あさか開成 校長雑感

校長より

自分探し

学年末考査も終わり、一息ついている頃ではないでしょうか。

生徒のみなさんの中には、これからは部活動に命をかけるぞ、取り損ねた資格取得の準備をするぞ、海外研修の準備をするぞ、お腹いっぱいケーキを食べるぞなど、さまざまな思い、決意が頭の中を駆け巡っていると思います。

今年の3月から新しい高校入試が導入され、入試のための生徒休業日、そして、春休みと、生徒のみなさんの休みが増えました。それは、自分のために使える時間が増えたことになります。

そこで、私からの宿題です。「自分とは何者?」という問いに対する答えを考えてみましょう。自分一人で考えても良いです。多くの人が集まって考えても良いです。

本日、NPO法人子育て支援コミュニティプチママンの副理事長の鈴木陽子さんが学校を訪れました。2月24日(月)に郡山中央公民館で「働くってなに?仕事ってなに?」という題でワークショップを開催するそうです。高校生の参加を待っているようです。詳しくは、ボランティアの係の先生にお聴きください。

いろいろな人と話をして、意見を聞くことは大切なことです。自分と違う考えを簡単に否定せず、必ず「なぜ」という問いを付けましょう。そのようなコミュニケーションの中から、見えなかった自分が見え始めるかもしれません。

頑張れ、自分探し。

 

 

 

ラジオ

「ココラジ」での、学校PRの放送が、先週に引き続き、2回目となりました。

先週もそうですが、まず、アナウンサーの方が大変上手な方だなと感心しました。よく生徒たちの良いところを引き出しているなと思っています。私たちも見習うところが多いと感じました。また、生徒たちも、しっかりと受け答えをしており、今時の子どもは凄いと感じました。本当に、アナウンサーのアドリブ的な質問に対しても的確な返答をしています。うまく学校の紹介をしているというのが、私の大きな感想です。

今週は、本校の大きな特徴である単位制の科目選択、特に第二外国語の選択について、生徒たちの進路を交えながら、うまく説明していただきました。また、単位制の特有の教室移動についても、生徒会長の遠藤くんから、朝のHRを終えると教室移動が始まり、講座毎の授業となること、同じクラスでも、授業でまったく出合わないクラスメートがいることなどが話されました。良かったです。

放送は、周波数は79.1MHzの「ココラジ」ですが、スマホをお持ちの方は無料アプリで聞けます。放送予定ですが、学校評議員の増子様の持っている番組『雅の小部屋』(月曜日の10時)です。あと、2月17日と24日の2回残っています。あと2回が、本当に楽しみになってきました。

増子さん、大変ありがとうございます。

 

東北大会

本校女子バレー部が、令和元年度第9回東北高等学校新人バレーボール選手権大会に出場してきました。結果は、予選リーグで青森県第一代表の青森西高等学校、岩手第一代表の一関第一高等学校に負け、予選リーグでの敗退となりました。

やはり、東北大会、どのチームも「うまいな」と感じました。実力差が大きく、戦うことができない相手だとは思いませんでしたが、本校の強みをうまく押さえ込まれたなという感じです。

生徒たちは、多くの課題を持ち帰ってきたのではないかと思います。しかし、マイナスばかり考えていても前に進めません。自分たちの強みは何だったのか、成果はどのような点か、そして、課題は何か、と考えて欲しいと思います。

どの部もそうですが、この時期はノーレコードの時期となります。大会が連続し、大きな修正ができにくい時期とは違い、この時期は、基礎から作り始めることができます。ただ、自分たちの現在の位置が分かりづらく、単調な練習をすることが辛い時期でもあります。このような時期に、自分を信じて、前に進めるチームが強くなると信じています。

このことは、勉強に関しても同じことが言えます。本日で、学年末考査が終了します。できた、できなかったという現象面でなく、必ず、「なぜ」という問いを自分自身にしてください。3月は、入試期間中、生徒休業日が続きます。その「なぜ」を解決するために、一歩踏み出せる時間があります。強みを伸ばし、弱みを正し、1年間の総括と次年度への準備を始めてください。

最後になりますが、いつも大声援をおくってくださる保護者のみなさま、遠くの会場まで来てくれた生徒のみなさん、大変ありがとうございました。今後とも、本校女子バレーボール部をよろしくお願いします。

手紙

今週の初め、3年生より手紙をいただきました。過分なる言葉に、笑みがこぼれるとともに、目頭が熱くなりました。ありがとうございました。

国語担当の先生に聞いたところ、1月の最後に、お世話になった人に向けて手紙を書く授業をし、その時に作成したものですと言うことでした。生徒たちが、3年間を振り返りながら、先生方に一文字一文字に思いを込めて書き上げている姿を想像してしまいました。

自分の気持ちを文字に込め手紙を書くという行為は、メールやラインになれている高校生にとってはとても難しいものでしょう。また、自分の気持ちを直接文字として書く行為自体、自分の心が見られるようで、気恥ずかしいものではないかと考えます。

ここで、メールと手紙について、少し考えてみたいと思います。

最も大きな違いは、時間と労力だろうと思います。時間も、労力も、どちらも効率と関係するものです。前にも、旅の話で書きましたが、現代は「効率の時代」で、なるべく「ムダ」を省き、時間と労力を掛けないことが善とされる時代です。しかし、そんな時代だからこそ、敢えて手間を掛けてみたいと考えています。人と人の関係は一期一会であり、縁というものは奇跡に近いものだと思っています。出会いというものを大切にすることは、相手を大切にすると言うことで、相手からも自分を大切にしてもらえます。主客一体となった社会は、それこそ、落ち着いた平和な社会ではないかと考えます。

手紙を書く行為というものは、人を思いやる行為にもつながります。メールやラインをすべて否定するわけではないですが、ひととき、心を落ち着かせ、誰かを思いやりながら手紙をしたためる、そんな心の余裕が欲しいものです。

バレー部、出発

本校女子バレー部が、令和元年度第9回東北高等学校新人バレーボール選手権大会に向け、出発しました。

この大会は、東北地区の各県代表2チームが4ブロックに分かれ、3校による予選リーグ戦を戦い、各リーグ1位が決勝トーナメントに進出するというものです。

本校は、bブロックで、青森県第一代表の青森西高等学校、岩手第一代表の一関第一高等学校との対戦となりました。

試合日程は、次のようになります。

日 時:令和2年2月7日(金)~9日(日)(7日公式練習、8日・9日試合)

場 所:宮城県総合運動公園 セキスイハイムスーパーアリーナ

      (宮城県宮城郡利府町菅谷字舘40-1)

試合方式:1日目は予選リーグ(各リーグ1位が準決勝へ)

       本校は第2試合(予定10:30~)、第4試合(予定12:30~)に出場

     2日目が準決勝、決勝

頑張れ、バレー部。