たちの努力もさることながら、本校が強くなれた要因が、そこにあるではないかと思っています。

今回の東北大会では、1つ上のレベルでの試合を経験し、自分たちの良さ、課題をしっかりと感じてきて欲しいと思っています。大会は、2月7日(金)からですので、学年末考査と丸かぶりとなります。しかし、強くなるということは、こういうことなのです。

最後になりましたが、いつも大声援をおくってくださる保護者のみなさま、遠くの会場まで来てくれた生徒のみなさん、大変ありがとうございました。今後とも、本校女子バレーボール部をよろしくお願いします。

頑張れ、女子バレーボール部。

バレー部

現在、いわき市総合体育館で、福島県高等学校新人体育大会バレーボール競技が行われている。本校の女子バレーボール部も参加している。今年は、この女子バレーボール部の練習の成果が、ようやく目に見えるものとしてあらわれた1年ではなかったかと思っている。

昨年度は実力が付いてきたものの結果がでなかった。県大会では一勝もできなかった。迷い、苦しみ、涙していたことを覚えている。試合の度に、何とか、この子どもたちを勝たせてあげたいと祈ったものである。

時代が令和となり、最初のインターハイ県大会では、やっと成果が実り始めた。3位となった。しかし、東北大会をかけた代表決定戦では、聖光学院高校に敗退し、出場を逃してしまった。その後、県総合体育大会でも、ベスト4をかけた試合で、聖光学院高校に敗退し、ベスト8止まりとなった。そして、FTV杯でも、ベスト4をかけた試合で、郡山東高校に惜敗した。

ライバルの存在というものは、時に、自己を大きく成長させることがある。聖光学院高校、郡山東高校などは、本校にとっては大きな壁であり、目標とする高校でもある。そして、この目標に向かって進むことが、自己の成長させることにもつながっていく。

本日は東北大会をかけた試合となる。気を抜かずに、真っ直ぐ前を見て、進んで欲しい。

頑張れ、バレー部

学年末考査

3年生の学年末考査が、本日より30日(木)まで、3日間実施されます。

予報どおり、本日は朝から雪が降っておりますが、思ったよりは少なくて安心しております。

3年生のみなさん、試験の準備はしっかりできているでしょうか。通常の考査とは違い、5校時目に実施される科目がありますので注意をしてください。

3年生は、この学年末考査が終了すると、2月は自宅学習に入ります。もう本当に、指折り数えるほどしか、学校に来る機会はありません。有終の美を飾るためにも、最後の最後まで頑張っていただきたいと思います。

また、1、2年生のみなさん、安心してはいけません。みなさんも、2月5日(水)より、学年末考査となります。明日で1週間前です。1年間のまとめとして、しっかりと取り組んでください。

頑張れ、3年生。

頑張れ、1、2年生。

 

(本日、7時ごろの前庭の様子)

「違い」を受容する力

一昨日1月22日(水)、郡山市立桃見台地域公民館中村隆志館長の校長室訪問がありました。今回の訪問は、今週の初め20日(月)に行われた桃見台地区の食生活改善推進員による『若者に対する食育講座』に対する御礼と今後の本校と公民館の「連携・協働」についてのお願いでした。

これからの時代、少子化や過疎化、地域コミュニティの希薄化や分断など、地域が抱える課題はより大きくなっていきます。今後、学校は、地域に支えられているだけでなく、地域の一員として地域に積極的に貢献するという考え方を持って行動することは大切なことだと思っています。

本校は、主にボランティア活動をとおして地域とのつながりをつくってきました。年間、延べ人数として600名を超える生徒が何らかのボランティア活動をしております。特に、重視しているのは、本校の所在地である桃見台地区とのつながりです。特にお世話になっているのが、桃見台地域公民館や桃見台保育所です。

本校がボランティア活動を重視するのは、社会の一員という意識を持ち、少しでも社会に貢献する気持ちを育成したいということともに、「違い」を受容する力をつけて欲しいという願いからです。国際交流では、「違い」を感じながらも、その違いを乗り越え、つながりをつくることが大切です。世代間交流も同じことです。高齢者、幼児との交流で感じた「違い」を、しっかりと自分の中に落とし込み、今の自分の、社会の何を変えたら、豊かなつながりを持った社会となるかを考えることが大切なのです。国際交流にしても、世代間交流にしても、単に頭で考えるだけでなく、体験し、違和感を感じ、そして考え、行動する、それが基本ではないでしょうか。

今回、中村館長は、今までの本校と桃見台公民館の活動を活かしながらも、今後は、アクティブラーニングの考え方を取り入れ、「開かれた課題に主体的・対話的に臨み、世代間交流を意図した協働的な取り組み」にパワーアップしていきたいと話してくれました。そのためにも、高校では、「①地域の課題への理解、②高校生の視点からの提言、③主体的なボランティア」について、どのように探究できるのか考えて欲しいということでした。なかなか高いハードルです。従来の「指示された」ボランティアから「提案し、協働できる」ボランティアに変化する必要があるからです。中村館長には、少し時間がかかるかもしれませんが、今までのかたちを活かしながら、少しずつ試行錯誤して、前へ進んでいきましょうとお話をしました。

 

(『若者に対する食育講座』の様子)

1月20日(月)、桃見台地区の食生活改善推進員4人の皆さんに教わりながら、本校の「食文化」選択の3年生が、「塩レモン焼きそば」をつくりました。この中には、今後、一人暮らしをする生徒もおります。食は、体・心の両面の健康をつくる大切なものです。今回学んだことを、新たな生活にしっかりと活かしていきましょう。

食生活改善推進員の皆さん、大変ありがとうございました。

うれしい報告

昨日1月21日(火)、1年生の吉田実祝(みのり)さんが、放課後、校長室を訪れ、うれしい報告をしてくれました。

吉田さんは、現在、竹内ひとみバレエスクールでバレエを習っているそうです。今回は、1月3日(金)から8日(水)まで東京のメルパルクTOKYOで開催されたNBA全国バレエコンクールに出場し、高校生の部で5位に入賞したという素晴らしい報告をいただきました。吉田さん、大変おめでとうございます。

吉田さんは、「今回入賞できたことはうれしいですが、まだまだ自分には多くの課題があり、その課題を一つひとつ克服していきたいと思っています。」と今後の意気込みも話してくれました。

夢を追い続けることは、簡単なことではありません。壁を一つ乗り越えることによって、また、新たな高い壁が見えてきます。吉田さんも、今、この苦しみと闘っているのかもしれません。しかし、自分自身を信じ、今の自分を乗り越えようと努力している人は、とても輝いており、ステキだと思います。

頑張れ、吉田さん。

 

新春の花、第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の原愛澄さんとパラグアイからの留学生ルイスくんの作品が正面玄関を飾っています。

今回は、ストック、スイートピー、モンステラを使用した作品となっております。白のストックとピンクのパステルカラーのスイートピーがとってもかわいらしい作品となっています。

原さんからは、「花が小さいので、どのようにまとめ上げたら良いか、悩みました。春をイメージした、卒業を意識した作品に仕上がったと思います。」とコメントをいただきました。

確かに、スイートピーの花言葉は、別れを思わせるものが多いようです。花の形が蝶の飛び立っている姿に似ていることから、「門出」、「別離」などの花言葉がつけられたようです。

新春にふさわしい2作品となっています。

今年も、生徒に感謝です。

(原さんの作品)

(ルイスくんの作品)

最後のセンター試験

18・19日と行われた大学入試センター試験が無事終了しました。受験した3年生は、現在、自己採点をしている最中です。

今年は大学入試センター試験の最後の年となりました。来年からは、大学入学共通テストが始まります。英語の民間検定試験導入の延期、記述式問題の出題延期など、昨年は、いろいろと振り回された年でありましたが、受験生にとって、わかりやすい入試をお願いしたいものです。

さて、「荒れるセンター試験」と言われますが、今年も例年にない穏やかな天候でした。特に2日目は、お日様もさして、暖かささえ感じるような日となりました。受験生にとってもこの上ない日和ではなかったと感じました。両日とも、生徒の激励のために郡山女子大へ行ってきました。3年生の先生方、教頭先生、進路指導の先生も応援に駆けつけていました。最後の神頼みと言うことで、「きっと願いが叶いますように」と願いを込め、縁起物のチョコレートを配りつつの応援でした。

先日も書きましたが、私は共通一次世代です。それも宿泊を伴っての受験でした。今でも、はっきりと覚えているが、共通一次テスト前日の出陣式です。雪の中、裸足で応援団が、3年生に向かって檄を飛ばしてくれました。大変うれしかったのを覚えています。そんなことがあり、今は、何かに果敢に挑戦しようとする生徒たちの応援者になれればと思っています。

頑張れ、受験生。