あさか開成 校長雑感

校長より

1年生国際理解講座

昨日、1年生で、総合的な探究の時間で、国際理解講座が開催されました。

今回は、「共存とは~国際協力に取り組む人々のお話」という演題で、国際協力にかかわっている方をお呼びして、お話を聴くものでした。より近くで、現地の人々との関わりや国際協力の具体的な活動の話を聞いてもらうために、クラス毎の講演となっています。

各クラスの講師と講演の内容は次のとおりです。

1組 宍戸仙助氏(NPOスーエスアールスクエア) ラオスでの活動

2組 伊東瑞歩氏(郡山市国際政策課) ブータンでの活動

3組 長谷川辰雄氏(JICA) パラグアイでの活動

4組 篠原優氏(JICA) ガーナでの活動

5組 菅野千里氏(JICA) フィリピンでの活動

私は1組の宍戸氏の講演をお聞きしました。

宍戸氏は、東南アジアの山岳少数民族の子どもたちのために活動をしている方です。この山岳少数民族はとても貧しく、学用品を買えない子ども、学校へ行けない子どもたちが沢山います.学校自体がないところも沢山あります。そんな子どもたちへ、学用品を贈ったり、学校を建設するための活動をしているそうです。

その貧しい子どもたちが、逆に日本の子どもたちのために支援をしてくれた話には涙ができました。そうです。あの東日本大震災です。東日本大震災を知った山岳少数民族の子どもたちは、いままで助けてもらったお礼にと、お小遣いの全額、お金のない子どもは親を説得して米や鶏を持ち寄ってくれたそうです。集まったお金は49万ドン。日本円ではいくらだと思いますか。たった1900円だそうです。しかし、宍戸氏はいいました。「額ではない。このお金には、優しさに満ちあふれた思いがつまっている」、そして続けて、「このお金を両替することはできない。この思いを伝え続けることが、私の使命だと思っています」と。

宍戸氏は、もう一つ、1年生に思いを伝えました。

オーストラリア人のニック・ブイチチさんの動画をとおして、挑戦することの意味について考えさせてくれました。YouTubeでも見られますので、是非とも見てください。

台風19号②

15日(火)段階では、郡山駅を発着するJRの各路線、郡山市内を通る福島交通のバス等、すべての公共交通機関がストップしていましたが、16日には磐越西線(会津若松-郡山間)、17日(木)には市内を走る福島交通の路線バスの一部、そして18日(金)には東北本線の一部(安積永盛-本宮間)が、運転を再開しました。磐越東線、水郡線は、もう少し時間がかかるようです。

詳しくは、以下の情報を確認ください。

 JRの運行状況 https://traininfo.jreast.co.jp/train_info/tohoku.aspx

 福島交通の運行状況 https://www.fukushima-koutu.co.jp/

 

交通機関だけ考えると、少しずつではありますが、多くの生徒が学校に戻れる環境がつくられてはきました。しかし、すべての生徒が学校に来ることができる状況でないことも確かです。

学校は、15日(火)より通常授業をしています。

昨日は、2学年では、12月に実施される修学旅行の説明会が実施されました。修学旅行の行き先は台湾です。この修学旅行が、初めて海外旅行になる生徒も多いでしょう。生徒の中には、JRが動かない中、無理をして、この説明会に来た者もいました。久々の登校だったので声をかけました。「たった5日間でしたが、本当に長い5日間でした。友達に会えて、本校にうれしかったです」と笑顔で返してくれました。

あるべき場所に、居るべき者が居る。震災以後、こんな簡単なことが難しいと思えるようになってきました。

だからこそ、学校だけは、不安を取り除け、安心を与える場所であり続けたいと思っています。

台風19号

この度の台風19号によって被災されましたみなさまに、心よりお見舞い申し上げます。みなさまが一日も早く普段通りの生活を取り戻せることをお祈り申し上げます。

市内では複数の学校が休校となっているところもあるようですが、本校は本日より普通授業を再開しております。ただ、JRが完全にストップしている状況、幹線道路も通行止めが続いているところもあり、多くの生徒が登校できない状況です。

多くの生徒が不安な3日間を過ごしたことだろうと推察しています。本校生徒の中にも、すでに被災したと申し出た者もおります。しかし、県でも全体的な被害の把握が難しいようですが、本校でもすべての被害の状況が判っているわけではありません。

お知らせにも掲載しておりますが、今回の台風で被災したり、通学が難しい生徒は、学校に連絡をください。出席停止として取り扱い、欠席とはなりません。また、被災された生徒で、制服が汚れたりや学用品が使えなくなった者も、学校に連絡をお願いします。

最後に、通行できない道路も多数ありますので、学校に来た生徒はくれぐれも安全第一での対応をお願いいたします。

短期留学生④

本日10月11日(金)、7校時目に、秋季短期留学生に対する学校全体の歓迎会が開催されました。

まず、国際交流委員長の圓谷玲奈さんより歓迎の言葉があり、その後、短期留学生5人の名前、出身、所属クラスが紹介されました。2年生、3年生にとっては、公式には初めての対面となります。

 1-1 ミューニクさん(タイ)

 1-2 ハーナーさん(タイ)

 1-3 マーティナさん(ポーランド)

 1-4 カズキくん(ウルグアイ)

 1-5 ジェゾン(フランス)

そして、短期留学生5人がそれぞれが自己紹介をしました。カズキくんは、ハーフですので、とても日本語が上手でした。

最後に、歓迎セレモニーとして、本校のよさこい部による歓迎の舞が披露され、終了となりました。

1週間が過ぎ、留学生も学校に大分慣れてきたようです。クラスでも、積極的に会話を楽しむ姿が見られるようになってきました。来週は、遠足があります。また、大きな想い出ができそうな予感がします。

頑張れ、留学生。

OCTOBER CELEBRATION

ALTのカイラ先生が、放課後、南校舎2階の廊下で作業をしていました。

何をしているのか聞いてみると、「10月の世界のお祭り」ですと笑顔で答えてくれました。生徒たちに、少しでも、英語について、異文化について、興味を持ってもらおうと、資料をつくり、そして掲示していたのです。

そこには、本校でも10月恒例のお祭りの「ハロウィン」、そして、メキシコの「Día de Muertos」(「死者の日」)やドイツの「OKTBERFEST」(「ビール祭り」)、インドの「Diwali」(「光のフェスティバル」)、アメリカの「Harvest Fairs」(「収穫祭」)の資料が展示されていました。

ハロウィンとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているお祭りのことで、もともとは秋の収穫を祝う行事であったと言われています。現代では、特にアメリカ合衆国で民間行事として定着しています。本校でも、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったりします。また、子どもたちが「Trick or treat」と唱えて、近隣の家を訪れてお菓子をもらったりする風習でも有名です。

「Día de Muertos」は、メキシコのお祭りです。話題になった映画『リメンバーミー』でも有名になりました。がいこつを飾ったりするお祭りは、日本では考えられないようなものです。日本のお盆のようなものだと言われています。

10月は、実りの秋と呼ばれる季節です。これら秋のお祭りの根底には、実りに対する感謝の気持ちがあります。また、その感謝の気持ちを家族とともに祝うことが大切だと考えているようです。生徒の皆さん、それぞれのお祭りの意味を調べ、カイラ先生とお話をしてはいかがですか。

ちょっと話はずれますが、3年生でも、少しずつではありますが、実りの秋を迎えた者がでてきました。家族と自分の将来について話す良い機会かもしれません。

ありがとう、カイラ先生。

モーモーおこわ

昨日10月9日(水)、牛乳・乳製品利用料理コンクール県大会が福島市で開催され、本校3年生の中川翔月(はづき)さんの「~福島発~腹くっちーモーモーおこわ」が優秀賞に選ばれ、11月に仙台市で行われる東北大会に出場することが決定しました。最優秀賞は小野高校の1年生でしたが、2人で全国大会を目指して切磋琢磨して欲しいと願っています。

この大会は、県牛乳普及協会の主催で、牛乳など乳製品の消費拡大をねらい、高校生以上を対象に牛乳、ヨーグルト、チーズなどを使った料理を募集したものです。700点の応募から1次審査を通過した10人が最終審査に臨みました。今回、本校では、中川さんの他に、2年生の小林海斗くん、横山碧都くんが1次審査を通過していました。

最終審査に、男子生徒が3名残ったというのも珍しいことだったようです。そのうち、2名が本校生徒です。海斗くんの「クリームチーズと干し柿の春巻き」、碧都くんの「山椒香るホワイト麻婆豆腐」とも、参加者、審査委員には大変好評だったようです。海斗くんの作品は、参加者全員が完食した作品のようで、おいしさは抜群のようです。碧都くんは、とても料理になれているようで、手際よく調理をしていたことが審査員には好評だったようです。これからの時代、男女が本質的に共生する時代へ入ってきます。メニューを考え、そして料理をし、そして後片付けをこなすことは、男子の心得なのかもしれません。

まずは、中川翔月さん、おめでとうございました。

そして、海斗くん、碧都くん、今後も頑張ってください。

作ってきたもの、作っていくもの

この題は、今年の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマ「共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~」の一部です。私たちは、これからの人類にどのようなレガシー(遺産)を残すことが大切なのでしょうか。こんなことを考えながら、今年の一日一日を過ごしています。

今日の朝は、非常にうれしいことが2つありました。

1つめは、新生徒会役員による朝のあいさつ運動です。最初は、生徒指導部、PTAの登校指導と同じように、10月第1週だけかなと思っていましたが、今週になっても継続しています。前生徒会役員がやっていた朝のあいさつ運動を継続するようです。あいさつはコミュニケーションの始まりとなるものです。大きな声で、軽やかにあいさつをされれば、誰でも気持ちが明るくなります。1日が楽しく始まります。あいさつには不思議な力があります。

これは、今後も残すべきレガシーだと考えます。

2つめは、バレーボール部による清掃活動です。時々、自分たちのホームである第一体育館の入り口の清掃活動をしているようです。秋になり、落ち葉が気になる季節になってきました。非常にありがたいと思っています。

これも、残すべきレガシーです。

本校は国際関係の学校として、残すべきレガシーは「違和感を持ったものに対する行動力」だと思っています。あいさつができなかった。入り口が落ち葉で汚れていた。何か、違和感を感じたとき、自分が何ができるかを考え、行動することが大切です。この考える力、行動力が、本校では大切なのです。自分一人でなきないときは、仲間を探しましょう。これも行動力です。学問も同じです。試験で点数をとるためだけに学問があるのではありません。多くの人々を幸せにするために学問があるのです。多くの留学生と話がしたいが言葉が分からない。これも違和感です。外国語を本気で学びましょう。必要なときに、必要なものを学べる機会を、単位制である本校は持っていると思っています。

頑張れ、あさか開成生。

 

 

こおりやまスイーツ街道④ 番外編

本校は、8月に行われた、高校生がご当地食材を使ったオリジナル料理を競う「第8回ご当地!絶品うまいもん甲子園」の北海道東北エリア大会で敗れてしまいました。しかし、同大会は、単にオリジナルメニューを競うだけではなく、地産地消をすすめ、食と農に関する分野で活躍しようとする高校生を応援するものでもあります。

そこで、さる9月28日(土)、本校生徒は、同大会の協賛企業である食品原料卸売会社タテノコーポレーション(東京)さんが企画した食と農を学ぶ体験型研修「楽しく学ぼう食と農」に参加してきました。

今回和菓子づくりに挑戦している日本文化部の生徒も、商品開発のヒントになるものがないかと、この体験型研修に参加したようです。日本文化部の1年生からは、食品製造、農業体験は初めての経験だったのでとても新鮮でしたと、感想を聞かせてくれました。

まず、三春町の「TO―FUCafeおおはたや」さんの工場見学でした。大豆を一粒一粒とても大切に扱っており、捨てるものをなるべく少なくしようとしている、おおはたやさんの姿勢にとても感動したそうです。この生徒は、自分自身も、将来、食にかかわる仕事がしたいということで、フードロスの問題が以前より気になっていたようです。豆腐づくりで出るおからでケーキ、ドーナッツづくりへ、そのように食材の持っている力を最大限に活かし、いろいろな発想で無駄をなくしていくことは大変参考になったようです。また、丁寧な手作業にも感動したようです。商品に愛着を持ちつくるということはこういうものだと、多くのものを学んだようです。その後、いわきに移動し、実際に畑の中に入り、白菜の定植作業を手伝ってきました。このときの感想を、農業がなければ食生活もないと、農と食の関係の深さを話してくれました。輸入のみに頼ると、野菜の一番のおいしさを逃すだけでなく、日本人が従来より大切にしている「旬」という感覚がなくなってしまうのではないかと危惧していました。日本人は、季節毎に、旬の食材を使い、食を楽しんできたのはないかと強調していました。今後、この経験を商品開発に必ず活かしたいと強い意気込みを話してくれました。

がんばれ、日本文化部。

PS

令和元年度も、現在、前半から後半への移行期で、学校全体の取り組みも、「NOプラ」から「平和」へ移行しつつあります。「NOプラ」を考えた場合、現段階では、プラスティック商品を少なくすることはできても、すべてなくすことはできないと思っています。では、どうしたら良いのでしょうか。話の中で出てきた「無駄」という言葉が、とても印象に残りました。極力、リフューズをする。そして、リデュース、リユースに心がける。いままでのフレームワークをすべて見直し、新たなる発想で、新たなる価値観で、世界を構築していくのも、ファンで、セクシーなのかもしれません。

10月の花 第3弾

1年間の留学生のルイスくんと、授業「日本の伝統文化」の3年生の三瓶莉苑さんの作品が正面玄関を飾っています。

ともに、オンシジウム、小菊、ドラセナを使った作品ですが、趣は大きく変わっています。

オンシジウムは、洋ランの仲間です。鮮やかな、ひらひらとした、たくさんのかわいらしい花を咲かせます。原産は、熱帯地方で、明治時代に伝わってきたようです。黄色の花のオンシジウムが有名だと思いますが、ピンク、白、赤、オレンジの花もあるようです。今回の主役となる花です。

ルイスくんは、だんだんと生け花がうまくなってきたと感じています。基本に忠実に、非常にわかりやすく、生けてくれます。今回の作品では、中央に主役であるオンシジウムを少し背に高めに設定して、足下に紫の小菊を添え、まわりにドラセナを配置して、黄色のオンシジウムを引き立たせています。ドラセナも、前後左右のバランスを考えて、シンメトリーにならないように気をつけ、リズムを作り出しています。

莉苑さんの作品は、個性的な作品となっています。オンシジウムを少し前傾させて、オンシジウムを引き立たせています。むらさきの小菊も、よりオンシジウムの近くに置いて、黄色をより際立たせています。そして、思い切ったのは、ドラセナの使い方です。オンシジウムと同じように前傾させたものや垂直に立たせたものとを組み合わせ、より空間を広く見せるとともに、大きなリズムをつくりだし、おおきな躍動感を感じさせるものになっています。

今回も生徒に感謝です。

(ルイスくんの作品)

(莉苑さんの作品)

韓国研修 番外編

うれいことは、突然舞い込んで来るものです。

9月24日から28日まで韓国研修へ行っていた4人から、本日、葉書が届きました。日付からみると、27日に投函されたものです。本日は10月8日です。国際郵便は、こんなに時間がかかるのですね。

もうすでに帰国しているのに、いまさら葉書なんてと思うかもしれませんが、私にとっては大切な宝物です。この4人の生徒たちとは、夏の韓国訪問でいろいろな体験をしました。この体験を踏まえて、出発式では、より一層のチャレンジをして欲しいと檄を飛ばしました。解散式では、とても充実した内容だったと聞き、大変嬉しくなりました。この葉書は、ただの葉書ではありません。研修、まっただ中の葉書です。文字から、その充実振りがにじみ出しています。いい研修だったと想像がつきます。

本当に頑張ってきました。ありがとう。