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3.11 東日本大震災から12年・つながる思い~広島県盈進高校との交流

3月11日(土)ひろしま避難者の会アスチカ様のご協力により、広島市のアスチカさんと広島県福山市の盈進高校ヒューマンライツ部とオンラインによる「福×福交流会」を行いました。12月に広島を訪れた際に交流させていただいた方々も参加してくださり、なつかしく嬉しい交流となりました。さらに、その様子を崇徳高校の新聞部も取材に来てくれており、広島市・福山市・福島県郡山市の3つの地をつないで、3校が交流することができ、とても充実した時間になりました。

あさか開成高校からは、絵本「きぼうのとり」を活用したワークショップ活動、盈進高校からは、ハンセン病問題や核廃絶署名活動、被災地との交流活動などの紹介がありました。また、盈進高校からは、交流先にお渡ししているという「折り鶴折りバラ」が、あさか開成高校からは「きぼうのとり」の絵本がそれぞれの学校に送られ、お互いの活動をよりよく知ることができました。

12月に、ひろしま紙芝居村さんにお渡しした絵本「きぼうのとり」は、小学校への読み聞かせに使ってくださっていると聞き、とても嬉しい気持ちになりました。

今回の交流をはじまりとして、継続的に交流を続けていきたいと思います。

最後に、本校生徒の提案で、近くの人と手をつないで、黙祷しました。手から感じる温かさが広島と福島のつながりのように感じ、ほっこりとした気持ちになりました。

オンラインのおかげで、遠くにいても近い関係が築けました。

今回の交流ができたのも、人とのつながりのおかげです。

東日本大震災から12年目に素敵な時間を過ごすことができました。関係されたすべての方々に感謝申し上げます。

世界SDGs合同プレゼンテーションで日本部門3位に入賞しました!

2月19日(日)23日(木)With the world主催「世界SDGs合同プレゼンテーション大会」 に予選を勝ち抜いた2チームが参加しました。

19日(日)に参加したのは、「Lake Inawashiro is No.1」チームです。

これまで取り組んできた猪苗代湖水環境保全活動を紹介しながら、世界の水環境を守る大切さをメッセージとして伝えました。

プレゼンテーションのあとには、ディスカッションセッションもあり、台湾やルーマニアの若者と「平和の砦を築くため、私たち若者にできること」というテーマで英語で話し合いました。

本校で行っている募金活動を紹介したり、若者でもSNSを使うことで、世界の人に発信できるという話で共感したりしました。また、本校の生徒からルーマニアの状況について質問すると、ウクライナと隣接しているので、避難してきている人もいるが、大きな心配はないという話を聞いて安心しました。世界の若者が協力することで、平和な世界を築くことができることを確認できた時間でした。

23日(木)には、「Revitalization of FUKUSHIMA」チームが出場し、福島の復興について発表しました。災害の備えの大切さや行動について具体的にプレゼンテーションしました。インドネシアの生徒は、スーパーフード「モリンガ」について、台湾の生徒はジェンダーについてプレゼンテーションしてくれました。

プレゼンテーションの後は、「自分たちの好きなもの」というテーマで交流しました。好きなアーティストや食べ物の紹介を通じて楽しく交流できました。

また、この日はクロージングセレモニーで、結果発表が行われました。511名の参加者の中、「Lake Inawashiro is No.1」が見事、3位に入賞しました! おめでとうございます!

JICA青年海外協力隊ベトナム派遣隊員(福島県出身)とのオンライン交流第4回

1月25日(水)今年度最後となりましたJICA青年海外協力隊でベトナムに派遣されている浅田隊員とのオンライン交流を行いました。

まずは、浅田隊員より前回の交流以降に行った活動を紹介していただきました。トイレのスリッパにマークをつける工夫では、使い方はわかっていても、定着が難しいことを教えていただきました。また、生徒たちの提案にもあった、エプロンシアターやマグネットシアターに挑戦してくださったお話では、ベトナムではエプロンやマグネットが見つからないという事実が。。。その代わりに紙やフェルトは入手しやすいということで、オリジナルの紙芝居やペープサート(紙人形)を作ったというお話でした。ただ、言葉の壁があり難しさも感じられたそうです。また、テト(旧正月)のお祭りで、けん玉やお手玉、輪投げなどの日本の文化も紹介し、大盛況だったそうです。生徒達の提案を実際に活動に取り入れてくださって、報告していただき、感激しました。

それとともに、浅田隊員からの「日本からでると、あるものも考え方も違う。現地の人と生活しながら、現地の人が必要としていることやできることを考えなければならない。」という言葉に深く考えさせられました。現地の協力隊員だからこその大変さとやりがいを感じました。

そのあと、生徒達からのたくさんの質問と交流をさせていただき、さらに、浅田隊員の幼稚園の園長先生の自宅やハノイの町並みを見せていただきました。旧正月中で人手が少ないとおっしゃっていましたが、都会的な町並みや歴史と文化を感じるお寺を見せていただき、まるでベトナムを旅しているような気がしました。

お忙しい中、生徒達のために発表の準備や町やお寺の紹介をしていただき、本当にありがとうございました。

第4回こおりやまSDGsアワード「地域貢献特別賞」をいただきました!!

令和5年2月8日、郡山市役所で「第4回こおりやまSDGsアワード」表彰式が行われ、本校の取組

『共生~Think globally,Act locally 2030年の世界について考え、行動しよう!「WITH(みんなと一緒に)」取り組むSDGs活動』

が評価され、地域貢献特別賞をいただきました。第1回目の学生の部に続き、団体としては2度目の受賞です。

これもひとえに、本校の教育活動を「一緒に(WITH)」支えてくださった、NPO・企業・官公庁・その他の団体、そしてPTAはじめ保護者の皆様、同窓生の皆様方のおかげです。ありがとうございました。

これからもあさか開成高校は、地域に開かれた学校として、地域と協働した学びを進めて参ります。

今後とも、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

『ふじもん先生講演会』第2弾開催しました

 2月15日(水)に株式会社グローカルアースのふじもん先生こと藤本正樹様をお招きしl講演会を開催しました。『世界ほど面白い”世界”はない』~「リアルグローバル」で本当に大切なこと~と題し、再び熱い講演をしていただきました。ふじもん先生が大切にしている「グローバル時代に必要なマインド(魂)」、「今そこにある世界のリアル(真)」、「この世界でどう生きていくか(志)」を柱に、ふじもん先生から6つのメッセージをいただきました。

その1 自分の発言はそのまま現実になる。

その2 言葉はとても大切。でも所詮言葉である。言葉が通じなくても想いは通じる。

その3 私たちはみんな「同じ人間」の中で生きている。

その4 「日本に生きている」ということに誇りと自信を持つこと。

その5 偏見と先入観を捨てよう。常識はさほど常識ではない。

その6 真の意味でグローバルに生きるにはこれまでの「常識の枠」を越えた新しい価値と生き方が求められている。

 今回もとても楽しく、ためになる講演でした。またお越しいただければと思います。

 ふじもん先生ありがとうございました。

 

生徒の感想

 ふじもん先生のお話は、世界を旅して実際にそこで空気を吸って、経験したことがあるから説得力があるなと思いました。最近、ネガティブ思考になってしまうことが多かったのですが、自分の発言はプラスに変えていこう!という先生の言葉にハッとさせられました。言葉が通じなくても、最大のコミュニケーションである明るさ、表情はもう身につけている。偏見や先入観のフィルターは外して…など沢山のことを学べました。これから先、想像もつかないような未来が来るかもしれないけれど、今日の講座で聞いたことを活かして、自分なりの答えを見つけられたらいいなと思います。

 

 フジモン先生のお話とても面白かったです。グローカルな人材を目指して僕は夢をおっていきたいと思います!偏見と先入観を捨て、経験を積むことが大切と言われていたので、沢山の経験を積んで自由人になります(笑)。考え方も変えてイメージに囚われずに実際に経験すること今日は本当にありがとうございました!1時間半かなり短く感じました!

 

 私はこの講話を聞いて私の先入観や偏見が少なくなったと思います。やはりネットやテレビの情報は世の中に合わせてマイナスな面を主に取り上げることが多いことを知り、世の中の情報を吟味したり、実際に行ってみて体験したりすることも大切だなぁと思いました。 そして日本人としての誇りを持ちつつ、海外の人々と交流する時に良いところを話せるようにしたいです。 私は言語から国際系に興味を持ちましたが、心も鍛え、プラスのことを言葉としてはいて、自分なりのグローバルな考え方を作り出していこうと思います。

『先輩との座談会』

2月2日(木)の放課後に、拓殖大学国際学部4年の宗形颯人さん(21期卒業生)を招き、座談会を開催いたしました。大学での学びや高校時代の自身の取り組みについて、後輩に熱心にアドバイスをしていただきました。宗形さんは「国際観光」に興味を持ち進学したが、途中で「国際協力」への関心が高まり、さらに今後は大学院へ進みアフリカへの留学をめざしているそうです。拓殖大学では他大学では学べないような国際関係の分野や言語が学べ、また多くの留学生とともに学べることも魅力であり、その中で自分の進路を見出していったと語ってくれていました。また、英語の勉強の必要性を強く感じたとも語り、高校時代には必ず英検2級までという目標を持って頑張って欲しいとアドバイスしていただきました。参加した生徒からも、「高校時代の英語の勉強時間は?」、「卒業した後の進路をどう考えているのか?」などの質問が活発になされ、有意義な時間を過ごせたようです。ぜひ今回の座談会を糧にして、宗形さんのように自分で道を切り開いて行ってほしいと願っています。

宗形さんありがとうございました。今後のますますのご活躍をお祈りいたします。

多様な人・自然の共生について考える~「山の学校・冬」第7回 第8回

山の学校冬のプログラムが12月9日(金)10日(土)、1月27日(金)18日(土)にそれぞれ、教員2名・生徒8名が参加して行われました。

金曜日は、学校で「働くとは」のワークショップをオンラインで行いました。

様々な場所、様々な職種で働く社会人のお話を聞くことができました。グループセッションでは、高校生から活発な質問や意見が出され、それぞれの立場で、新たな視点で「働くこと」について、考えることのできる貴重な時間となりました。

また、土曜日は、場所を環境創造センター「コミュタン福島」に移して行われ、午前中は、お隣にある「国立環境研究所」を見学させていただき、「3Dにっぽん」「3Dふくしま」「除去土壌や被災地域の研究」について、説明していただきました。見学者からは活発な質問があり、時間が足りないくらいでした。

「放射能の影響と11年の変遷~福島における自然資源の放射線汚染の推移」について、国立研究所・林誠二先生からの講義では、放射線やその影響についてくわしく知ることができました。さらに、山の学校校長の埼玉県環境科学国際センター研究所の大原利眞先生の「山の学校で気候変動を考える」講義では、早急に対策しなければならない気候危機について、理解を深めました。どちらの講義も活発な議論がなされ、内容の濃い時間となりました。

12月には、「労働組合」について、1月には「平和」について考えるワークショップがあり、さまざまな考えや意見の交換させるすばらしい学びの時間となりました。

 

 

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その7 大阪明星高校との交流

12月23日(金)いよいよ4日目最終日、最後のプログラムは、大阪明星高校との交流です。大阪城の真田丸跡が学校の敷地内にある、私立の男子高校ということで、楽しみにしていました。お互いの学校の紹介のあと、「思い出そう 福島のこと」と題して、グループごとに、明星高校が福島を訪れたときの写真を見ながら、福島について話をしました。そのあと、「ふくしまクイズ」と「絵本きぼうのとり」の読み聞かせ交流です。また違った見方や考えを知り、学びが深まります。そして、「きぼうのとりメッセージカード」に福島への応援メッセージを書いてもらいました。

その後、福島県大阪事務所の藤田様から、福島の復興について、廃炉や農林水産物を取り巻く状況について、お話を伺いました。そして、最後に、福島と大阪の食の交流として、福島のおいしいブランド米「福笑い」と大阪湾でとれたイカナゴのくぎ煮を一緒にいただきました。おいしい交流にみんな笑顔。あらためて、「福島の食」「大阪の食」のおいしさを感じる交流となりました。

大阪明星高校の先生、そして交流してくださった生徒の皆様、福島県大阪事務所の皆様に御礼申し上げます。

 

 

【生徒の感想】

・1番心に残っているのは、「きぼうのとり」を読み終わったあとの感想で、明星高校の方が「自分はまだ大きな地震を経験したことがないので恐怖を感じた、対策をしておいた方が良いなと思った」とおっしゃっていたことです。私たちが伝えたいことがしっかり伝わっていると思いました。また、福島の風評被害についても検査をしっかりしている食材だけが世に出ていることを福島県大阪事務所のかたが伝えてくれていたので、少しでも福島のイメージが良い方向に変わっていたら良いと思いました。また、メッセージカードにも応援してくださるコメントを書いて下さったので復興に関わっていく世代として頑張りたいと思いました。(2年相樂)

・男子校とあって少し緊張しましたが、とてもフレンドリーでグループワークがしやすかったです。明星高校さんの福島の復興を知ろうとしている姿勢や真剣さに心を打たれました。絵本の感想を聞いたとき「心が繋がっているというところに共感を感じた。またじっくり読みたい」などの感想が聞けて嬉しかったです。(3年橋本)

・きぼうのとりの読み聞かせをしました。1人の生徒さんの感想は、「実際に福島に行って学んだことがまとめられていて理解が深まった。」もう1人の生徒さんは、「自助の役割が入っていると思う。ひらがなが多いから小さい子供もわかりやすいと思う。」などと言ってくれました。1人1人感じるものが違っていてこちらも新しい学びがありました。最後に、福島のお米「福笑い」&大阪湾で獲れる「いかなごのくぎ煮」をご馳走していただきました。おにぎりも作っていただきました。今回の交流で、福島と大阪の絆を感じました。(1年大塚)

・「思い出そう福島」のとき、福島のことをよく理解してくれており、夏の福島への研修もとても行きたい人が多かったという話を聞いて、こうやって福島をネットの情報だけではなく、しっかりと見た情報を理解してくれる人が増えればいいなと思った。また「きぼうのとり読み聞かせ」を通して大阪の人々は、「福島に早く復興して欲しい」とか「自分に何ができるのか」ということを考えてくれており、絵本を色々な人に広めることで東日本大震災についてもっと理解してもらえるのかなと考えた。最後に食べ物を使って交流することで、お互いの県の食物のいい所を知れて、その上、人々の絆を繋げることが出来ると感じた。(1年吉田)

・大阪事務所さんのお話の中で、「素晴らしい人の連鎖が続いて欲しい」と言う言葉が心に残りました。その言葉は、重みがあり、どんなかたちでもポジティブに受け入れられる言葉でとてもいいなと感じました。(2年鈴木)

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その6 京都・池坊生け花で福島を発信

12月23日(金)最終日の午前は、池坊で生け花研修を行いました。この研修の目的は、生け花を通した交流と福島の復興・魅力を「花」で発信することです。私たちが選んだ花は、南相馬市小高区に移住し、花を栽培・販売する「hinataba(ヒナタバ)」さんの「ラナンキュラス」です。一輪だけでもときめくかわいらしさに、福島の魅力があふれています。「ふくしまの花を愛でる」素敵な逸品をお届けすることができました。華道家元池坊では、聖徳太子が創建した「六角堂」や「資料館」を見学させていただき、池坊や生花の歴史や起源について理解を深めることもできました。研修では、「生花(しょうか)」を体験させていただきました。いつもの「自由花」とは違った生け方に、とまどいや緊張の面持ちの生徒達でしたが、教えていただく中で華道の奥深さを感じました。さらに、福島の「ラナンキュラス」とともに福島の復興の思いを伝えさせていただき、飾っていただきました。

【生徒感想】

・普段部活で行っている自由花ではなく決まりに沿って花を生ける生花について、先生直々に生け方を教えていただき、とても貴重な経験ができました。生ける順番や場所にも細かな指定があり、自由花では経験できないものだったので、とても興味深く、もっと華道についての学びを深めたいと思いました。なかなか訪れることのできない池坊御家元に行き、丁寧な指導が受けられて本当に楽しかったですし、より一層普段のお花の稽古に力を入れていきたいと思いました。(1年阿部)

郡山市の「オンラインでホストタウン・都市間交流」に参加しています

今年度、郡山市で企画されたオランダ・ハンガリーとのオンライン交流に本校生徒が参加しています。

これまで、2回参加させていただきました。

10月25日(火)オンラインでオランダ料理教室「フルーンテスープを作ろう」では、本校生徒11名が参加し、オランダ在住のマリアン カイス アーンラード氏 からオランダの伝統的な野菜スープ「フルーンテスープ」の作り方を学びました。オランダの指ぬきを見せていただいたり、折り紙作品をお互いに紹介したりと、料理だけでなく、文化の交流もさせていただき、おいしく楽しい時間となりました。

(参加した生徒の感想)

・日本の野菜とオランダの野菜の違いが少し知ることができて、とても嬉しかった!また、苦手な野菜が入っていても、とても美味しく食べることができたため、新しい発見があった!今度、家で自分で作り、家族みんなに振る舞いたいなと思った。またやりたいです!本当に今日はありがとうございました!!(2年)

・日本とは違った味付けでとても新鮮な味でした。またとても美味しく簡単に作れたのでお家で作ってみたいと思いました。前回オランダクッキーづくりの国際理解講座を受け、その時もオランダについて色々と学ぶことがありましたが、今回も新たに、ファン・ドールンさんについてやブルメン市と郡山の関係性についても知れて良かったです。今度スマイルフードプロジェクトで自分の作ったスープについて発表してくるので、今回学んだことも活かしていければいいなと思います。(3年)

・今回のイベントに参加して食べたことのない味の料理を食べることができて良い経験になったと思う。調理方法がとても簡単だったので家でも作ってみたい。海外と日本でお土産で買う物が違うということを初めて知った。またこのような機会があったら積極的に参加してみたい。(1年)

11月18日(金)ハンガリーオンライン交流「書道で自分の名前を書いてみよう」では、本校生徒10名とハンガリーから本校に来ていた留学生のリリーも参加し、ハンガリーの高校生が海老根和紙の短冊にそれぞれの名前にちなんだ漢字を筆ペンで書くのをサポートしました。ハンガリーの生徒とペアになって行う活動は、発見と感動がいっぱいでした。書道だけでなく、フリートークの時間もあり、楽しい時間を過ごすことができました。

(参加した生徒の感想)

・書道もハンガリー語を使いながら教える事ができました。初めはお互い緊張していたけれど話していくうちに打ち解けられたのでよかったです。また、ハンガリーの方々と色々な事をお話しできました。書道を通して交流ができてとても良い経験になりました。(2年)

・言語が違うからこそ伝えるということが難しくてどれだけ大切かということを学んだ。一緒に活動できて良かった。(2年)

・言葉が通じなくてきちんと教えることができるのか不安だったけれど、ハンガリーの子が優しく接して下さったので安心して教えることが出来ました。また、教えたあとに話す時間があってその時にハンガリーの子とたくさん触れ合うことが出来ました。そして日本語が上手だったのがビックリしました。最後に楽しかったと言って貰えて嬉しかったです。なかなか外国の方と触れ合う機会がないので大変良い機会になりました。(2年)

・ジェスチャーなどを通して習字を教えられました。交流を通して親交を深めることができたのでとてもよい経験になりました。とても面白く、相手国の人も日本語がとてもうまかったので驚きました。(1年)

郡山市の「オンラインでホストタウン・都市間交流」についての詳しい記事は→https://www.city.koriyama.lg.jp/soshiki/45/53060.html

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その5 京都光華高校との交流

3日目 12月22日(木)午後のプログラムは、京都光華高校との交流活動です。8月に一度、ホープツーリズムで来県した時に交流させていただいた御礼も込めて、学校を訪問させていただきました。

京都市の中心部にある美しい校舎に生徒達のテンションも上がります。さらに、明るい笑顔で迎えていただき、生徒達の表情も自然とほころびます。今回の参加者にははじめて交流する生徒も多かったため、両校の学校紹介からはじめ、グループワークでは「ito」というカードゲームで仲を深めます。ゲームで場があたたまったところで、グループに分かれて、学校案内をしていただきました。美しい校舎と充実した設備に目を丸くする生徒達。そのあと、全員戻ってきたところで、本校代表生徒による「ふくしまクイズ」をしました。ふくしまの魅力、そして、風評被害の問題まで出題しました。みな楽しく、真剣に取り組んでくれて、発表した生徒も嬉しかったようです。続いて、京都光華高校からは、伝統文化和歌「披講」の披露。始まったとたん、空気感が変わり、張りのある声と響きに感動しました。

最後は、「きぼうのとり」読み聞かせワークショップ。各グループごとに「きぼうのとり」の絵本を朗読し、みんなで意見を交流させました。そのあと、メッセージカードに「ふくしま」と「きぼうのとり」を自由にデコレーションしてもらい、「ふくしまへのメッセージ」を書いてもらいました。

「きぼうのとり」がふくしまと京都をつないでくれました。夏にお預かりした「きぼうのとりエコバッグ」を完成させて、お届けすることもできました。さらに、本校オリジナルの「ふくしまSDGsクッキー」「しんせい山のカレー」でふくしまの復興と魅力もお届けできたと思います。

 京都光華高校のみなさま、本当にありがとうございました。

【生徒の感想】

・放射線検査を知らない人がたくさんいて驚きました。福島の人たちは全員知ってると言ってもいいぐらいですが、福島から離れたところは知らない人がたくさんいるんだなと感じました。ですが、みんな福島の食べ物を偏見で買わなかったり食べなかったりしていないので嬉しかったです。学校案内やカードゲームで仲良くなれました。絵本の読み聞かせも真剣に聞いてくれて感想も「福島のことをもっと知れた気がした。」と言ってくれて、読んでよかったと思いました。(2年佐藤)

・京都光華高校との交流をして、高校の違いや、京都光華高校の良さを知ることで、改めてあさか開成の良さも再認識することが出来た。「和歌の披講」を生で聞くことができ、新鮮で感動的な体験となった。「絵本きぼうのとり」を使って東日本大震災について交流することで、お互い震災について、理解を深めることができた。その際、京都の高校の人は福島の食物を危険だと思っておらず、風評被害が起こっていなかったことを知った。(1年吉田)

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その4 語り継ぐ「1.17希望の架け橋」との交流と阪神淡路大震災

2日目 12月21日(水)の最後のプログラムは、「1.17希望の架け橋」様との交流です。「1.17希望の架け橋」様は、阪神淡路大震災を知らない若い世代(10代から20代)が語り部活動などを行っているグループです。

 中通りに位置する本校に通学する生徒の多くは、東日本大震災の津波の被害を受けていません。また、震災から11年以上経過し、当時小学入学前だった生徒にとって、震災はどこか他人事で遠くの出来事に感じることも多いようです。そのような中で語り部活動を行う際、「直接体験していないし、記憶もないのに語ってよいものか」という葛藤を感じる生徒も少なからずおります。そこで、「1.17希望の架け橋」様が、「震災を知らない」「若い世代」が「語り部活動」を行っていることを知り、この交流が「震災を伝えるとはどういうことか」考えるきっかけとなってほしいと願い企画しました。

代表の藤原様はじめ4名の若いゲストに、生徒達は興味津々でしたが、活動内容や活動を始めるきっかけ、その思いを聞いていくうちに、尊敬のまなざしに変わっていきました。ゲストの中には、高校3年生もおり、自分たちと変わらない世代が、信念をもって語り伝える活動をしている姿に大きな刺激を受けたようでした。

交流の後、1月17日に神戸市で行われる「1.17のつどい」で設置される紙灯籠を書かせていただきました。「つなげよう」や「Help each other」など思いを込めたメッセージで絆を深めることができました。1.17は、福島から思いを送りたいと思います。交流させていただき、本当にありがとうございました。

さらに翌日は、阪神淡路大震災について、フィールドワークや見学をすることで、理解を深めました。「災害」はいつやってくるのかわからないものであり、過去の災害を教訓として「語り継ぐ」ことの必要性や「減災」「防災」の取組の必要性を強く感じました。

【生徒の感想】

・歳が近いかたが伝承をしようと活動されている姿が私たちにとって先輩のような存在でとてもすごいと思いました。「小学生や中学生は震災を経験していない同士だからこそ、話を聞いてくれる」という言葉が印象に残っています。「聞いた話を大事なところをピックアップし、インパクトを持たせながらお話をされている」と言っていて、私も意識しながら機会がある時は話したいと思いました。また、風評被害についても「神戸の人は支援したいという気持ちのほうが強いと思う。」とおっしゃっていて凄く嬉しいことだと思いました。(2年相樂)

・1.17希望の架け橋に中学生から参加している方もいるということを聞き私もそのような行動力が必要なのだと思った。また、さまざまな県のからも集まり団体に参加している方もいることが分かった。若者が自ら発信して次世代に伝える大切さを改めて知ることができた。(2年丹治)

・若いのに「風化させない」と強い気持ちで組織を作り活動していて行動力がすごいと思いました。これからは避難持ち出し袋に小銭を入れようと思いました。より震災について知ってもらうために「インパクト」を持たせることを工夫していることが分かりました。(2年室井)

・同年代の語り人と交流したのは初めてだったので、とても新鮮で面白かったです。みんな楽しそうに真剣に取り組んでいたので、本当に伝えたいという意思が伝わってきました。参考にすると共に、私たちも負けてられないな、と思いました。(2年渡邊)

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その3倉敷市SDGsの取組

2日目、12月21日(水)の午後は、SDGsと地域活性化に貢献している岡山県倉敷市児島の老舗ジーンズメーカー「ベティスミス」様に訪問させていただきました。

岡山県倉敷市は2020年7月に「SDGs未来都市」に選定され、SDGs推進を行う「倉敷市・高梁川流域SDGsパートナー」と共にその達成に向け取り組んでいます。パートナー登録団体は、298団体(2023年01月05日現在)です。「ベティスミス」様もそのパートナー団体の一つです。段ボールや紙の再利用をはじめ、裁断後の生地も破断して 活用することで、生産時のゴミを減らす「エコベティプロジェクト」や「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」により、年間約5万人が訪れる児島の観光スポットで地域に貢献するだけでなく、ジーンズづくり体験を通した地場産業の学びを提供する取組をされています。また、ハウスメーカーや紳士服、シート生地などアパレル業界の枠を超え、様々なコラボレーションを実現し、パートナーシップを実現し、SDGsや地域活性化を目指しています。

生徒達は、大島様の案内により、施設を見学させていただき、SDGsやまちづくりについて理解を深めました。

また、ジーンスの端布を使ったオリジナルのキーホルダー(ストラップ)づくりを体験させていただきました。施設内には、ジーンズの歴史や環境に配慮した製品作りを学ぶことができる建物やお買い物ができるショップに加えて、フォトスポットもたくさんあり、時間が足りないほどでした。

【生徒の感想】

・ベティスミスには工場だけでなく、ミュージアムやお店などいろいろあって楽しむことができました。ミュージアムではジーンズの歴史について知り、たくさんのジーンズを見ることができました。また、体験工場で手作りのキーホルダーを作ることが出来ました。オリジナルのものを作ることで大切にしたいなという気持ちがあり、服もオーダーしたものだと大切に思うようになるのではと考えました。また、余った生地を小物に再利用していて、とても環境に配慮されていて、そのような活用法もあるのだと学ぶことができました。とくに印象に残っている言葉は、まちづくりから考えるという言葉です。今までは服にしか着目していませんでしたが、余った生地を利用して他のお店と連携し、新しい商品を生み出したり、車の断熱材に使用したりすることで地域全体のSDGSを進めることができ、第1産業が潤うということを知ることができました。今の時代はファストファッションが主流となってしまっていて、大量生産、大量廃棄が普通になっています。ですが、オーダー品や、環境に配慮した服を買うことでこの地球全体の利益になっていくのだと考えました。(2年井本)

・ジーンズが元々は作業着だったことがびっくりしました。ベティスミスで働いてる人の平均年齢がすごく若かったのもびっくりしました。建物もとてもオシャレでした!物だけを追いかけないで人が暮らしやすい物を選ぶ必要があるということが分かり、この話が心に残っています。安いからといって買わないで、長く使えるものを買うようにしたいと思いました。ストラップもボタンを選ぶ時にハートの形だったり星だったりたくさんの種類があって可愛かったです!ベティスミスがSDGsの4.8.11.12.13番のゴールを目指していることは分かっていましたが、売店に行ってみたら10番の人や国の不平等をなくそうというものにも取り組んでいるのが分かり、とてもすごいと思いました。障がいを持っている人がひとつひとつバッチに絵を描いていて、その商品の売上が自立支援と生活品質の向上に繋がるというのは凄くいいことだと思います。私も可愛いものが買えて良かったです!ものを買う時にこのような誰かのためになる商品があったらそっちを優先して買うようにしたいなと思いました!(2年早川)

・ベティスミスさんの工場に直接行って、初めての体験が多くとても楽しく学ぶことが出来ました。また、ダストが断熱材になって廃棄物を1個も出さないというのが今の世代でとても大切なことをしているなと思いました。人が暮らしていきやすいために、地域全体で、みんなが潤うまちづくりから考えている、このようなことを地域だけでなく、もっと広く実践出来たら、二酸化炭素の問題が減るのではないかと考えます。すごく充実した時間でした。もう一度行って、ベティスミスさんのことをもっと深く知りたいと思いました。(2年鈴木)

 

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その2広島における被災者支援と紙芝居上演

 12月21日(水)研修旅行2日目です。午前のプログラムは、東日本大震災のあと、広島県で被災者支援をしてくださった方々との交流です。広島に避難した方が運営する、ひろしま避難者の会「アスチカ」のご協力により、震災当時被災者支援の中心となって活動された広島市東区社会福祉協議会事務局長の坂本泉様のお話、南相馬市にバスでボランティアにきてくださった南相馬ボラバス応援隊の永中憲成隊長のお話、ひろしま紙芝居村の阿部頼繁様と爲政久雄様と髙尾暢子様による紙芝居「見えない雲の下で」の上演と盛りだくさんの内容です。

 福島から遠く離れた場所に避難した方々、そしてそれを支える方々の存在。そして、遠く離れた地で起きた災害を自分事として考え、行動に移してくださった方々の思いに触れ、福島で起きた災害と支援についてさまざまな視点で捉えることができることを実感しました。また、臨場感と情感たっぷりに演じてくださった紙芝居の迫力に圧倒されました。

 最後は急ぎ足で会場を後にすることになり、名残惜しい気持ちでいっぱいの生徒達でしたが、みなさんとお会いできたことが生徒達のこれからの大きな成長の糧になると思います。本当に貴重なお時間をありがとうございました。

【生徒の感想】

・「見えない雲の下で」という紙芝居は、浪江町の佐々木やすこさんの手記をもとに作られたものだそうです。阿部さんたちはもともとは広島カープの紙芝居をやっており、被災地支援もなさっていたそうです。広島の自分たちに何ができるかを考え、佐々木さんの苦悩は広島にも通づるものがあると思い、作ったということに驚きました。佐々木さんが願いをたくすかのように熱心にお話してくださったというのを聞き、それほど佐々木さんの後世に地震や原発の被害を語り継がなければならないという思いは大きかったのだと思いました。

また、初めてこのような形式の紙芝居を見せていただきました。ギターや歌も交えて、方言の特徴もしっかりと捉えられて演じられていて驚きました。私がなるほどと思ったところは、みんなで作りあげているというところです。それぞれの人が自分のできること(音楽が得意な人は音楽を、喋るのが得意な人は語ることなどといったように)さまざまな人の力があってこの紙芝居はできているのだと感動しました。また、今日見させていただいた紙芝居を、私も語り伝えたいと思いました。(2年井本)

・支援者の熱い思いを知ることができてとても良かった。「遠く離れた土地で寂しい思いをしないで済むように」繋がりを大切に、記憶を風化させないように継承していくこと。たくさんの交流会を重ねる毎によって、心の拠り所になり安心感を与えるんだ感じました。そういった活動が未来を繋ぎ、絆を結ぶと感じ、僕もそういった活動への参加意識が高まった。(2年増子輝良)

・広島の方々、福島の方々のことを常に考えて感謝の気持ちを持って活動しておられることを感じてとても感動しました。私も、これから社会に出て生活していく上で自分のことを支え助けてくれている人たちに感謝の気持ちを忘れずにいたいです。(1年大塚)

・印象に残った言葉「ボランティアは困っている人がやってほしいことを直接聞いて手助けするということ」
「被災者の思いを若い世代に語り継ぐ」やはり語り人をする上で、被災者の方々に話を聞くことはもちろんのこと、支援して頂いた方々からの話を聞くことも大事だと思うので話を聞けてよかったと思います。天野先生の講話しかり、永中様の講話しかり、やはり被災者の方々にとってサロンというのは本当に憩いの場だったんだなぁと思います。不安で仕方ない被災時にコミュニティの場があると本当に落ち着きますよね。私も、災害がどこかで起きてしまった時はこのような形で手伝ってみたいです。(2年渡邊)

震災の記憶と教訓を次の世代へ ~広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行 その1広島原爆と平和語り部

 

 

 12月20日(火)~23日(金)本校日本文化部・オイガ部主催による 「震災の記憶と教訓を次の世代へ~震災を知り、ふくしまの今を国内外の高校生に発信する事業」の大きな柱となる「広島・倉敷・神戸・京都・大阪への研修旅行」に生徒18名、教員2名が行って参りました。この研修は、それぞれの土地の人との交流がメインの研修となっています。それぞれの土地での人々との交流を通して、さまざまな災害を学び、それを伝える人の思いを知り、伝え語り継ぐことの意義や重要性、そして、これからの「ふくしまのあるべき姿」について考えを深めます。なお、この事業は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けて実施されています。

 12月20日(火)郡山駅を出発した一行は、広島市を目指します。広島を訪問した目的の一つには、原爆の被災について学び、それを語り伝える人の思いを知ることがあります。本日は、平和記念公園をボランティアガイドと一緒に歩き、お話を聞きます。また、夜には、自身の被爆体験について語り部さんから聞くことで、その思いや語り伝えることの意義を考えます。

 今から77年前の1945年8月6日午前8時15分広島市中区から北の上空約600メートルでアメリカが投下した原子爆弾は炸裂しました。推定14万人の人が爆風や熱線、そして放射能が原因でなくなりました。広島市平和記念公園は、原爆ドーム、広島平和記念資料館、原爆死没者の慰霊碑や平和の願いを込めて設置された数々のモニュメントがある都市公園です。原爆ドームについたところで、2つのグループに分かれ、それぞれボランティアガイドの説明で公園内を巡ります。きれいに整備された公園や慰霊碑を見ながら、77年前に起きた惨状を想像し、胸が苦しくなりました。さらに、そのあと、資料館を見学し、さらに学びを深めました。

 ホテルで夕食を済ませた後、「被爆者体験講話」です。7歳の時に爆心地から870m離れた祖母の家の庭で妹と砂遊びをしていた時に被爆した、佐渡郁子様がお話してくださいました。「私は被爆体験者。聞いてくれた皆さんがそれを語り継いでくれるならば、あなた方は伝承者。若い人が語り継いでくれることが大切。」という言葉が印象に残りました。平和とは何か。語り継いでいくとはどういうことなのか。それぞれが考えを深めた時間でした。

【生徒の感想】

・語る方がいなくなれば 何があったのか、なぜこのような遺構があるのか、当時の人がどんな状況でどうやって今までを過ごしてきたのか、乗り越えてきたのか、何も分からないまま同じ過ちを繰り返してしまうと思う。震災で得た教訓を伝え、二度と同じ被害を出さないようにするために語り部があると思いました。(2年相樂)

・原爆ドームの近くの資料館に行った時は写真など衝撃的でとても心が痛かったです。でも写真の数多くが白黒写真でした。いくこさんの話は赤い炎、炎で空が真っ赤になったこと、やけどで皮膚が垂れ下がる様子を事細かに説明してくださいました。白黒写真だけでは伝わらない色や動き、語り継ぐとは写真では見えない部分を語ることで見えるようにすることだと思いました。私が郁子さんのお話の中で1番心に残っていることは「平和の原点は人間の心のふれあい」と仰っていたことです。私たちがこうして講話を聞くことで輪が広がり平和の維持にも繋がっていくと感じました。(3年須藤)

・今はもう被爆体験証言者は30人程しかいないと聞きさらに貴重な体験だったと思った。郁子さんがもう被爆体験証言者として実際に体験した人が話していかないと風化されてしまうと思い、私がやらないとと思い語り部を始めたと聞き、私達も、3.11東日本大震災を風化させないために、これから日本中、世界中にふくしまを発信していかないといけないと改めて強く実感した。(3年大和田)

 

 

スポーツ大会 2日目

  本日は、各競技ともに決勝戦・決勝リーグ戦をおこないました。また、クラスごとの玉入れもおこないました。成績発表・閉会式は19日月曜日になります。

NHK福島ラジオ第一「こでらんに5Next」出演について

  12月9日金曜日、2年生國分生徒会長が、NHK福島ラジオ第一の「こでらんに5Next」のGo!Go!ハイスクールというコーナーに出演しました。福島放送局のスタジオから、本校の楽しい高校生活をラジオの電波に乗せ紹介することができました。

スポーツ大会 1日目

  15日、16日とスポーツ大会です。本日は、バドミントン・バスケットボール・バレーボール・卓球の予選が行われています。

凜優祭報告19 有志企画 よさこい部開成舞彩

  私たちよさこい部開成舞彩は、3年生女子19名、2年生女子17名、1年生女子10名で結成し、よさこいの発表をしました。演舞曲は、部員全員でのよっちょれ、2・3年生の蝶花翠乱・桜凛、3年生の悠久音繋、2年生の踊れ魂どっこいしょ、1年生の南中ソーランの計6曲です。振り入れをスタートしてから発表当日まで期間が短かったり、部員全員がそろっての練習が少なかったりと不安がありました。当日は、直接お客さんの前での演舞では無かったのですが、タイミングも合い1番良い演舞が出来たと思います。部員全員で楽しみながら笑顔で踊り切ることが出来ました。開成舞彩全員で最後まで盛り上げることが出来たと思います!!
 
  あさか開成高校よさこい部開成舞彩は、現在27名で楽しく練習に取り組んでいます。開成舞彩は、うねめ祭りをはじめとする多くのイベントに参加しています。可愛い衣装が着たい方、大人数での達成感や青春を感じたい方、少しでもよさこいに興味のある方など、部員全員皆さんの入学・入部を心待ちにしています。一緒に青春しませんか?

凜優祭報告18 有志企画 フラ・タヒチアンダンス同好会

  私たちは、1年生3名、2年生3名、3年生6名の計12名で発表をしました。今年のフラガールズ甲子園の自由曲や、イベント曲などを合わせて6曲披露しました。また、音楽部とコラボし、美女と野獣より「Beauty and the Beast」、リトル・マーメイドより「Under the Sea」の2曲を披露しました。本校生の前でダンスを披露することはなかなかないので、メンバー全員、緊張しながらも楽しく笑顔で踊りきることが出来ました。踊り終えた後に、友達や先生にレイ(首に掛ける花輪)を掛けに行きました。貰えた人はラッキーパーソンですよ♡ ‪最後に、私たちは少ない人数ではありながら、それを感じさせないほどの元気と笑顔を全校生に届けられたと思います。来年の文化祭でも精一杯踊ります!是非見てください!!
 

  私たちは、毎年開催されるフラガールズ甲子園に向けて日々練習に励んでいます。第9回大会の時には最優秀賞総合1位を受賞することが出来ました。その他にもイベントやボランティア活動に参加しダンスを披露しています。学年関係なく仲が良く、最高に楽しい部活です♡ 私たちと一緒に充実した青春を送りませんか?東校舎入口で待ってます!

凜優祭報告17 有志企画 音楽部

  私たち音楽部は、15名で発表しました。今年の凜優祭のテーマ曲である「青と夏」や、世代を超えて愛される「銀河鉄道999」などを吹奏楽で演奏しまた。さらに、フラ・タヒチアンダンス同好会とのコラボステージを行い、とても盛り上がりました。また、3年生との最後の演奏ということで、一生懸命練習に取り組み、今までで一番良い演奏を届することができました。
 
  私たちは、和気あいあいと楽しく活動しています。みんなで青春の思い出をつくりましょう。楽器の経験者、未経験者問わず誰でも大歓迎です。ぜひ私たちと一緒に演奏しませんか?

凜優祭報告16 有志企画「〜彩〜collection」 

  私たち「〜彩〜collection」は、3年生ファッション造形基礎の受講生を中心に、いらなくなった服のリメイクした衣装で、ファッションショーをしました。音楽や演出も自分たちで用意しました。ドレス、浴衣、セットアップ、メイド服など色々な要素を詰め込んだファッションショーを展開しました。自分たちで1から作り上げたファッションショーです。衣装製作が未経験の人がほとんどでしたが、夏休みから時間をかけて作り上げ、最高の思い出を作ることができました。ファッションやデザインに興味がある人は、ぜひ3年後の文化祭でもファッションショーを計画してください!

探究カフェ開催しました

12月8日(木)に16回目の探究カフェを開催しました。

今回は探究カフェ×高校生語り部事業連動企画として講師に三浦恵美里さんにお招きし、「3.11後の避難生活や子育て環境について」をテーマに三浦さんご自身の母子での避難生活の経験や、現在も福島県内外で子育てに不安を抱えているご家族の支援をしてきて感じていることをお話しいただきました。

震災に関するの記憶の風化が叫ばれている現在、もう一度振り返っておくことは大切なことだと気づかされました。

三浦さん、ありがとうございました。

裁判官による出前講座を実施しました

10月17日と19日の2回にわたり、3年生の「国際社会研究」講座で、福島地方裁判所郡山支部の小野寺健太判事による出前講義を実施しました。

 

1日目は裁判員裁判および司法について学び、2日目は小野寺判事手作りの事例(架空)を題材にした、模擬裁判員裁判を体験しました。

これまで小中高と司法を学んできましたが、目の前のホンモノの判事(裁判官)が話す裁判の話は、重たく、しかもストレートに、胸に入ってきました。

模擬裁判員裁判では、実際のものに近い裁判員評議を体験しました。裁くこと、判断することの難しさと重さを感じることができたことが、1番の収穫です。

 

凜優祭報告15 有志企画 日本文化部

  私たち日本文化部は、部員32名で生け花のステージ発表をしました。 「夏の花言葉」をテーマに夏の代表的な花、ヒマワリをメインに作品を生けました! 花器にはベットボトル、背景にはペットボトルキャップを使い、磐梯山を表現しました。捨てればゴミですがまだ使えるものを再利用して、ゴミの量を減らし、エコで華やかな作品になるように製作しました。 部員全員で浴衣を着て、お花を生ける、日本文化部らしいステージ発表になりました。 みんなで一丸になって作品を完成させることができてとても嬉しかったです。


 
  日本文化部では、お花やお茶の作法を身に付けることができます。また、日々のお稽古続けることで免状も取得できます。 皆さんも一緒に日本の伝統文化について学びましょう!!!

凜優祭報告14 有志企画 炎激舞

  私たち炎激舞は、1年生6名、2年生4人で結成し、「とある日の授業」という演目を発表しました。この脚本は普段の学校生活のお話です。しかし、文化祭ということで潤色を加え、「とある日の授業〜文化祭バージョン」として上演しました。普段の学校生活に、炎激舞が新たに加えた七不思議〜まものに取り憑かれると誰もが知っているであろうあるダンスを踊ってしまう〜というものを加え、笑いあり、恐怖ありの作品になりました。また最後には、参加型のイベントもあり、本校生や先生方と一緒に盛り上がることが出来ました!
 
  炎激舞は、「炎のように激しく舞う」をモットーに活動しています。本校に進学する際は、ぜひ炎激舞にお越しください!一緒に全国目指して頑張りましょう!

プチ講演会を開催しました

12月5日(月)に株式会社グローカルアースのふじもん先生こと藤本正樹様をお招きし、「世界×未来×足元を考える」~100の国が教えてくれた本当のグローバル~と題し、熱い講演をしていただきました。

グローバル時代に必要なマインド(魂)、今そこにある世界のリアル(真)、この世界でどう生きていくか(志)について、VUCA×SDGsの視点を交え、世界の貧困・環境・紛争・政治の現状、日本との比較を通して教えていただきました。

ふじもん先生ご自身が五感で感じた体験を直接聞くことで生徒たちは新しい感覚と意識を持つことができました。「世界を変えることができるのは私たち人間ではないか」という言葉に説得力があり、参加した生徒達は頷きながら聞いていました。海外に目を向けること、世界へ飛び出すこの重要性に気付きました。

質疑応答の時間が設けられ、予定時間を超えて様々な質問が出ました。講演のインパクトの強さが分かりました。また、講演会の最後にはサイン入りの著書『日本人の99%が知らないこれ世界の真実だ』もいただきました。

とても楽しく、ためになる講演でした。これを機会にまたお越しいただければと思います。

ふじもん先生ありがとうございました。

凜優祭報告13 有志企画 美術部

  私たち美術部は、2・3年生で作品の展示をしました。夏休み中に制作に取り組み、昨年よりも多くの作品を完成させることが出来ました。アクリル絵だけでなく、デジタル絵やCG作品なども出展しました。また、今回の作品はサイズが大きいものが多く時間もかかったので、迫力のある物になりました。次の展示の機会に向けて、さらに技術を高められるようにしていきたいです。
  あさか開成高校の文化祭では、クラスや部活で団結し作りあげたものを楽しく発表することが出来ます。入学した暁にはぜひ文化活動に参加して、自分の成長をアピールしてください。

凜優祭報告12 有志企画 オイガ部

  私たち「読み聞かせボランティア部オイガ」は、3年生の女子12名で活動しています。文化祭では絵本の展示をしました。第1体育館の壁面に絵本の紹介文とオイガの活動を紹介するポスターを展示しました。部員が夏休みに頑張って作ったとても可愛い折り紙や色とりどりのポスターを展示し、有志発表の合間などにポスターを読んでもらいました。最後の文化祭でしたが、活動を紹介することが出来て良かったです。
 
    また、絵本の読み聞かせだけでなく、ボランティア活動もおこなっており、少人数ながらも大きなイベントなど様々な参加経験があります。多様な人々との交流を通して学べることがたくさんあります。部活動としてはオイガ部はなくなってしまいますが、ボランティアなどに興味があったらぜひあさか開成高校でたくさんの人イベントに参加し、活動してみませんか?

修学旅行3日目②

 昨夜の雨も上がり、天気にも恵まれた1日となりました。

 本日は私服ということもあり、それぞれが思い思いの服装で満喫していました。  

 明日は修学旅行最終日です。大阪城を見学後、帰途に就きます。

修学旅行3日目①

 本日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンです。 

 体調不良者もなく、元気に3日目に突入しました。

修学旅行2日目③

 昼食後は、伏見稲荷神社と京都駅ビルで自由行動を楽しみ、全員元気にホテルに戻りました。 

 本日1日で「15000歩」歩き、生徒達は少し疲れた様子でした。  

 明日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行ってきます。

修学旅行2日目②

 奈良公園に到着し、多くの生徒が鹿に囲まれて人気者になっていました。

 東大寺大仏殿では現地のガイドさんから多くのことを学び、平和を引き継いでいかなければならないと考えさせられました。

ふくしまの今を知り海外の高校生に発信する~オンライン国際交流

11月19日(土)3年生2名、2年生13名、1年生3名が参加して、オンラインによる国際交流を実施しました。With The World様のご協力をいただき、あさか開成高校の生徒がフィリピンとインドネシアの若者たちと英語で交流やディスカッションを行い、ふくしまの今を発信するプログラムです。午前と午後の2部構成で行いました。

午前中のプログラムは、5つのグループに分かれて交流しました。自己紹介をしながら「マイブーム」を発表し、日本でも大人気のアニメやゲームの話題で盛り上がる場面もありました。仲良くなってきたところで、グループ対抗の「共通点探しゲーム」をしました。YES/NOで答えられる質問をして、全員が一緒になった回数を競います。予想通りの共通点だけでなく、意外な共通点も見つかり、文化は違えど同世代であることを実感します。そのあとは、「海外生を連れていきたい地元のおすすめスポット」の紹介をしました。初めは緊張していた生徒たちも、だんだんと笑顔が増えてきました。お互いのことを知りながら、交流することを楽しみました。

お昼休憩をはさんで、午後のプログラムは、いよいよ「知ってほしい、私たちのふくしま」のプレゼンテーションです。美しい景観・豊かな自然・おいしい食べ物に恵まれた「ふくしま」に起きた2011年の東日本大震災の津波災害と原子力発電所の事故。そのことが、多くの犠牲者とコミュニティの崩壊をもたらしたこと。そして、今も続く風評被害。それらを払しょくするために、私たちが取り組んでいることをプレゼンテーションしました。その中で、「福島の未来が世界をリードする」というメッセージを伝えました。

フィリピンとインドネシアの生徒からは、国に甚大な被害をもたらす、台風や大雨による洪水、土砂災害、地震などの「自然災害」についてのプレゼンテーションをしてくれました。提案として出された、川や側溝整備による治水や森林による治山治水、温暖化対策など、日本でも共通する部分があると感じました。

そのあとは、それぞれのグループに分かれて、プレゼンテーションを踏まえた意見交換を行いました。近年の異常気象については、一致する意見が多く、それぞれの国で対策をとるだけでなく、世界共通の目標を持つことの必要性を感じました。気候変動への対策の必要性をお互いに確認した時間となりました。話し合いを進めながら、各グループで「いま私たちにできること、私たちがともに目指す未来」をまとめました。

最後のクロージングセッションでは、それぞれのグループでまとめた「共同宣言:私たちの目指す未来」の発表です。「過去の経験から学び、災害に備えましょう!」「お互いに助けあいましょう!」「世界からプラスチックごみをなくしましょう!」「私たちの生活を守るために必要なことを準備しましょう!食料・お金・教育・緊急時対応体制など」同じ地球に住む一員として、お互いに協力することや気候変動を抑える努力をすること、災害に備えることの重要性が宣言されました。まさに「自助・共助・公助」の精神の大切さを確認したように感じました。

最後はみんなで記念撮影をして、プログラムの終了です。初めてこのような国際交流に参加した生徒も多く、英語でのコミュニケーションに苦労していましたが、今日の経験が成長の糧になってくれることと思います。

交流に参加してくれたフィリピン、インドネシアの皆様、そして、準備・サポートをしてくださったWith The Worldのスタッフのみなさま、関係の皆様に深く感謝いたします。

(生徒の感想)

・質問をして、違う国ではあるけど好きなものなどは似ていることが分かりとても興味深かった。もっとたくさんの国の人たちといろんな交流をして、好きなものについて語りあったり、初めて知ったものを聞いてみたりしてみたくなった。事前に用意していた発表もちゃんと聞いてくれて興味を持ってくれて嬉しかった。

・共通点探しゲームでは、思っていたより日本の文化などを知っていて驚いた。また、日本で流行っていることは世界でも流行っていたり、日本で問題になっていることは海外でも問題になっていたりして世界は繋がっているんだなと改めて思った。

・災害について考えて、それの影響を少なくするためどうすべきか、どのような未来を見たいかをしっかりと考えました。普段はこのようなこと考えないが、海外生と一緒に考えることで異文化交流と共にみんなが生きやすい未来になるのではないかと思いました。

・インドネシアで2004年に起きた地震によって対策が行われた際に日本の防災対策を参考にして堤防を作ったことが分かりました。インドネシアは3つのプレートに挟まれていて日本と同じような地形だということが分かりました。着目するポイントがコロコロ変わって上手く行かない部分もありましたがサポートしてくれる方が助けてくださったおかげで最後はみんなで考えを共有してひとつの共同宣言掲げることが出来ました。海外の方と話す機会は滅多にないのでとても貴重な経験になりました!

・福島のことについて海外の人に伝えて上手く伝わったかは分からないが少しでも知識として入っていたら嬉しいな思った。また、異常気象については自分たちが起こしてしまった現状だからこそ、それを変えられるのは自分たちだと思うので積極的にサスティナブルの活動に参加したいと思った。

・インドネシアの人たちと共同宣言について考えるときにお互いが何に1番力を入れてるか話し合うのが1番考えたし勉強になりました。インドネシアの人たちの発表を聞いてこういう考えややり方があるんだと思えることができてよかったです。

・午後は午前の雰囲気とは違い、災害をテーマに議論をした。災害によって甚大な被害を被ったことや島国であることなど共通点が多い両国だからこそ共通できる部分もありながら、一方が伝え共有する部分もあり、1つの話題から多様なアイデアを考えることができた。午前中に学んだ文化の違いや、生活様式などの違いを考慮し、両国でどちらもできることを考えられた。簡単なものや難しいものまであったが、それらをまとめ自分たちの宣言としてこのグループのみならず他グループと共有でき、学びを発揮することができた。自分のアイデアを考えることに加えて、そのアイデアを伝えなければいけないことの2つのことを同時に考えなければならない状況であり自分にとって難しかったが、このできないということが今後の英語をどう学ぶかという目標設定の起因になったので結果的には良い時間となった。

修学旅行2日目①

 修学旅行2日間。天気は雨…

 本日は興福寺国宝館→奈良公園→伏見稲荷大社→京都駅周辺自由散策

 生徒達の体調は問題なく、元気に行ってきます。

 

26期生修学旅行1日目

 予定通り、京都に着き午後から清水寺と金閣寺をめぐりました。夕食は、嵐山にあるレストランですき焼きを楽しみ、全員ホテルに入りました。

美しい水環境を未来へつなぐ~猪苗代湖につながる水質調査と浄化システム見学

11月13日(日)1年生生徒2名が、福島県環境創造センター主任研究員の中村和德様にご案内いただきながら、「猪苗代湖につながる河川の水質調査と水質浄化実証試験施設の見学」をしてまいりました。

水質調査に先立ち、沼尻温泉の温泉水を採取したあと、猪苗代湖につながる酸川を見ながら、猪苗代町体験交流館学びいなで行われている「猪苗代湖・裏磐梯湖沼水環境保全フォーラム」に参加し、猪苗代湖の環境保全活動に取り組む団体の活動や研究を学びました。

そしていよいよ、中村様のアテンドで水質調査に出発です。調査に先立ち、注意事項を教えていただきました。

初めての水質調査でしたが、中村様のご指導のおかげで、スムーズに河川水を採取していきます。長瀬川(酸川合流前)、酸川、酸川と合流したあとの長瀬川の河川水を採取したあと、猪苗代湖に流れ込む農業排水路を見学し、猪苗代水環境センターに向かいました。水環境センターでは、水のpH測定をしました。

酸性の酸川(pH2.8)が流入することで、長瀬川(pH7.0)が酸性(pH4.9)になっていることがよくわかりました。また、沼尻温泉(pH1.9)で、源泉はかなり酸性度の高い温泉であることがわかりました。猪苗代湖の水質悪化に、この長瀬川の酸性が弱まったことが関係しているようです。つまり、猪苗代湖が酸性から中性になったことが、湖の自浄作用を弱め、リンの濃度を高め、水質悪化の原因となるヒシの繁茂につながっているようです。

また、地形図を見ながら、川の流れや代掻きなどのイベント発生時の猪苗代湖水質への影響について、教えていただきました。生活排水や農業排水が猪苗代湖の水質に大きく影響していることがわかりました。リン濃度を抑えるための取り組みの必要性を感じました。

次は、会津リクリエーション公園内にある「水質浄化実証試験施設」の見学に向かいます。浄化システムについて、中村様がわかりやすく説明をしてくださいました。

川の水を取り込み、沈砂池と人工湿地を組み合わせた浄水システムです。外部からのエネルギーを使うことのない自然の力を使った水質浄化システムです。このような仕組みを農業排水が流れ込む前段階で作ることができれば、水質改善に役に立つのではないかと思いが膨らみます。

大変学びの多い一日でした。猪苗代湖の環境を保全する団体の方たちとも交流することができ、みんなで力を合わせれば、またいつの日か水質日本一の猪苗代湖になるのではないかという思いを強くした一日でした。

お忙しい中、生徒たちのために、水質調査、見学を案内してくださった中村様、本当にありがとうございました。

今回の学びを今後の探究活動に生かしていきたいと思います。

 

 

グローバル人材育成~世界を知り、社会の役に立つ人間になるために~1学年グローバルセミナー

11月11日(金)1学年生徒を対象に「グローバルセミナー」を行いました。

一般社団法人台湾留学サポートセンターの鉢呂智子様にご来校いただき、語学力の重要性やプログラミングの素養を身につけることの必要性、世界経済・中国経済の動きやグローバル社会で活躍するために求められる力など、キャリアを考えていくうえで参考になるお話をしていただきました。

 

また、英語と中国語を合わせて学ぶ選択肢として台湾の大学への留学を挙げ、台湾の主な大学を紹介してくださいました。

 

グローバル社会を担う人材となるために、どんな力を身につけなければならないかを知り、そのために今やるべきことはなにか考え、さらに高校卒業後の進路の選択肢を増やすことができました。

今回の講演会をきっかけとして、本校国際科学科で学ぶ生徒には、国や場所に縛られることなく、将来を選択できる力を身に付けていってほしいと思います。

(生徒の感想より)

・今日の講演を通して、将来に役立てるスキルについて学ぶことができました。グローバル化が進んでいる今、語学力・ITスキルを高めておくことはとても重要なことだと思いました。また、そういった面であさか開成高校はとても適していると思うので、次年度からの学習でしっかり学んでいきたいと思います。

・グローバルセミナーを聞いて、語学力やコミュニュケーション能力を身につけてもっと色んな人と関わりを持つことは大事だなと思いました。しっかり進路を考えるようにしたいです。

・海外留学について少しは聞いたことありましたが、身近にできる手段を知ることができました。知っていることはどこかで役に立つので大切にしたいです。外国語を学びたいと思っているので積極的に勉強したいです。自分だけの1つの道を歩むことは、いずれ誰かのために役立っているのかなとも感じています。あさか開成でしかできない学びにこれからも積極的に参加して自分の視野を広げていきたい。

・日本のことだけでなく、世界で働くということも頭に入れて進路を考えていかなければならない。コミュニケーションをよく取れるように今から上手く人と接していけるようになりたいと思いました。

 

MOTTAINAIイベントで集まった文房具をお届けして参りました

11月7日(月)全校生徒と地域の企業のみなさんご協力いただいて集まった文房具を2つの事業所にお届けして参りました。児童発達支援事業所はなはな さんでは、さっそく子ども達が、文房具の入った箱を開けてくれて、とても喜んでくれました。また、郡山スクールショーシャルワーカー様にもお届けし、子ども達のために使ってくださいます。

「みんなの学校」様にも、近日中にお渡しする予定です。みなさんのご協力のおかげで、たくさんの子ども達に、文房具だけでなく、笑顔をお届けできることを実感しました。みなさんのご協力に感謝申し上げます。本当にありがとうございました! 

「なはなさんの子ども達から、素敵なお手紙も届きました。

はなはなさんお手紙.pdf

 

凜優祭報告⑭ 1年4組

  私達1年4組のクラス企画は、バルーンプールでした。色々なバルーンを用意したり、ハート型や星型のバルーンを用意して、映えるようなフォトスポットを作りました。他にもティアラのアクセサリーなども用意して、楽しんでもらうことが出来ました。バルーンプール以外にも、教室の黒板にバルーンの束を持つことが出来るようなフォトスポットも作っていました。受賞は出来ませんでしたが、沢山の方に写真を撮ってもらい、良かったと思いました。
 

  クラス看板のテーマは、貝がらをイメージして作りました。貝がらの開いている様子をイメージしました。グラデーションを意識して色を塗りました。内装に合わせた色や形を決め、みんなで意見を出し、作り上げることが出来ました。
 
  コロナ禍でも、感染予防を行いながら、学校全体で楽しい文化祭を行うことが出来ました。受験生は受験勉強を辛くても頑張らなくてはいけませんよね。高校に入学したらきっと楽しい高校生活が待っているので、一生懸命頑張ってください!応援しています。

凜優祭報告⑬ 1年3組

  私たち1年3組のクラス企画は「VS3くみ」です。コロコロバイキングをモチーフにしたゲームでは、意外と難しいゲームでしたが予想以上に盛り上がりました。ボウリングゲームでは、景品を作ったり、満点がなかなか出ないなど凝ったものを作れました。夏休みからみんなで準備し、大変で忙しかったけれど、みんなで協力して作り上げた「VS3くみ」は大切な思い出になりました。
 
  クラス仮装のテーマは「ジブリがいっぱい」です。キャラは千と千尋の神隠しから、千尋、はく、かおなし、となりのトトロから、大トトロです。一番苦労したのはトトロです。はじめは崩れてしまうことも多々ありました。しかし、みんなで協力して作ることができ、とてもいい感じに完成させることができました。賞は取れませんでしたが、一生の思い出になりました。
 
  クラス看板ではクラス企画のVS3くみをテーマにして作りました。なるみ先生の好きなカエル、カラフルな色合いなど3組らしいクラス看板に仕上げることができました。メガホンの絵のようにみんなで応援しあえる仲間でいたいです。
 
  自分たちで0から考えて、みんなで話し合い協力して作り上げることで、最高の文化祭になると思います。そしてそれは大切な思い出になります。その後の学校生活でも糧になります。次の文化祭を今年以上に盛り上げてほしいです。待ってます!

1学年国際理解講座「なぜ?何のために学ぶのか?~東南アジアの子供たちの瞳の輝きに学ぶ~」

10月20日(木)1学年国際理解講座、認定NPO 法人「シーエスアールスクエア」理事長 宍戸仙助様を講師にお招きし、「なぜ?何のために学ぶのか?~東南アジアの子どもたちの瞳の輝きに学ぶ~」というテーマでお話をいただきました。

今回の講演では、宍戸仙助さんのラオスやベトナムでの体験に基づいたお話をしていただきました。宍戸様の語りかけるような話しぶりや写真や動画で詳細に伝えられる現地の子供たちのお話に、生徒たちはどんどん引き込まれていきます。

クラスター爆弾の不発弾の爆発により目の 前で命を落とした兄を見て以来外に出られなくなった少年、生活のために臓器を売らされて胸に傷がある少年、十 分な医療を受けることができないため幼くして多くの尊い命が失われてしまう環境で育った子どもたちが「大人になること」を夢だと答えること、2011年3月11日の東日本大震災の際、ベトナム中部の子ども達が、被 災した日本の子ども達のために年1回だけ親からもらう小遣い(日本円にして5円)の全額を寄付してくれ たことなど、聞いていて、涙をこらえるのが大変でした。こらえきれず、涙を流す生徒もいました。

講演が終わってからも、生徒の質問はつぎつぎと続き、その一つ一つに真摯に対応してくださいました。

東南アジアが直面する貧困、戦争の影響、多民族、いじめ、言語、衛生問題などの様々な課題を感じながら、豊かで安全な日本に暮らす私たちができることは何か、と深く考えさせられる講演内容でした。

「なぜ学ぶのか?」「自分たちに何ができるのか?」を考え、行動するきっかけとなったすばらしい時間でした。

すばらしいお話をありがとうございました。

 

生徒の感想

・自分はまだ高校生だから、できる支援の幅も数も少ないだろうと思っていました。けれど、今回の講演を聞いて、自分より幼い小学生が積極的に支援をする姿を見て、はっとさせられました。東南アジアの子どもたちと、自分たちの置かれた環境の差に、何とも言えない気持ちになりました。今、自分にできることを考えて、やがて人の役に立つ人になるために、これから色んな経験を積んでいきたいと思いました。

・今日の講演会を聞いて、子供たちが臓器売買されていることや7mの崖から水を汲み上げる女の子がいること、不発弾によって亡くなる人達がまだまだいることなど全ての話が印象に残り、考えされられることが沢山ありました。また、私たちの当たり前の生活は、とてもありがたいことで改めて周りの人に感謝しながら生きていかなければ、と感じました。今日の話を聞き、宍戸先生の行動力と世界の子供たちの為に努力している姿がとてもかっこよく、私も人のために役立つことをしたいと考えたので、そのためにも様々な募金活動や寄付活動、身近なボランティアに積極的に参加し、自分のできることを増やしていきます!

・The most important thing is being valuable to others than studying と言うことが本当に心に響きました。
それと臓器が売られた話がほんとに悲しいと思いました。私もこれからいろいろなボランティアをして、自分ができることをこれからも考えたいと思いました。

・「最も大切なことは勉強することよりも人の役に立つ人間になることです。」という言葉が響きました。勉強しないといけないという考え方ではなく人の役に自分の役に立つようにたくさん勉強していきたいと思いました。戸籍はみんな持っているものだと思っていたのでないということにとても驚きました。東南アジアの子供たちの勉強環境の悪さを見て私たちは恵まれているのだと再確認することができました。ボランティア活動や募金活動に積極的に参加して、東南アジアの子供たちの役に立てれればいいなと思いました。東南アジアの現状について知ることができて嬉しかったです。本日は講演ありがとうございます!

・話を聞いて、貧しい場所では色々な問題があって大変なことがあるということはわかっていたつもりでした。でも自分の目で見ないと、体感しないと分からない大変なことがたくさんあることを知りました。貧しいということでこんなにも生活に差ができてしまうことはとても悲しいことだと思いました。自分にできることを考えるだけではなく、その考えたことを行動に移して誰かのために行動したいです。そしてその誰かが少しでも笑顔になれればいいなと思います。

・私たちがあたりまえに過ごしている生活は東南アジアの子どもたちにとっては、あたりまえではないんだと改めて考えさせられた。半年以上かけて織った布も日本ではたった80円でしか売られないと知り、フェアトレードの大切さがよく理解できた。東南アジアの子どもたちを支援するためにボランティアや身近なことからできることをよく考え、人のために役に立つ人になりたい。

・たまにニュースなどで「東南アジアの子供たちに寄付を...」というのを見かけた事はありましたが、その当時は大変な状況にあると言っているにしてもそれほど関心がありませんでした。しかし、今日の講演で東南アジアの子供たちについて深く知る事ができました。戸籍が無い人がいたり、森などにクラスター弾が幾つか置かれていることだったり、親に騙されて臓器売買させられた子供が居たりなど。目を向けるべき点は、「学校に通えない子供たち」だけではなく「その環境について」も知らなければならなかったのだなと新たに分かりました。

・東南アジアの子供たちが貧しい生活を送っていることは知っていましたが、私の想像の何百倍も貧しい生活をしていました。学校に行っても設備が整っていない、教材がない、十分に学びの場が確保されていなくてそれでも学校に通って勉強しようとしている子供たちを見て、こんなに勉強したがっているのに勉強できないなんて、というやるせない気持ちでいっぱいになりました。生まれた国が違うだけでこんなに生活に差が開いてしまうのは決して良くないことです。少しでも学校がいきいきとした場になるように、改善や支援を行っている宍戸さんたちは素晴らしいと思いました。きっと高校生の私たちでも小さなことでも絶対に何か出来ることがあるはずです。初めは何をしたらいいか分からなくてなかなか行動にうつせずにいましたが、今回の話を聞いて恥を捨てて自ら積極的に行動します。あさか開成高校はそれが出来る場所です。3年間で何ができるか考えながらよりよい世界になるように探究していきたいです。今ある幸せを噛みしめながら1日を大切にして生きていきたいです。

凜優祭報告11 有志企画 2歳でも笑える有志

  私たち「2歳でも笑える有志」は、2年生男子4人で結成し、ドラマの発表をしました。このドラマの内容は、転校してきた美少女Vとごく普通の男子高校生Gとの、お米をよく噛んだ時のデンプンのような甘さと、初めて赤ちゃんがヨーグルト(乳製品)を食べた時のあのすっぱい表情を感じさせるような青春ラブストーリーです。私たちの夏の思い出の1ページとなるような作品でした。ぜひ、皆様にもご披露できればと思っています。
 
  目標は高く、夢は大きく、周りに流されるな、何事も積極的に、共に学ぼうあさか開成魂!

凜優祭報告⑪ 1年2組

  私たち1年2組のクラス企画は、「Hikari」 で1年最優秀賞を受賞しました。衣装から教室の内装や小物まで、大人の雰囲気を再現できるようにクラス1人1人がこだわって作りました。いろいろな人が写真を撮りに来てくれてうれしかったです。
 
  クラス看板のテーマは「Hikari」で、クラス看板1学年最優秀賞を受賞しました。クラス企画のコンセプトに合わせて作成しました。また「Hikari」という看板名は担任の先生の名前を用いてできました。とても気に入っています。
 
  コロナ禍の中、先生方や生徒会の人たちのおかげで、感染対策をしながらも楽しい大文化祭を行うことができました。そんな楽しい高校生活を送りたい人はぜひあさか開成高校に入学し、私たちと充実した3年間を過ごしましょう。中学生の皆さん入学待っています!

プチ国際理解講座「ハワイについて知ろう~ハワイアンリボンレイストラップづくり」

11月11日(金)ハワイ出身のライランわたなべ先生(郡山市ALT)をお招きし、「ハワイについて知ろう~リボンレイストラップづくり」を開催しました。後期中間考査最終日の放課後でしたが、20名の生徒が参加しました。オールイングリッシュのプログラムです。

まずは、ハワイについての講義です。ハワイについて、地理・言葉・文化・神話など、楽しく学びます。美しいハワイの写真に思わず「行きたい!」と心が弾みます。

小学生や中学生の時に、ライラン先生に英語を教えてもらった生徒もいて、懐かしさと嬉しさで会場は暖かな雰囲気に包まれます。ハワイ州の魚に指定され、トロピカルな模様の「フムフムヌクヌクアプアア」という世界一長い名前の魚は、ハワイの神話にも出てくる半神「カマプアア」(人間、豚、魚に姿を変えることができる)にも関係が深い魚です。ちなみに、「プアア」はハワイ語で豚を表す言葉なのだそうです。みんなで「フムフムヌヌクアプアア」と口に出してみると、ユーモラスな言葉の響きに笑い声が溢れます。楽しくとても勉強になる「ハワイのお話」でした。

このあと、いよいよ「ハワイアンリボンレイストラップづくり」に挑戦です。

「ハワイアンレイ」といえば、歓迎のフラワーレイや貝殻と使ったシェルレイが有名ですが、鳥の羽を使った伝統的なフェザーレイ、リボンレイ、さらにはキャンデーレイやマネーレイなど、相手の好みに合わせたユニークなレイもあるそうです。また、歓迎、祝福、感謝など、贈る相手への思いを込めた愛情の表現として、ハワイに暮らす人々の日常に深く根付いているそうです。ライラン先生も卒業式の時には、首にかけてもらったそうで、首にかけきれなくなると外してとっておき、また首にかけてもらうということを何度もするほどたくさんのレイをいただいたそうです。

今日は、ストラップの形のリボンレイにハワイを象徴するククイナッツを取り付けます。みんな初めての作業に苦労しながらも楽しく作りました。留学生のトビーやリリーも参加しました。

かわいいストラップが完成しました。ライラン先生、楽しいお話とストラップづくり講座ありがとうございました。

 

(生徒の感想)

・中学校以来の再会でとても嬉しかったです。リボンレイの作り方も途中で記憶がよみがえってきて楽しい時間になりました。Mr.Ry. It was nice to see you again. It was a space like the time of club activities. Thank you very much. by Aimi(1年)

・コロナ禍で旅行などができない状況が続いていましたが、今日の講話で旅行した気分になりました。他国の文化を知ることが好きなので、良い機会になりました。色々なものに神様がいるところがおもしろくて、もっと知りたいと思いました。レイ作りでは、単純な作業をしているだけなのに綺麗に編めるので楽しかったです。ほとんど英語なので聞き取れるか心配でしたが、なんとかだいたい分かりました。普通の授業だけでなく、こういったほとんど英語の授業があったらいいなと思いました。(1年)

・今回の講座では、ハワイの文化や言葉を詳しく知ることができ、さらに自分のオリジナルのレイを作ることが出来ました。私はとても不器用なので周りに手伝ってもらってしまいましたが、結果的にとてもかわいいレイがつくれてとても嬉しかったです。今回は楽しみながら海外の文化を学べて、本当に嬉しかったです。これからもこういう楽しみながら世界を知れるイベントにもっと参加していきたいです。(2年)

・今回はプチ国際理解講座を受けるのが初めてでしたがとても楽しい講座を受けられて良かったです。
ハワイの言葉や、グルメ、スポット、歴史などたくさんのハワイについて知れたのでとても行きたくなりました!
また、リボンレイを作る時に最初は意外と難しくて詳しく教えて貰わないと出来ませんでしたが、慣れるととても楽しくて、いい作品ができて本当に最高でした。慣れると簡単なリボンレイを家でも作って周りの人達にハワイについてなどたくさん交流してみたいと思います!(2年)