あさか開成 校長雑感

校長より

秋季コンクール

本日10月3日(木)は、午前中、「三春交流館 まほら」に行ってきました。「2019 第70回福島県中高校演劇連盟秋季コンクール」での本校作品を観るためです。

午前10時、本日の最初のステージは、本校演劇部(炎激舞)です。今回の上演作品は、『KOMACHI99』で、絶対に観て欲しいので詳しいことは書けませんが、高校の演劇部のある出来事を主題とした舞台でした。

私は、社会科学系の人間なので、言葉の定義に関しては非常に敏感なところがあります。つまり、今回の作品名の「KOMACHI」は、なぜ「小町」や「こまち」ではないのか、また、「99」とは、一体どのような意味なのか、という疑問がすぐに浮かんでしまいます。でも、それに対する答えは、作品を観ると、自然と判るようになるではないかと感じています。

ただ、一般的な解説をすると、漢字で書くと真面目で堅い印象を与えます。ひらがなで書くと、やわらかく、親しみを持って感じさせることができます。カタカナには、論理性、また躍動感、ときには軽さを感じさせる効果があります。ローマ字は、異世界を感じさせることができます。

例えば

 宜しく(堅いですよね)

 よろしく(やわらかくなります)

 ヨロシク(ちょっと、軽い感じがします)

 YOROSHIKU(違和感を感じます)

今年の演劇部は、春季発表会で『FuluSiC』、夏休みは各地で『SHIROCK』の公演、そして秋季コンクールは『KOMACHI99』と3本立てで動いてきました。大変ご苦労様でした。

最後に、今回の作品も、大いに笑い、大いに泣きました。1時間、現実を忘れ、『KOMACHI99』の世界にどっぷりと浸り、リフレッシュすることができました。

演劇部の皆さん、ありがとうございました。

知事へ受賞報告

昨日10月2日(水)、文部科学大臣杯全国高校フラ競技大会第9回フラガールズ甲子園で、念願の全国一位の受賞した報告のため、フラ・タヒチアンダンス同好会の顧問の工藤先生、3年生降矢花さんと小椋海さんとともに、県庁に行き、内堀知事、鈴木教育長へ報告をしてきました。

行きの車の中では、降矢さん、小椋さんとも緊張しているようで、普段よりも口数が少なくなっていました。午後4時30分、ついに内堀知事に会う瞬間が来ました。私を含め、全員の緊張はMAXです。

来訪者紹介のあと、懇談が始まりました。内堀知事より、一位が決まった瞬間の気持ち、それまでの苦労を聞かれた降矢さんは、「人生で一番嬉しかった。発表の瞬間はとても信じられない気持ちだった。苦労した面は、3年生が5人しかいないので、後輩の指導が大変だった。特に、初心者である1年生が12名おり、基本的なフラの動きの指導を教え込む作業と全体をまとめる作業を5人でやらなければいけなかった」とはきはきと受け答えをした。また、内堀知事より、後輩にどのようなことを託したいかと聞かれた小椋さんは、「私たちとしては連覇をしてもらいたいという気持ちはあるが、やはり、その前にフラを楽しむことを大事にして欲しい」と持ち前の笑顔で返答をしました。特に、驚いたのは、内堀知事より、フラ・タヒチアンダンス同好会を立ち上げた熊田百恵さんについての質問があったことです。内堀知事は、長年指導をしていた熊田さんに会うことができなかったことを残念がっていました。このような和気藹々とした雰囲気の中、予定された時間が過ぎ、最後内堀知事と記念撮影をして、受賞報告が終了しました。

その後、鈴木教育長にも受賞の報告に行きました。

令和元年度後期、始まる

本日より、後期が始まりました。

さて、終業式でも話しましたが、ラグビーワールドカップが日本で開催されています。

ラグビーの魅力の一つは、「One For All  All For One」という精神だと言われています。

ラグビーが他のスポーツと大きく異なる点は、とにかくいろいろなタイプの選手がいることです。背が高い選手、低い選手、がっちりしている選手、走るが速い選手など、体格の異なる15人の選手が一つのフィールドで共存します。これはラグビーが、特にポジションによって求められるプレーや役割が大きく異なるためで、どのポジションも重要な役割を持っており、だから、どのメンバーが欠けても勝利にたどり着くことができないということです。それは、ラグビーに限らずどのスポーツにも言えることですが、仲間と切磋琢磨し、ともに掴み取った喜びは、自分一人だけでつかんだ喜びの何倍も大きいものになります。また、勝利を掴みとれなかった時の悔しさも同じ分だけ大きくなります。それは、自分一人では不可能なことを達成できるという達成感だけでなく、人が相手の気持ちを受け取って自分のものにすることができるという気持ちの連鎖、共感力があるからだと思います。特にラグビーには、その考え方が強いのです。「One For All  All For One」には、このような意味があると思います。

 もう一つ、ラグビーの魅力には、「ノーサイド」というものがあります。ラグビーでは試合終了のことを、ノーサイドと言います。これは、単に終わりという言葉でなく、試合終了後は敵も味方もなく、力の限りを尽くして戦ったお互いの健闘をたたえ合うという意味があります。ラグビーはコンタクトプレーの激しいスポーツで熱くなる場面も多々ありますが、それだけに、フェアプレーを忘れないようにしなければならないのです。試合が終われば、敵も味方もなく互いを尊重する、それがノーサイドの精神なのです。現在、ノーサイドという言葉は使われなくなってきましたが、その精神はラグビーの中で脈々と受け継がれています。

今話したラグビーのことは、学校という集団にも当てはまるのではなかいと思います。学校のみんなは、それぞれ持っているもの、考え方が違います。良いと思われる面や悪いと思われる面は、だれにでもあります。そういう個性をお互いが認め合って、大事にしていかないといけません。だれかが欠けたり、否定されたりすることがあっては絶対にいけません。また、許されることではありません。

実りの秋です。皆さん、特に3年生の皆さんが、あさか開成高校で、花を咲かせ、実を実らせるためには、「One For All  All For One」という心、「ノーサイド」という心を持つことが大切だと感じています。

皆さん頑張ってください。

10月の花

本日は創立記念日です。明日からは後期が始まります。暑いですが、衣替えです。服装を整えることは、心を整えることにつながります。しっかりとした服装をしましょう。

さて、10月の花です。パラグアイから来た留学生のルイスくんの第2弾の作品となりました。

ケイトウ、リンドウともに、秋の花壇を彩る花です。

リンドウは、山野に自生する野草ですので、馴染み深い花ではないでしょうか。日本原産の植物で、日本のほぼ全域に生息しているようです。秋空に映える濃い青紫色の花は、非常にかわいらしくもので、日本人の心をくすぐる植物でもあります。

また、鶏のトサカのような形をした花を咲かせるケイトウも、よく見かける植物です。熱帯地方が原産地ですが、奈良時代にはすでに日本に渡ってきたようです。西洋でも「Cock comb」という名が付けられています。日本でも、西洋でも、花の見え方は共通なのですね。

そのケイトウの赤が、そして、リンドウの紫が生える作品となっています。フェニックスの使い方がうまいですね。ケイトウ、リンドウの花を際立たせるとともに、作品に力強い躍動感、大きな広がりを与えています。

ルイスくん、ありがとう。

 

前期、終了

本日で前期も終了しました。明日は創立記念日です。

前期を振り返りますと、皆さんの頑張った姿が目に浮かびます。

やはり、今年の前期のメインイベントは、凛優祭でしょう。工夫を凝らしたクラス企画、そして、文化部の発表がありました。特に、ステージ発表の質の高さには驚きました。保護者の出店も最高でした。学校全体が盛り上がった凛優祭だったと思います。

そして、今年度のインターハイでは、多くの部が県大会に出場を果たし活躍をいたしました。特に、女子バレー部の3位は見事なものです。あと一歩と東北大会への出場を逃したものの、日頃の練習の成果を出し切れた大会だったと思っております。

また、文化部でも多くの生徒が活躍しました。まず、佐藤和世さんは、2年連続、全国高等学校総合文化祭に参加し、全国の高校生との交流を深める機会を持ちました。そして、演劇部も、各地で『SHIROCK』を公演し、人権について問いかけてくれました。よさこい部のうねめまつり踊り流しにおける五年連続大賞受賞、そして、フラタヒチアンダンス同好会のフラダンス甲子園総合第1位と、輝かしい成績を残してくれました。

また、今年も、多くの生徒が国内外の研修・セミナーに参加しました。前期段階で、海外研修の参加者55名、国内研修の参加者が48名と聞いております。特に今年は、大型の海外研修が7月、8月に開催されました。7月のオーストラリア研修には23名、8月のベラルーシ研修には10名、韓国訪問には16名の生徒が参加しました。それぞれの研修が充実したものであったと聞いております。現在、最後のまとめの時期です。先日は、オーストラリア研修に行った生徒が、校外でのゴミ拾いをしていました。まとめの調査研究の一つだそうです。国内外の研修に行ったみなさん、11月の発表会を楽しみに待っておりますので、最後のまとめを頑張ってください。

そして、今年度もボランティア活動も盛んに行われました。5月の子どもまつりから始まり、夏休みは多数の生徒がボランティアに参加しました。

後期に向けて、皆さんにお願いがあります。それは、前期をしっかりと振り返って欲しいと言うことです。反省なきところに、進歩はありません。できたもの、できなかったものには、必ず原因があります。その原因を突き止め、少しでも改善していく努力が必要です。

実りの秋を迎えるためにも反省をしていただきたいと考えております。特に、3年生は、結果を求められる時期がきています。自分自身を信じて、自己の進路をしっかりと切り拓いてください。

ラグビーワールドカップで考える

スポーツ観戦をすることが、私のささやかな趣味のひとつです。

野球、サッカー、ラグビーなどは良く観に行きました。と言っても、震災後は、ほとんど観に行くことができなくなったので、ここ8年はご無沙汰しております。中でも、サッカーは大好きです。かなり前ですが、鹿島とマンUの試合には感動しました。ラグビーは、サントリー、ヤマハ等のファンです。ごりごりとフォワードが押し込んでくるスタイルが好きです。今回のワールドカップを観て、月並みですが、試合の質の高さに感動しています。今まで観ていた試合は何だったのだろうと思うくらい、素晴らしい試合が続いています。

さて、日本と対戦したアイルランドのラグビーチームについて、どれほど私たちは知っているでしょうか。

アイルランドと言えば、本校の前ALTのジェイソンの母国です。もっと、ラグビーチームについて、聞いておけば良かったと思っています。

まず、アイルランドという島が、アイルランド共和国と北アイルランド(イギリス領)に分離していることを知っているでしょうか。同じ民族が南北に分かれているのです。そして、200年近くも対立した歴史を繰り返してきたのです。現在、イギリスのEU離脱が「合意なき離脱」になることにより、対立が激化するのではないかと言われていることを知っている人も多いかと思います。

この南北に対立するアイルランドで、ラグビーだけは、南北の国に関係なく、統一チームができているのです。これはサッカーチームにもないことなのです。

日本戦の前に流れた歌は、アイルランド共和国の国歌でも北アイルランド(イギリス領)の歌でもありませんでした。特別に作られた「アイルランズ・コール」という歌です。歌詞にはアイルランド分断の歴史は一切出てきません。

スポーツが、国同士の対立を乗り越える。なんと素晴らしい話ではないですか。

韓国研修、解散

ラグビーワールドカップ、アイルランド戦での日本の劇的な勝利。4年前の南アフリカへの勝利は夢ではなかったことを証明してくれました。やったぞ、日本。

勝利に歓喜しながら、学校に向かいました。 そうです。本日は、韓国研修の帰国日となっています。

ホームステイ、そして、数々のミッション、この韓国研修は積極性が試されたものとなりました。4名の生徒の満足感は、本日の写真からも想像できます。この研修が、4名の生徒にとって、十分満足のいくものだったのでしょう。ご苦労様でした。

夜の7時45分、猪俣先生、生徒の家族とともに生徒を出迎えました。そして、簡単な解散式を行いました。解散式では、ホストマザーにとても親切にしてもらい、お別れの時涙が止まりませんでしたなど、簡単な感想を聞きました。

しかし、本日で研修が終わったわけではありません。今後は事後研修です。

しっかりとまとめを行ってくださいと言いたいところですが、本日は、家族と夕食を囲みながら、ゆっくりとしてください。そして、しっかり休んで、疲れをとってください。

オーストラリア研修のその後

昨日は大変うれしいことがありました。

放課後、校内を巡回していると、外からゴミ袋を持った1年生の生徒数名が学校に戻ってくるところでした。

「どうした」と声を開けると、「調査研究の一環です」と返事が返ってきました。詳しく話を聞いてみると、オーストラリア研修で環境問題、特にプラスティックゴミについて研究をしていて、実際に街中にどのくらいゴミが落ちているかを確認しようとゴミ拾いをしてきたということでした。学校の周りを1周回っただけで、こんなにゴミを拾うことができましたと嘆いていました。今後は、アンケートをとり、同級生が、いま、どのような意識を持っているのかを調査するそうです。

オーストラリアに行ったのが7月。2ヶ月以上たった今でも、研修が続いていたのです。

常々、知を自己の所有物にするのではなく、社会へ還元しようとする精神を育みたいと思ってきました。自己の研究を机上のみで終結させてはいけません。より伸ばし、深め、拡大させ、発展させ、実際の社会へ落とし込む作業が必要なのです。この調査研究活動が、単なる数字的な調査研究に終わらず、今後、周りの生徒たちに波及する提言、行動になることを期待します。そして、その影響された生徒たちが、どのような行動をとるのかも楽しみになってきました。

今年は、韓国訪問に16名、ベラルーシ研修に10名の生徒が行きました。こちらの研修者からも、社会に還元するようなアクションが出てくることを願っています。

国連では、16歳の少女グレタ・トゥーンベリさんの地球温暖化に対する訴えがあり、世界中の若者がムーブメントを起こしています。

子どもたちには、まだ、未来への選択権が与えられていません。その子どもたちが、大人に、未来に対して、絶望していることに、大きな危機感を抱いています。

環境問題、この問題の根源は何なのでしょうか。

私は、知は希望だと考えます。しかし、現在、知の力が失われつつあります。一方に飛躍的に進む物理的な力、他方に人間に対する無力、この2つの対立によって、本来希望をもたらすべき知が死にかかっているのです。現代の社会は、科学技術によって規定されており、現実的な危機は知と深く関わっています。今、知の行為、そのものに反省が求められています。知を克服するためには知は必要なのですが、現在、知には、それ以上の理想像、絶対像が求められています。それは、知っているというレベルの知でなく、相互理解や相互コミュニケーションのための知ではないかと思っています。知ることが理解や了解につながり、理解や了解が、ともに生きることにつながると考えます。それは、完璧な意味での「よく」生きるではないかもしれないけど、ともに生きることができる「よりよく」生きることになるではないかと考えます。

秋本番

『暑さ寒さも彼岸まで』の言葉どおり、朝晩はすっかり寒くなり、秋本番となってきました。

韓国研修も本日が4日目。今回の研修の最大の行事であるB&Sです。現地の大学生とともに、どのような場所を探索するのかが楽しみです。秋のソウル路を楽しんでください。

これからは日増しに寒さが増していきます。個人的な意見ですが、東北に住んでいると、秋という季節が非常に短いように感じてなりません。秋という季節感、ちょうど良い気温を楽しむという時期が非常に短いように感じています。寒いのは苦手です。

さて、9月も終わり、来週からは10月に入ります。

10月1日は創立記念日で休みとなりますが、2日は、後期始業式、そして衣替えとなります。基本的には、冬服、女子はリボン着用となります。はじめが肝心ですので、しっかりとした服装で登校をお願いします。そして、以前にも書きましたが、今後は日の入りが早くなってきます。早め早めの自転車での点灯をお願いします。

最後になりますが、3年生は進学の推薦関係の受験本番となってきます。現在のところ、就職関係、そして秋田大学を含めたAO入試等、嬉しい報告がたくさんありました。努力を重ね、栄冠を勝ち取ってください。

がんばれ、3年生。You can do it.

つなぐ、つながる

韓国研修も3日目、無事研修が進んでいるようです。ホームステイも問題ないようで、夜、市内を案内していただいた生徒もいるようです。いよいよ、明日はB&Sです。現地大学生との交流を楽しんでください。

さて、桃見台公民館より、御礼の手紙をいただいた。

毎年ですが、桃見台公民館には、生徒たちが大変お世話になっています。今年も、30名を超える生徒たちが、ボランティアスタッフとして、夏休みを中心とした桃見台公民館主催の青少年講座のお手伝いに行きました。

本校は、座学による日々の学習の積み重ねとともに、いやそれ以上に、体験による気付きを重視している学校でもあります。つまり、教科書に書いてある定型的な問いではなく、実生活の中で生じる「摩擦」、感じる「差異」に敏感に反応し、そのことに課題意識を持ち、現在の自分に何ができるかを考え、行動することを重視しています。このことは、自己と社会の結びつき、つながりや役割を考え、新たな自己を発見する作業でもあります。そのため、本校では国内外の研修とともに、ボランティア活動も非常に重視しています。昨年度のボランティア参加者数は、延べ人数で600名を超えています。

御礼の文書内にも、「最初は不安そうな生徒さんたちもいましたが、活動が始まると自分から積極的に子どもたちに声を掛け、一緒に活動し、最後はすっかり仲良しになっていました。」とあるように、誰もが最初から積極的に行動できるわけではありません。一声を掛けるという作業がどれだけ大きな作業かは、大人でもわかると思います。それを支えてくださる職員の方々の温かなまなざしにより、第一歩が踏み出せているではないかといつも感じています。

桃見台公民館には、毎年、生徒たちを社会と「つなぐ」役割をしていただき、大変感謝をしております。

大変ありがとうございます。

作ってきたもの、作っていくもの

『共存 作ってきたもの、作っていくもの』

この言葉は、今年度の総合的な学習の時間の国際部の学校共通テーマです。

部活動にたとえれば、それは何だろうと考えました。

部活動は、楽しかったことよりも、辛かった方がずっと多いはずです。でも、自分を信じ、仲間を信じ、一緒になって何かを乗り越える瞬間の喜びは、何物にもかえることができません。そんな素晴らしさが部活動にはあります。

そんな真の意味での喜びを得ることができるものが、部活動ではないかと考えます。

 剣道部は、21日(土)、22日(日)と、西部体育館で行われた高等学校新人体育大会県南地区大会に臨みました。

現在の剣道部の部員数は、男子が4名、女子が8名の12人です。全盛期と比べれば、数的には少なくなってきました。特に、男子は4名という少数です。しかし、団体が組めなかった平成29年度を考えれば大きな進歩です。生徒たちには、万全な状態を与えてやりたいと思うのは親心です。しかし、男子剣道部は、少ないこと、足りないことを憂いるよりも、今できることの喜びを感じ、ずっと前向きに試合をします。インターハイ地区大会、県大会とそんな戦い方をし、私も全力で応援しました。今大会でも、足りない一人を全体でカバーしようとする試合を見せてくれました。そして、女子も2回戦で白河高校に敗退するものの、気持ちを折ることなく、敗者戦に全勝しました。男女とも、気持ちの入った、良い試合を見せてもらうことができました。

最終的には、男子はベスト8、女子が5位(シード権獲得)となり、県大会出場を決めました。県大会でのより一層の飛躍を期待します。

頑張れ、剣道部。

韓国研修へ出発

本日24日(火)、12時50分、2019年度あさか開成国際交流基金海外派遣事業韓国研修へ4名の生徒が出発しました。

台風17号がとても心配でしたが、天候も回復し、研修日和となりました。天気予報を見ても今週は大きな天候の崩れもないようですので、屋外の研修も安心です。気温も最高気温が25度を下回っているので、前回の夏休み中の韓国訪問よりもずっと過ごしやすいと思います。秋の韓国ソウルを楽しんでください。

本日は韓国ソウルへの移動が大きな目的となっています。明日よりは、今回の研修の大きな目的であるホームステイとなります。ゲストという意識は捨て、家族の一員となり、積極的にコミュニケーションを楽しむことが大切です。また、家族内の役割もしっかりとこなしましょう。

また、今回の研修ではいくつかのミッションも出ております。韓国に来ている外国人旅行客へ積極的に会話をすることもその一つです。前回の韓国訪問で会ったスペイン人は、日本と韓国をセットで旅行をしているということでした。つまり、欧米人から見れば、日本と韓国は同じ文化を持つ国、地域として考えられている訳です。韓国人から見た日本、韓国に旅行に来ている外国人から見た日本がどのようなものなのかをしっかりと探りましょう。

私の分まで韓国を楽しんできてください。

新生徒会役員、決まる

20日(金)、7校時目、第1体育館において生徒会役員立候補者による立会演説会、その後、各クラスでの投票、そして、放課後は開票作業が行われました。

今回の生徒会役員選挙は信任投票でしたがすべての立候補者が信任されました。新生徒会役員の任期は、令和元年度後期から令和2年度前期までとなります。

来年は、いよいよオリンピック・パラリンピックイヤーとなります。東京オリンピック・パラリンピック教育推進校である本校では、それぞれの開催に合わせカウントダウンをしながら、オリンピック、パラリンピックに関係するような取り組みができればと思っております。生徒会本部からも企画立案をお願いしたいと思います。また、従来からのスポーツ大会、校内文化祭等の生徒会行事についても、計画的かつ継続的な活動することを期待したいと思います。

今回信任された生徒会役員の生徒たちは次のとおりです。

 会 長 遠藤 颯人

 副会長 吉田 光輝

  〃  人見 綾音

 書 記 矢内 聖也

  〃  今野 美洸(みひろ)

 会 計 渡辺 夏樹

  〃  大内 綾乃

会長の遠藤くんからは「いろいろな行事を、より活発なものとしたい。今年のスポーツ大会、公開文化祭での先輩方の活躍をみて、是非とも、その中心で、各種行事をつくりあげていきたいという気持ちが強くなった。生徒会発展のために全力を傾けますので、よろしくお願いします」と抱負が述べられました。遠藤くんは、前回の副会長でした。今までの経験を活かしながらも、新たな生徒会づくりに励んでいただきたいと思っています。

9月30日は認証式です。まずは、生徒会役員全員の意思疎通が大切です。後期は行事自体は少ないですが、この時期に、次年度の準備をしっかり進めていただきたいと思っています。

新役員、頑張れ。そして、旧役員、ありがとうございました。

韓国研修、出発式

本日20日(金)、16時より、2019年度あさか開成国際交流基金海外派遣事業である韓国研修の出発式が開催されました。

会場に入り、前に座った瞬間、笑みがもれました。

懐かしい顔との再会です。

今回派遣される4名は、私と一緒に、夏休み中に、韓国訪問をしたメンバーであり、私に韓国語を教えてくれた「お師匠さん」でもありました。

今回実施される、あさか開成国際交流基金海外派遣事業は、隔年で開催されている本校独自の海外派遣プログラムで、アジアの国々を対象として、生徒4名~6名程度を派遣し、ホームステイや現地高校生と交流をして異文化体験をするという事業です。最近の研修先は韓国ですが、モンゴル、ベトナムなどに生徒を派遣したこともあります。基金の多くは、保護者、地域からの寄付で成り立っているものです。

今回の研修もホームステイで実施され、家族の一員となり、生活を共にしながら、直に韓国文化に触れる機会が与えられています。また、現地、大学生とのB&Sも企画されており、韓国の若者が日常生活を過ごしている生活場面も見ることができる機会もあります。このように、異文化を肌で感じられるものとなっています。

 見知らぬ土地を、自分の足で歩いてみる。その土地のものを食べたり、飲んだりしながら、雰囲気を楽しむ。つねに「ありがとう」の感謝の気持ちを持ちながら過ごせば、必ず、異文化というフィルターをとおして、自分自身が見えてくるはずです。異国の地を発見するのではありません。自分を発見するのが、海外研修の醍醐味なのです。

4人の「お師匠さん」へ、私の分まで韓国研修を楽しんでください。

そして、自分自身と対話をしてください。

 

 

期末考査、最終日

本日で前期期末考査が終了しました。

前期も残すところ、あと2週間足らずとなりました。まず、生徒の皆さんは、今回の期末考査の反省をしてください。区切りの時は、何事においても、心新たに目標を持ち、前に進むことができます。後期をスムースに発進し、充実したものとするためにも、前期をしっかりと振り返ることは大切なことです。

時の流れは断絶しているものではありません。できたことは、大きな声で、自分を褒めてください。しかし、欠点を含め、自分自身です。できなかったもの、やらなかったことに、「なぜ」の問いかけをし、自己と対話をすることが大切です。自己との対話は、自己否定をすることではありません。自己との対話は、新たな自分をつくりだすための出発点です。次の目標づくりのためにも、しっかりとした振り返りをしましょう。

残り少ない前期の日程ですが、大切な行事もあります。20日(金)には、生徒会役員立会演説会、選挙が行われます。生徒会の新役員を決定する大切なものです。高い意識をもって臨んでくさい。そして30日(月)には、前期終業式となります。前期をしっかりとした形で終了しましょう。

期末考査3日目

南校舎前の通称「あじさい畑」を歩いていると、小さな青い花をみつけました。

露草です。私は、「露」という言葉から秋の花とすっかり思い込んでいたのですが、調べてみたら、6月から9月にかけて開花する夏の花でした。

この露草は、万葉集では「月草」の名で詠まれています。「色のつく草」、つまり「付き草」として、染料に使われていた花のようです。とても小さな花ですが、透き通った青が印象的な花です。「月草」で染めた着物は水で色が落ちやすいため、心変わりにたとえたり、この世のはかない命をあらわしたりして、万葉人は「月草」を詠んでいたようです。

しかし、露草は、小さく、可憐で、はかない花のように思われますが、雑草ですので、生命力はとても強い花です。

期末考査3日目、生徒たちには疲れが出ているようです。

明日は、最終日です。

困難にくじけない、雑草魂を発揮し、生命力豊かに、最終日のテストを乗り越えていきましょう。

 

3連休中の生徒の頑張り

先週も紹介しましたが、期末考査の中の3連休も、各地で生徒が活躍しました。

まず、ソフトテニス部です。郡山市庭球場で行われた高等学校新人体育大会県中地区大会に臨みました。個人戦では、男子・女子各1ペアの県大会出場権を得ました。2日目より行われた団体戦の結果は、女子3位、男子6位と、男女とも県大会への出場権を得ることができました。今回、3日間、ソフトテニス部の試合を見させていただきました。男女とも田村高校のアベック優勝となりましたが、各校とも、得るものが多かった大会ではなかったかと感じております。各校とも、11月の県大会に向け、頑張れ。

陸上競技部は、いわき市のいわき陸上競技場で行われた高等学校新人体育大会県大会に臨みました。初日に行われた4×100Rで、やっと念願の結果を残すことができ、2日目のB決勝に進むことができました。バトンミスなどで、なかなか本来の実力を出せなかったリレーチームですが、本当に良かったです。やったぞ、陸上部。

バスケットボール部は、田村市の総合体育館を中心に行われた県南高等学校バスケットボール1年生大会に臨みました。結果は、女子が3位となりました。本校運動部の中でも、部員数も多く、多くのタレントが集まっているバスケ部ですが、今年度初めは、なかなか結果に結びつきませんでした。現在、選手権地区大会、1年生大会と、良い結果が出始めています。頑張れ、バスケ部。

よさこい部は、ユラックス熱海で行われた「うつくしまYOSAKOIまつり」に臨みました。この「うつくしまYOSAKOIまつり」は、県内外から精鋭の14チームによる本戦に臨みました。しっかりとまとまり、そして本校のモットーでもある笑顔が素敵な高校生らしい演舞でした。成人チームが多い中、それと同等、それ以上の演舞ができたと感じました。やったぞ、舞彩。

あとは期末考査です。特に、ソフトテニス部は本日からが期末考査の始まりです。試合の集中力を、考査でも発揮してください。

頑張れ。

 

期末考査、2日目

期末テストも2日目が無事終了し、折り返しです。

明日より3連休があるため、ほとんどの生徒が、ほっと一息ついているようです。3連休、計画的な学習をお願いします。

昨日も書きましたが、連休中に大会がある部が、他にもあるようです。まず、女子サッカー部が、14日(土)・15日(日)、第28回全日本高等学校女子サッカー選手権福島大会です。まず、14日(土)の11時、尚志高校で、桜の聖母高等学校との1回戦です。そして、バスケットボール部が、14日(土)・15日(日)、田村市の総合体育館を中心に県南高等学校バスケットボール1年生大会が開催されます。また、卓球部は、14日(土)、喜多方市の押切川体育館で、福島県卓球選手権大会が開催されます。応援、お願いします。

昨日も書きましたが、大会がある生徒は大変だと思います。逃げずに、ひとつひとつ全力で取り組みましょう。

頑張れ、女子サッカー部、バスケットボール部、卓球部。

 

 

期末考査、初日

本日より前期期末考査が始まりました。

3年生の就職希望者には受験日程が届き、落ち着かない日々を過ごしているようですが、本日の考査はどうだったのでしょうか。

部活動でも、今回の考査と大会と重なったものがあります。まず、ソフトテニス部です。本日より14日(土)まで高等学校新人体育大会県中地区大会が行われています。本日は、郡山市庭球場に行き、生徒を激励してきました。そして、陸上競技部です。明日13日(金)より15日(日)まで、いわき市のいわき陸上競技場で高等学校新人体育大会県大会が開催されます。そして、よさこい部は、15日(日)、16日(月)と、磐梯熱海のユラックス熱海を会場として行われる「うつくしまYOSAKOIまつり」へと参加をします。

考査と重なっている部活動には大変だとは思いますが、まずは、今自分がやらなくてはいけないことに全力を傾けてください。

二兎を追う者は一兎も得ずと言います。苦しいかもしれませんが、逃げずに、今できることをやりきることが大切だと思います。

頑張れ、ソフトテニス部、陸上競技部、よさこい部。そして、あさか開成生。

 

たそがれ

日の入りが早くなってきました。これからは、下校時の交通事故、特に自転車事故が心配な季節です。下校時、自転車で帰る生徒は早めのライトの点灯をお願いします。

夕暮れ時は、とても危険な時間帯です。映画『君の名は。』の中でも紹介されましたが、黄昏は「たそがれ」と読み、語源は「誰そ彼」です。つまり、夕暮れ時に一体彼は誰なのだろうと思うほど、周りが暗い状態のことを指しているのです。「たそがれ」という発音は枯れた響きがあり、いかにも暗い夜に向かう時間帯を表すのには、ぴったりとした言葉です。ちなみに、明け方の暗さのことを、「彼は誰」と尋ねる時間帯として、「かわたれどき」と呼んでいます。映画で出てくる「かたわれどき」と響きが似ています。

夕暮れの空の色は刻々と変化して行きます。その空全体の色を「至極色(しごくいろ)」というそうです。また、マジックアワーとも呼びます。マジックアワーには、ゴールデンアワーとブルーアワーがありますが、たそがれにぴったりなのはブルーアワーでしょうか。この時間帯は、とても空が綺麗に見えますが、絶対的な光量が少ないために起きる現象です。光が少ない時間帯であることを意識してください。

今年度は、例年に比べ、自転車事故が少ないです。しかし、一つの事故が命にかかわることもあります。まずは、事故から自分の命を守る行動を取ってください。最初にも書きましたが、この時期は早めの点灯が大切です。

期末考査、前日

明日より前期期末考査が始まります。

期末考査は18日まで続くことになります。その間、遅くても13時にはすべてのテストが終わりますので、生徒は普段よりも早く帰れることになります。ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

来週からは、就職試験も始まることになります。大学、短大の推薦入試も、そろそろ本格化します。3年にとっては最大の勝負の時です。頑張れ、3年生。

考査や受験は、基本的には、誰の力も借りず、一人で頑張るものです。しかし、その過程においては、仲間同士、切磋琢磨することも重要だと考えます。私も、高校時代、仲間と放課後遅くまで学校で勉強をした(無駄話をしていた方が長かったかもしれません)ことを、今でも覚えています。私の高校は、当時1学年9クラスだったので、普段、話す機会のない人も沢山いました。放課後の居残り勉強で、そのような、普段話したことも人とも仲良くなり、そのおかげで多くの友人を作ることができました。

草露白

台風15号で被害に遭わせた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

 

台風一過で晴天となりましたが、この残暑はあまりにも厳しすぎるような感じもします。

しかし、朝晩は涼しさが増し、秋の姿がしっかりと見えるようになってきました。それもそのはず、暦では9月7日より、白露、そして草露白(くさのつゆしろし)が始まっているようです。この頃は、草花に朝露がきらめき始める季節ですが、そもそもどうやって、露が発生するのでしょうか。露は、空気中の水蒸気が気体から液体へと変化してできるものです。水分が、これ以上、気体として留まることができない温度にまで下がった時、液体へと変化します。つまり、露は寒暖差が大きいときにできやすいのです。

秋は過ごしやすく、食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋と、いろいろなことに挑戦する良い季節です。

また、近くで見える小さな秋をみつけるのも素敵かもしれません。

でもまずは、明後日から始まる期末考査に備え、勉学の秋をしっかりと楽しんでください。

(小さな秋 やまなしの実)

センター試験出願説明会

昨日、令和2年度の大学入試センター試験出願説明会が開催されました。

出願期間は、9月30日(月)から10月10日(木 消印有効)で、試験日は、令和2年1月18日(土)、19日(日)となります。今年度の3年生は、70名を越える生徒が大学入試センター試験に臨む予定になっています。

正式な入試の出願書類の作成は、生徒たちにとって初めての体験になるのではないかと考えています。受験パターンの確定、志願票の作成、検定料の振り込みと、受験案内をしっかりと読み込み、間違いのないように作成することが、これからの個別の大学・短大への正確な出願につながると考えます。

「受験」という文字が、しっかりと見える季節となってきました。今週から始まった就職者指導も、第1クールを終え、来週から第2クールに入ります。

君たちは、これまで、多くの経験を積んできました。自分自身を信じ、前へ進んでください。

人生は挑戦です。そして、あなたは、それを乗り越える力を持っています。

Let’s try. You can do it.

お月見パーティー

本日は、1校時目、日本語の授業で、パラグアイからの外国人留学生のルイスくんを交えて、お月見パーティーが開催されました。

今月の9月13日は「十五夜」です。「十五夜」は「中秋の名月」とも呼ばれています。昨年は9月24日で、一昨年は10月4日でした。

「十五夜」というのは、毎月の15日の夜のことです。毎月といっても、旧暦(太陰暦)の話です。旧暦では、1日が新月(満月の反対で月の形が見えない月のこと)で、15日は満月を指すことになります。「中秋の名月」とは秋の真ん中にでる満月のことで、旧暦の8月15日の満月を指しています。現在の暦は、旧暦よりも1ヶ月ずれますので、9月頃に出る満月ということになります(今の暦は太陰暦ではないので15日が満月とは限りません)。そして、「十五夜」は、本来は毎月あるわけですが、「中秋」、つまり秋の時期の月が一番美しく見えるということで、次第に「中秋の名月」を「十五夜」とも呼ぶようになってきたという訳です。ちょっと長い説明になってしまいました。

でも、お月見というのは、日本に元々あった習慣ではありません。中国から伝来した習慣のようです。中国では、旧暦8月15日は、「中秋節」と呼び、春節に次いで、大きな祝日となっているようです。お月見は、唐の時代から盛んだったようで、唐の時代の詩人李白に「挙頭望明月、低頭思故郷」という有名な詩がありますが、このことからも、月が「吉事」と「家族団らん」の象徴として、古くからずっと人々に親しまれてきたことがわかります。春節と同じように、故郷に家族が戻り、家族が食卓を囲んで、つまり「円に」なって、食事を楽しむそうです。その時に食べるお菓子が、月餅です。ちなみに、日本でいえば「月見団子」となります。

ルイスくんも、このお月見パーティーで月餅を食しました。とても珍しかったようで、月餅をカメラに納めていました。

 

 

気持ちは期末考査

前期期末考査が、来週の12日(木)より始まります。

今週初めより、放課後、教室で、一人で集中して学習をしている姿、グループを作ってお互いに問題を解き合っている姿が、ちらほらと見られるようになってきました。特に、今回は、1年生の各教室でこの光景を見ることができ、大変嬉しく思っています。そして、本日より、職員室等の入室が制限されますので、放課後は、廊下よりお目当ての先生を呼びかけたり、廊下で問題の解法を教えてもらったりする生徒が増えてくるのでないかと思っています。

この時期は、学校全体に、通常とは少し違った活気・緊張が出てきます。この時期だけ、勉強すれば良いという訳ではないですが、やはり、大きな区切りであることを意識すれば、自分自身の半年の足跡を残すために全力を挙げるのが当然のことです。

私は、定期考査は、振り返りが大切だと思っています。つまり、自分自身を見つめ直すチャンスだと思っています。

できたことに関しては、自分自身をいっぱい褒めてください。そして、何ができなかったのか、点数だけを気にすることはやめてください。できなかった原因を、しっかりと自分自身の中に落とし込み、どのような行動をすれば、それば少しでも改善するのかを、是非とも考え欲しいと思います。

本来、学問を身につけることは、他人との戦いではなく自分自身との闘いであると思っています。多くの知識を身につけることは、自己の可能性を切り開いていくことにつながります。完璧な人間はいません。理解できないこと、できないこともあってもあります。しかし、点数がとれないといって、諦めないでください。できないことと諦めることは、決して一緒ではありません。

中学生や高校生の柔軟思考ができる時期だからこそ、単に点数のみを追い求めるではなく、点数はとれなくても良いので、学問本来の楽しさ味わって欲しいと思っています。

実りの秋

ほおずきの実が、真っ赤になり始めています。

この真っ赤な実は、萼の部分が発達したもので、ちょうど提灯のような形になり、8月から9月にかけて次第に赤く色づき始めます。

このように、ほおずきの時期はいつですかと聞かれれば、8月から9月ですと答えます。しかし、各地で開催されるほおずき市は7月に開催されることが多いようです。大学時代、浅草でアルバイトをしていた関係で、浅草周辺のお祭りにはちょっと詳しくなりました。ほおずき市も、その一つです。50万人を越える人が浅草寺に集まりますので、この日は浅草周辺は大変賑わうことになります。

ほおずき市の始まりは、江戸時代といわれています。江戸時代、浅草寺では7月9日~10日を観音様の特別な縁日として、お祭りを行うようになりました。その時期はお盆の時期でもあり、盆棚飾りにほおずきが求められることもあって、ほおずきの販売したのが定着したようです。

そして、正面玄関の前には、サルスベリが、鮮やかな紅紫色の花を満開に咲かせています。サルスベリは別名「百日紅」(ヒャクジツコウ)の名のとおり、初夏から秋までの長い間鮮やかな紅色やピンク、白などの花を咲かせる花木です。樹皮が白くなめらかな手触りをしていることが特徴です。猿も滑って落ちてしまうほどツルツルという様子からサルスベリと名付けられました。

実りの秋がやってきました。生徒にとっても、実り多き季節となることを期待します。

高校説明会、後半開始

昨日は大槻中学校で、本日は富田中学校で高校説明会が実施され、今年度から始まる新しい入試や本校の概要について説明をしてきました。この2校を皮切りに、今年度後半の中学校主催の高校説明会が10月末まで開催されることになります。

新たな制度の導入時期は、誰にとっても不安なものです。分からない点があれば、お答えしますので、中学校の先生をとおして質問していただければと思っています。

実は、高校でも、現在の高校2年生から始まる新制度の大学入学試験への対応に向けて、様々な情報を集めています。特に、英語に関して、民間の資格検定試験の大学入試への導入は、今までにないものです。今後、11月の大学入試英語成績提供システムの共通ID発行申込に向け、生徒・保護者へ説明をしていくことになります。

大学で求める力が変わるということは、のちのち、専門学校においても、就職においても、求める力が変わってくるということです。正確な情報を集め、しっかりとした対応をしていきたいと思っています。

 

季節のもの

期末考査も来週に迫り、教室でも居残り勉強をする生徒が少しずつですが増え始めてきました。

例年ではありますが、3年生の就職希望者にとっても、この時期は、就職試験と前期期末考査が重なる、非常に苦しい時期となっています。就職試験の日程は、9月5日(木)より出願応募書類の提出が開始され、そして、16日(月)からは就職試験が解禁となります。

例年、応募書類を完成した者から、面接指導に入ります。昨年も、この時期、私のところにも「面接指導お願いします」と就職希望者が来室しました。昨日、今年度の第1号の面接指導希望者がやってまいりました。例年通り、時間を調整しながら、面接の心構えや模擬面接などを行っていこうと思っています。

現在、生徒たちは、期末考査に向けての勉強と就職試験の対策と、その両立に向けて頑張っているところです。大変ですが、ここが踏ん張りどころでもあり、全力を向けて欲しいと願っています。朗報が届くことを強く願うばかりです。

もう一つの花

ルイスくんの作品とともに、授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の根本琴未さんの作品が正面玄関を飾っています。

花材は、昨日紹介したルイスくんと一緒のものですが、雰囲気が大きく変わっています。とても、かわいらしく、落ち着いた作品です。

ピンクのカーネーションがどっしりと中央を飾り、木いちごの葉の緑とのコントラストが絶妙で、ピンク色をより一層際立たせています。そして、青のクジャク草の使い方がうまいですね。クジャク草が良いアクセントになり、この作品にかわいらしさを付け加えています。

同じ花材を使っても、こんなに雰囲気が変わるとは思ってもいませんでした。やはり、生け花は奥が深いですね。

9月も、生徒に感謝です。

 

9月の花

ついに、パラグアイから来た留学生のルイスくんの作品が、正面玄関を飾ることになりました。

この作品の主役は、ピンクのカーネーションでしょうか。それとも、木いちごの葉となるのでしょうか。個人的には、葉の青々とした緑は大好きです。この作品にとっても良い味を出していると思います。しかし、やはりメインは、ピンクのカーネーションでしょうね。ピンクのカーネーションの花言葉は、「感謝」「温かい心」です。ルイスは、とても謙虚で、やさしさに満ちあふれた青年です。いろいろな人にお世話になっているということで、このピンクのカーネーションを選んだのでしょう。そして、青のクジャク草、スモークグラスが、なんとも愛らしいですね。ルイスくんにぴったりの作品です。

ルイスくん、ありがとう。

よさこいでShow

昨日9月1日(日)、大町通りで、イベント「おおまち笑・Show・商」の「よさこいでShow」が実施され、本校のよさこい部開成舞彩が出演してきました。

「おおまち笑・Show・商」は、おおまち通りの青年部が主体となり、『街は劇場 通りは舞台』をテーマに、商店街の活性化を図ることを目的としたイベントです。毎月第一日曜日が開催日となっています。

これまでも、市内の学校の様々な部、委員会が出演し、地域の活性化のために、高校生ができることをしてまいりました。今回、本校も、その一翼を担うことができ、大変嬉しく思っております。

よさこい部の皆さん、暑い中、お疲れ様でした。そして、ありがとうございました。

 

おおまち笑・Show・商

駅前通りを歩いていると、ふと「あさか開成」の文字が目に付きました。

毎月第一日曜日に実施しているおおまち商店街のイベント「おおまち笑・Show・商」の案内です。9月は、「よさこいでShow」ということで、「よさこい」を中心としたイベントとなったようです。そこに、本校のよさこい部開成舞彩も出演するということでした。

本校の出演は、9月1日(日)、12時と14時の2回と、日大との総踊りが14時30分となっていました。買い物で、また、お食事で、駅前に用事がある際には、是非とも、本校よさこい部開成舞彩の息の合った演舞、そして、彼女たちの笑顔を見ていただきたいと思います。

よさこい部は、現在、今年度最後の大会「第19回うつくしまYOSAKOIまつり」に向けて、猛練習中です。県内外の成人の団体を含めた本大会で、本校は確実に成績を上げてきています。3年生にとっては、最後の大会となるものです。今年度の集大成として、是非とも上位入賞を目指して欲しいと願っています。

頑張れ、よさこい部。

 

シェイクアウトふくしま

本日8月30日(金)、11時に、全校生徒・教職員が「シェイクアウトふくしま」に参加しました。

「シェイクアウトふくしま」は、福島県民の防災意識の高揚と自助・共助の取組促進を図るため、地震が発生した時、自分の身を自分で守るために真っ先に行うべき安全確保行動を学び、身に付ける機会として、県下一斉の安全確保行動訓練として設定されたものです。本校も、県下一斉訓練にあわせ実施しました。

この「シェイクアウトふくしま」は、誰でも、どこでも、時間をかけず、気軽に参加できるようになっています。内容は、訓練時刻になったら、大規模な地震が発生したことを想定して、その場で約1分間、次の安全確保行動を実施するものです。

① まず低く(DROP)

② 頭を守り(COVER)

③ 動かない(HOLD ON)

この機会に、防災について考え、話し合い、実践するきっかけとしたいと思っています。

是非、ご家庭でも、防災についてお話をしてください。

8月の花

文化祭での発表作品でしょうか。日本文化部の3年生の鴫原花奈さんの作品が正面玄関を飾っています。

空間をゆったりと使っており、涼しさを感じることができる作品となっております。青い花器も、その効果を一層際立たせています。

ピンクのガーベラがとても鮮やかではありますが、それ以上に、オーソニガラムの白い花びらがとっても印象的な作品となっています。そして、それらの花を越えて素敵に見えるのが、蒲の穂かもしれません。作品に、高さと広がりを出しており、またしっかりとした落ち着きも出しているように感じられます。

蒲の穂を見ると、子どもの頃を思い出し、とても懐かしさを感じることができます。子どもの頃、自然の中を走り回っていると、田んぼや沼にいっぱい蒲の穂がなっていました。その蒲の穂を押しつぶすと、沢山の綿毛が出てきたことを思い出します。

そんな懐かしい過去を思い出させる、やさしい作品となっております。

生徒に感謝です。

作っていくもの

今年度、令和元年度の国際部の学校共通テーマは、「共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~」です。今年度の前半は、地球の環境保全を考えた「NO プラスティック」ムーブメントを展開中です。「NO プラスティック」ムーブメントで、私たちは、未来のために、何を「作っていくこと」ができるでしょうか。

私たちは、生活の中に「便利」さを作り上げ、快適な生活を送っています。その「便利」さのすべてを否定することは、決して良いことではないし、できることでもありません。では、どのように考えることが必要なのでしょうか。それは、何のために「便利」さを求めるのかということを、再度考え直すことだろうと思っています。

以前もお話ししましたが、アクアマリン副館長の岩田雅光氏の講演会の中で、「プラスティックが便利なのは丈夫だからです。そして、プラスティックが恐ろしいのは丈夫だからです」という言葉がありました。便利さは、私たちの生活を苦しめる凶器になる可能性があるということなのです。私たちは、今、普段の生活について再検討すべきときにきているのです。

この半年、「NO プラスティック」ムーブメントで、生徒たちは多くの挑戦をしました。

生徒会長の安齋麗さんは、PTA総会で、保護者に対して、今後、学校ではポリ袋を配布しない宣言をし、下足袋を持参して欲しいと訴えました。図書委員会は、牛乳パックをリサイクルして栞を作成し、一日体験で本校に来た中学生に配布、リサイクルの必要性を訴えました。家庭科では、昨年に引き続き、和食、郷土料理について学び、和食が持つ器の価値についても再認識しました。また、5月から夏休みにかけて、多くの生徒たちが、猪苗代湖の清掃活動にいきました。フラタヒチアンダンス同好会は、自然との共存をダンスというかたちであらわしました。

今回の文化祭では、ポリ袋の代替となるものを、新聞紙を利用し、それもクールに作り上げるということに挑戦しました。手間が掛かりすぎて個数が作れず、すべての来校者に配布することができませんでしたが、評判は上々のようでした。

生徒の皆さん、ありがとうございました。

野球部新チーム、公式戦初戦

本日8月27日(火)、12時10分より、しらさわグリーンパーク野球場で、第71回秋季東北地区高等学校野球間中支部大会の本校の初戦がありました。対戦相手は、尚志高校に勝利した田村高校です。

1回、2回は何とか1点に抑えてきましたが、3回が田村高校にとってビックイニングとなってしまい、それを止めることができませんでした。結果、大敗となってしまいました。

この試合は、本校にとっては、1、2年生で臨む公式戦の初戦となります。11名の選手しかいない中、けが人も出て、苦しい状態でした。そして、田村高校は強かったです。

今回の文化祭で、野球部は、同窓生の「ひとりぼっち秀吉さん」より多くのエールをいただくことができました。この試合の苦しい場面の最中、秀吉さんの「僕たち、まだ、やれる人」の歌声が、私の頭の中では、ぐるぐると聞こえて続け、応援し続けてくれていました。選手たちもそうだったと思います。ありがとう、秀吉さん。

明日、9時より、牡丹台球場で、敗者復活戦となります。

まだまだやれるぞ、野球部。

 僕たち~ まだ~ やれる人~♪♪ やれる人~♪♪ やれる人~♪♪

 

クロージング

クロージングセレモニーを持ち、凛優祭が完全に閉じました。

本日は、まず、クロージングに先立ち、教室の復元作業、清掃作業から始まりました。約1週間かけて作成した展示企画が1時間もかからず撤去され、生徒からは凛優祭の準備作業時の様子を懐かしむ声も聞かれました。

そして、クロージングセレモニーへ。

まず、クラス企画の審査発表、表彰式が行われました。今回、賞に輝いたクラスは次のとおりですが、質の高い戦いで、審査会議ではなかなか甲乙を付けられなかったという裏事業もありました。賞に輝いたクラス、そして入賞することはなかったけど頑張ったクラス、全クラスに「金メダル」を贈りたいと思います。

 最優秀賞(総合1位) 3-2 「ミチエの知らない世界」

 優秀賞(総合2位)  3-4 「Alice in Wonderland」

 グローバル賞     1-1 「二階の上の1の1」

 クリエイティブ賞   3-5 「IT」

 ヒューマン賞     2-3 「ESCAPE OR DIE BIOHAZARD」

 映え賞        3-1 「Disney」

表彰式後、今回のステージ発表で優れた踊り、演奏をした有志団体によるクロージングステージとなりました。ダンス、ピアノ弾き語り、バンドと、クロージングに華を添えてくれました。切れのあるダンスやバンド演奏と、日頃見ることができない生徒個々のタレントを見ることができて、大変感動しました。個人的には、「ボヘミアン・ラプソディ」を聴けたのは最高でした。声のトーン、雰囲気が、曲とマッチしていて、頭の中に映画のライブエイドのシーンが蘇りました。鳥肌が立つほどの感動とともに、訳もなく涙が溢れてきました。そして、クロージングステージの締めは、今回のフラ甲子園で全国一となったフラタヒチアンダンス同好会「ALOHA」によるタヒチアンダンスの披露でした。今回の披露で3年生が引退となり、このメンバーでのダンスは最後となりました。

そして、最後、凛優祭実行委員長の山家玲奈さんから閉会宣言がなされ、凛優祭は完全に閉じました。

こんな心に残る3日間はありませんでした。

生徒の皆さん、ありがとう。そして、ご苦労様でした。

(クロージングステージの様子)

(山家さんによる閉会宣言)

凛優祭、無事終了

凛優祭が無事終了しました。

多くの観客の方に来ていただき、ありがとうございます。生徒も大変喜んでおります。

特に、卒業生が多く来てくれて、久々に元気な顔をみれたことは、私にとって大きな喜びでした。

本日1日、生徒はとっても頑張りました。

しかし、生徒だけの頑張りだけでなく、多くの方々の協力があったのも確かであります。特に、PTA役員のみなさま、剣道部とフラタヒチアンダンス同好会の保護者のみなさまには、大変お世話になりました。学校を代表いたしまして、御礼申し上げます。

最後に、今後とも、あさか開成高等学校へのご支援をよろしくお願いします。

本日、公開

本日、本校の公開文化祭である「凛優祭」が開催されます。

開催時間は、10時から14時までです。

今回の凛優祭は、「Shining Youth」をテーマに、各クラス、文化部、委員会で国際科学科らしい企画、発表、展示を考えました。クラス企画、部活動発表・展示をとおして、本校生徒のたくまし意志、豊かな想像力、熱い情熱を体感していただければ幸いです。

なお、本校には駐車場がありませんので、公共交通機関をご利用ください。

また、校舎内は土足厳禁ですので、上履きをご持参ください。なお、「NO ポリ袋」ムーブメントを実施しておりますので、ポリ袋の配布はございません。各自、下足入れをご準備ください。

 

 

おすすめスポット

明日の凛優祭のおすすめ、特に文化部のおすすめスポットを紹介します。

まず、生け花が気になっている人、抹茶が飲みたい人にぴったりなのが、日本文化部です。日本文化部は、生け花の展示、茶道お手前披露を行っています。場所は、東校舎1階と少し離れていますが、是非足を運んでいただきたいと思っています。日本文化部は、今年、「Ikenobo 花の甲子園2019」東北大会で、敢闘賞を受賞したほか、3年生の舛本仁湖さんが個人賞4位と活躍しました。

そして、絵画が好きだという人は、美術部がぴったりです。美術部は、本校舎1階の一番奥まったところにあります。今回の展示は、「輝き」というテーマで、作品を仕上げたそうです。それぞれの作品の中に、どのような「輝き」があるのかを考えながら、作品をご覧ください。

また、絵本に興味がある方、小さな子どもをお連れの方は、本校舎3階のオイガ部までおいでください。オイガ部は、絵本の読み聞かせをする部です。絵本の世界に触れ、ゆったりとした気分を味わってください。

その他にも、南校舎1階で国際交流委員会、東校舎1階でJRC委員会の展示が行われております。

(日本文化部の展示)

(舛本仁湖さんと作品)

(美術部の展示の一部)

(オイガ部)

オープニングセレモニー

本日、凛優祭オープニング・セレモニーが開催されました。

生徒会役員の力作のオープニングムービー、ステージ発表の紹介ムービー等、趣向の凝らした映像が多く、生徒のコンピュータ技術の高さに驚くとともに、そして感動しました。そして、よさこい部、フラタヒチアンダンス同好会の演舞、そして、フラタヒチアンダンス同好会と音楽部のコラボがあり、大いにオープニングを盛り上がりました。

生徒にとって、それ以上にびっくりしたのは(私は知っていましたが)、対談、ライブでしょう。対談、ライブは、生徒たちにはシークレットでした。本校の卒業生である ひとりぼっち秀吉さん(9期生)、声優である青戸浩香さん(17期生)、生徒会長の安齋麗さん、凛優祭実行委員長の山家玲奈さんの4人による対談では、現役の生徒より、当時の学校の様子や学生生活等について話のやりとりがありました。対談後は、ひとりぼっち秀吉さんによるライブが行われました。ライブの最後には、秀吉さんより、校歌を一緒に歌いましょうという提案があり、全生徒が一つになり、校歌を大合唱しました。

卒業生の愛を感じるステージでした。涙が出そうな、感動のステージでした。

秀吉さん、青戸さん、ありがとうございました。

文化部、ステージ発表

今回の凛優祭は、やはり文化部によるステージ発表が注目されているでしょうか。

第1体育館でのステージ発表は、10時15分、音楽部から始まります。夏の定期演奏会での、開成サウンドを再び聴くことができるのは、とても楽しみです。そして、伝統芸能であるうねめ太鼓を学んでいる生徒たちの発表後、11時10分より、うねめまつり踊り流しで5連覇中のよさこい部「開成舞彩」による演舞となります。60名を超える部員によるよさこいをお楽しみください。そして、11時40分よりは、今年フラダンス甲子園で全国一となったフラ・タヒチアンダンス同好会「ALOHA」によるフラ・タヒチアンダンスが行われます。フラ甲子園の感動が、ここあさか開成高校の第一体育館で再びよみがえります。その後、第1体育館では有志によるダンスなどが披露となります。

第2体育館では、10時15分より、有志による弾き語り、ラップ、バンド演奏に続き、12時15分より、昨年度、演劇コンクールで県1位に輝いた演劇部による演劇が上演されます。作品は、「アリとキリギリス」です。今年の夏は、「SHIROCK」づくしだった演劇部が、どのような色を出すかが楽しみです。

このように、非常に注目されている文化部のステージ発表が予定されておりますので、是非、ステージ発表をご覧ください。

(夏の定期演奏会での音楽部の様子)

モザイク壁画に描かれているもの

長いと思っていた夏休みも終了し、本日学校が再始動しました。前期の後半戦の始まりです。前期後半は、時期的には、9月末までの1ヶ月ちょっとですが、非常に大切な時期になります。明後日8月25日(日)は公開文化祭、9月12日(木)より18日(水)まで前期期末考査、9月20日(金)には生徒会役員選挙と、多くの行事が続いていきます。そして、3年生は、進路が本格始動します。特に就職においては、5日(木)より出願応募書類提出が始まり、16日(月)からは就職試験が解禁となります。3年生の就職希望の皆さんは、期末考査と重なりますので、計画的な学習をしてください。

さて、昨日の問題について、お答えしましょう。

今回のモザイク壁画に描かれているものは、「麒麟」です。

「麒麟」とは、中国で聖人が出現して善政が行われるときに、そのしるしとしてこの世に現れるという伝説上の霊獣だと言われています。本校が「麒麟」に譬えられるような学校になって欲しいと言うことで、一期生が生徒会誌の名前に決めたそうです。そして、生徒会誌の表紙には、「麒麟」が描かれてきました。

今回、このモザイク壁画の原画を描いていただいたのは、福島県出身の日本画家の舛田玲香さんです。舛田さんは、昨年、3年生対象の進路講演会「福島から世界へ ~国際交流に尽力されている方のお話」で、講師をしていただき、その時から交流がはじまりました。その時は、舛田さんの講演のすべてをお聴きすることはできませんでしたが、覚えていることはたくさんあります。まず、日本画に惹かれたきっかけが小学生の頃に見た「マリンパークなみえ」にあった絵だったこと。そして、震災に遭い、札幌に避難したこと。避難しているときは、絵と向き合うことができなかったと話したことも記憶しています。そして、衝撃だったのが、その後、仕事を辞め、友人を訪ねて、スーツケースに子どもたちに寄贈する本を詰め込み、パプア・ニューギニアの田舎の町に単身飛び込んだことです。パプアでの生活は、トイレもなく困難の連続だったようですが、パプアの自然から「生きる」というパワーをもらい、また民族文化の美しさに感動し、また絵を描くという勇気をもらったという話を覚えています。

今回のモザイク壁画の原画では、舛田さんに、本校が「共存」をテーマに、多様性を認め合える平和な社会を目指していることをイメージしていただきました。自然との共存、いのちの強さ、そしてこれからの未来への希望など、いろいろな思いを込めて、描いていただきました。

個人的に、舛田さんの描く「赤い花」と「緑の葉」の組み合わせの絵が、とても好きです。今回も、モザイク壁画にそれが描かれいて、とても素敵に仕上がっていたことに、とても感動しました。

舛田さま、大変ありがとうございました。

(生徒会誌「麒麟」に描かれた麒麟図)

 

(モザイク壁画の原画)

(モザイク壁画解説)

巨大壁画、完成

「凛優祭」名物の巨大壁画が完成しました。

各クラスで生徒が、小さなパネルに色紙を張り、完成させたものです。本日は、業者の人たちとともに、一日がかりでパネルをつなぎ合わせ、壁画を完成させました。生徒一人ひとりの思いが詰まったもの、それがこの巨大壁画だと思っています。

近くで見ているときは、まったく、何が描かれているか判断ができませんでした。しかし、壁画にしてみたら、浮かび上がってきたものがあります。それは、本校の生徒会の歴史に深く完成するものです。

是非とも、この巨大壁画を見ていただき、この壁画の迫力を味わっていただきたいと思います。

郡山第二中学校あたりからも見えると思います。

 

もう一つの凛優祭

本日は、終日、文化祭の準備。

教室も、次第に文化祭らしくなってきました。

さて、本題です。

7月の第1週より、すでに4回の会議を繰り返し、綿密な計画を練っています。すでに、ピンクのおそろいのTシャツも完成しました。そして、昨日は、最終打ち合わせを行い、後は本番を迎えるばかりとなっています。

これは、どこかのクラスのお話ではありません。PTAの凜優祭に向けての準備状況です。生徒全員が、そして、保護者も楽しめる文化祭です。

毎回、PTAでは飲食物を中心とした模擬店を出店しています。今回の趣向を凝らしたものを用意しておりますので期待ください。

PTA関係の模擬店は、まずは、東校舎の大会議室でバザーをしております。良品を市場価格にはない特価でお出ししておりますので、気になる方はお早めに大会議室にお寄りください。そして、お腹が空いたとき、喉が渇いたときは、ロータリーでの屋台にお立ち寄りください。今回の目玉商品は、台湾かき氷?かな。

あとは、天気を祈るのみです。

凛優祭へ、カウントダウン

「凛優祭」まで、あと本日を含め6日と迫ってきました。

学校全体を見渡すと、3年生の一部を除き、まだまだという雰囲気ですが、本日あたりから本格化するのでしょう。さすが、3年生は早いです。

さて、生徒の皆さん、「凛優祭」という名称が意味を知っていますか。「凛優」は、「凛々しく優しくあれ」からつくられた造語です。では、その言葉は、学校のどこにあるのでしょうか。

話は変わりますが、本校の文化祭の名称は、最初から「凛優祭」だった訳ではありません。第2回目の公開文化祭より「凛優祭」という名称になりました。平成10年に行われた第1回公開文化祭では、「薫風祭」という名称がつかわれていました。「薫風」は、まだ開校して間もない時期、国際科学科という全国でも珍しい学科としての新しい風が吹く中、そして、6月の初夏のさわやかな風が吹く中での文化祭として、その時節にふさわしい名称として名付けられたようです。

本来、継承されるべき名称が変更されたのは、どのような理由からでしょうか。意外にも、それは簡単な理由でした。公開文化祭の時期が6月から9月に変更されたためでした。初夏の風の意味を持つ「薫風」が、9月でも良いかという議論がなされたようです。

では、「凛優祭」の意味について説明しましょう。

生徒手帳の33ページをお開きください。本校の「生徒生活指針」の具体的な指針の中に、服装についての記載があります。『男子の服装は「清楚さと凛々しさ」、女子の服装は「清楚さと優しさ」を旨とする』とあります。この中の「凛々しさ」と「優しさ」を採り、「凛優」という造語がつくられたそうです。

ちなみに、「凛優祭」第1回目のテーマは「One For All」でした。他者を思いやり、他者のために生きることをテーマにしていました。文化祭を成功させるには、全生徒がお互いを思いやりながら、「チーム開成」のもと、全員が協力し合い必要があります。このことは、現在の学校の国際部の探究活動のテーマ「共生」と重なるのではないでしょうか。

日本一の余韻

今頃は、フラの聖地である「スパリゾートハワイアンズ」でのエキシビジョンを終えた頃であろうか。

1日がたち、生徒たちには、どのような余韻の中にいるのだろうか。

昨日の「第9回フラガールズ甲子園」で、本校のフラ・タヒチアンダンス同好会チーム「ALOHA」が初の最優秀賞・総合1位に輝いた。

本校は、第1回から出場を重ね、これまで優秀賞・総合2位を2回獲っている。全国一位になることは本校の悲願でもあった。しかし、ここ数年は、どの高校もレベルの高い踊りを披露し、あと一歩届くことができなかった。昨年の総合2位は、いままで一番優勝に近づいた瞬間でもあった。先輩たちの思いを引き継ぎ、昨年のこの大会から長い闘いが始まったようだ。

本校は、課題曲「Aloha Hula」で、26名が息の合った演舞をした。チームワークの良さ、それが本校の取り柄である。自由曲のタヒチアン「マタロア」では、「生命の息吹」をテーマに、タヒチ島のジャングルや風、美しい海を巧みに表現した。躍動感溢れる動き、前半の荒々しさ、そして後半の優しさ、どちらも自然そのものである。「生命の息吹」の根底にあるのは、ジャングルや動植物などの自然との「共生」であったようだ。「共生」は、国際科学科の本校が、ここ数年掲げている探究活動のテーマでもあった。生徒たちは、自分たちの踊りで、この「共生」を演じきったのである。それが大変嬉しかった。

次の写真は、先日行われたお披露目会での演舞の様子である。

なお、本日の17時36分頃、福島放送(KFB)で、本校のフラ甲子園の様子が放送されるようです。

フラガールズ甲子園、最優秀賞

本日8月18日(日)、第9回フラガールズ甲子園がいわき芸術文化交流館アリオスで開催されました。今大会は史上最高の26校の参加がありました。

本校のフラ・タヒチアンダンス同好会チーム「ALOHA」が、最優秀賞・総合第1位、文部科学大臣賞を獲得することができました。悲願の初優勝です。県内では、いわき地区以外の高校で最優秀賞・総合第1位を獲得するのは、初めてのことです。

非常にハイレベルの戦いで、成績発表の最後の最後まで、どこが勝つか分からない状態でした。

頑張った、あさか開成、チーム「ALOHA」。

 

フラガールズ甲子園へ向け

本日8月12日、本校の第1体育館で、本校のフラ・タヒチアンダンス同好会のチーム「ALOHA」が、フラガール甲子園へ向けて、今までお世話になった周囲の方々に対してお披露目会を開催しました。

フラ・タヒチアンダンス同好会は、昨年度のフラガールズ甲子園においては総合第2位の成績をおさめました。本年度も、フラガールズ甲子園総合優勝に向けて日々練習に励んでいるところです。4月に入部した1年生もすごく上手になりました。

今回のお披露目会では、息の合った踊りを披露しました。フラガールズ甲子園では、持ち前のチームワークと最高の笑顔で、会場の皆さんに心に残るようダンスを届けていただければと思っています。

「フラガールズ甲子園」は、今月の18日(日)、いわきアリオスで、10:00分開場、10:40開演です。

頑張れ、チーム「ALOHA」。目指せ、総合優勝。

今回は掲載することはできませんが、大会後、結果とともに写真を掲載したいと思います。

ふくしま環境教育フォーラム2019

8月10日(土)、福島県環境創造センター交流棟「コミュタン福島」において、「ふくしま環境教育フォーラム2019」が開催されました。

環境教育フォーラムでは、福島県内の高校生やふくしま環境活動支援ネットワークが、日頃の環境に関する研究活動の成果を各ブースを設置し、発表を行いました。

本校も「サスティナブル スピリッツ ~SDG’sから考える あさか開成高校の取り組み2019~」で、本年度のプラスティック問題への本校の取り組みについて、ブースを出展しました。本校からの発表者は、3年の安齋麗(うらら)さん、3年の佐藤和世さん、1年の大内綾乃さん、1年の人見綾音さんです。安齋麗さんからは、本校の取り組みに対して、多くの方々に興味を持っていただいたことがとてもうれしかったとの感想を聞きました。

この環境教育フォーラムには、他の高校も多く出展しています。郡山地区からは、安積黎明高校、郡山北工業高校が出ています。本校の出展は2年目ですので、他校の出展から多くのものを学び、来年につなげていただきと思っています。

また、公開ワークショップでは、1年生からも、今回のベラルーシ研修で学んだことを踏まえた意見が出たとの話を聞きました。夏休みの一つの取り組みが、次の場面につながり、より考えを深める機会になっていることに、とてもうれしさを感じます。また、多くの方々と交流をしたことは、今までの成果と今後の課題の把握につながったと思います。

生徒たちのより一層の成長が楽しみです。