あさか開成 校長雑感

校長より

インターハイ地区大会始まる

 

高等学校体育大会地区大会が天候に恵まれて熱戦がくりひろげられています。連休中より本日まで、会場の視察と生徒の応援に駆けずり回る日々を送りました。スポーツは、どうしても勝ち負けをつけなければなりませんので、勝者、敗者の別が出てしまいます。しかし、スポーツを愛し、直向きにプレーする姿は、美しく、非常に感動するものです。県大会の出場権を得た生徒には大いに賞賛の言葉を述べたい。また、敗者についても、これまでの頑張りと再挑戦に激励を送りたいと思います。最後に、いままで支えてきたマネージャー、応援に駆けつけている保護者の皆さん、そして各競技の運営を支えている先生方に、改めて感謝を申し上げます。

連休中の生徒の活躍

 

 

連休中、多くの場所で生徒の頑張りが見られました。

5月4日・5日(土・日)には、ホテルプリシードで、日本文化部の生徒が、池坊の花展に参加し、作品を出展するとともにお手前などを披露しました。伊藤弘子先生には、日頃の部活動の指導だけでなく、練習の成果を披露する場をいただいたこと、心より感謝申し上げます。

また、5月5日(日)には、40名を越える生徒が、郡山市のこどもまつりにボランティアとして参加しました。あさか開成では、年間延べ300名を越える生徒がボランティアに参加しています。ボランティアは、自分のできるものを見つけ、周囲と協力しながら行う社会活動です。一人ひとりの力は小さいけれど、その力が集まれば大きな力になることを実感してもらいたいと思っています。

連休明けは、インターハイの地区大会です。今後も、生徒の頑張りに期待します。

生徒総会、開催される

本日5月2日(水)、生徒総会が開催されました。生徒会役員のみなさん、放課後遅くまで、総会の準備、大変ご苦労様でした。

生徒会活動とは、生徒による自発的・自治的な活動を通して、学校生活に関する諸問題の解決に取り組み、互いに協力して改善向上を図ろうとする実践力を育てるものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれていますが、生徒が身近に感じる生徒会活動こそが、その原点であると言えると思っています。「自分たちの意思がよりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、そして、あさか開成の良き伝統であるボランティア精神を発揮し、生徒会活動の充実を図ってもらいと願っています。

生徒の発案による難民支援への募金活動始まる

先日、3年生2名が校長室を訪れ、校内で難民支援のための募金活動をやりたいので許可が欲しいとの申し出がありました。理由を聞いてみると、昨年、講演会で聞いた難民問題で、何か自分たちにできることはないかと考えていたということでした。そして、新入生にもあさか開成高校の伝統である国際理解・国際交流の精神を学んでもらいとの願いがあり、この4月を選んだということでした。私からは、自分たちの思いがきちんと伝わるよう、具体的な計画を立て、活動をして欲しいと助言をしました。

2人で試行錯誤をしながら計画を練り、仲間を募って、本日4月26日(木)放課後より、募金活動が始まりました。事前に、昼休みの放送で難民問題への自分たちの思いを伝えたり、募金のための自作チラシを配付してのスタートでした。この思いが、多くの生徒たちの心を動かし、初日の募金活動は大成功に終わったようです。この募金活動は、28(土)のPTA総会時まで続くようです。生徒の頑張りに感謝です。

オリンピック・パラリンピック教育推進校へ

 

本日、県の担当者より、本校がオリンピック・パラリンピック教育推進校に決定されたことの報告を受け、その事業に関する説明をいただきました。これも、本校が長年、国際理解、異文化理解の教育の実践を積み重ねてきた結果だと思い、大変嬉しく感じました。実際、学校を見渡しますと、生徒が作った国際理解、異文化理解に関する掲示物がたくさんあります。是非とも、PTA総会時に見ていただければ思います。

そして、今年度は、国際部を中心に、オリンピック・パラリンピックに関する講演、行事が増えることと思われます。この機会に、オリンピック、パラリンピックの意義への学びと同時に、おもてなしの精神の育成やインクルーシブな社会の構築へ向けた教育の充実を図っていきたいと考えております。

本格的な授業開始

 

早いもので、始業式、入学式から2週間が経とうとしています。先週は、年度初めの身体測定、学習ガイダンス等の行事が多く、慌ただしい1週間でした。今週は、全学年、授業が本格始動し、学校の中も静かで、非常に落ち着いた状態です。昨日の4月18日(水)、本校の大会議室で、オーストラリア研修のオリエンテーションが開催されました。今年度は、1年生を中心に24名の生徒が挑戦するようです。オーストラリア研修は、生徒にとって不安や困難と闘いながらも、自己と世界の関わりを考えることができる貴重な体験だと考えています。生徒が、半年後、大きな成長を遂げていることを期待します。

平成30年度あさか開成高等学校、始動

 

 

 

 無事、始業式・入学式が終え、平成30年度あさか開成高等学校が本格的に始動しました。今年度は、201名の新入生を迎え、全校生徒599名での出発となりました。今年は、桜の開花が早く、入学式前に散ってしまうのではないかと心配しました。しかし、桜も入学生の顔を見たかったのか、頑張って満開の状態を維持し、桜吹雪の中の入学式となりました。

 鈴木睦治前校長が残したチューリップも無事に花が咲き始め、新入生を歓迎しているようです。鈴木校長が好きだった言葉、"March winds and April showers bring forth May flowers."を思い出しながら、今後、生徒一人一人の花を咲かせるべく、努力を継続したいと決意をしたとろこです。

 

皆さん、花を咲かせましょう。

  

 早いもので、つい3日前に平成29年度の終業式を終えました。体育館を見渡した時、やはり3年生が巣立ってしまって空虚感というか寂しさを感じました。しかし、4月からはまた新たに201名の1年生が加わるので、もう少しの辛抱でしょう。いずれにしても、この季節は別れと出会いの繰り返しです。

 さて、このコラムで紹介してきましたが、あさか開成にはいろいろきれいな花が咲きます。左の写真は私から皆さんへのささやかな贈り物です。正門の左脇にチューリップを20球、昨年の内に(用務員さんに)植えてもらいました。既に芽吹いて力強い葉が出ています。また、本校の symbol である桜の木も、右の写真のように大きな芽を膨らませてきました。どちらも、来月早々にはきれいな花を咲かせます。是非楽しんでください。そして次は、自分の花を咲かせるべく、直向きな努力を継続してください。きっと、春にはきれいな花が咲きます。"March winds and April showers bring forth May flowers." (2018年3月23日)

Old Man Winter is coming along.

   
  
    いよいよ、Old Man Winter(冬将軍)の到来、厳しい冬がやって来ます。今朝は、会津で初雪が降りました。来週から後期中間考査が始まり、3年生の大学・短大進学希望者は今週から月末にかけて受験のピークとなります。厳しい試練の時期が続きますが、負けないで乗り越えてください。
 学校の草木はもう冬に向かっています。紅葉も終わりかけ、グラウンド脇の土手は枯葉で埋め尽くされています。一方で、来春に向けて用務員さんが pansy(パンジー)の苗を植えてくれています。パンジーは冬越えすると、格段に根付きがよくなり、たくさんのきれいな花を咲かせます。きれいな花が咲くためには、人間同様試練が必要なのですね。
 pansy(パンジー)の語源は、フランス語のパンセ(「思索」の意。パスカルの著書名)だそうです。パンジーの花が人間の顔のようで、前傾し「思索」に耽っている様に見えるからだそうです。Have a look at them.  If Winter comes, can spring be far behind. (2017年11月16日)

いよいよ10月 実りの秋に!

 

 昨日10月2日は後期始業式でした。衣替えとなり、もう周りは秋の気配が濃厚に感じられます。正門近くには、夏の名残でしょうか、まだホオズキがいくつか見られます。ホオズキは英語で Chinese lantern plant(中国のちょうちん植物)や husk tomato(殻つきトマト)と言います。見たままの表現で興味深いと思いませんか。目を本校舎裏手に向けると、校章にもなっている銀杏(イチョウ)の葉がかなり黄色く色づいてきました。イチョウは英語で何と言うでしょう。ginkgo(「銀行」とほぼ同じ発音)と言います。「銀杏」の音読みを誤って発音し、誤記したことに由来するそうです。これも面白いですね。
 さて、始業式でもお話ししましたが、後期は実りの秋にすべく、各自目標 goal をもって準備し、さまざまなことに挑戦し実行してください。皆さんの実りの秋に期待しています。(2017年10月3日)