あさか開成 校長雑感

校長より

1、2年生の履修指導、開催

本日5月16日(木)の6・7校時、明日17日(金)の5~7校時の時間に、1・2年生を対象とした履修指導が行われます。

本校は、単位制の高校のために、生徒の多様な興味・関心や個々の進路希望に対応できるように、多様な教科・科目が用意いております。そのため、来年どのような科目を選択すべきかという履修指導が大切となってきます。履修指導は、生徒個々の興味関心や進路希望に応じた科目選択ができるように、16日の本日は、教務的観点から教務部、各教科主任より科目の特徴、系統的な学びをするための選択についての説明がなされます。そして、17日の明日は、進路指導部より、進路的観点から1年生については全体に、2年生については進路希望別に分かれ、進路実現のために必要な科目選択等について説明が行われます。

今後の日程としては、5月20日(月)から31日(金)まで、クラス担任よる個別の面接指導が行われます。その後、保護者に科目選択について確認してもらい、6月21日(金)には次年度の科目登録が終了することになります。

この履修指導、履修登録は、将来の進路にも関わる選択ですので、将来どのような職業に就きたいのか、そのためにどのような進路を目指し、どのような科目選択をするのかなど、ご家庭でもお子様とよく話をいただければ幸いです。

インターハイ地区大会、終盤へ

熱戦を繰り広げているインターハイ地区大会も、本日から始まったソフトテニス競技団体戦で最後になります。

各競技会場で、大きな声援を送っていただいた保護者の皆さまに、改めて感謝いたします。

1960年のローマ、1964年の東京で金メダルをとったアベベ選手は、「晴雨なく、運不運なし」という言葉を残しました。たゆまぬ努力をする者は、晴雨の天候も、運の良い悪いも関係ないというのが、この言葉の意味でしょう。

あの1点さえ、取っていれば、流れは変わっていただろうと思うときがあります。

しかし、その1点を取るために、あらゆる選手が努力を惜しまない訳で、その1点を取るために厳しい練習に耐えているのだと言うこともできます。運不運が全くないとは、言いません。しかし、運不運という考え方、言葉に流されない、確固たる気持ちを培うのも、普段の練習、生活の仕方なのかもしれません。

人は敗れた試合からしか学べないと思っています。敗戦には必ず原因があります。将来に向かい、実力を伸ばし向上していくためには、同じ失敗を繰り返さないように、その敗因を徹底的に分析する必要があります。県大会の出場権を得たチームは、もう一度冷静に自分たちの試合、自らのプレーを点検、分析、そして評価すべきであると考えています。

あさか開成高校、そして県中地区、県南地区代表のチームが、大いに県大会で活躍することを期待します。

令和、最初の花

令和元年度、最初の花が正面玄関を飾っています。授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の三瓶莉苑さんの作品です。

今回の作品は、ピンクのつりがね草と紫のスターチスを、鮮やかなグリーンの葉のソケイが際立たせています。

もしかすると、ソケイの方が主役なのかもしれません。小さな黄色の花がとてもかわいらしく、しっかりとしたグリーンの葉の色とのコントラストがとても良い感じで、枝振りもとてもしっかりして、広がりや奥行きを感じさせてくれています。

来客数が増えてきた正面玄関に、春のいろどりを添えていただきました。

令和も、生徒に感謝です。

 

インターハイ地区大会の応援

現在、各地で、インターハイ地区予選の熱戦がくりひろげられています。

土曜、日曜と、会場の視察と生徒の応援に郡山の開成山陸上競技場、西部体育館、そして、須賀川、白河と、各地の試合会場を回ってきました。

そして、本日は郡山総合体育館で始まったバドミントンを応援してきました。バドミントン女子は、午前中の試合で勝利し、ベスト4以上が決定しました。

スポーツを愛し、直向きにプレーする姿は、美しく、感動するものです。直向きにプレーする姿のみを観ていたいのですが、スポーツには勝敗が付きものです。勝敗がすべてではないですが、勝敗があるからこそ、直向きにプレーする美しさを観ることができるのだとも感じています。

まず、県大会の出場権を得た生徒には大いに賞賛の言葉を送りたいと思います。また、敗者についても、これまでの頑張りと再挑戦に激励を送りたいと思います。

最後に、いままで支えてきたマネージャー、応援に駆けつけている保護者の皆さん、そして各競技の運営を尽力している先生方に、改めて感謝を申し上げます。

海外留学説明会

本日よりインターハイ地区予選が本格化し、各地をまわり、生徒の活躍の様子を見てきました。卓球部は、本日が最終日で、すでに団体戦を終え、男子団体が5位、女子団体が3位という結果となりました。女子は、ここ数年、団体での県大会出場ができず、悔しい思いをしていたので、大変嬉しい結果となりました。

また、本日は、放課後、海外留学説明会が実施されるということで、急いで学校へ帰ってきました。その理由は、本日の説明会で、安積高校2年生の渡部めぐさんのドイツ留学の実体験を聞く機会があり、どうしてもそれを聞きたかったからです。留学を終えた渡部さんからは、将来の目標が決まったこと、沢山の友達ができたこと、自分の意見を主張する大切が知ったこと等、留学で得た大きな成果を聞くことができました。また、多くの国が隣接するヨーロッパへの留学は、いろいろな文化に触れる機会があり、自分にとっては良い選択であったことも聞くことができました。

留学の意義は、言葉の習得ということもありますが、異文化に直接触れ、違いを学ぶことが大きいと思っています。特に、ヨーロッパは、多くの国があり、それぞれの文化が存在するところでもあります。そのことにおいては、渡部さんは大きなものを得てきたのではないかと思っています。

渡部さんに、感謝です。

共存と共生

本日も、総合的な学習(探究)の時間で、各学年で講演会が開催されました。

1年生は、総学に関するオリエンテーションで、国際部より今年の総合的な探究の時間についての説明が行われました。2年生では、台湾への修学旅行に向け、事前研修を兼ねた講演会が開催されました。3年生は、「共存 ~働きがいのある社会とは~」の演題で、福島大学総合教育研究センターの五十嵐敦先生による講演会が開催されました。

共存と共生の違いは何でしょうか。

共に存在すること、共に生きること、あまり違いがないように感じられます。しかし、そこには大きな違いがあります。共に存在するためには、もしかしたら、無関心であることが一番平和なのかもしれません。良く生徒に「子供は残酷で、大人は優しいというのは思い違いだろう。子供は、周りの人間が気になっているために、いろいろな関わりを持とうとする。時には、衝突も起きる。大人が優しいのは、周りに対して無関心なのかもしれない」という話をすることがあります。共に生きるためには、お互いを常に気にしながら、自分の良い面、時には悪い面をさらけ出し、お互いを認め合い、許し合いながら生きていくことが大切です。完璧な人間はいない、それは自分も、他人もそうです。完璧ではないからこそ、足らない部分を補い合って生きることが大切なのです。

本日は、共存、共生について、ちょっと深く考える機会となりました。

生徒総会、開催

10連休を終え学校も再開しました。生徒たちの笑顔をみて、ほっと安心しております

本日5月8日は生徒総会が開催されました。生徒会役員のみなさん、連休前は、放課後遅くまで総会の準備、大変ご苦労様でした。 

生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれておりますが、生徒が身近に感じる生徒会活動こそがその原点ではないかと思っています。「自分たちで、課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、行動できるようになることが大切です。

この連休中、「郡山市こどもまつり」等のボランティア活動に、多くの生徒が積極的に参加しました。これからも、あさか開成の良き伝統である「共生」の精神を発揮し、生徒会の諸活動の充実を図ってもらいと願っています。

 

令和元年、PTA活動本格始動

平成31年度PTA総会が無事に終了しました。

平成30年度の事業報告、決算、平成31年度の事業計画、予算など、すべて滞りなく承認され、平成31年度の新役員の決定しました。令和元年のPTA活動の本格始動です。旧役員の皆さま、大変ご苦労様でした。また、新役員の皆さま、今年1年、どうぞよろしくお願いします。

最後になりますが、お忙しい中、学校に足を運んでいただいた保護者の皆さま、大変ありがとうございました。今後とも、あさか開成高校の教育活動の充実発展のためにご支援、ご協力をお願いします。

なお、本日おいでいただけなかった方のために、5月8日(水)の14時20分より大会議室で今総会の報告会が開催されます。

PTA総会開催のお知らせ

明日4月27日(土)、PTA総会が開催されます。

総会の前に、1、2年生の保護者については授業参観、3年生の保護者及び希望者には進路講演会を開催します。高校になると、なかなか学校に来る機会もございません。この機会に、是非とも学校に足を運んでください。

日程 12:20~13:10 授業参観(各教室、授業についてはお子様に確認をお願いします)

               進路講演会(第1体育館 3年生、3年生以外でも結構です)

   13:10~      受付開始(第1体育館入り口)

   13:30~14:30 総会(第1体育館)

   14:40~15:00 進路指導部、生徒指導部、国際部より

   15:10~      学年総会、個別懇談

なお、本校には駐車スペースがございませんので、自家用車での学校への乗り入れはご遠慮ください。

小さな改革、大きな思い

本日の発行の進路だよりを読み、思わず筆をとりました。

進路だよりの裏面の一番最後に「進路より愛をこめて」という欄があり、何だろうと読み始めてみると、進路室前の入り口に「今月の標語」を張っていますというものでした。今年度より始まったものです。

記事には、「皆さんが立派な社会人として、どこへ出ても活躍できるように成長して欲しい、特に三年生の皆さんには進学試験や就職試験を無事に乗り越えてほしいという願いを込めて」と、この標語を作った思いが述べられていました。

年度当初より何度も進路室に行っていながら、この記事を読むまで、この標語の存在に気づかなかった自分をとても恥じました。

三年生の諸君、進路指導部の大きな愛を、しっかりと受け止めてください。

 

総学のテーマ、決定

今年度の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマは、『共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~』となりました。

私自身は「レガシーとの共存」かな?と思っています。

2020東京オリンピック、パラリンピックで、「レガシー」という言葉が、一躍大きくクローズアップされるようになりました。レガシー(legacy)とは、遺産、先人が残したものという意味です。レガシーの言葉自体は、「代々受け継がれた」というポジティブな場合でも、「時代遅れの」というネガティブな場合でも使用されます。オリンピックレガシーは、2002年のソルトレイクシティオリンピックより提唱された概念で、「長期にわたる、特にポジティブな影響」され、オリンピック開催を契機として施設やインフラの整備、スポーツ振興等による生活の利便性が高まりを指しています。私たちの生活の中には、これからも引き継いでいかなくてはならないもの、また、新たな伝統として築き上げていかなくてならないものがあります。

今年は、「レガシー」という考えを少し深めていきましょう。

端午の節句

本日4月25日、1校時目に、今年度パラグアイから来た留学生のルイスくんのウェルカムパーティー、そして端午の節句のお祝いをしました。

ルイスくんも、まだまだ日本語を話すことは難しいようですが、少しずつ聞き取ることができるようになってきたようです。毎年そうですが、あと1ヶ月ほどすれば、日本語も話し出すようになり、本校生徒と見分けがつかなくなるようになってしまうでしょう。先日、放課後、剣道部の練習を見に行ったときには、ルイスくんが胴着を着て、素振り、足運びの練習している風景を目にしました。日本の文化に興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢をみて、とてもうれしく感じています。

本日は、日本語の矢内講師より、端午の節句について説明を受け、その後、柏餅を参加者全員で食べ、歓談しました。教室には、武者人形が飾られ、本格的な五月の節句を祝う会となりました。現在、日本の家庭においても、季節の行事を、その由来とともに祝う習慣が廃れ始めてきました。日本の文化を再発見する、良い機会でした。

国際関係の総学、本格始動

本日より、国際関係の総合的な学習(探究)の時間が本格的に始まりました。

1年生は本校演劇部による「SHIROCK」の観劇、2、3年生は国際部より今年度の総合的な学習(探究)の時間について概要が説明されました。

演劇部の「SHIROCK」は、昨年度福島県高等学校演劇コンクールで最優秀賞を獲得した作品で、同東北大会でも優良賞を受賞しました。掻き鳴らされるギター演奏、歌と激しい踊りで始まるオープニングは、これから始まる心の葛藤を表しているかのようでした。

「SHIROCK」は、名前から分かるとおり、シェークスピアの『ヴェニスの商人』を原作とする作品です。原作にはない、その後についても言及しています。ここでは詳細な説明は省きますが、最後は会場からすすり泣く声も聞こえてきました。是非とも生の舞台を見ていただきたいと思っています。7月に公演が決まっているようですので、近くなったらHPで紹介したいと思います。

今回の作品の主題にもなっている偏見や差別ですが、私は、偏見や差別は、普段の生活の中で必然的に遭遇してしまうものだと考えています。だから、差別をしてしまいそうになるとき、他者の立場でものごとを考えることができなくなったときに、是非とも考えて欲しいのです。偏見を持ち、差別をしそうになった自分を否定するだけでは、決して何も生まれることはありません。偏見や差別を手掛かりに、自分を見つめ直し、現在の自分を含めた社会の何を変えれば、豊かな社会につながるかを真剣に考えて欲しいのです。その営みは少しずつで良いので、決してあきらめることなく、継続することが大切だと考えます。本校演劇部は、そのことを目指しているのだと思います。

 

春季東北地区高等学校野球県中支部予選

本日4月24日、運動部の先陣を切り、野球部がヨーク開成山スタジアムで春季東北地区高等学校野球県中支部予選の1回戦に臨みました。

相手は、奇しくも昨年と同じ安積高校でした。昨年の敗戦の記憶を払拭すべく臨んだ試合でしたが、今回も敗退という結果に終わりました。常に何事にも挑戦することを語ってきた私としては、今回の敗戦も「良い経験をした」とプラス思考で受け止め、明日からの敗者復活戦に全力で臨んで欲しいと願っています。敗者復活戦は、明日4月25日10時より、本宮のしらさわ球場で、小野高校・湖南高校の合同チームとなりそうです。

最後になりましたが、お忙しい中、応援に来ていただいた保護者の皆さま、昨年の卒業生に感謝申し上げます。

本校野球部は、他の部活動と比べ、なかなか部員数が増えず、今年も新入生の入部者も5名(内2名はマネージャー)と少ない状態です。私も、以前、ある部活を持っていたとき、部員数が3名の時がありました。部員たちには、「君たちは現在恵まれた環境にはないが、あと10年後、あの先輩たちが部をつないでくれたから、今の部の存在があると言わしめろ」と励ましていたのを覚えています。

頑張れ、あさか開成野球部。

横断幕にあるように、「練習は嘘をつかない 心をひとつに ひたむきに」。

生徒会役員による朝のあいさつ運動

今年度は、学校経営・運営ビジョンを少し見直してみました。

今年度の経営方針では、本校の特色である体験活動、交流活動の諸活動のより一層の活性化をとおして、自ら考え、判断し、行動することを繰り返し、それら諸活動で得た知を社会に還元しようと行動する人間の育成を目指しますこととしました。

そして、努力目標の三つ目、生徒指導に当たる部分を『自主・自律の精神の育成』としました。「自ら考え、判断し、行動する」ためには、自己を律する必要があります。自己を律するためには、内なる自己との対話が不可欠です。そこでは、真の意味での正しさ、楽しさ、豊かさは何かと問わなくてはなりません。そして、その正しさ、楽しさ、豊かさで重要なのは、自分自身がかけがえのない人間であるように、他の人もまた、かけがえのない人間であるという考え方です。人を手段として使おうとすれば、自分も手段として使われてしまいます。人間関係を手段とする考え方は、争いを生むだけです。律するとは、単にルールを守ることではありません。自己の中で、真の正しさを確立し、自分自身を尊重し、周りの人を尊重しながら生きるという「平等のための、共生のためのルール」をつくることを意味していると考えます。

先週より、安齋麗会長をはじめ生徒会の役員が、毎朝、正面玄関前に出て、自主的に朝のあいさつ運動を行っています。あいさつは、人と出会ったときに交わす儀礼的な動作ですが、個人と個人、コミュニティ内の連帯を強める文化的な行為であると思っています。

自主・自律の精神に満ちあふれた生徒会役員の生徒に感謝です。

アースデイ

本日4月22日は、アースデイ(地球の日)です。地球環境について考え、地球のための行動をする日です。

このアースデイは、1970年にアメリカで始まったものです。この機会に、みなさんも地球環境について、何かできることを考えてみましょう。

話は少し変わりますが、さる4月13日(土)、2、3年の生徒が猪苗代湖の清掃活動に参加してきました。

本校の国際教育には、学校共通テーマがあります。「水」に関するものは、2017年の「水と共存」でした。当時の3年生のグループは、自分たちの探究活動を、2016年4月に日本遺産に認定された安積疏水からアプローチしました。安積疏水は、戊辰戦争後間もない、荒廃したこの東北郡山の地に、外国の最新技術を導入し、そして、全国から「人」、「モノ」、「技」を結集し、苦難を乗り越えて完成したものです。この事業の成功は、郡山に農業面の発展だけなく、米や鯉などの食文化の豊さ、さらには水力発電による紡績等の新たな産業の発展の基礎をもたらしました。当時の3年生は、安積疏水を、多様性を尊重し人々と自然と結ぶ共生のシンボルととらえ、その多様性と共生の精神が、このあさか開成高校の「Global Spirits」「Creative Spirits」「Human Spirits」の校訓に受け継がれていると強調しました。

その後、その後輩たちにより猪苗代湖の清掃活動が始まりました。当初は、数名だった参加者も、今年は40名になったようです。自分たちにできることを探し行動する。とても大事なことだと思います。

ちなみに、私は、本日はスマートフォン禁止デイにし、校内の自然探索を楽しみました。

部活動も本格始動

今週初めより、部活動も本格的に始動しました。今週は、運動部を中心に活動の様子を見学しました。

新入生を迎え、各部とも、3月末に回ったときよりも活気があるように感じます。3年生は最上学年としての、2年生は後輩を持ったことによる先輩としての、それぞれの自覚が生まれてきたあらわれではないかと感じています。

今回はスポーツについて話を進めたいと思います。

まず、昨年度に引き続き今年度も、本校は「オリンピック・パラリンピック教育推進校」に選定されました。2020オリンピック・パラリンピックの開催が500日をきり、来月からはチケットの申し込みを始まります。オリンピック・パラリンピック開催へ向けて、本校独自の視点で、その機運を高めていきたいと思っています。

では、スポーツとは一体どのようなものでしょうか。

やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな考え方があります。私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。また、スポーツをする人、見る人、協力する人によって、そのスポーツは育てられていくのです。昨年度、パラリンピック種目のボッチャの協会指導部長である村上氏の講演を聴き、スポーツボランティア・リーダーの資格を取得した生徒が2名います。大変うれしく思っております。

9日にも書きましたが、部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも、人間として磨くことが必要な資質の一つです。そして、その部活動を育てていくのも部員です。部活をとおして、自分自身を鍛錬し、部活動そのものも活性化していくのです。

頑張れ、あさか開成生。

進路実現に向けて

本日は、全学年とも進路関係の集会が開催されました。

1学年は、6校時目は情報モラルの講話、7校時目に「ちょっとしたことで人生に大きな差がつく!幸せを呼び込む ポジティブコミュニケーション」の演題でコーチング研修会社ドリームフィールドの阿部侑生氏による進路講演会が開催されました。講演会では、言葉や考え方をポジティブになるだけで身体に、そして周りにも大きな変化が起き、幸せが連鎖していくという内容が話されました。是非とも、新入生にはポジティブシンキングを身につけ、今後の高校生活を有意義なものとして欲しいと願います。

2学年は、6・7校時をとおして、「オープンキャンパスに参加しよう」の演題でリクルートの金澤脩平氏による進路講演会が開催されました。次年度は、2020オリンピック、パラリンピックがちょうど夏休みに当たることから、大学、短大等でオープンキャンパスが開催しづらく、受験前に必要な情報を集めるためには、今年度中にある程度情報収集することが望まれます。講演会では、自分の「軸」づくりについて話がありました。2年生には、早期に自分自身の「軸」を見つけ、進路選択を進めて欲しいと思います。

3学年は、7校時目、最終学年として進路意識を一気に高めるために、進路実現に向けての学年集会が開催されました。学年主任からは、学年全体「チーム開成」で1年間を頑張りたいとの話があり、その後、学年進路係より1年間の進路の流れの説明を受けました。本格的な進路活動が始まります。3年生には、自己の進路実現に向け、「チーム開成」のもと一致団結し、最大限の努力をして欲しいと思います。

ご家庭においても、生徒より本日の進路講演会の内容をお聞きいただき、進路についてお話をしていただければと思います。

頑張れ、あさか開成生。We can do it.

オーストラリア研修オリエンテーション開催

昨日4月17日、放課後、保護者を交えてオーストラリア研修のオリエンテーションが開催されました。

引率者が紹介された後、学校、業者より研修内容全般、提出書類、研修費用、パスポートの取得などについて、詳細な説明が行われました。今年度、オーストラリア研修に申し込んだのは1年生22名、2年生2名の計24名で、7月12日(金)から7月25日(木)の12泊14日(機内泊2日)の研修に臨むことになりました。ホストスクールは、ブリスベン郊外にあるシェルドンカレッジ(Sheldon College)で、生徒たちは学校周辺の家庭に12日間ホームステイすることになります。

オーストラリア研修は、生徒にとって不安や困難と闘いながらも、自己の可能性、自己と世界の関わりを考えることができる貴重な体験だと考えています。生徒が、半年後、大きな成長を遂げていることを期待します。

ノートルダム寺院で大規模な火災

昨日、衝撃的なニュースが入ってきました。ノートルダム寺院で大規大規模な火災が発生し、中央部分の屋根が崩壊、高さ約90メートルの尖塔が焼失したということでした。

ノートルダム寺院は、ヨーロッパのゴシック建築を代表する建物で、フランスのパリ、シテ島にあるローマ=カトリック教会の寺院で、1991年にその周辺地域とともに世界文化遺産に登録されています。

ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。つまり、聖母マリアに捧げられた教会なのです。実は、ノートルダム寺院は世界各地にあり、フランス国内でもランス、アミアン、ルーアンストラスブール等の都市にもあり、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ等のフランス語圏にもその名を冠した寺院が存在しています。

パリのノートルダム寺院は、12世紀建築されたものです。ゴシックという呼称は、もともとは蔑称で、ルネサンス期の芸術家たちは中世の様式を粗野で野蛮なものと考えていたようです。しかし、ゴシック建築は合理的な建築物で、尖塔に見られる高さ、柱の細さ、そして壁一面に広がる薔薇窓など、その時代の最高の美を追究したものです。

パリ市民の心のよりどころであるパリのノートルダム寺院も、フランス革命のときは、自由思想、反キリスト教を掲げる市民たちによって破壊され廃墟と化しました。寺院の復興運動を助けたのが、ヴィクトル=ユーゴーでした。ユーゴーは『ノートルダム・ド・パリ』を出版し、市民に寺院の復興を呼びかけたのです。皆さんも知っていると思いますが、ディズニーアニメの『ノートルダムの鐘』の原作となるのが、この『ノートルダム・ド・パリ』です。ディズニーアニメの中でも、ストーリー、音楽とも1、2位を争うものだと思っています。見ていない方は、是非、この10連休で見てください。

このノートルダム寺院の火災をみたパリ市民は、聖歌「アヴェ=マリア」を歌い祈りを捧げ続けたと聞き、東日本大震災の時に、パリ市民がこの寺院より犠牲者を悼む祈りが捧げたことを思い出しました。今度は、東日本大震災の時に寄り添っていただいたパリ市民のために祈りを捧げたいと思います。

桃見台保育所にあいさつ

正門にあるユキヤナギが、枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引いています。ユキヤナギは、ソメイヨシノの開花が終わる頃に咲く、春の花木です。名前からすると冬の花のように感じられますが、名前の由来は、白い多数の花が雪をかぶったように見えることから付けられたもののようです。ユキヤナギは、非常に見栄えがすることから、古くから切り花としても親しまれてきました。

本日は、家庭科の保育実習、そしてオイガ部の読み聞かせの依頼ために、目時先生、渡部先生、矢内先生とともに、桃見台保育所にご挨拶に行ってきました。昨年度は、桃見台保育所には大変お世話になりました。5月の保育所実習に加え、夏休み中の終日実習を実施していただき、大変お忙しい中、保育系に進学する生徒の面倒を良くみていただきました。生徒からは、子供の成長の早さなど、二度実習にいくことによってしか見えない部分が、とても参考になったと感想が私のところにも聞こえてくるほどでした。

今年度も、昨年度と同様、春夏の2回の保育実習をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。桃見台保育所には感謝です。

本格的な授業へ

先週末から郡山市内は桜花爛漫、春真っ盛りとなっています。昨夜からの春雨が、桜流しになってしまわないかと心配しておりましたが、何とか今週1週間程度は桜を楽しめそうです。

学校では、慌ただしい始業に関わる行事も一段落し、本日からは全学年で本格的に授業が始まっています。新入生の皆さんは、各教科担当者との初めての対面です。学習ガイダンスでは、授業の実際、詳細についてまでは説明がなかったと思いますので、各教科担当者より、それぞれの授業のポイント、予習、復習の仕方について、しっかりと聞いてください。

何事においても、始まりは大事です。目標がわからず、方向が定まらないのに、動き出すことはとても困難なことです。しっかりとした目的、目標を持つことが大切だと考えますが、すべてに対して、目的、目標を見つけることも大変なことです。一番良くないのは、わからないのにわかったふりをすることです。そして、惰性に流されながら、事を進めることです。目的や目標が見つからない場合は、じっくり考えましょう。しっかりしてなくても、大きなものでなくても良いです、ちょっと先の目標に向かって、ひたむきに頑張ることが大切なのです。そして、その積み重ねが、自分が目指す目的になるかもしれません。

頑張れ、新入生。

 

部活動登録

毎年のことではあるが、始業式、入学式からの1週間は、行事が続く週である。本日も、放課後は、部活動登録が行われている。特に、1年生にとっては、とても長かった1週間だったのではなかろうか。来週からは通常授業となる。1年生には、週末ゆっくりと休養を取ってもらい、来週からの授業に臨んで欲しい。

総合的な学力の話を先日したが、付け加えると、部活動をするということはアクティブラーニングだと思っている。例えば、陸上部の例を出そう。ただ黙々とトラックを走り込む。自分の設定したタイムに向かって、ただ、ただ走り込むだけである。しかし、その中で、どうすれば速く走れるのか、フォームは、腕の振りは、強く地面を蹴れば等と、自問自答する。自ら課題を見つけ、その課題解決に向かって挑戦し続ける。素晴らしい学習ではないか。これが、チームになれば、お互いの弱点を克服するための挑戦、お互いを生かすための工夫等が入ってくる。そして、この力が結集し、成し遂げた結果に対しての喜びは、格別の味わいである。本校が求めている『共生』が、そこに存在する。

しかし、孤独に戦わなければならないときもあり、結果が出なくて苦悩するときもある。でも、考えて欲しい。簡単に結果が出るものには、大きな感動がついてはこないということを。

 

生徒の活躍

本日は、朝からうれしいことがありました。

本日は、今朝の積雪のため、少し早めに学校に到着しました。学校はロータリーを含め一面の銀世界となっていました。しばらくすると、外から生徒の声が聞こえ始めました。例年ではありますが、部活のために早め学校に来た生徒が、学校内の除雪をし始めたのです。バレー部、バスケ部等の生徒たちでした。学校に来ていた数名の先生方も加わり、ロータリーの雪は、みるみる無くなっていきました。

一段落すると、生徒から「正面玄関前の歩道をやりましょう」という声が出ました。本日は、歩道はほとんど雪が溶けておらず、歩きづらい状況でした。いつもは、学校内で終わる除雪であったが、学校外の歩道の除雪を行うのは、初めて見る光景でした。歩道の整備は、本校の登校路だけでなく、近隣の小学校の登校路にもなっています。今後も継続しなければならないことだと感じました。

部活動の生徒に感謝です。

 

本日も行事

季節外れの寒さに、開花した桜も凍えているようです。そして、4時過ぎからは、まさかの雪が降ってきました。車の上には、1センチ程度の積雪も見受けられます。

本日学校では、午前中は身体測定が行われました。その後、2・3年生は課題テスト、1年生は学習ガイダンスとなりました。

1年生の学習ガイダンスでは、教務より単位制高校における基本的な知識、そして学習全般についての話がありました。新入生は、「履修」と「修得」の違い、必履修科目と選択科目等、いままで聞いたこともない言葉に圧倒されているようでした。その後、各教科より勉強方法についての話がありました。どのような学校でも、中心となるのは授業です。しっかりとした心構えで授業に望むことを期待したいと思います。

明日は、1年生は課題テスト、2・3年生は通常授業が始まります。1年生は、明日までは、少し忙しい日が続きます。早く学校に慣れることを、祈るばかりです。

本日は、生徒会役員が活躍

晴れ間が見えたものの花冷えのする本日、生徒会による対面式と部活動紹介が開催されました。

対面式では、生徒会の役員による学校紹介、外国人留学生の紹介が行われました。学校紹介では、春休み中、生徒会役員が毎日学校に登校して、部活動の様子などを記録したビデオが上映され、新入生は熱心に見入っていました。外国人留学生の紹介は、留学生に対して英語を交えて質問を行う等、国際科学科としての学校の特色が前面に出たもので、新入生もびっくりした顔をしておりました。生徒会役員の企画力の高さに驚くと同時に、今年8月末に行われる公開文化祭が、今から楽しみになってきました。対面式の最後に、新入生の代表生徒より、学校行事や国際部主催行事に積極的に参加し、先輩方と同じように充実した高校生活を送りたいと、在校生に対するお礼の言葉が述べられました。

部活動紹介では、各部が工夫を凝らしながら紹介を行い、新入生の加入を促しました。今週末の12日(金)には、部活動登録があります。新入生の皆さんには、放課後、各部の活動の様子をしっかり見ていただき、12日までに、これから3年間所属する部を決めていただきたいと思います。部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。学力とは、知力だけではありません。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも学力の一つだと思っています。新入生の皆さんには、総合的な学力を持った人間として成長して欲しいと願っています。

 

平成31年度(令和元年度)、始動

無事、始業式・入学式が終わり、平成31年度あさか開成高等学校が本格的に始動しました。

今年度は、203名の新入生を迎え、全校生徒599名での出発となりました。今年は、本校の桜も新入生の入学を待っていたのか、満開の桜の中の入学式となりました。本当に新入生を歓迎しているようでした。

今後は、教職員一丸となって、生徒一人一人の花を咲かせるべく、努力を継続したいと考えています。

本日、お忙しい中、本校入学式にご臨席いただいたご来賓並びに保護者の皆さまに、改めて感謝申し上げます。

開花宣言

昨日までの寒さも落ち着き、本日は春の暖かな日差しが戻ってきました。

この陽気で、南校舎前の桜が、一斉に咲き出しました。4月8日の始業式、入学式は、満開に近い桜が見られるではないかと思っております。

本日の午後は、運動部の協力のもと、入学式の式場づくりが行われました。準備も万端に整い、式を待つばかりの状態です。

4月8日からは、平成31年度が本格始動し、5月には新たな時代である令和が始まります。新たな時代の始まりに向け、令和に込められた意味のように、希望に満ちあふれた学校づくりを、教職員一丸となり、推進していきたいと考えています。

 

清明

24節季の「清明」の頃となりました。

この数日間の寒さを考えると、真冬に逆戻りした感じを受けますが、「清明」は、春先の清らかで生き生きとした様子を表した「清浄明潔」という語を略したもので、清々しい春をあらわした言葉です。

春は、万物が若返り、清々しく明るく美しい季節です。週末は暖かくなるということですので、この安積野の地にも、春の便りである桜の花が咲き始め、郡山市内も春本番になるではないかと思われます。

4月8日は、始業式、入学式です。

新たに203名の新入生を迎え、静かだった教室にも新たな主人公を迎え、廊下には爽やかな風が吹き、学校全体が生き生きとした息吹であふれるときがやってきます。

ちなみに、南校舎前の桜も咲き出しました。明日には、あさか開成高校の桜の開花宣言ができると思います。始業式、入学式の時には、満開の桜が楽しめるかもしれません。

春休みも、もう少し

昨日、そして本日も、季節外れの雪が降り、季節が戻ったような気がしています。

春休みですが、部活動の生徒が学校に来て、本番の大会へ向け一生懸命活動を行っているため、普段どおりの学校生活を送っているような感覚です。インターハイの地区大会まで、あと1ヶ月あまり。3年生にとっては、いままでの練習の成果を発揮するときが迫ってきています。

春休みに入り、少しずつ部活動の様子を見学し始めました。各部とも、熱心に活動しています。いままでの練習の成果を十二分に発揮し、県大会につなげてほしいと願うばかりです。

春休みももう少し。まとまった練習ができるもの、あと少しです。頑張れ、運動部、文化部。

蛇足ですが、4月10日には、課題テストもありますので、勉強もしましょう。

校長室が、華やかに

校長室が、少し華やかになった。理由は、絵が飾られたからである。

その絵とは、今年3月に卒業した美術部の栗原巳侑くんの作品で、昨年8月に長野県松本市を中心に開催された全国高等学校総合文化祭に県代表として出品したものである。卒業間際に、栗原くんに「学校のために、君の作品を残していってもらえないか」と依頼したところ、快く承諾してくれた。しかし、全国高文祭の出品作品を残してくれるとは、夢にも思わなかった。

校長雑感でも栗原くんの紹介は何度かしたが、単に絵に関して優れた才能を持っているというだけでなく、自分が持っている才能を他者のために惜しみなく提供した人物であった。特に、「あさか開成国際交流事業のあゆみ」の表紙、昨年の中学生一日体験入学で配付したレインボーの栞をデザインなど、本校で行っている国際関係の行事には欠かせない人物であった。

栗原くんには、感謝である。

新しい年号が「令和」に決定

本日、平成31年度が始まりました。そして、新年号「令和」の発表がありました。

「令和」には、厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともにそれぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込めたということでした。この意味を聞いたときに、1年前に鈴木前校長の残した"March winds and April showers bring forth May flowers."を思い出しました。3月の冷たい風や4月の厳しい雨が5月の美しい花を咲かせるという意味で、辛く苦しい試練を乗り越えて、幸福は来るということを表しています。

本校には、梅の木は少ないですが、南校舎前には、学校のシンボルともいえる桜の木がたくさんあります。桜には、「休眠打破」という言葉があります。冬の厳しい寒気に晒されて初めて花芽が休眠から目を覚まし、そして陽気とともに一気に花を咲かせるというものです。きれいな桜の花には、厳しい冬の寒さが必要なのです。

高校生活において、失敗することや挫折することがあるかもしれません。しかし、それは、成功するための経験の一つです。きれいな花を咲かせるための、重要な経験なのです。

現在、南校舎の前の桜の木も、つぼみを大分膨らませ、花を咲かせようとしています。希望あふれた「令和」に向かって、あさか開成高校でそれぞれの花を咲かせる準備をしていきましょう。

 

Ⅰ期選抜に伴う生徒休業日

明日1月31日(木)は、Ⅰ期選抜が実施されます。

そのため、明日は、生徒は休業日となります。また、本日も午前中で放課しましたが、2月1日(金)、2月4日(月)も入試業務のため12時45分で放課となります。なお、2月5日以降は通常の授業となります。

1、2年生は、2月14日(木)より2月19日(火)まで、後期期末考査となります。1年間の締めくくりの考査ですので、この休業日を含め、計画的な学習をしてください。

全国高校総体スピードスケート競技、開始式

今週の火曜日22日に、郡山ユラックス熱海で、全国高校総体スピードスケート競技の開始式が開催されました。大会は、23日より26日まで、「いざ競え 思いを刻み 銀盤の世界へ」の大会スローガンのもと、全国の予選を勝ち抜いた選手たちによる熱戦が繰り広げられる予定です。本県からは、男女9選手が出場します。

その開始式で、本校の生徒会長の安齋麗(うらら)さんが、本県の高校生を代表して歓迎の言葉を述べました。歓迎の言葉では、東日本大震災時に全国の多くの人から支えられた感謝の気持ちや2020年のTOKYOオリンピックの野球、ソフトボール競技の開催に向けて準備を進めている本県の状況を伝えるとともに、この郡山大会から将来のオリンピックで活躍できる選手が出てきて欲しいと選手を激励しました。また、開始式に先立ち、郡山市内の高校生300名が合唱と管弦楽の合同演奏で選手を迎えました。そして、本校のバスケットボール部の女性生徒も、受付や開始式の補助など大会補助員として大会の運営を支えてくれました。

全国高校総体(インターハイ)は、運動部に所属する生徒にとっては、目標であり、夢の舞台です。この夢の舞台に集まった全国からの高校生を、地元の高校生が歓迎することは、とても意義のあることだと思っています。

本校の生徒、市内の高校生に感謝です。そして、大会へ出場する県内選手の活躍を祈念します。

Ⅰ期選抜の出願者数、決定

昨日、Ⅰ期選抜の出願が締め切られ、本校への出願者数は137名、倍率は2.74倍となりました。

昨年と比較しても、出願者数で19名の増、倍率で0.38ポイントの増です。例年にない、高倍率です。

本日の福島民報新聞には、倍率が高かった高校として福島南高校とあさか開成高校が載っていました。ともに、国際系の学科を持つ高校です。

国際情勢が不安定を増す中、また、オリンピック・パラリンピックを2020年に控える中、国際関係に興味関心を持ってもらえることは、大変嬉しいことです。直接外国人と接し意見を交わしてつくられる国際関係像は、報道や書物を通じて作られるものとは全く違ってきます。また、国際的な課題と向き合うことは、決して遠くの世界を考えることではなく、実は自分が住んでいる地域を改めて考えることにもつながってきます。価値観を変えれば、見えてくる社会そのものも違った形に見えてくるからです。今後は、誰にとっても便利な社会をつくることが大切です。しかし、その社会をつくるのがとても大変な作業です。だから、多くの人に考えてもらいたいと思っています。

受験生の皆さん、インフルエンザが流行しております。インフルエンザは予防が大切です。体調管理に気を付けて、万全の態勢で受験に臨んでください。

東京2020オリンピック・パラリンピック ディカウンターお披露目会

県のオリンピック・パラリンピックのホームページに、先日、赤木小学校で行われた東京2020オリンピック・パラリンピックのディカウンターお披露目会の様子が掲載されました。

掲載先は、「TOKYO2020ふくしま情報サイト ふくしまプラス2020」で、アドレスは「https://www.fuku-plus2020.jp/」です。「東京2020オリンピック・パラリンピックへGO GO GO!」でお披露目会の記事が掲載されています。

このホームページからも、国際部から紹介された美術部の栗原巳侑君の作品「歓喜の彩り」が見ることができます。

興味のある方は、是非ホームページをご覧ください。

 

センター試験、無事終了

19・20日と行われた大学入試センター試験が無事終了しました。本日は、センター試験を終えた3年生は自己採点となっています。

例年、「荒れるセンター試験」と言われ、大雪や吹雪に見舞われることが多いセンター試験ですが、今年は例年になく穏やかな天候でした。受験生にとってもこの上ない日和ではなかったと感じました。両日とも、朝の短い時間でしたが、生徒の激励のために女子大へ行ってきました。3年生の先生方は言うに及ばす、教頭先生、進路指導の先生も応援に駆けつけていました。最後の最後の神頼みと言うことで、それぞれの先生が縁起物を配りつつの応援をしていました。私も「きっと願いが叶いますように」とチョコレートを手渡し、激励をしました。

高校時代を思い出すと、私は共通一次世代で、3年生全員が飯坂温泉に泊まり込んでの試験でした。そのため、前日にバスで高校からホテルへ移動する前に出陣式があり、雪の中、裸足で応援団が、3年生に向かって激励をしてくれたことを今でも鮮明に覚えています。時は変われど、挑戦をしようとしている者の後ろには、必ず温かく応援する人がいるものです。

本日は自己採点日。当然のことではありますが、結果は数値として現れます。ここからは、この数値を見ながらの戦いとなります。

保健だより、1月号発行

本日、保健だよりが発行されました。

現在、県内ではインフルエンザが流行しており、16日には1地点あたりの患者数が警報レベルを超えたという発表もありました。県教委の発表では、高等学校の6学級を含め、小中高で60学級がインフルエンザにより閉鎖されているようです。本校でも、少しずつではありますが、インフルエンザ罹患の報告が出てまいりました。

そのため、保健だよりでは、1月の保健目標を「流行性感冒の予防(インフルエンザの予防)」として、インフルエンザの予防、罹患時の対応についての記事が組まれています。インフルエンザ対策には「予防に勝る治療はない」と言われており、予防を心掛けることが第一です。病原体の除去のための「うがい、手洗い」、病原体の侵入経路の遮断のための「マスクの着用」、「咳エチケットの実行」、個人の抵抗力の増強のための「体調管理」に気をつけるようにしてください。万が一、急な発熱、強い頭痛、また全身の痛みやだるさがあった場合には、必ず専門医の受診を受けるようにしてください。

昨日よりⅠ期選抜の出願、明日は大学入試センター試験と、本格的な受験シーズンに突入しました。受験生の皆さん、まずは予防を徹底しましょう。

Ⅰ期選抜、出願受付始まる

本日より高校入試のⅠ期選抜の出願が始まりました。

本日は、大安ということもあり、朝9時前より中学校の先生が願書を持ち事務室で待機している状態で、午前中いっぱい切れ目なく出願が続きました。

現制度での入試は今年度で終了となります。次年度からは、3月上旬に行われる前期選抜と3月下旬に行われる後期選抜となります。前期試験は現在のⅠ期選抜とⅡ期選抜を統合したもので、Ⅰ期選抜を後継となる特色選抜とⅡ期選抜と同様の一般選抜が同時に行われることになっています。前期選抜の大きな特色としては、志願者全員に学力検査を課すというところです。後期選抜は、現在のⅢ期選抜と同様の選抜となります。

現在、県内各地でインフルエンザが流行しております。受験生には、健康管理に十分気を付け、万全の調子で入試に臨んでほしいと願っています。

Ⅰ期選抜の出願は、本日より来週の22日(火)までとなっております。

センター試験直前指導

センター試験まで、残すところ2日となってきました。本日は、センター試験を受験する生徒88名に対しての直前指導が行われました。

進路指導部長より、センター試験での受験前日までの確認と受験当日での諸注意が行われ、生徒たちは緊張した面持ちで一つひとつ確認しながら聞いていました。

自分のことを振り返ると、この時期は、不安でなかなか勉強が手につかなかったことを覚えています。そのため、無理をして特別なことをやらず、普段どおりの生活をすることが大切だと思っています。しかし、普段どおりの勉強も手につかないのがこの時期です。この時期は、社会や理科などの科目の最後のまとめをすると落ち着いてできるのかもしれません。また、勉強の合間に気分転換のために軽い運動をすることも気持ちをリフレッシュする効果があります。試してみてください。

最後に体調管理は最も大切なことです。体調が悪ければ、自分の実力を十分に出すことはできません。万全の状態で試験に臨みたいものです。そのため、普段から十分な水分をとってください。また、手洗いうがいは忘れてはいけません。風邪防止のために、マスクをすることも必要かもしれません。また、栄養のある食事をとってください。

がんばれ、3年生。

ブリューゲル展

昨日、郡山美術館で行われたブリューゲル展の内覧会に行ってきました。とても良かったです。

少し、美術の話をしましょう。

君たちも知っているとおり、ルネサンスが始まったのはイタリアです。しかし、同じ頃、現在のオランダやベルギー辺り、当時フランドル地方と言われた場所でも、数多くの画家が活躍しました。北方ルネサンスと呼ばれています。教科書では、ファン・エイクが一番有名ですが、彼は油絵を使いこなし、絵画を写実的に描いた人物でもあります。そして、デュラーも有名です。彼は、緻密で繊細な銅版画を描いた人物として、そして、ルターの宗教改革に感銘を受け、「四使徒」を描いた人物としても有名です。そして、私の一番大好きなブリューゲルです。今回郡山市美術館には、ブリューゲル(父)、ブリューゲル(子)、ヤン(孫)などのブリューゲル一族の作品が展示されています。私が、ブリューゲルの作品が好きな理由の一つが、民衆を生き生きと描いているところにあります。貴族と思われる姉妹がピアノを弾いている絵画などは、どうしても生活感がなく、嘘っぽくて好きにはなれません。また、私は歴史が専門なので、絵画は当時の考え方、生活を知る上で大切な資料ともなります。ブリューゲルの作品は、当時の子どもたちはどのような遊びをしていたのか、また、当時の食べ物や飲み物はどのようなものなのかを知ることができます。そして、描き方としては、高い地点から見下ろすような、つまり上空から俯瞰したような描き方をしているところも、とても面白いなと思っています。遠くの景色まで細かく描いており、絵画の端っこを見ることも楽しみです。

ブリューゲル展は、本日より3月31日まで開催されています。ブリューゲルの作品は、滅多に日本に来ません。県立美術館の伊藤若冲展と並び、この冬の目玉だと思っています。

ちなみに、私が好きなのは、ブリューゲル(父)です。

小さな親切

昨日の福島民友新聞に、本校の1年生の庚塚みなみさんが、「小さな親切」運動県本部(東邦銀行)より実行章が贈られたという記事が掲載されました。

記事によると、庚塚さんは、昨年の中学校時代の2月に、下校途中の雪道で靴をなくしてしまって泣いていた小学校低学年の児童と出会い、児童とともに靴を捜したが見つからなかったため、自分の靴をその児童に履かせて、自分は裸足で帰宅したというものでした。

この記事を読み、庚塚さんの思いやり溢れる行動に、とても感動しました。

年に何度もあるわけではないですが、感謝の電話や手紙が学校に寄せられます。昨年は、東京から郡山に来た高齢の女性より感謝の手紙を頂きました。道で転んでしまって怪我をした時に本校生に助けてもらい、名前を聞けなかったことを後悔しているという内容でした。「共生」社会の実現を目指し、国際理解教育を推進している本校としては、弱者に対して自分がどのような行動が取れるのかがとても重要な指標となってきます。今後も、このような行動ができる人間をより多く育てたいと考えています。

生徒の思いやり溢れる行動に感謝です。

本日より本格的な授業

昨日は全校集会、そして課題テストが行われ、本日より全学年で本格的な授業が再開されました。

昨日の全校集会では「覚悟」について話をしました。

本日は、普段、「覚悟」について考えていることを書きたいと思います。

辞書によれば、「覚悟」とは『困難なことを予想して、それを受けとめる心構えをすること』とあります。何となく意味は分かりますが、どのようなことが「覚悟」をするということなのでしょうか。

では、少し回りくどいですが、「覚悟することができない」から考えてみましょう。「覚悟することができない」ということは、何か不安や心配があり、自分自身で決められずに立ち止まっている状態を指しているのではないでしょうか。では、不安や心配とは何でしょうか。失敗したり、挫折したりすることでしょう。「どうせ、私にはできない」という自分自身の弱い気持ちなのではないでしょうか。では、なぜ弱い気持ちになってしまうのでしょうか。それは、目に見える結果ばかりを気にしているからかもしれません。また、周りの目が気になるのかもしれません。確かに、目標に向かって努力するわけですから、結果は大事です。でも、目標を追い求める過程で得られるものの大きいと考えます。また、周りの人はそんなに厳しいでしょうか。

では、「覚悟」をするということはどのようなことなのでしょうか。自分で進むべき道を決め、不安や心配に立ち向かう強い気持ちを持ち、行動することだと考えます。でも、強い気持ちだけでは、不安や心配を払拭することはできません。不安や心配を払拭するためには、事前に困難について考え、その準備や対策をすることが大切です。困難なことに当たるわけですから、簡単にはそれは乗り越えることはできません。それ相応の準備や対策が必要です。準備や対策があっても失敗はします。失敗を含めた準備が必要なのです。そして、準備や対策をすすめ、行動を起こそうとしている人には、必ず支援や応援をしてくれる人が現れます。学校であれば、先生だったり、クラスの友だちだったりします。すべての不安や心配を払拭することはできないかもしれませんが、応援、支援してくれる人の存在は、強い気持ちを持てるだけでなく、準備や対策に当たり多くのアドバイスをもらえて多少の失敗でも軌道修正することができます。「覚悟」を持つことによって、一人だけで悩むことはなくなるのです。でも、進むべき道を決めるのは自分であること、自分を信頼することを忘れてはいけません。そうしなければ、その時、あなたにとって真に必要な声が届かなくなってしまいます。

恐れることはありません。「覚悟」を持って、多くのことに挑戦してください。

本日で冬休みも終わり

1、2年生にとっては長かった、3年生にとっては短く感じられた冬休みも本日で終わりです。

明日は、大掃除、全校集会後は、1、2年生は課題テスト、3年生は通常授業となります。1、2年生の皆さん、課題テストの勉強は進んでいるでしょうか。2019年初めてのテストです。しっかりとした態度で臨みましょう。3年生はセンター試験まで僅かとなりました。残り少ない時間ではありますが、焦らずに、直向きに学習に取り組んでください。

本校は2学期制をとっているため3学期とは言いませんが、1月から3月までの時期は、1年を振り返ってまとめをする、そして、次年度にジャンプアップするために準備をする、非常に大切な時期でもあります。

3年生の皆さん、卒業式を含め、学校に来ることができるのは、あと20日余りです。残り少ない高校生活を充実したものとしてください。また、次のステージに進む準備を着実にしてください。

2年生の皆さん、進路を決める大切な時期が始まりました。人生を切り拓いていくのは、自分以外の誰でもありません。選択、決定をする覚悟を持ってください。

1年生の皆さん、あと3ヶ月で新入生が入ってきます。中堅学年としての自覚を高め、すべての活動の中心となる覚悟を持ってください。

この時期が、皆さんにとって有意義な時間となることを期待します。

新年、おめでとうございます

新年、明けましておめでとうございます。

1、2年生にとっては、少し長めの冬休みだったのではないでしょうか。新年に向けての新たなる目標設定はできたでしょうか。

3年生は、いくら時間が合っても足りなかった年末、年始だったかもしれません。

早いもので、センター試験まで2週間余りとなってきました。3年生は、最後の追い込みです。3年生は、本日、明日とセンター試験のプレテストを実施しております。本番さながらの時間帯での実施で、本日は午前中に社会、午後は国語と英語になります。明日は理科、数学となります。

頑張れ、3年生。

3年生の課外、最終日

平成最後の12月も、もうすぐ、終わろうとしています。「年末寒波」の影響を心配していましたが、それ程雪は降らず、一安心。本日が3年生課外の最終日となります。寒波は、しばらく、日本列島に居座るということですので、しっかりと寒さ、雪対策をして年を越そうと考えています。3年生の皆さんも、しっかりと体調管理に気をつけながら、最後まであきらめずに頑張ってください。

さて、平成30年を振り返りと、今年も、生徒がさまざまな分野で活躍した年だったと感じています。スポーツ大会ではクラスの団結力を、校内文化祭では普段見られない才能を、そして国際理解・国際交流発表会では事象に対する探究力をみることができました。そのほか、国内外の研修やボランティア活動にも積極的に参加しました。また、部活動でもこれまでにない結果を残しました。このような生徒の活躍に、大いに感動し、そして活力をいただいた1年だったと感じております。

来年はイノシシ年です。平成最後のときに悔いを残さないように、また新しい時代に向けて飛躍できるように、今年同様にさまざまなことにチャレンジ(Challenge)し、そして、自分自身をチェンジ(Change)することのできるチャンス(Chance)の年にしたいと考えています。

では、イノシシになぞらえて、来年に向けてのメッセージを送ります。

まず、「猪突猛進」、自己の目標に向けて、あらゆることに挑戦し、直向きに励みましょう。そして、「猪見て矢を引く」ことのないように、あらゆるものを予測して対策を講じておきましょう。決して、「山より大きな猪は出ぬ」ものです。良い結果を導き出すためには、大きな努力が必要です。努力のすべて報われるわけではないですが、良い結果を出している人は間違いなく努力をしています。直向きに努力しましょう。

来年が良い年でありますように。

3年生、今日も頑張る

平成30年もあと5日。片手で数えられるようになってきました。

本日も3年生は課外授業です。センター試験まで、約3週間余りとなってきました。目標達成に向け、是非とも頑張ってもらいたいです。

全国で60万人ほど受験するセンター試験ですが、数学を除き、「次の4つの中から選びなさい」という形式の問題です。1990年から始まり、もう既に30年近くの歴史を持っています。そのため、選択問題といえども、練られた良問が沢山あります。確率的にはすべて①を選べば25点は取れるはずですが、中途半端な勉強をすると、いわゆる「引っかけ問題」にはまり、25点を下回ることがあります。

センター試験は暗記型の勉強を助長すると良く言われています。半分正解のような感じもしますが、半分は違うとも思っています。試験の問題には正解が必要であり、その正解は揺らぎのないものでなくてはなりません。判断力を問う問題、たとえば「あなたは今後どのように生きたいですか」という問いに、揺らぎのない答えはあるでしょうか。

そもそも「勉強する」とは、どのようなことなのでしょうか。

辞書によれば、勉強とは、学業や仕事に精をだすことと書かれています。つまり、勉強とは「習得」ではなくて、努力することに当たります。いま、知識の習得が必要であるならば、それに向かって努力することが勉強です。

習得よりも努力することの大きさを分かれば、今やっていることの大切さを感じることができるのではないでしょうか。

てつがくカフェ

平成30年も、あと6日となりました。明日からの、年末寒波が少し心配です。

さて、先週の金曜日12月21日に、安積黎明高校を会場として、高校生のための生き方セミナーである「てつがくカフェ」が開催されました。橘高校、会津高校をはじめ、県内各地の高校9校より、昨年の約2倍の47名の高校生が参加しました。本校からも2年生を中心に6名の生徒が参加しました。

本セミナーは、県教育委員会が、新たな時代の生き方や働き方について、高校生同士が対話をとおして思考を深め社会性を育むことを目的として開催している行事で、昨年度から始まったものです。福島大学の人間発達文化学類の小野原雅夫教授をファシリテーターとして、自分たちが抱えている問題に対して、お互いの考えの共通点や相違点を確認しながら、自由に議論し考えを深めていくものです。

哲学カフェそのものに興味があったこと、そして、小野原先生とは旧知の仲だったことから、昨年も見学させていただき、高校生の熱き議論に圧倒されたことを覚えています。今年のテーマは何だろうと想像しながら、時間ぎりぎりとなりましたが、何とか間に合うことができました。ちなみに、昨年は「よりよく生きるとは何か」というテーマでした。小野原先生より、今年はみんなでテーマを決めましょうと提案があり、本当にびっくりしました。2時間の時間内に、テーマ決め、話し合いができるのだろうかという不安からです。しかし、30分余りで意見を集約し、テーマを決めることができました。うまいなと思いました。そして、生徒を信じるとはこういうことかと感じさせられました。今年のテーマは「人間は何のために生まれてきたのか」です。

約1時間半の議論、小野原先生がテーマ決めの時に少し心配したように、『人間』を「人類」と考えるか、「自分」と考えるかで、すこし議論の方向性が変わってしまいます。最初は、このことにより議論が拡散するような感じを受けましたが、最終的には、議論の方向性が定まり、自己と他者との関係で議論が続き、考えが深まっていきました。約2時間、現在の高校生の考えを聞く貴重な時間を頂いたと感じております。

大いに刺激を受ける、「てつがくカフェ」でした。

連休中の生徒の活躍

平成最後の年の瀬も、あと1週間余りを残すのみとなりました。本日はクリスマスです。皆さんは、昨日は楽しいひとときを過ごせたでしょうか。前述しましたが、この1年を振り返り、家族とゆっくりと会話をする機会を持つことは大切です。

さて、先週末も各地で生徒が活躍した。今回は、文化部の活躍が目立ちました。

土曜日22日、ビックアイ6Fの市民ふれあいプラザで開催されている郡山市内高校美術展へ足を運んできました。この美術展は、郡山市文化祭の参加行事で、市内高校の美術部の作品が一同にそろうものです。各高校より、日頃の部活動の成果を示す1、2年生の作品が出展されていました。それぞれの高校、そして、個々人においても、特徴、持ち味が出ており、素晴らしい作品ばかりでした。作品を見ながら、現在の高校生の内面に触れる機会を頂いたと感じております。

同じく土曜日22日には、音楽部が、星ヶ丘病院でクリスマスコンサートを開催しました。このコンサートは、毎年、本校の音楽部が同病院でクリスマスの時期に実施しているものです。今年も、多くの病院の利用者や職員の方々に、一足早いクリスマスを届けることができました。特に、介護施設では、多くの高齢者の方々に喜んでもらうことができ、演奏後、生徒たちはお褒めのことをいただき会話を楽しんだようです。

最後に、21日から23日まで、秋田市文化会館で開催されていた第51回東北地区高校演劇発表会では、本校演劇部の「SHIROCK」が優良賞に輝きました。最優秀賞はふたば未来高校でした。本県代表の2校が、東北大会でも活躍したことは、大変偉業なことであり、嬉しく思っております。今朝、秋田から帰ってきた生徒へ労いの言葉をかけました。生徒たちからは「貴重な体験をし、充実した時間を過ごせました。面白かったです。来年も頑張ります。」とすがすがしい言葉が返ってきました。

充実の中で平成最後の12月も終わろうとしています。今年1年、生徒に感謝です。

頑張れ、3年生

昨日で1、2年生の課外が終了し、本日より3年生のみの課外が継続されている。

勉強には何が大切なのだろうか。1つは、集中力ではないかと考えている。高校時代、成績の良い友人がいた。彼とは、お互いに遠距離通学をしていると言うことで、電車の中で寝過ごしてしまった話など、お互いの苦労話をする仲の良い友人だった。非常に気さくであった彼とは、休み時間には大いに冗談を言い合っていた。しかし、考査前の放課後、彼が数学の問題を解いているときは、話しかけても返事が返ってこないほど集中して問題を解いていた。これが、大きな差となって成績に表れることは、後で大いに気付かされた。また、2つめのポイントは、切り替える判断力ではないかと考えている。私自身、優柔不断な性格で、切り替えが下手で、だらだらと行動することが多々ある。遊ぶときも勉強するときも、部活動をするときも、そのこと以外は考えないで一生懸命に務めることが大切であろう。大分昔の話になるが、秋田県の伝統校に先進校視察に行った際に、その高校では、インターハイの時期には、「部活動強化月間」として部活動を最優先にしていると答えが返ってきた。だらだらと行動させず、切り替えが上手くできる人間を育てるということであった。一挙両得、一石二鳥とは簡単にいかない。集中力を保つためには、切り替えが大切である。

天才は99%の努力である。今は、上手く切り替えをしながら、集中力を持って励むしかない。

3年生の諸君、最後の追い込み、頑張れ。

冬休みに入っても

先週の14日(金)には冬休み前の授業がすべて終わりましたが、全学年とも課外授業をしているため、普段と変わらない朝の登校風景です。1、2年生については午前中で課外が終わりですので、本校舎は午後は静かになります。しかし、南校舎では、3年生を対象とした授業が午後4時頃まで続いており、普段以上に大変かもしれません。センター試験、一般試験に向けて最後の追い込みの時期ですので、1日1日を大切にしてもらいたいです。

本日は、午後、教員を対象としたアクティブラーニングの研修会が開催されました。9月下旬に、広島県の安古市高等学校に先進校研修に行った教員より、安古市高等学校でのアクティブラーニングに関する取り組みの様子をビデオ映像を交えながら聞く機会を持ちました。

アクティブラーニングとは、教師が一方的に教え込む授業ではなく、生徒が能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法です。現在、情報化やグローバル化が急速に進展する変化の激しい社会の中で、多様性や創造性といった力を持った人材がより一層求められています。そのような人材を育てるためには、単に知識の獲得を目的とするのではなく、得た知識をどのように活用するかをしっかりと考えさせる必要があります。また、問題の解決や新たな価値の創造のためには、他者と協働作業が重要になるために、コミュニケーション力やチームで働く力などヒューマンスキルが必要となってきます。国際科学科の本校としては、思考力・判断力・表現力を伸ばしていくことは学校の使命でもあります。現在、本校での全体的な取り組みは、年に一度、国際部が作成した指導案のもとすべての教員が統一の授業を行うという実践を通して、アクティブラーニングの研究を進めています。

この研修をもとに、より一層の授業の充実を図っていきたいと考えています。

冬季休業前全校集会、開催

本日12月14日、冬季休業前の全校集会を実施しました。月曜日12月17日(月)より2019年1月7日(月)まで、3週間強の冬季休業に入ります。

長期の休業は学校生活から長く離れるため、生活のリズムを崩したり、気持ちのゆるみから事故や問題行動が発生しやすくなります。生徒指導部から「冬休みの過ごし方」を生徒に配布しましたので、家庭においてもご確認をお願いします。

そして、冬季休業明けの、1月8日(火)には1、2年生については課題テスト、そして、3年生については1月25日(金)より学年末考査となりますので、計画的な学習を心がけるようにご家庭からもご指導をお願いします。

なお、年末年始(12月29日(土)~1月3日(木))は学校が閉庁となります。証明書類等が欲しい場合は、なるべく早く担任又は事務へ頼んでください。

保健だより、冬休み号(第8号)

本日、保健だより、食育だよりが発行されました。その中から、気になったところを少し挙げてみたいと思います。

まず、インフルエンザの注意喚起の記事です。本日の午前中の段階では、郡山市内の小、中、高等学校では、34名のインフルエンザの罹患生徒が存在します。今後、冬休みに入り、全国的に人が移動する季節になります。人の移動は感染症、特にインフルエンザの移動にもつながります。特に、センター試験を控えている3年生は、マスクなどを着用して、インフルエンザ対策を万全にとってください。

また、先日行われた山崎有理子先生による栄養講話での睡眠の話が特集されました。睡眠は、心身を回復させ、記憶を整理するために非常に大切なものです。質の良い睡眠をとるためには、メラトニンが必要です。メラトニンを合成するためには、朝食でタンパク質を摂取することが大切です。食育だよりでも、風邪を引かないため、特にタンパク質とビタミンA・Cの摂取を心がけるようと書かれています。この機会に、バランスの取れた食事、特に朝食について考えてみましょう。

最後に、春の健康診断で虫歯などを指摘された生徒は、この長期の休みに治療を行ってください。特に、3年生で自宅を離れ新しい土地で生活が始まる生徒は、3月になると何かと忙しくなりますので、この機会を利用してください。

保健だより、食育だよりは、本日生徒に配布しましたので、一緒に読んでいただき、家庭内の話題にしていただければ幸いです。

12月の花、第2弾

正面玄関には、お正月を迎えるための花が飾られました。

お正月と言えば松です。一年を通じて葉を落とさない常緑樹であることから、永遠の命や繁栄をあらわしているとされています。今回、使用した松は若松です。

そして菊です。今回は、あざやかな黄色の菊をメインに使用しています。菊は元々、不老長寿の薬として中国から日本へ伝わってきたものです。そのため、長生きの縁起物とされています。お正月の花としては、梅の代わりに飾ったりもすることがあるそうです。

また、写真では分かりづらいですが赤い実の千両も飾られています。秋口から冬にかけて真っ赤な実を付ける千両や万両は、花の少なくなる冬に彩りを加えてくれる実としても有名です。

そして、青のアイリスが全体を引き締めています。

授業日も、本日を含め、あと3日となってきました。2019年が良い年でありますように。

未来の福島県知事選挙を実施

本日、主権者教育の一環として、2年生を対象とした未来の福島県知事選挙(模擬選挙)が実施されました。「投票箱」「記載台」は郡山市選挙管理委員会事務局よりお借りしたもので、本番さながらに投票する体験をしました。投票時間はお昼休みの時間のみ。生徒たちにとっては忙しいときではありましたが、ほぼすべての生徒が模擬選挙に参加したようでした。

2年生は、事前に「現代社会」、「政治経済」などの授業で、県から配付された「私たちが拓く日本の未来」で選挙の仕組みを教わり、その後、各候補者の政見に関する資料や選挙公報を参考に、それぞれの政策の違いなどを考えながら、この日を迎えました。

主権者教育とは、どのようなものでしょうか。主権者教育は、単に若者に選挙に行かせるため、また、選挙の仕組みを知るためのものではありません。主権者教育とは、様々な利害が複雑に絡み合う現代の社会の中で、社会が直面する課題について考え、できるだけ多くの合意を形成し、今とこれからの社会をつくるために政治に参画することを目指す教育だと考えています。社会を知り、その社会の課題について考え、それぞれが意見を持ち、議論して決める過程を学ぶことだと考えています。

ですので、本日の模擬投票は、主権者教育のごく一部です。来年は、国政レベルの選挙では、参議院議員通常選挙が実施されます。今回の模擬投票を契機に、どのような社会を形成したいのかを真剣に話し合って欲しいと願っています。

オーストラリアからの訪問客

昨日、オーストラリアのブリスベンより本校に訪問客がありました。リンデン、ケリーご夫妻です。

夫妻は、今年の夏のオーストラリア研修で本校の引率教諭がホストファミリーとしてお世話になった方々で、帰国後も引率教諭が何度か夫妻と連絡を取り合っていたそうです。今回、旅行好きな夫妻が6回目の日本旅行を計画した際に、是非とも今回出会った日本の高校生と再会したいということで、今回の訪問の運びとなりました。夫妻には、LHRで1年生全員、そして一部の3年生に対して「25ドルから始まった人生」という題で講演もしていただきました。すべて英語での講演となりましたが、生徒たちは必死に耳を傾け、メモをとりながら、講演に聴き入っていました。講演の最後、リンデンさんからは、「自分のお金や時間をつまらないものに使わないで欲しい。自分の興味のあるものをじっくりと考え、私が妻と(チームを作って)頑張ってきたように、お互いに協力し切磋琢磨できる仲間(チーム)をつくり、自分の夢を叶えて欲しい。目の前にあるのは、何も書かれていない本です。この本に、自分の人生を書き込んでください。」と生徒にエールを送ってくれました。ケリーさんからは、「恐れず行動して欲しい。壊れたもの(失敗したもの)は、修復すればいい。」と挑戦する大切さが語られました。

講演後も、リンデン、ケリー夫妻は、生徒の掃除風景をみ、1年5組の生徒との触れあいを行い、そして部活動まで見学していきました。5組には、まだオーストラリアに行ったことがない生徒のためにということで、カンガルーの毛をプレゼントしていただきました。夫妻は生徒たちに「毛皮を触ってみて想像してみて」とやさしく生徒たちに語りかけていました。アイディア一つ一つに、お二人の素敵な思いが込められていて、とても感動でした。

 リンデン、ケリー夫妻は、帰り際に、「本日は最高の一日だった」と感謝の言葉を口にしました。実は、リンデンさんは、技術者として専門的な仕事をしているので、大勢の前でプレゼンしたことはなく、まして自分の人生を語ることが誰かのためになるなど思ってもいなかったようで、最初はためらっていたということでした(原稿づくりは、実は8月ごろから始まっていたようですが)。誰かのために、誰かが笑ってくれるならと引き受けてくださったということを、夫妻が帰った後に、引率した教員から聞きました。

そして、リンデン、ケリー夫妻が、「本日は最高の一日だった」と心の底から思ったのには理由があったのです。夫妻は、学校に到着した際に、正面玄関に自分たちの名前が入った美しいウェルカムボードを見つけ、非常に喜んでいました。そのボードのキャンバスは、夫妻を歓迎する言葉と、日本の地図そして舞妓さんのシルエットが描かれたものでした。実は、1年5組で美術部の藤沼みちるさんが、夫妻が学校に訪問するということで、心を込めて作ってくれたものでした。当日の朝まで製作をしていたそうです。夫妻は、それをお土産として、とても大事そうに持ち帰りました。夫妻にとっては、それが特別なものに感じたのではないでしょうか。リンデン、ケリー夫妻も、藤沼さんも、それぞれが誰かのために、だれかを幸福にするためと、行動してくれています。

本校の正面玄関のガラスケースには、ケリーさんが生徒に持たせてくれたコアラのぬいぐるみが飾ってあります。そこには、本校の生徒、引率教諭、そしてこの研修に関わったスタッフ全員が、この研修でお世話になった人たちへの感謝の気持ちを忘れないように、それぞれの思いが書き込まれています。

リンデン、ケリー夫妻に感謝です。良き旅を。

そして、生徒に感謝です。

12月の花

12月、クリスマスのシーズンとなってきました。授業「日本の伝統文化」の3年生の折笠悠路くんの作品が正面玄関を飾っています。

この作品は、クリスマスをイメージして白、赤、緑の配色がとても素敵な作品となっております。白はデンファレ、赤はカーネーション、そして緑には松を使用して、透明な花器に投げ入れをしました。シンメトリー的な配置や白色の枝で二つの花器を繋いだあたりは、折笠くんのオリジナルの工夫を感じさせます。とてもかわいらしい、オシャレな作品となっています。

さて、クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う行事ですが、実際はイエスの生誕はいつであったのかは定かではありません。そのため、カトリックやプロテスタントの教会は12月25日に設定していますが、ギリシア教会は1月7日、アルメニア教会は1月19日と定めています。では、カトリックやプロテスタントの教会が12月25日に設定したのかといえば、古代ローマのミトラ教の冬至祭を取り入れていったからだともいわれています。また、クリスマスにはイヴがあり前日からお祝いをしますが、なんてヨーロッパ人はお祭り好きなんだろうと思いませんでしたか。それは、ローマ帝国の暦が日没を一日の始まりとしており、前日よりお祭りが始まったことに由来しているといわれています。

キリスト教会内では、クリスマスはツリーのもとで家族とゆったりと過ごす祭日です。みなさんも、1年の終わり、クリスマスの日、家族とこの1年について話をしてはいかがでしょうか。

今年1年、生徒に感謝です。

12月に入りました

12月に入りました。授業日もあと2週間、冬休みも迫ってきました。

皆さんにとって、今年はどんな1年だったでしょうか。

機会を見つけて、振り返りをすることは大切なことです。今年を締めくくる意味でも、この1年を振り返ってみましょう。「できたこと」「できなかったこと」「やりたかったこと」などをじっくりと考えてください。そして、その考えたことを紙に書き出してください。先日の栄養講話でいらっしゃった公立藤田総合病院の管理栄養士、公認スポール栄養士である山崎有理子先生も、紙に書き出すことの大切さを講話の中でお話をしておりました。「紙に書き出す」という行為の中には、単に「記録する」という要素だけでなく、「整理する」という要素があります。「整理する」ことにより、成果と課題が見えてきます。がむしゃらに前に進むことも大切ですが、機会を見つけて振り返りを行うことも必要です。そこから、次の目標が見えてくることがあります。

来年は5月より新しい年号が始まります。平成という1つの時代が終わります。

しっかりと振り返りをして、年を越す準備をしましょう。

 

1年生、表現力養成講座開催

昨日11月29日、1年生は、6・7校時に表現力養成講座を開催しました。今年度、2回目の開催となります。

よく、「話すように書けばいい」という人がいます。しかし、本来、話すことと書くことは、まったく違う行為です。書くことの基本的な機能は自分の体験や考えを整理することだと考えています。何となく考えていたものも、いざ文章にするとまとまらないという経験は多々あるでしょう。書くという行為の中には、自己の体験や考えの意味を明らかにしていく思考過程が含まれています。また、書かれた言葉は、紙の上で定着し、時間を越えることができます。それを見返すことによって、不安定なものにその都度改善を加え、より確実なものへとしていくことができるのです。つまり、紙の上をとおして、自己との対話を繰り返すことにより、思考を深めることができるのです。しかし、話すということを軽んじているわけではありません。話すという行為は、自己だけではなく、直接的な他者との交流があります。自分の考えに他者の考え・ものの見方が介され、自分の考えに新たな光を与えてくれます。自己の考えに幅を持たせるためには、他者との交流は欠かせません。

しかし、書くことも話すことも、自分の考えを深めるためには大切な要素です。本校は、体験活動が多い学校です。その活動に意味を持たせるためには、書くことや話すことは不可欠です。

1年生のみなさん、自己の体験をしっかりと書いたり、話したりしましょう。

11月の花、第3弾

11月の花、第3弾は、授業「日本の伝統文化」のアメリカからの留学生のヒメナさんの作品です。

今回の作品を見たときに、その高さ、広がりに驚きを持ちました。誰の作品なのかを確認すると、ヒメナさんと分かり、2度目のびっくりです。花が主役というよりも、まわりの緑が主役といった作品でしょうか。大胆、豪快といった作品です。

アレカヤシは、葉をカットして面白さを出したり、その茎の曲線を活かしてゆったりとした空間を作ったりと、使い手の創造力が試される花材でもあります。化石柳も、葉こそないものの、アレカヤシと同様の特性を持っています。その2つを、小さくまとめず、大胆、豪快に使っている面白い作品です。

また、ピンクのスプレーストックがとてもかわいらしいです。ちょっと季節外れのひまわりが、遠慮して、小さく咲いているところも面白さがあります。

考査前から正面玄関を飾っていましたが、紹介が少し遅くなってしまいました。生徒に感謝です。

中間考査、終了

本日、中間考査が終了しました。

ほっとしているでしょうが、ここからが大切なところでもあります。まず、しっかりと中間考査の反省をしてください。すべての出来事には原因があります。単にテストの出来不出来に一喜一憂するのではなく、できなかったことには「なぜ」の問いをしっかりと持ってください。そして、改善点を明白にして、後期期末考査に向けて第一歩を踏み出しましょう。

さて、本日の午後は、生徒・保護者に向けた栄養講話が開催されます。講師は、公立藤田総合病院の管理栄養士、公認スポーツ栄養士である山崎有理子先生です。

本校の栄養講話は、心身の健康のために必要な栄養についての専門的な知識を得ること、部活動、特に運動部に所属している生徒に対して適正な食生活を考える機会をあたえることを目的として実施されています。今回は1、2年生の運動部を中心に78名の生徒の参加希望が出ております。

先ほども書きましたが、すべての出来事には原因があります。なぜ記録が伸びないのか、なぜ走り負けるのかなどを考えたとき、精神的なことも一因としてあげられますが、精神を支える肉体が適正に機能できる状態になっているかを考えることも必要です。今回は、栄養面から心身の状態を考える機会としましょう。多くの部活動で、オフシーズンとなります。来春のインターハイ、コンクールを最高の状態で臨むためにも、身体づくりについて真剣に考えましょう。

演劇部、東北大会へ

考査中でしたが、先週末も各地で生徒が活躍しました。

演劇部は、11月23日(金)から25日(日)まで、とうほう・みんなの文化センターで行われた第72回福島県高校演劇コンクールに臨みました。結果は、見事、最優秀賞に輝き、来月12月21日(金)から23日(日)まで秋田市文化会館で開催される東北大会へ出場することになりました。今年度は、演劇部とは相性が合わず、春の発表会、コンクール地区予選と出張が重なり、観る機会を失っていました。やっと、今回足を運ぶことができました。高校演劇の素晴らしさは、演じる者の直向きさ、一生懸命さだと感じています。観る者も、その直向きさ、一生懸命さに応え、一緒に舞台を創ります。県大会の出場校は、すべての作品が素晴らしかったです。

また、バドミントン部も、女子団体、個人が、11月21日(水)から23日(金)まで、あづま総合体育館で行われた新人体育大会県大会に臨みました。結果は、団体はベスト8に輝きました。あと一歩で東北大会の出場権は逃したものの、見事な成績を残しました。

演劇部、バドミントン部ともに、考査中の大会参加、大変ご苦労様でした。

本日からの考査、頑張れ。

考査前半、終了

昨日は、県立学校長会議で終日学校を離れていましたが、無事中間考査が始まりました。

本日は、中間考査2日目。生徒から今回の考査の一番の山場だという声が聞こえてきました。理由は、考査後半の科目は三連休を挟むためにその間に勉強できるが、考査前半の、特に2日目の科目の勉強のやりくりが難しいということでした。

計画的に学習を進めるということは、言うことは簡単ですが、実際それを実行することは大変なことです。先日もお話ししましたが、分かり始めると「あれも、これも」と気付き始めます。勉強時間はいくらあっても足りなくなってしまうのです。まずは、まとめには非常に時間がかかることを知ることが大事ではないかと思っています。特に、部活動をやっている者は、時間がかかるからこそ、普段の生活の中で、部活動と勉強の両立をどのように図っていくのかを本気で考える必要があります。少しでも空いている時間をあれば、その時間に勉強をする習慣をつけること、「ながら勉強」をせず集中力をもって勉強することなどが大事ではないかと考えます。時間に支配されず、時間を有効に使える人間になりたいものです。

明日は、金曜日ですがサタデースクール(学校開放日)です。生徒の皆さん、考査後半に向けて全力を向けてください。

頑張れ、「You can do it」

明日より後期中間考査

いよいよ後期中間考査が、明日21日より始まります。生徒の皆さん、準備は万端に整っているでしょうか。

後期中間考査は、連休を挟んで、27日まで続くことになります。考査期間中は、遅くても13時にはすべてのテストが終了します。生徒は普段よりも早く帰れることになりますので、ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

2、3年生については、すでに第二外国語や実習を中心とした一部の科目の試験が昨日より実施されています。生徒の皆さん、少し長めの考査期間にはなりますが、集中力を切らさないようにしてください。

生徒からは、「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という言葉を良く聞きます。その言葉を聞く度に、少しだけうれしくなります。何かを取り組みはじめ、少しでも分かり始めると「これも、あれも勉強しないと駄目だ」と気付き始めます。つまり、分かり始めることがなければ、時間が必要なのかどうかも分からないのです。そのため、「時間が欲しい」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので、少しだけうれしくなります。しかし、「少しだけ」というのは、そのことを考査期間ではなく、普段の生活の中で分かって欲しいという欲張りな願いです。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。そして、過ぎた時間は決して返ってくることはありません。もしかしたら、この平等に与えられた時間をどのように使うかを学ぶところが学校かもしれません。

頑張れ、あさか開成生、「You can do it」

生徒の活躍

考査1週間前ではありますが、先週末も生徒が活躍しました。

11月17日(土)~18日(日)、本校JRC委員会の生徒5名が、いわき新舞子ハイツで行われた平成30年度福島県高等学校青少年赤十字連絡協議会秋季総会・活動発表大会へ参加してきました。参加した生徒は3年生の西條萌さん、遠藤虹心さん、稲毛真桃芽さん、2年生の安田百花さん、松本彩さんの5名で、活動発表大会の成績は優良賞でした。今年度は、7月の西日本豪雨、9月の台風21号、北海道胆振東部地震、そして10月の台風24号と大きな自然災害が立て続けに起きました。JRC委員会では、被災地に向け、自分たちがどのようなことができるかを考え実行してきました。募金活動についても、「1円募金」という形で自分たちの財布から出しやすい金額に設定し、「何のために」ということで壁新聞を作成して募金の意味を全校生徒に理解してもらうように努力していました。そして、従来どおりの募金集めだけでなく、全校生徒から励ましの言葉を集めモザイクアートを作成し、雑巾ととともに送ったことなど、「今何ができるか」を考えて行動していたことを思い出します。今回の発表は、その1年間の足跡を「あさか開成Sprits ~JRC委員会の取組~」としてまとめたものです。

惜しくも最優秀賞は取れなかったものの、今年度のJRC委員会の活動は大変立派だったと感じております。また、西條さんと遠藤さんは、この大会では県役員としても、司会・報告の運営から準備・後片付けまで幅広く活動してくれたようです。

生徒の活躍に感謝です。

Ⅰ期選抜募集要項、アップロード

今週の初め、11月12日(月)、本校のⅠ期選抜募集要項・志願理由書が本校ホームページにアップロードされました。本格的な入試シーズンの始まりです。

平成31年度の県立高校Ⅰ期選抜は、来年の平成31年1月17日(木)から1月22日(火)まで出願受付を行い、平成31年1月31日(木)には面接や実技等の試験が実施されます。

話は少し変わりますが、1年生のみなさんは、昨年のこの時期は、志望校を決定し、進路実現に向けて直向きに頑張っていたのではないでしょうか。不安に潰されそうになりながらも、自分を信じ、地道な勉強をあきらめず継続していたはずです。このような時期は、人生において非常に大切な時期でもあります。自己と対話し、自分自身の課題を見つめ、その課題を乗り越えるために様々な挑戦を繰り返します。その体験を経て、本校に入学してきました。2年生が3年生0学期ならば、1年生は2年生0学期です。2年生は、充実の学年とも呼ばれ、高校時代の中で一番あらゆることに挑戦できる時期でもあります。何を求め高校に入学したのかを思い出してください。充実した2年生を送るためにも、この中間考査を機に、将来について考え、自己との対話をもう一度始めてください。本校は、君たちの未来を切り開く、多くのプログラムを用意しています。

がんばれ、1年生。

2年生、分野別進路ガイダンス実施

本日は抜けるような青空が広がり、暖かい日となりました。小春日和とはよく言ったもので、穏やかな一日となりました。来週からは日本上空には寒気が入るということですので、中間考査を控える中、体調管理をしっかりとしていきたいものです。

2年生は、修学旅行が終わり、切り替えの時期です。本日は、分野別の進路ガイダンスが開催されました。3年生0学期の始まりです。この中間考査を機に、自分自身の進路実現のためのプランづくりを始めましょう。ちなみに、大リーグで新人賞を獲得した大谷翔平選手は、高校時代に、60歳過ぎまでの自己の未来年表を作成し、それに近づくために、今、何が必要かを考えていたそうです。また、過日のボッチャ協会の村上光輝氏も「何をどのようにしたのかを具体的に表現できれば、自ずと協力者が出てくる」と言っていました。目標づくり、そのための具体的な方策づくり、そして最後は継続的な努力が進路実現には必要不可欠です。自覚を持ち、前へ進みましょう。私たちは、君たちの進路実現のため、全力で応援します。

がんばれ、2年生。

中間考査、1週間前

後期中間考査が来週の21日(水)より始まります。

考査1週間前より職員室の立ち入りが禁止されるので、恒例の職員室出入り口で「先生に質問があります」という声が聞こえ始めました。また、放課後は、教室ではお互いに問題を解き合っている様子も見られるようになってきました。私は、この時期の通常とは少し違った活気が大好きです。

前期、思い通りの力が出せなかった生徒は、前期の反省を活かして、計画的な学習に取り組むことを期待します。本校は前後期の二期制なので、中間考査がひとつの大きな区切りであることを意識し、学習に取り組んで欲しいと思っています。

また、この時期は、3年生の大学・短大の推薦入試が山場を迎えようとしています。昨日も、3名の生徒が校長室を訪れ、「明日試験に行ってきます」と挨拶に来ました。

この時期、推薦入試に臨む生徒は、中間考査を控えて、気が気ではないかもしれません。しかし、推薦入試は、その生徒の高校時代3年間の足跡を見ながら総合的な人間力が試される試験です。直前の付け刃の学習を見るものではありませんので、どっしりと構えて、3年間本校で学んだことに自信を持ち、正面からぶつかってきて欲しいと思っています。

がんばれ、3年生。

11月の花、第2弾

11月の花、第2弾は、授業「日本の伝統文化」の韓国からの留学生のソンくんの作品です。

白に紫の縁取りが入ったフリルのような花びらを持つカーネーションと紫色のウチョウランの組み合わせがとても素敵な作品になっています。ハランが広がりを出すとともに、ユーカリがちょっとした面白さを出し、とても良いアクセントになっている作品です。

ユーカリは、オーストラリア原産の常緑性の高木です。オーストラリアには、多くのユーカリが自生しています。葉の色はいわゆる緑ではなく銀灰色と呼ばれ、シルバーがかった綺麗なグリーンの色をしています。ユーカリと言えば、コアラが食すイメージがありますが、この品種は残念ながらコアラは食べることはありません。コアラが食べる品種は「プンクタータ」などの限られた品種だけです。

今週も、生徒に感謝です。

先週末も生徒の活躍

先週末も、各地で生徒が活躍しました。

11月9日(金)、世界水族館会議に合わせて本校と白河旭高校の生徒14名が、いわき市のアクアマリンパークで、本県のPR活動を行ってきました。アクアマリンふくしまでは、11月5日より、世界の水族館関係者らが集い、海洋汚染問題や飼育環境などについて考える「第10回世界水族館会議2018福島」が開催されており、会議には米国や中国、フランスなど35カ国から水族館職員や海洋研究者ら約500人が参加しておりました。生徒たちは、その参加らに本県の魅力を伝えるとともに、2020年に本県で東京オリンピックの野球とソフトボール競技が実施されることなどを英語で説明してきました。

また、11月10日(土)には、2年生の池田綾乃さんが、仙台市の宮城調理製菓専門学校で行われた平成30年度牛乳・乳製品利用料理コンクール東北大会に臨みました。池田さんは、過日の県大会で「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で上位2名に与えられる東北大会出場権を獲得しております。東北大会での結果は優良賞でしたが、食物系学科ではない高校でこの成績は大変立派なものだと感じております。この作品のヒントは、韓国からの留学生ソンくんとの会話の中からヒントを得たもので、国際科学科らしい作品となっています。

それぞれの生徒の活躍に感謝です。

充実した国際理解・国際交流発表会

昨日、11月8日(木)、国際理解・国際交流発表会が無事終了しました。それぞれがとても充実した内容の発表を行いました。

国際理解・国際交流発表会は、今年度の総合的な学習の時間での国際理解講座をとおして学んだことを手がかりとして各学年でより理解を深めたもの、国内外の各種研修やセミナーに参加して感じたことや、得たものを、発表する場です。今年度は、Global Spirits(海外研修関係)で7本、Creative Spirits(校内学習)で4本、Human Spirits(ボランティア・交流関係)が3本の計14本の発表がありました。1年生から3年生まで大変立派な発表を行いました。発表された生徒の皆さん、連日放課後の発表原稿及びプレゼンのまとめ、また当日の発表、大変ご苦労様でした。大いに感動しました。

午後は、日本ボッチャ協会強化指導部長の村上光輝氏による講演会「ボッチャから得たこと」が実施されました。この講演では、いろいろなことを学びましたが、私が気になったことを2つ書きたいと思います。1つめは、障がい者の接し方ではイメージ(固定概念)による配慮が時には迷惑と感じる場合もあることをお聴きしました。これは、あらゆる人、国と交流する場合に言えることだと感じました。従来より途上国への支援の仕方については議論が出ており、単にお金を与えたり、工場を作ったりすることではなく、人材の育成をすることが求められているといわれています。今何が必要なのかを相手と話し合い、長期的な視野に立って支援をすることが必要なのではないかと考えます。2つめは、自分から表現することの大切さと表現すれば必ず誰かが助けてくれるということです。ボッチャ競技もリオパラリンピックで銀メダルを取りましたが、他の競技と比べてまだまだ知名度は低く、大会を開催するにも車いすの参加者の対応もあり、会場までの移動、トイレの問題など多くの苦労があるということでした。しかし、何をどのようにしたのかをきちんと表現・発信すれば、必ず周りに協力者が出てくるということでした。本校でも、多くの自主研究班があり活動をしております。自分たちの考えをまとめ、しっかりと周りに伝えれば、多くの協力者が現れるかもしれません。

知は、管理したり、独占したりしれば、それは「閉じられた知」「死んだ知」になってしまいます。知は、多くの人が共有することで「活きた知」となります。本校においても、すべての人間が国内外の研修に行けるわけではありません。この国際理解・国際交流発表会は、そのような研修をつうじて得られた知を共有するために設けられた場だと考えております。この発表会をとおして、知が共有され、新たなる課題の解決へ挑戦する人間が生まれることを期待します。

最後に、この発表会に、お忙しい中、来校していただいた多くの保護者の皆さまに、感謝いたします。

11月の花

11月の花は、授業「日本の伝統文化」の3年生の山本采奈さんの作品です。

淡い黄色のガーベラと鮮やかな黄色のオンシジュームの組み合わせが、とても印象的な作品となっています。そして、ハランとサンゴミズキで高さを出し、ガーベラとオンシジュームを際立たせています。

ガーベラは、春と秋に花が咲く多年草です。乾燥した環境に強いので、野草として見かけることが多い花でもあります。小さく細長い花びらを水平に咲かせる花姿が特徴で、様々な色や形をした花びらの陽気さ、力強さは、その場にいる人たちの気持ちを明るくさせます。私の好きな花の一つでもあります。

11月も生徒に感謝です。

明日は、「国際理解・国際交流発表会」です。本日も、放課後、生徒たちは直前のリハーサルをしております。明日の発表がとても楽しみです。

高校説明会、終了

本日、清陵情報高等学校で、郡山地区の県立高等学校の合同説明会が開催されました。県中地区を中心とした中学校77校に対して、現在の本校の概況及び入学者選抜の概要について説明をしてきました。これで今年度、6月から始まった中学校側に対する高校説明会もすべて終了することになりました。これより入学者選抜の業務が本格的に始まることになります。

今年度は、前半(6月~7月)が15校、後半(9月~10月)が12校、計27校の中学校の高校説明会に参加してきました。昨年度は24校でしたので、3校増加したことになります。説明会では、本校が国際科学科であることから、オーストラリア研修、修学旅行等で積極的に海外の人々との交流をすすめ異文化理解を図っていること、また国内での各種セミナーにも積極的に参加して同世代以外との交流をとおして諸課題への理解の深化を図っていることなど、知を学校に閉じられものではなく、開かれたものとして考えているという本校の基本的な知に対する考え方を説明してきました。

この各種研修等で得てきた知を発表する「国際理解・国際交流発表会」が11月8日(木)に開催されます。今年度も、多くの生徒が国内外の研修・セミナーに参加してきました。どのような知を得てきたのか、今から楽しみです。

保護者の皆さまにも、お時間があれば、是非とも生徒の発表をお聞きしていただきたいと思っています。

県高等学校英語プレゼンテーションコンテストで優秀賞

先週の土・日も、各地で生徒が活躍しました。

11月4日(日)、福島市の福島テルサで第3回福島県高等学校英語プレゼンテーションコンテストが開催され、本校2年生チームが優秀賞(第2位)となりました。このコンテストは、県教育委員会が主催するもので、日本や世界で問題、国際理解・国際協力、ふくしまの復興や将来像等に関する自分たちの意見や考えを英語でプレゼンテーションすることで、社会問題に関する理解を深めるとともに、英語による発信能力の向上やグローバル人材の育成を図ることを目的として実施されているものです。1チーム3名の構成で、1校あたり2チームまでの出場となっており、本校からは、1年生チームと2年生チームの2チームが参加しました。2年生チームの出場者は、2年2組の亀山京玖さん、2年3組の瀬谷百加さん、2年5組の根本桃花さんで、それぞれが海外での研修、留学をした経験があり、それぞれの地で感じたこと、学んだことを、今後の福島県の復興に役立てたいとまとめたものが今回の発表でした。また、1年生チームも、オーストラリア研修での経験を一生懸命発表してきました。

また、ソフトテニス部が11月2日(金)より県高等学校新人体育大会に臨みました。男女団体とも県大会の出場権を獲得しておりましたが、地区大会では女子団体が3位と健闘しました。しかし、県大会では、男子団体が地区大会での悔しさを挽回すべく奮闘をみせ、ベスト16まで進出することができました。女子団体は、残念ながら、2回戦で惜敗してしまいました。

それぞれの生徒の活躍に感謝です。

短期留学生、異地区間交流留学生との別れ

本日で、短期留学生と異地区間交流留学生の5名の本校での全プログラムが終了し、それぞれの地へ帰ることになりました。

短期留学生の3名は、10月10日の午前中のオリエンテーション後、午後からは1年生のクラスに配置され、約1ヶ月間、1年生と同じ授業を受け、遠足などの行事にも参加し、学校での生活をともにしてきました。また、異地区間交流留学生の2名は、今週1週間という短い期間ではありましたが、2年生のクラスに配置され、2・3年生と学習・生活をともにしてきました。

毎年感じることなのですが、留学生の学校生活に馴染んでいく適応力の高さ、日本語や日本文化を吸収しようとする情熱、直向きさには驚かされます。

今週は、留学生とのお別れ行事が続きました。昨日は、1年生全体でホームルームの時間を活用して、スポーツをとおしての送別会が行われました。そして、放課後は国際部主催のDance Party による送別会も開催されました。また、本日は、5名の留学生より全校生徒へお別れのあいさつがあり、口々に、留学中、交流中の生活が楽しかったこと、本校生徒が優しく、かっこよかったことが述べられました。長短の差こそあれ、生活習慣の違う見知らぬ地で不安と闘いながらも、本校生との交流の中で、本校でしか味わうことができないものを感じ取ってくれたのではないかと感じております。

最後になりますが、今年度も、5名の留学生すべてが、生徒のご家庭にホームステイしました。ホストファミリーになられたご家庭のみなさま、大変お世話になりました。今回のホームステイに対して感謝を申し上げるとともに、今後も本校の国際交流事業に対するご理解、ご協力をお願いいたします。

ハロウィーン

昨日は、ハロウィーンでした。

ハロウィーンとは、毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と考えられているお祭りのことで、もともとは秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す宗教的な意味合いのある行事であったと言われています。現代では、特にアメリカ合衆国で民間行事として定着し、祝祭本来の宗教的な意味合いはほとんどなくなり、カボチャの中身をくりぬいて「ジャック・オー・ランタン」を作って飾ったり、子どもたちが魔女やお化けに仮装して近くの家々を「Trick or treat」と唱えて訪れてお菓子をもらったりする風習となりました。

本校でも、外国語会話部が中心となり、ハロウィーンを祝うとともに、校内に「ジャック・オー・ランタン」を飾ってくれました。年中行事は、日本、海外問わず、それぞれ日々の生活と深く密着したものです。お祭りを楽しむとともに、日本と海外のお祭りの類似性や相違点を考えることも、異文化理解につながると考えています。

支援学校との交流、盛況のうちに終える

郡山支援学校との交流活動が、27日(土)の公開文化祭「四つ葉祭」でのグランドフィナーレで盛況のうちに終了しました。

27日の公開文化祭には、本校より15名の生徒がボランティアとして参加し、生徒の活動の介助をしました。そして、最後のグランドフィナーレでは、25日同様、本校よさこい部の生徒と支援学校の生徒が、一緒に踊りを楽しみ一体感を味わいました。本校の生徒も支援学校の生徒も、1つのことを成し遂げた達成感を感じたのではないかと思っております。

本校は、多様な人々と結びつき、それぞれの良さを認め合い、ともに豊かな社会づくりをするために協力し合えるような人間性を育むことを大きな目標としています。中学校での高校説明会では、中学生に「何のために学ぶのですか」という問いかけをしています。学ぶことの本質は、テストで良い点数をとることではありません。社会や他者に対する理解を深め、学びを豊かな社会やよりよい生き方に結びつけ、行動することに意義があります。例年、オーストラリア研修や台湾への修学旅行を実施しているのは、単に語学力を向上させるためだけではありません。異文化を感じ取り、自己と他者の違いについて考える機会を設けるためでもあります。そして、共生社会実現のために、どのような行動をすればよいのかを考えて欲しいのです。ボランティアを推奨しているのはそのためでもあります。

郡山支援学校とは、今年度だけでなく次年度以降もいろいろな形で交流活動を行いたいと考えています。郡山支援学校の郷家校長先生及び教職員のみなさん、そして生徒のみなさん、今回の交流活動、ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

 

10月の終わりの花

10月の終わりの花は、昨日も紹介した異地区間交流で本校に来ている留学生のトムくんとプーくんの作品です。

2人の作品とも、使っている花材は一緒で、白く縁取られた濃いピンク色のカーネーションと淡いブルーのアゲラタムを、クリスマスでよく使われる銀香梅とモンステラで囲み、サンゴ水木で高さを出した作品です。トムくんとプーくんの違いは、モンステラの使い方です。トムくんは、高さのあるモンステラを使い、より力強さを出しています。プーくんは、カーネーションのバックとしてモンステラを使用し、カーネーションの色合いを強調しています。2人の作品とも立派です。

10月の終わりは、留学生に感謝です。

 

本日より異地区間交流プログラム開始

本日より、異地区間交流プログラムとして愛知県の高校に通っている外国人留学生を2名受け入れることになりました。

異地区間交流プログラムとは、長期・半期留学生として日本に来ている外国人留学生に対して、1週間程度他地区での生活を経験させることにより日本への理解の深化と交流の促進は図る目的で実施されているものです。本校在籍のソンくん、ヒメナさんは10月20日より1週間、京都の橘高校へ行き、交流活動を行ってきました。本校に来た留学生は、フランス人のトムくんとタイ人のプーくんです。

2人は2学年に配置されました。2年生の皆さん、積極的に2人と交流をしてみましょう。

 

家庭科で栄養講座「日本の食文化を知ろう」実施

本日は、3年生で実施している家庭科の講座である「食文化」と「生活福祉」の生徒26名を対象として、栄養講座「日本の食文化を知ろう」が開催されました。講師は、船引小学校の栄養教諭志賀敦子先生です。

まず、志賀先生より、和食についての基礎知識を学びました。私が、特に関心を持ったことは、和食は日本の伝統行事と関連が深いということでした。おせち料理、柏餅・ちまき、土用の丑の日のウナギ、冬至カボチャ、年越しそば等、食が生活の一部として息づいております。また、四季という季節を持ち合わせる日本だからこそ、食と伝統行事、季節が合わさり、移りゆく時の流れをあじわう文化ができたと感じました。世界的に人気になっている和食。しかし、和食だけを考えるのではなく、食と伝統行事を組み合わせて考えて、季節の行事を楽しみながら、これらを後世に残すようにしたいものです。最後に、生徒の皆さん、朝食はしっかりと食べるようにしてください。

その後、生徒たちは郷土料理作りへ挑戦しました。挑戦した郷土料理は、「こづゆ」と「キャベツ餅」です。

志賀先生、大変ありがとうございました。

郡山支援学校と交流活動

本日、本校のよさこい部1年生23名が、郡山支援学校の校内文化祭「四つ葉祭」フィナーレに招待され、支援学校の生徒と一緒によさこいを踊ってきました。支援学校の生徒も、リズムに乗りながら、身体を動かし、よさこいを楽しみました。

この交流活動は、郡山支援学校より、校内文化祭において本校と郡山支援学校で一緒に活動できるものはないかと相談を受け実現したものです。全員で身体を動かすことが一番良いだろうと言うことで、よさこい部に依頼し、一緒に練習を繰り返してきました。

よさこい部は、27日(土)にも郡山支援学校の公開文化祭のフィナーレでも、支援学校の生徒と一緒によさこいを踊ってくる予定です。

よさこい部に感謝です。

修学旅行最終日(10月22日)

楽しいことはすぐに過ぎてしまうものです。修学旅行も最終日となってしまいました。

本日の起床は、午前4時30分。昨日の班長会議では、明日は出国手続き、搭乗手続きで時間に余裕がないため、本日中に荷物の整理を済ませ余裕を持って行動ができように、班長は全力を挙げて班全体をまとめて欲しいとお願いしました。さすが2学年。真の実力発揮。本日の朝の集合は5分前の午前5時45分には全員が集合。班長さんご苦労様でした。

桃園国際空港で、4日間お世話になったガイドさんとお別れ。1つ1つの行動が、修学旅行の終わりを感じさせます。出国手続き、搭乗手続きも無事終え、ほぼ定刻どおり台湾を出発。生徒は、疲れてのピーク、ほとんどの生徒が機内では熟睡状態。

午後1時20分、成田空港到着。入国手続き、両替を終え、いざ郡山へ。バスの中では、台湾の思い出を話す生徒、まだまだ熟睡継続中の生徒、それぞれです。午後6時30分、予定より30分早く、郡山駅東口到着。クラス毎に解散し、すべての修学旅行の行程が終了しました。

2年生の皆さん、非常に思い出に残る、楽しい修学旅行でした。ありがとう。

 

修学旅行4日目(10月21日)

台湾東部の宜蘭県で台湾鉄道の特急列車が脱線したそうですが、本校の修学旅行とは関係がありませんので、保護者の皆さま、ご安心ください。本日も無事4日目の全行程を終えました。

修学旅行も早いもので、明日のみとなってきました。明日は、帰国関係の行程ですので、本日が台湾での最後の宿泊となります。

本日は、クラス別の体験授業、フィールドワークの日。それぞれのクラスが、自分たちのやりたいこと、見たいところを選択し、行動することになります。本日の朝の天気は快晴。朝の気温は22度、過ごしやすい気温で、昼には28度まで上昇しました。やっと台湾らしい気候となりました。

6時45分、朝食が開始。そろそろ疲れが溜まってきたみたいで、ぐったりしている生徒が見受けられるようになってきました。体がだるそうな生徒には声を掛け、体調を確認します。

本日は4組に同行しました。午前中は「金品茶楼」へ。2組、5組とともに小籠包づくりを体験しました。ちなみに、1組、3組は、パイナップルケーキ作りです。小籠包づくりは、最初に説明を聞き、はじめての小籠包づくりに臨みました。生徒たちも、楽しそうに作成していました。出来上がりは、個人によって多少の差はありますが、以外に上手なのには驚きました。最後に、作ったものを試食。大変おいしくいただくことができました。

昼食は、「打狗覇」へ。鍋料理を堪能しました。お並びが出るほどの人気店です。鍋料理は流行っている訳ですから、季節的には冬なのでしょうが、私たちは半袖で過ごしています。

昼食後、4組はバスで約1時間。台湾の北にある基隆(キールン)付近の野柳地質公園までの移動です。野柳公園は2日目に来た九份よりも北に位置します。野柳公園は、海岸に突出した細長い岬で、1000万年におよぶ地殻運動、海蝕、風蝕の影響を受けて、奇怪な岩石が奇抜な海岸景観を展開しています。キノコ岩とも言われる蕈状石が野柳の中でもっとも多く目を引きますが、これは岩層の割れ目が海水の浸蝕を受けて、長い時間をかけて流れ出していき、砂岩の中の硬い部分だけが次第に露出していったものです。生徒たちには好評で、あっという間に1時間が過ぎ、すべてを見て回ることは困難でした。

その後、和平島公園へ行く予定でしたが、道が渋滞し、急遽予定変更。基隆港が見渡せる中山公園で基隆の夕日を楽しみました。

ちなみに、1組、5組は烏来観光。秘境烏来は、山紫水明の景勝地で、台湾原住民タイヤル族の住む場所でもあります。タイヤル族の舞踊を鑑賞しました。2組、3組は、台北市立動物園へ。パンダなどを見て回りました。

本日の夕食は、「聚馥園」へ。北京ダックがとてもおいしかったです。

ホテルへ帰着後、班長会議で、明日の帰国関係の確認をしました。

修学旅行3日目(10月20日)

本日の朝の天気は曇り。気温は、ちょっと肌寒さを感じます。

昨日と同様、朝5時30分、バスケ部とバレー部は朝練のため、ロビー集合。小手森先生が引率のもと近くの台北アリーナまで移動、朝練を行いました。

6時45分、昨日同様、朝食が始まりました。生徒は、まだまだ元気いっぱい。ちょっと眠そうにしている生徒には声を掛け、体調を聞いてみる。大丈夫そうでした。

本日は、午前中は国立故宮博物院見学です。故宮博物院に移動途中、晴れ間も見え始めてきました。午後のB&Sまでには天気が良くなりそうな予感がします。

故宮博物院といえば、台湾に来たら欠かせない観光スポット。歴史に翻弄されたお宝の数々が並ぶ世界一の中国美術工芸コレクションとして名高いここ故宮博物院は、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つにも数えられています。故宮博物院には、およそ70万点近くの収蔵品があると言われていますが、常時展示している品は、6000~8000点。特に有名な宝物数百点を除いては、3~6カ月おきに、展示品を入れ替えているため、すべてを見て回るには、10年以上はかかると言われています。創設80周年となる2007年2月に、大リニューアルを行った故宮博物院、さらに2011年2月にはまた新しく生まれ変わりました。年間の入場者数は500万人。本日も、日本、中国、韓国からの観光客で込み合いました。生徒からは、人しか見えなかったとの感想も。

故宮博物院を出発し、11時に台北駅に到着。これより、現地学生との交流活動、B&Sプログラムが始まります。各班自己紹介の後、ブリーフィング(ルート確認)。終わった班から出発。B&Sプログラムとは、現地の大学生と生徒が食事や観光を一緒に行動することで、意見の交換や考え方など文化の違いを直接感じ取るためのプログラムである。現地の学生ならでは情報を得ることができまます。午後6時過ぎ、早い班から、集合場所である台北駅へ、現地学生と帰着。帰着後も、現地学生とは本日の思い出ばなし。しかし、別れの時が。泣き出してしまう生徒もいて、本日のB&Sが成功裏に終わったことが判明しました。

本日の夕食は、「大戈壁」へ。食事はモンゴリアンバーベキューで、それぞれが好きなものを取ってくるバイキング形式です。本日の食事も、おいしくいただきました。

修学旅行2日目(10月19日)

本日の天気は雨。寒くはないが、暑くもない気温。懸命の祈りが少しは届いたようで、小雨程度で市内観光にはそれほど支障がないほどでした。朝5時30分、バスケ部とバレー部は朝練のため、ロビー集合。小手森先生が引率のもと近くの台北アリーナまで移動、朝練を行いました。

台湾は、日本を少し前の日本を見ているよう。色とりどりの看板が町を覆い尽くしている。ビルの脇、歩道にはあふれ出したオートバイ。表通りは高層ビルが立ち並ぶが、一歩わき道に入るとアジアの匂い、生きているという生活臭がただよってくる。非常に懐かしい感じがします。

6時30分、17階の朝食会場へ。これから最終日まで、ビュッフェ形式の朝食。混雑を嫌ったのか、すでに取り分けている生徒もおり、朝食開始の6時45分にはほぼ全員の生徒が朝食会場へ。朝食は生徒には好評でした。

8時15分、1階ロビーに集合。1組より順次バスに乗り、移動。本日は、台湾市内の観光となる。

まず訪れたのは、忠烈祠。荘厳な入口でまず見えるのが、この入口に立っている衛兵たち。指先もピクリとも動かさずまっすぐに立っています。人形?それとも人間?と思ったほど。それを時間ごとに交代していくのが、ここのメインイベントである衛兵交代です。雨の中ではありましたが、9時の交代をじっくりと見ることができました。

次に、訪れたのは龍山寺。創建約270年の台北で最も歴史のあるお寺で、凝った装飾が施された建築物は一見の価値あり。日本のお寺と比べると少し派手な印象を受けます。このお寺は、願い事をすれば、すべてのご利益があるとして、地元の人からも厚い信頼を受けているようです。

そして本日午前中の最後が、中正紀念堂。雨ならば記念撮影は中止と考えていましたが、奇跡的に雨も止み、無事記念撮影をすることができました。中正紀念堂の「中正」とは中華民国初代総統であった蒋介石の本名(=蒋中正)を指します。中正紀念堂は、1975年4月5日に亡くなった蒋介石に対する哀悼の意を込めて建てられた建物です。

昼食は、「六福客棧」へ。昨日の夕食よりも、口に合った生徒が多いようでした。

午後は、九份へ。台北より1時間強の時間をかけ、九份に到着したころには、また雨が強くなってきました。九份は、日本では宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たという噂が広まって、日本人観光客、そしてアニメファンの外国人に人気が高まっているところです。私は侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったところとして知っていました。生徒たちは、雨の中、狭い階段を阿妹茶楼を目指して上り続けました。

夕食は、「康華大飯店」。私が、2日間の中で、一番おいしく感じたのがここの中華でした。

夕食後、士林夜市へ。台湾の夜の文化として外して語ることができないのが夜市。その中でも代表的な夜市が士林夜市で、ガイドブックに必ず載るスポットで、観光客にもとても人気の場所です。本日も多くの人でにぎわっていました。午後7時20分から午後8時40まで、生徒たちは台湾の夜市を楽しんだようです。

修学旅行1日目(10月18日)

午前6時45分、東北線が少し遅れたようですが、生徒たちは時間どおりに郡山駅に集合しました。クラス毎にバスに乗り、点呼も終了。午前7時、郡山駅を予定どおり出発し、成田空港へ。

バスの中では、生徒たちはちょっと興奮気味。これからの修学旅行を想像して、胸を膨らませているようです。中郷サービスエリアと友部サービスエリアでトイレ休憩をとり、成田空港には予定よりも早い午前11時30分に到着しました。バスからスーツケースを取り出し、いざ成田空港内へ。第2ターミナルへ移動し、出国手続きを待ちます。

午後1時前に、生徒全員が無事出国手続きを終え、待合所で休憩。午後2時に搭乗を開始し、予定どおり、午後2時30分にチャイナエアライン(中華航空)で成田空港を出発しました。機内では、機内食を食べた後、ちょっと仮眠タイム。頑張って2本立ての映画を観たという生徒もおりました。

台北桃園国際空港に到着したのは、午後5時30分(日本時間では午後6時30分)。日本と台湾の時差は1時間。4時間のフライトだったことになります。海外にしては、最適の飛行時間かもしれません。現地の気温は、20度越え。ちょっと暑く感じます。天気は曇り。明日の天気予報は雨と出ていますのが、晴れることを祈りましょう。

午後7時に台北桃園国際空港出発後、空港近くの中華料理店「城市商旅空港館」で台湾料理を食しました。本格的な台湾料理、口に合った生徒、合わなかった生徒、さまざまな生徒がいました。

午後9時40分、1時間遅れで、今回の修学旅行の宿泊場所である台北フラートンホテルイーストに到着。班長会議で、本日の夜の過ごし方、明日の朝食のとり方などの確認があり、本日の行程がすべて終了しました。

生徒たちは、5分前集合を守り、自覚を持った行動をしていたと感じています。長い1日だったので、十分睡眠をとり、明日も楽しい旅行を送りたいものです。

 

修学旅行結団式、終了

本日、修学旅行結団式が行われました。

あいさつの中で、私より生徒へ1つだけお願いしました。それは、人の話を聴いてくださいということです。旅行先では、教室や体育館での集会などと違い、雑踏、そして十分に場所がない中で、200名の生徒に注意・指示事項を伝えなければならないときが多々あります。見学後の集合時間、集合場所が分からなければ、多くの人に迷惑をかけてしまう危険性があります。各見学・行動の前に、添乗員や先生方より注意・指示があるので、それを聞き逃さないで欲しいということをお願いをしました。

そして結団式の最後、修学旅行委員長の2年1組の遠藤輝人くんからは、「海外の修学旅行でもあるので、それぞれが気を引き締めながら、事故のないように生活します。一人ひとりが高校時代の最高の思い出を作るともに、学習の場として意識も忘れず、充実した修学旅行を送ってきます」との言葉がありました。

安全面に十分注意をして、生徒全員が思い出に残るような充実した修学旅行となるように努めてまいります。なお、修学旅行の様子については、メール、ホームページで随時発信していきたいと考えています。

10月の花

 

授業「日本の伝統文化」の3年生の関あずなさんの作品が、正面玄関を飾っています。

優雅なピンクのトルコキキョウと凛とした青紫のリンドウの組み合わせがとても映える作品となっています。また、トルコキキョウとリンドウを囲うようにフェイジョアとハランが緑を添え、全体を引き締めています。

トルコキキョウは、現在、結婚式のブーケやフラワーアレジメントによく利用されている花です。その理由は花言葉にあるようで、すっとまっすぐに伸びた茎とドレスのスカートのように広がる花びらの様子から「優美」「すがすがしい美しさ」といった花言葉がついているようです。そして、今回使われているような八重咲きのかわいらしいフリル系品種が現在は増えているようです。

リンドウは秋の山野草の代表的なものです。青紫色の5裂した筒状の花がとても特徴的な花でもあります。

今月も生徒に感謝です。

修学旅行、近づく

今週の木曜日、10月18日(木)より22日(月)まで、2年生は台湾への修学旅行となります。

長らく続いていたシンガポールへの修学旅行に一端区切りを付け、今年度より台湾への修学旅行となりました。本校の修学旅行の大きな目的は、異文化理解や国際理解教育を具現化することにあります。シンガポールでも、台湾でも、その大きな目的には変更がありません。そのため、シンガポール時の修学旅行と同じように、交流活動であるB&Sプログラムが設定されています。B&Sプログラムは、現地の学生(Brothers & Sisters)と一緒に市内散策を行う班別自由行動研修プログラムです。半日と少し短い時間ではありますが、現地の学生と交流する中で、現地人だからこそ行ける場所を訪ねるなど、その国の歴史・文化・習慣に触れる貴重な機会となります。そして、交流活動をとおして、自分と違う価値観を持つ他者と人間関係を構築していく際のヒントを得ることを大きな目的としております。

生徒たちが、今回の修学旅行をとおして、何をみて、何を感じ取ってくるのかが楽しみです。

芸術の秋、本日は芸術鑑賞教室

本日は、心待ちにしていた3年に一度の芸術鑑賞教室の日です。

地雷撤去に関する演劇を鑑賞できると言うことで、国際科学科である本校に相応しい内容であると、昨年からワクワクした気持ちで本日を待っておりました。 

この芸術鑑賞会の目的は、「生徒の皆さんに、芸術に親しみ、触れる機会を提供することにより、感性や教養、興味を深め、豊かな心の教育を推進する」ことです。この「芸術に親しみ、触れる機会」とは、「生の体験」することだと思っています。現在、ビデオ、ネットをとおして、あるゆるものに触れることが簡単な時代になっていますが、それは「仮想空間」に過ぎません。今日は、「今、ここで」しか味わうことのできない「ライブ」の直接体験してほしいと思います。、

 今回の演劇は、劇団マグネットワールドさんによる「地雷探知犬ニーナ」です。地雷という課題を前に、私たちはどのようなことができるでしょうか。難しい問題です。劇団マグネットワールドさんが、演劇をとおして地雷撲滅を訴えるように、今の私たちにできることを見つけ、行動することが大切です。 

今回の演劇では、本物のシェパード犬も登場します。まずは、ライブの演劇「地雷探知犬ニーナ」を十分楽しみ、そして地雷のこと、世界の課題についてじっくりと考えましょう。

最後に、本校の芸術鑑賞会の公演を快諾いただいた株式会社影向舎様、そして、実際にご出演してくださる劇団マグネットワールドの皆さま、そして、けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)のスタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

池田さん、優秀賞へ

昨日の放課後、うれしい報告があった。

第39回牛乳・乳製品利用料理コンクール県大会に参加していた2年生の池田綾乃さんが校長室を訪れ、東北大会への出場が決定したという知らせを届けてくれた。今大会は、牛乳や乳製品を活用した創作料理によるコンテストで、予選では高校生や大学生約500名の応募があったようである。本校からは、池田さん、3年生の白岩結菜さんの2名が、見事、書類審査を通過し、10名でたたかう県大会へ臨んでいた。池田さんの作品は「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で、現在韓国から来ている留学生のソンくんとの会話の中からヒントを得て作品を考案したようである。国際科学科らしい作品だと考える。池田さんには、11月10日に仙台で開催される東北大会での活躍に期待したい。3年生の白岩さんは、惜しくも優良賞と東北大会にはあと一歩届かなかったが、その健闘を称えたい。

池田さん、白岩さんの活躍に感謝である。

 

秋季短期留学生

昨日より短期の外国人留学生3名を受け入れることになった。

受入期間は11月2日までの約1ヶ月間である。昨日は、3名の留学生に対してのオリエンテーションを実施した。本日より、本格的に授業に参加することになる。

外国人留学生の3名は、ハンガリーから来たタマショ・パンナ・ドロチアさん、フランスから来たコルドバール・ジャン・ポールくん、アルゼンチンから来たウィニアス・アグスティナ・イレアナさんである。所属クラスは1年生となっており、基本的には所属クラスの時間割どおりに授業を受けることになる。また、明日11日には、留学生歓迎レセプションが計画されているようである。

1ヶ月間という短い時間ではあるが、生徒たちは交流を深め、毎年、最終日は涙、涙の別れとなる。今年は、1年生がどのような交流を深めるか、楽しみである。

バドミントン部の頑張り

バドミントン部は、5日(金)から7日(日)まで、郡山総合体育館で、高等学校新人体育大会県中地区大会に臨みました。今年度のインターハイ県中地区大会では、団体は男女とも県大会進出を逃しており、その雪辱を果たす大会となりました。また、今までチームを引っ張ってきた3年生が抜けた後、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみな大会でもありました。結果からいうと、女子団体は3位と奮闘しました。準決勝は郡山商業高校との対戦でした。各試合拮抗した戦いだったものの、最後の1点が遠かった試合だったと感じております。この試合から学んだものは大きいと思います。県大会へ向けて課題の克服に取り組み、1試合でも多く、戦ってきて欲しいと願っています。そして、男子は負けはしたものの、大きな一歩を踏み出したのでないかと考えています。

PTA役員会・合同委員会、開催

本日、第2回のPTA役員会・合同委員会が開催されました。

役員会には川名会長以下12名の役員の方々、そして合同委員会には役員に加え15名の学年委員の方々の出席のもと平成30年度中間報告等が行われました。

健全育成委員会からは登校指導の様子、進路対策委員会からは大学視察の様子、調査広報委員会からはPTA会誌の編集・発行について報告がありました。学校からは、次年度のPTA総会の日程、次年度予算の編成についての説明がありました。特に、次年度予算については、国際交流基金の補助の増額や冷房費の県費負担についての説明が行われました。

役員、合同委員の皆さまには、ご多用の中、参加いただきまして誠にありがとうございました

朝の登校指導

昨日10月3日より5日まで、生徒指導部とPTA健全育成委員会で、衣替えに合わせて、朝のあいさつ運動と兼ねて登校指導を行っています。多数のPTAの皆さまの協力に感謝申し上げます。

本校は、郡山の中心部の少し奥まったところにありますが、裏道として利用する道路沿いにあるため、道が狭い割に非常に交通量が多いという特徴があります。そのため、学校周辺には交通危険箇所がいくつか存在します。この登校指導には、保護者の皆さまにも、実際に危険箇所を見ていただき、その危険さを認知していただくという意味合いもあります。学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。学校では、交通安全教室を開催し、また、集会のたび、また事故が起きるたびに、生徒に対して自転車の乗り方についての注意喚起を行っていますが、まだまだ全員の生徒の心には届いていないというのが現状です。家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た、高校生の自転車運転の危うさについて、お話をしていただきたいと思っています。

栗原くん、大賞へ

美術部の3年栗原巳侑(みう)くんが、第13回西会津国際芸術村公募展2018で青少年の部で大賞を受賞しました。栗原くんは、8月にも紹介しましたが、今年度の全国高等学校総合文化祭で、福島県美術部代表として作品を出品し、長野県で全国の美術部の生徒と交流を深めてきた生徒でもあります。

栗原くんの作品は「イキモノとバケモノ」で、3つの頭と4つの前足と2つの後足を持った得たいの知れない犬のようなモノが空間に落ちていく作品でした。絵の解釈はあまり得意ではないので、別の側面から感じたものを書きたいと思います。題名についてです。なぜ、「生き物と化け物」または「いきものとばけもの」ではなかったのか。具体例を出しましょう。「薬」と「クスリ」を比べた場合、どのような印象を受けるでしょうか。「薬」は身体に効きそうですが、「クスリ」は身体にとっても悪そうに見えませんか。そのような効果を狙ったものではないかと考えます。カタカナを使うことによって、不確かさな属性を強調し、より感覚的な心理的な側面を強調したかったのではないでしょうか。

西会津国際芸術村は、廃校となった山あいの木造校舎の特性を生かし、芸術を通した文化交流活動を行っており、芸術家を目指す青少年や美術愛好家から絵画を公募し、作品発表の場を提供しています。青少年の部大賞受賞者には、次年度の東京巡回展での個展開催権を授与しているようです。

お時間があれば、会津の秋の紅葉を楽しみながら、栗原くんの作品を鑑賞してください。公募展の作品展示は、今月の14日まで、時間は午前10時~午後5時まで、同芸術村で行われています。

ちなみに、次の作品は、校内文化祭での栗原くんの作品です。

平成30年度、後期スタート

まず始めに、今回の台風24号で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

昨日より、10月に入りました。学生服やブレザーを着て登校する生徒の姿をみて、改めて季節が変わったことを認識させられました。めっきり朝晩は寒くなってきました。暑くて嘆いていた夏がとても恋しく感じられます。

10月8日は、二十四節気の一つ「寒露」です。見上げれば、学校のイチョウも少しずつ色付き始めてきたように感じられます。寒露とは草や花に冷たい露が結ぶことです。この頃は、秋の長雨も終わり、大気の状態が安定して空気が澄んだ秋晴れの日が多くなります。稲の収穫が本格化し、果実や木の実など山の幸にも恵まれた季節になります。読書の秋、スポーツの秋、食欲の秋と言われ、何事にもじっくり取り組める季節になってきました。

本日より平成30年度の後期がスタートしました。後期の始まりにあたり、前期と同じく「挑戦」することの大切さを話しました。どんなに小さなことでも、失敗を恐れず、果敢にチャレンジすることは素晴らしいことです。この秋が、君たちにとって実りの秋になることを期待します。

校内文化祭、開催

本日は、午前中は校内文化祭、午後は前期終業式と、大きな行事が続いた1日となった。

午前中、第1体育館で開催された校内文化祭では、体育館後方に展示コーナーが設置され、日本文化部、オイガ部、美術部の作品が展示された。また、ステージ上では、音楽部、フラ・タヒチアンダンス同好会、よさこい部、そして個人のダンス等の発表が行われた。

文化祭とは、本来、学習活動の成果を総合的に活かし、その意欲を一層高めるために行われるために行われる活動であるが、本校では、学習発表会の場として11月の国際理解・交流発表会を設けている。そのため、本校の校内文化祭の趣旨としては、文化部や文化的な活動をする個人の発表や展示をとおして、その活動の活性化を図るとともに、豊かな心を育み、健全な人間形成をすると謳っている。運動部は、地区大会、県大会と試合数も多く、近くの体育館やスタジアムで行われたりすることもあり、その活動を目にする機会は多い。しかし、文化部の活動は、一部の活動を除いて、生徒が目にすることは少ない。日本文化部、オイガ部、美術部などの作品が展示される機会を持つことは、とても良いことではないかと感じている。休憩の間に、多くの生徒・先生が展示コーナーを運んでいるのを見て安心をした。発表では、音楽部、フラ・タヒチアンダンス同好会、よさこい部の発表は、さすがだと思った。全校生徒が見入ってしまう瞬間をつくり出すことができるのである。また、個人の発表では、生徒のいろいろなタレントを見させていただいた。このような機会により生徒のより深く理解できるではないかと感じている。

連休中の生徒の活躍

3連休の間、各地で生徒が活躍しました。

まず、剣道部です。剣道部は、22日(土)から23日(日)まで、西部体育館で、高等学校新人体育大会県南地区大会に臨みました。今年度のインターハイ県大会では、女子団体はベスト8まで勝ち上がっており、精神的な支柱である3年生が抜けた後、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみでした。結果からいうと、女子団体は3位と奮闘しました。準決勝は優勝した白河高校との対戦でした。この試合から学んだものは大きいと思います。何ができて、何ができなかったのかをしっかりと考え、県大会へつなげて欲しいと思っています。そして、1年生で臨んだ男子も、負けはしたものの、大きな一歩を踏み出したのでないかと考えています。

そして、女子バレーボール部です。バレーボール部は、22日(土)から23日(日)まで、三春体育館を中心に、県南総合バレーボール選手権に臨みました。この大会は、来年の1月に行われる新人戦のシードを決める大切な大会です。今年度バレーボール部は、夏休みに県外で大規模な合宿を行ってチーム力の強化を図ってきました。剣道部と同じく、今まで軸となってきた3年生が抜け、自らが中心となり、どのような試合運びをするかが試される大会となりました。結果は準優勝と見事な成績を残しました。選手にとっては大きな自信になったのではないかと考えます。しかし、ここからが勝負です。高いレベルでの課題解決に向けて頑張ってほしいものです。

最後に、22日(土)、二本松のJICA二本松で行われた「ふくしまグローバルセミナー2018」に3年生を中心に14名の生徒が参加してきました。この催しは毎年開催されているもので、本校の国際理解・交流のリーダーを育成するために活用している外部団体主催のプログラムの1つです。SDGsによる学校共通目標による研究が始まって3年目、今年は、自分たちの研究をまとめ、福島環境フォーラム等の外部団体の催しで発表する生徒もおり、国際理解に対する生徒の研究・発信力も順調に伸びてきていると感じています。参加した生徒からは、ラオスでの学校づくりから見えてきた貧困の話、障がい者を支援するためにマレーシアに行った人が真の支援の在り方に気付いた話などの報告がありました。今年も生徒たちに大きな問題意識ができた1日となりました。また、23日(日)には、外国人留学生のソンくんも参加してきました。

次期生徒会役員、決まる

21日(金)、7校時目、第1体育館において、生徒会役員立候補者による立会演説会、そして各教室に戻り、各クラスの選挙管理委員の立ち会いの下、投票が行われました。その後、選挙管理委員による開票作業が行われました。

今回選出される生徒会役員は、平成30年度後期から平成(?)31年前期までの任期となります。次年度は、3年に1度の公開文化祭「凛優祭」の年となりますので、充実した1年になることは間違いありません。計画的かつ継続的な活動することを期待したいと思います。

今回選出された生徒会役員の生徒たちは次のとおりです。

 会 長 安齋 麗(うらら)

 副会長 佐藤 和世

  〃  遠藤 颯人

 書 記 池田 綾乃

  〃  安藤 蓮

 会 計 阿部 茉弥

  〃  吉田 光輝

会長の安齋さんからは、「生徒会行事をとおして誇りが持てる学校にしたい。また、夢が持てる、また夢が実現できる学校にしたい。今までの生徒会の強みを活かすととともに、改善すべきところは強い意志を持ち改善する。」と抱負が述べられました。

頑張れ、あさか開成高等学校生徒会。