あさか開成 校長雑感

校長より

今週の花

今週の花は

シャクヤク モンステラ リアトリス です。

月曜日に飾ってくれましたが、

シャクヤクの花が開くのを待ちました。

 

シャクヤクの花は美しく華やかですが、

根は漢方薬になるそうです。

 

今週から部活動も再開され、

学校は夕方までにぎやかです。

すこしずつ学校があるべき姿に近づきつつあります。

また、校内外の行事も計画されるようになりました。

 

新型コロナウイルス感染を防ぎながら、

それぞれの目標を達成できる学校生活を送れるよう、

ひとりひとりが適切な行動をしていきましょう。

のびやかに 初夏の空へ

昨日、6月1日、学校が通常授業となりました。

校舎には生徒の声が満ちあふれ、活気が戻っています。

新しい生活様式を実践するなど、

ひとりひとりが感染防止を心がけながらも、

少し短くなった高校生活を大切にしてほしいと心から願います。

 

そして今年度初めて玄関に生け花が飾られました。

「日本の伝統文化」を受講している3年生の作品です。

 

緑の実のピペリカムはこれから様々に成長する若者、

ピンクのカーネーションは希望や夢、

黄色のユリは太陽の光に見えます。

そして、伸びやかなオクロウレルカは

若者が無限の空に向かって成長していく様子を表しているようです。

 

学校が始まりました。

コロナウイルスとの共存を図りながらの

そろりそろりとした出発でありますが、

初夏の空の下、夢を持ち未来に向かって伸びやかに歩き出そう!

マスクから考える社会変革

20年程前、イタリアを一人で旅行したことがある。

一人旅には若干の不安や寂しさがあるのは確かだが、

一人旅でしか味わえない醍醐味があり、

その一つが、やはり一人旅をしている人との出会いだ。

 

フィレンツェからローマに向かう電車の中で

同年代のアルゼンチンの女性と知り合い、

ローマでの数日、行動を共にすることになった。

 

二人で楽しい時間を過ごしていたある日のことである。

教会で見かけた日本人の旅行客の中にマスクをした一人の男性がいた。

それを見たアルゼンチン人の彼女は、

顔をゆがめて声を潜め、ものすごく気味悪そうに

「あれは何?彼は病気なの?」と聞いてきた。

「病気じゃないと思う」と答えたが、

腑に落ちず、落ち着かない様子であったことを記憶している。

 

日本ではインフルエンザの予防や花粉症対策として

マスクをすることは一般的だが、

マスクをつけるのは病気である場合やなにかやましいことがある場合だ、

というようなイメージを持ってきた国もある。

 

事実、2017年10月にオーストリアで「覆面禁止法」が施行されたのだが、

日本の外務省は次のようなことを旅行者に呼びかけている。

「日本で売られている一般的なマスクがこの法律の取り締まり対象になる可能性があり、

トラブルを避けるためオーストリアではマスクを外すこと」

 

それからわずか2年半、

今年4月、オーストリアでは店舗内でのマスク着用が義務化され、

ドイツやイタリアなど他の国々でも

公共交通機関内でのマスク着用などが勧められている。

マスクをネガティブに捉えていた国の人々にとっては

大きな価値観と行動様式の転換であったに違いない。

 

新型コロナウイルスがこの世の中に現れたことで、

大きく社会が変わる、変わらざるを得ないと多くの人が言っている。

そうであれば社会に生きる者は、

その変化をマイナスと捉えるのではなく

より進化した社会へ変化させるよう行動しなければならないのだと思う。

 

いよいよ6月1日より、全面的に授業が再開される。

コロナとの共生の時代に必要な社会の変革については、

学校社会も例外ではない。

新しい学校生活様式で自分と家族と友達を守り、

よりよい社会づくりに貢献しよう。

 

新しい”学校”生活様式

本日より、学年ごとの登校が始まりました。

今日は3年生の登校日で、

久々に主(あるじ)を取り戻した校舎は息を吹き返したようです。

私は皆さんの元気そうな顔を見て安心をしました。

 

5月18日以降は

学校再開に向けての様々な準備等を行うため、

学習活動を行う登校日を設けて行く予定です。

詳しくは5月11日~13日の登校日にお知らせします。

 

さて、全国的に見ると、

商業活動や学校が再開される方向にあります。

新型コロナウイスルの危機は去ったのでしょうか?

 

もちろんそうではありません。

このウイルスへの感染リスク、発症リスクは依然として存在します。

しかも、そのリスクが小さくなるのはずっと先なので、

私たちはこのウイルスをよく理解し、

感染のリスクをできるだけ減らしながら

生活を取り戻していきましょう、

というのがこれからの方向です。

 

新型コロナウイスルが身近にいる前提に立ち

「長くつきあっていく」ために

生活のあり方を変えていかなければなりません。

それが「新しい生活様式」と呼ばれるものです。

 

人との間隔は最低1mとる

会話の際はできる限り真正面を避ける

特に症状がなくてもマスクを着用する

買い物でレジに並ぶ時には前後にスペースをとる

食事は対面でなく横並びにすわりおしゃべりは控えめに などなど

感染リスクをさけるために

生活する上で様々なことを留意していく必要があります。

 

これは学校生活にもいえることです。

休み時間には手を洗い、

換気も人任せではなくひとりひとりが率先して行い、

友達と話をする時は正面を避けて今までより距離をとり、

楽しいランチタイムは向かい合ってではなく隣にならんで・・・・

ということになるでしょう。

つまり学校の中でも「新しい生活様式」を実践していくことで、

すでに私たちの身近に存在する

新型コロナウイルスへの感染の確率をさげていく必要があります。

 

生徒のみなさん、

「新しい”学校”生活様式」の実践を初めていきましょう。

みなさんは、自分自身と社会を守る行動を

自分で判断して実践していかなければなりません。

それが自分と社会を守ることです。

どうぞよろしくお願いします。

 

さて、私はゴールデンウイーク中

「新しい生活様式」の必須アイテムである

マスクを手作りしてみました。

いかがでしょう?

↓家庭科の教員からもらった型紙で

↓大臣風のもの

 

↓大臣風のものを水玉で

 

生徒の皆さんへ

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための休校が2週間目となりました。

生徒の皆さん、お元気ですか?

学校の主である生徒の皆さんがいない学校は

ひっそりと静まりかえっています。

そんな中、ムスカリの花が色鮮やかに咲いています。

 新学期始まってすぐの、

学校生活が軌道にのる前の休校であり、

また、高校総体や文化活動の発表会の中止など、

皆さんには残念なことが続いています。

目標を見失ってしまった、

と感じている皆さんもいることでしょう。

特にこれまで部活動に打ち込んできた3年生にとっては

非常につらい状況だと思います。

 

しかし、このような苦渋の決断がされたのは、

皆さんと皆さんの家族の命と健康より大切なものはない、

という考えがあってのことです。

今は、この状況が収まり、

安全で自由な意思決定と行動ができる生活を

一日でも早く取り戻せるよう、

力を合わせていきましょう。

 

さて、マスクが手放せない状態となっている今、

マスクが手に入らないこともあり、

手作り等の布マスクが大活躍中です。

今やおしゃれアイテムと言ってもよいかもしれません。

本校職員のおしゃれマスクを大公開!

マスクにも個性が表れていますよ。

だれのマスク姿かあてて見てください!