あさか開成 校長雑感

校長より

図書委員会の「NO プラスティック」ムーブメント

本日は、図書委員会による「NO プラスティック」ムーブメントをお伝えします。

昨年度、図書委員会は、学校共通テーマの「マイノリティとの共存」を受け、美術部とコラボして、レインボーカラーの栞を作成して、一日体験入学で本校に訪れた中学生、保護者に、その栞を配布し、LGBTに対する差別の解消を訴えました。レインボーグッツとは、LGBTに対する理解を示す象徴でもあります。

その図書委員会が、今年も動き出しました。

今年の学校共通テーマは、2020の東京オリンピックにもなぞらえて「レガシーづくり」となっています。そのレガシーづくりの前半が「NO プラスティック」です。そこで、今年の図書委員会の一日体験入学での活動は、昨年同様、栞の作成、配布と決め、その栞を使用済みの牛乳パックを再利用して作ることになったようです。図書委員会の「NO プラスティック」の基本的な考え方は、現在使用しているものを再点検し、不必要なものを買わないようにすることにより、プラスティック製品を少なくするということのようです。

本日、「紙すき」の技法を用いて、栞づくりが始まりました。

カナダから来ているライラ、そしてルイスにも手伝ってもらいました。ライラ、ルイスには、日本の伝統「紙すき」を体験する良い機会だったと思います。

図書委員会、頑張れ。

和菓子づくり

本日は、夏休み初日です。しかし、まだまだ夏の日差しはなく、相変わらずの曇天の空、また、全学年で課外(1、2年は希望者)をしており、普段どおりの時間が過ぎているようです。一言で言えば、いつもの水曜日という感じです。

さて、昨日より、本校では、公益財団法人ヨークベニマル文化教育事業財団主催のカナダのマニトバ学生招待交流事業で、マニトバ州の女子高生ライラを受け入れています。

昨日は、英語や体育の授業を受けた後、夏休み前の全校集会や大掃除を体験しました。

本日の午前中、4月より本校に来ているパラグアイからの留学生のルイスととともに、和菓子づくり、茶道体験をしました。本日、ライラに対して、おもてなしをしてくれたのは、日本文化部の生徒たちです。日本文化部の生徒たちに感謝です。

和菓子づくりには、私もトライしました。ライラも、ルイスも初めての体験だったと思いますが、大変上手にできたのではないかと感じています。私の和菓子は餃子みたいになってしまいました。

野球部、夢を後輩へ

101回目を数える夏の大会、本校の初戦は、1回戦で福島高等学校に勝利した福島東高等学校である。県北地区の有力校同士の対戦に勝利し、勢いに乗っているチームである。

2回に先制され、非常に苦しいスタートとなった。そのまま、流れを変えることができず、結果、0-9の7回コールドであった。2回戦からの出場のため、本校には堅さがあったかもしれない。

先制点が欲しいと願っていた。1回、2回とチャンスはあった。しかし、あと1本が出なかった。「あの時・・・」「・・・すれば」とは言うまい、全力で戦っている者に失礼である。人数が少ない中、全員野球で戦い抜いた結果である。スタンドからは、生徒会役員、吹奏楽部の生徒たち、そして卒業生、野球部保護者会の皆さんが全力で応援をしてくれた。

野球部諸君、ご苦労様。3年生にとっては不完全燃焼だったかもしれないが、グランドが狭く、フリーバッティングすらできない悪条件を乗り越えて、毎日、よく頑張ってきたことは賞賛したい。後輩への引き継ぎをしっかり行い、新人戦に向け、意欲を喚起して欲しい。

改めて、保護者の皆さまのまとまりのある応援に感謝をしたい。

野球順延

本日7月14日(日)は、雨のため、全国高等学校野球選手権福島大会の開成山球場で予定されていた試合が順延となりました。

結果、本校の明日の試合は、1日延びて、現在のところ16日となりました。

明日15日は、予定されていた本校の試合はありませんので、よろしくお願いします。

 

よさこい部の活躍

本日7月14日(日)、よさこい部が、郡山駅西口広場、郡山市なかまち夢通りにて行われた「踊っぺ!!YOSAKOI オットどっこい郡山2019」に参加しました。2、3年生のみでしたが、雨の中、かなり複雑な、そして和傘や扇子を使用した舞を披露しました。毎年、4月より、生徒たち自らが振り付けを考え、独創的な演舞を作り出していますが、今年も統率のとれた、そして熱い演舞を演じることができたと思っています。観客からも、大きな声援を受けていました。

今後、よさこい部は、8月2日(金)の「うねめまつり」での「うねめ流し」がひかえています。5年連続の金賞なるかが楽しみです。

よさこい部の生徒たちの活躍に、感謝です。

 

同窓会総会、開催

本日7月13日(土)、本校の大会議室において、令和になって初めての同窓会総会が開催されました。

昨年度は、2年に1度の役員改選の年度ということで、会長以下役員の大きな変更がありましたが、今年は通常どおりの議題で終わりました。

今後も、仲井会長の同窓会活動を、学校としても積極的にサポートしていきたいと考えています。

以下、現在の同窓会役員の皆さまを紹介します。

会 長 仲井 菜保美(1期生)

副会長 古宮 常雄(5期生)

副会長 渡邉 直樹(7期生)

幹事長 國分 真智子(1期生)

書 記 松井 由美(1期生)

書 記 武田 昌丈(18期生)

会 計 田中 綾香(9期生)

会 計 阿部 謙信(10期生)

監 査 松井 由美

監 査 伊東 尚敏(14期生)

広 報 上田 昌明(2期生)

広 報 阿部 謙信

オーストラリア研修、出発

本日、12時30分、23名の生徒が、橋本先生、渡部先生の引率のもと、オーストラリア研修に出発しました。今回のオーストラリア海外研修は、7月12日より7月25日の日程で行われます。

現在、貸し切りバスで成田空港に移動している最中です。17時には成田空港に到着する予定です。その後、出国手続き、搭乗手続きを済ませ、19時55分の夜の便でブリスベンに移動します。今夜は、機内泊となります。

明日の朝5時55分、ブリスベンに到着度、ホストカレッジに移動し、そこでホストファミリーと対面、そしてホームステイが始まります。この土、日曜日は、ホストファミリーと一緒に過ごしますことになります。ここが、第1の難関かもしれません。コミュニケーションは、「大胆に」、そして「心から」です。ホストファミリーの方々は、日本人の子供たちといろいろなお話をしたいと思い手を挙げたわけですから、何も恐れることなく、コミュニケーションを始めて欲しいものです。

生徒には、この2週間、いろいろなことにチャレンジしてきて欲しいと願っています。そして、7月25日に、一回り大きくなっていることを期待します。

韓国語の猛特訓

現在、韓国語の猛特訓中です。と言っても、まだ始まったばかりの2日目です。

なぜ、韓国語を勉強しているのかと言うと、8月5日(月)より9日(金)までの4泊5日で、生徒を引率して韓国に行くことになったからです。この韓国研修は、駐日本国大韓民国大使館主催の第7回東北地方高校生韓国訪問事業に本校が選ばれ、招待されたものです。東北地方高校生韓国訪問事業は、日本と韓国両国の交流を深め、友好関係を強化し、韓国に対する関心及び理解を高めることを大きな目的として実施されるものです。現在、日本と韓国の関係が難しい状態にある中、若者たちの交流はとても意義のあるものだと考えています。

本校では第二外国語を学べる機会を持っています。現在、第二外国語の授業は、ハングル、スペイン語、中国語の3つの講座を開講しています。ハングルの授業はとても人気があり、今年度も80名を超える生徒が受講しており、受講できない生徒もでております。

そのため、私の韓国語の先生は生徒たちです。今回の研修に行く3年生吉田遙奈さん、2年生の安齋朋夏さん、そして1年生の大戸彩愛さんです。とても、優しく教えていただいています。生徒たちに感謝です。

非常に覚えが悪い私は、まだ「アンニョンハセヨ(こんにちは)」「チョウm ペッケスmニダ(はじめまして)」の2語ぐらいしか話せません。なんとか、8月5日までには、自己紹介ぐらいはできるようにしたいと思います。

オーストラリア研修

事前準備もほぼ終わり、7月12日(金)の現地出発に先立ち、昨日7月10日、オーストラリア研修の出発式が行われました。

今回のオーストラリア研修は、7月12日から25日までの13泊14日の日程で行われます。現地では、生徒たちはホームステイを行い、ホストカレッジであるSheldon Collegeでの授業を受けることになります。 つまり、2週間の間、異文化漬けとなるのです。

生徒たちは、この研修に向け、4月より週2回、現地でのプレゼンテーションの作成、練習を、放課後遅くまで一生懸命頑張ってきました。現地では、「地震と復興」「エネルギー問題」「日本文化」「あさか開成高等学校について」等、多面的にわたって福島県の現状を英語で伝えてきます。

中学校までの与えられた題材を「覚える」発表とは違い、自分自身が考えていること、調べたことを「まとめる」ということで、少し戸惑ってしまった生徒も多かったかもしれません。しかし、これからの社会に役立つ能力とは、主体的に考え、判断し、表現する能力です。オーストラリア研修の大きな狙いは、単に語学力を向上するだけでなく、これらの能力を身につけることだと考えています。

今回の出発式では、生徒一人一人より、今回の研修に向けての抱負を聞くことができました。それぞれの抱負が叶うことを強く願うとともに、この研修が生徒一人一人にとって、これからの人生の糧となることを期待します。

 

選手壮行会

7月8日に選手壮行会が開催され、これから大会へ参加する選手たちに激励をおくりました。

そして、本日、野球部が、第101回全国高等学校野球選手権福島大会の開会式に行きました。本番は7月15日(月)11:30です。3年生の皆さんは、この日のために、苦しい練習を積み重ねてきたと思います。この大会では、自分自身を信じ、そして仲間を信じて、いま現在自分が持っている力を十二分に発揮して欲しいと願っています。私の心は、今、「頑張れ」の気持ちが溢れております。You can do it.

そして、12日より、バドミントン部が、会津総合体育館で開催される県総合体育大会に出場します。そして同じく、13日からは、ソフトテニス部が郡山市庭球場で、卓球部が須賀川市アリーナで開催される県総体に出場します。部としては、3年生が引退し、まだまだチームづくりが始まったばかり時期です。勝敗を気にせず、今の力を出し切って、欲しいと願っています。また、この夏には、サッカー部は、第98回全国高等学校サッカー選手権大会福島県大会を迎えます。

選手壮行会では、大会が終わってしまった剣道部、バレー部の皆さんに、県大会での活躍に感謝を申し上げました。2つの部とも、心に残る、「しびれる」戦いをしてくれました。特に、この2つの部は、インターハイ後も3年生が残った部活動でした。3年生の思い、そして、それを受け止める1、2年生の思いが前面に出た試合となりました。ありがとう。

そして、7月12日に地区大会のある音楽部、8月2日にうねめ祭りを迎えるよさこい部、8月18日にフラ甲子園を迎えるフラ同好会の皆さんも、今までの練習の成果を十二分に発揮し、頑張ってきてください。

7月の花、第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の中川莉緒さんの作品、青いガーベラが正面玄関を飾っています。

青いガーベラを見たのは初めてです。ガーベラはとても好きな花の一つですが、その明るく元気な花顔に特徴があると思っています。個人的には、オレンジや黄色の暖色系の色が似合う花だと感じています。青のガーベラは、かわいらしさと言うよりはクールな趣があり、とても不思議な感じがします。初めてこの作品を観たときには、何の花だろうとしっかりと見つめてしまいました。中川さんは、この青いガーベラをしっかり自分の空間の中にまとめました。ガーベラを囲うように配置されたゴットとシペラスが良い味を出しています。星雲のように黄白色の細かい斑点を持つ幅広の葉のゴットは、いつ見ても素敵です。この青いガーベラをしっかりと引き立たせています。また、細長い葉のシベラスは作品に広がりをあたえるようです。そして、この花も初めて見る花ですが、オウムのくちばしが連なったような赤い花のヘレコニアがちょうど良いアクセントになっています。

異国情緒溢れるといった不思議な感じの空間ができあがりした。非常に良くまとまっていると思います。

7月も、生徒に感謝です。

演劇部、春季発表会終了

7月3日より5日まで、郡山市立中央公民館を会場として、第65回福島県県中高校演劇連盟春季発表大会が開催されました。

本校は初日の7月3日が発表日でした。今回の本校の上演作品は「FuluSiC」でした。残念ながら、当日は、県中教育事務所の所長、課長、指導主事の方々、そして、高校教育課の管理主事が訪問する日と重なってしまったため、観ることは叶いませんでした。

実は、発表会当日に観に来ることができな保護者向けの身内公演会に交ぜていただくことができましたので、遅くなりましたが、少し感想を書かせていただきます。

本校演劇部は、昨年度の第72回福島県高校演劇コンクールで最優秀賞に輝き、秋田県で開催された東北大会へ出場してきました。この時の上演作品の「SHIROCK」の完成度が高かったため、次回の作品に悩んだのでいるのではないかと、勝手に心配しておりました。

内容を書くことはできませんが、今回の作品の舞台となっているところは、音楽の国「フルスコア」です。今回の作品の題「FuluSiC」は、この当たりからきているのかと思っています。音楽の国で起きるドラマです。笑いあり、涙あり、そして、突然の飛び入り(私ですが・・・)あって、大いに盛り上がった作品となりました。高校生らしい、そして、本校らしい作品だと思っています。非常に質の高い作品でしたので胸をなで下ろすとともに、生徒たちの高い意識に感心をさせられました。再度上演する機会があったら、今後はきちんとした舞台の上での演技を観たいと思っていますので、お誘いください。

最後になりましたが、お知らせがあります。本校演劇部が、7月28日に、アウシュヴィッツ平和博物館の「夏の平和まつり」で「SHIROCK」を上演することが決定しました。場所は、白河市の原発災害情報センターホール(アウシュヴィッツ平和博物館隣)です。昨年の県の1位の作品である「SHIROCK」を見逃した方、また観たい方、是非とも観ていただけば幸いです。

野球部、激励会

昨日7月7日、毎年恒例の保護者会主催の「あさか開成高等学校野球部必勝激励会」が開催されました。

私より、最後の大会となる3年生は自分たちの思いをプレーでしっかりと後輩に伝えて欲しいとあいさつを述べた後、齋藤享平監督、佐川公一部長より、特別な雰囲気を持った夏の大会での全面に押し出す覇気、元気の必要性や日頃の保護者からの支援への感謝の気持ちが述べられました。

その後、遠藤輝人主将より、今まで以上に闘志を前に出して戦うことや今までの周りからの支援への感謝とその恩返しのための必勝への誓いが、力強く述べられました。

本校の初戦は、予定どおり試合が進めば、7月15日(月)11時30分より、ヨーク開成山スタジアムで、福島高等学校と福島東高等学校の勝者と対戦することになっています。

女子バレー部、思いを後輩へ

本日、本校の第一体育館では、福島県総合体育大会の女子バレーボール競技の県大会が開催されました。

本校の女子バレー部は、6月のインターハイ県大会で第3位となりました。しかし、東北大会をかけた代表決定戦で聖光学院高校に敗れ、悔し涙を流しました。インターハイ後、各部の3年生が引退する中、バレー部の3年生は借りを返すべく練習を続ける決断をしました。奇しくも、今大会で順当に勝ち上がれば聖光学院高校を戦うことができる組み合わせとなりました。

本校、聖光学院高校とも順当に勝ち上がり、ベスト4をかけた本日の最終試合。結果は、フルセットまで持ち込んだものの、最後は力尽き、前回同様、セット数1-2での敗退という結果に終わりました。

3年生の目には涙。いろいろな言葉をかけたとは思いますが、伝えたい言葉は「ありがとう」の一言でした。世の中には、すぐに結果につながらないことは多々あります。しかし、結果が出なかったからと言って、成果がなかったのかというとそんなことはないのです。3年生にできることは、結果を残すことだけではありません。後輩に思いをつなぐことも大切なことです。バレー部の3年生は、先輩から思いを引き継ぎ、そして、しっかりと後輩に思いを受け渡したのではないかと思います。だから、部活動は面白いのです。

頑張れ、バレー部。

そして、頑張れ、すべての部活動。

七夕パーティー

本日1校時目、日本語の授業で、留学生のルイスくんを交えて、七夕パーティーが開かれました。

授業ですので、七夕についてきちんと学習をしました。七夕は、中国の「乞巧奠」(きっこうでん)という行事が始まりだということでした。「乞」は願う、「巧」は巧みになる、「奠」は祭るという意味で、織姫にあやかり裁縫が上手くなるように、それが発展して様々な習いごとの上達を願ったようです。また、笹竹に短冊をつるすようになったのは、江戸時代からのようです。手習いごとをする人や、寺子屋で学ぶ子が増えたことから、星に上達を願うようになったということです。短冊にも意味があったようです。中国の陰陽五行説にちなんだ「青、赤、黄、白、黒」の五色の短冊で、それぞれの色は「青=木・赤=火・黄=土・白=金・黒=水」を表しています。そして、それぞれの色の短冊は、青は周囲への感謝を、赤は親への感謝を、黄は人を信じることを、白は何かをやり通すことを、黒は学力向上のために用いられたようです。

ルイスくんには少し難しい内容だったかもしれませんが、その後お茶を飲みながら歓談し、そして最後に短冊に願いを書いて、本日の授業は終了しました。

最後になりますが、パラグアイ出身のルイスくんが日頃本国で飲んでいた飲料水は、マテ茶だそうです。

3年生昇降口に選挙ポスター登場

第25回参議院議員通常選挙が本日公示され、21日(日)の投開票に向けた選挙戦が始まりました。3年生の生徒用昇降口、職員室前には、県の選挙管理委員会の投票を呼びかけるポスターが掲示されました。

現3年生では、7月22日までに18歳を迎える生徒が50名程度はいるだろうと考えます。是非とも、国政選挙であるこの参議院選挙に自分の意見を反映して欲しいと思っています。

現3年生は、昨年の12月に、主権者教育の一環として、社会科の授業及び昼休み・放課後を利用して、県から配付された「私たちが拓く日本の未来」をもとに選挙の仕組み等を教わり、その後、各候補者の政見に関する資料や選挙公報を参考に、それぞれの政策の違いなどを考えながら模擬選挙(未来の県知事選)を行いました。

主権者教育は、単に選挙の仕組みを知るためのものではありません。主権者教育とは、様々な利害が複雑に絡み合う現代の社会の中で、直面する課題について考え、それを多方面から考察し、できるだけ多くの合意を形成すべく多くの議論を重ね、今とこれからの社会をつくるため行動できる態度を養う教育だと考えています。

どのような社会を形成したいのかを真剣に考え、選挙に参加し、自分の意見を反映させて欲しいと願っています。

タコを食す

昨日、突然、食卓にタコが出てきました。半夏生(はんげしょう)だからということでした。

夏至(6月22日)から数えて11日目の7月2日頃から7月7日の七夕までの時期を半夏生(はんげしょう)と呼んでいます。半夏生の由来は、「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草、別名「半夏」が咲く頃だからだそうです。

半夏生は、農作物にとっては大事な節目で、かつては田植えは半夏生までに済ませるものとされ、それを過ぎてしまうと、秋の収穫量が極端に減ると言われてきました。無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事が行われました。また、関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があるようです。

また、半夏生の5日間は、働くことを禁じ、酒肉、その日に採って野菜も食べないという物忌も多かったようです。田植えで疲れた体を休めるための、昔の人の知恵だったと考えられます。

今の季節、曇天の空のもと、心も曇りがちです。疲れを感じている人、しっかりとした休養をとり、明日への活力を取り戻してください。

公開文化祭「凜優祭」

今年は、3年に1度の公開文化祭「凜優祭」の年です。

例年、10月に行っていた公開文化祭ですが、今年は8月の開催と早まりました。今年の公開文化祭の開催日は8月25日(日)です。ご来場をお待ちしております。

今年は、例年以上にスポーツ大会が盛り上がりました。スポーツ大会をみて、こんなにワクワク、ドキドキしたのも久しぶりです。生徒の中には、「燃え尽き症候群」に陥り、夏休みに向けて、目標を見失っている生徒もいるかもしれません。しかし、授業中、居眠りをしている暇はありません。夏休みは、凜優祭の準備です。クラス全体で、しっかりとした企画の構想、そして準備をして、お客様をお迎えしようじゃありませんか。

今年の「凜優祭」のテーマは、『Shining Youth』です。「輝く青春」と訳しているようです。生徒たちを見ていると、何をやってもキラキラと輝いていて、とても素敵だなと、いつも思っています。若さからくる輝きは、なにものにもかえることはできません。本当に、青春を謳歌しているのだなと思います。

しかし、若さだけが青春だとは思っていません。

ここに、青春を謳った素晴らしい詩がありますので、紹介したいと思います。サミュエル・ウルマンの詩(岡田義夫の訳)です。

「青春とは人生の或る期間を言うのではなく心の様相を言うのだ」と冒頭から始まります。特に、「事物や思想の対する欽迎、事に處する剛毅な挑戦、小児の如く求めて止まぬ探求心、人生への歓喜と興味」という部分が、とても大好きです。

青春を輝かせるためには、自分が何者であるかをしっかりと考えなければならないかもしれません。自分らしく生きることこそ、輝くことにつながるからです。自分らしさを探し求め、ものごとに関して好奇心を持ち、果敢にチャレンジを繰り返します。何度も失敗し、立ち止まり、自分を見失ってしまいそうになりながらも、自分自身を信じ、立ち上がり、前へ進みます。そんな自分自身をいつも好きでいれば、「輝く青春」はいつもその人もものかもしれません。

7月の花

活発な梅雨前線の影響で、九州南部で大きな被害が出ています。被害に遭われた方々に、心よりお見舞いを申し上げます。

さて、授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の田中汐穏さんの作品が正面玄関を飾っています。

オレンジ色が鮮やかでポンポンのような紅花と凛とした青紫の星形の桔梗の組み合わせがとても面白い作品となっています。やはり、紅花のオレンジ色はドキッとするほど輝いており、大きな存在感をあらわしています。何気なく空間を埋めているギボシの葉も、安定感のある存在として、絵の中にしっかりと収まっています。

紅花は、地中海沿岸またはエジプトが原産といわれているキク科の植物です。地中海沿岸、エジプトからシルクロードをへて中国に伝わり、そして、推古天皇の時代の頃に我が国にもたらされたと言われているようです。紅(べに)を「くれない」と言うのも、中国(呉(くれ))から渡ってきた染料(藍)という意味の「呉藍(くれあい)」からきているようです。

7月も生徒に感謝です。

ハレの日

2日間続いた、「ハレの日」であるスポーツ大会が終了しました。

今年も3年生が総合優勝を果たしました。後輩の壁となることは、先輩にとってはとても大事なことです。総合優勝クラスは3年3組でした。3年3組の生徒諸君、総合優勝おめでとうございます。佐藤貴広先生を中心とした団結力はさすがでした。この団結力のもと、今度は、文化祭、進路活動に邁進して欲しいと願っています。

さて、少し「ハレの日」についてお話をしましょう。「今日は曇っていましたよ」というツッコミはいりません。天気の話をするのではありません。「ハレ」とは、お祝いや行事などの特別な日、非日常を指す言葉です。「ハレ」と反対の、日常を表す言葉には「ケ」があります。学校でいうと、普段授業をしているときが「ケ」で、スポーツ大会などの行事の時が「ハレ」ということになります。生徒諸君の中には、スポーツ大会がずっと続けば良いと思っている人もいるのかもしれませんが、特別な日が続くことは、大変気力や体力を消耗することになります。普段の生活が一番良いのです。しかし、病気などになると普段どおりの生活ですら送ることができなくなります。そのことを「ケガレ」と呼びます。「ケガレ」とは「ケ」が枯れ果ててしまう意味で、「ハレ」を行うことで「ケガレ」を清めるのだそうです。つまり、気分が落ち込みそうなとき、疲れがたまりそうなときに、気分や健康を回復させるためにあるのが「ハレ」なのです。

スポーツ大会後の講評で2つの話をしました。1つは、クラスの交流は深まったか、そして2つめは、3年生にとって夏休みは勝負のときだが、その覚悟はできたかという話です。本校は、単位制のため、所属クラスがあっても、そのクラスで過ごす時間が決して多い訳ではありません。このスポーツ大会の時期は、中間考査も終わり、クラスのメンバーとの絆を深めるときなのです。そして、夏休み前にいったん休憩をして、夏休みに向けて積極的に動き出すための準備期間でもあります。特に、3年生にとっては、大切な夏休みに向けて、一休みをしながら、進路に向けての覚悟を決めるときでもあります。

私の好きなグループにJUDY AND MARYがいます。『そばかす』では、「想い出はきれいだけど それだけじゃ おなかがすくわ」という歌詞があります。高校時代の想い出を沢山作っていくことも大切ですが、それだけでは前に進むことができません。自分自身の進路に向け、覚悟を決めることも大切です。

頑張れ、3年生。

このスポーツ大会では、君たちの素晴らしいプレーを見させていただきました。ありがとう。

学校評議員会、開催

昨日6月26日(水)、本校の学校評議員会が開催されました。

今年度は、評議員の方々すべてが代わられ、新しいメンバーでのスタートとなりました。

会議では、私より、現在の学校の現状及び今後の学校経営について話をし、その後、各主任より今年度の重点目標と手立てについての説明がありました。

PDCAサイクルでいうと、Plan(目標)ができ、Do(実行)をし始めている段階の説明がなされたと言えるでしょう。これから、本格的なDo(実行)をして、中間的なCheck(評価)を入れ、Action(改善)しながら、最終的なCheck(評価)に向かっていきます。

中学校に対する高校説明会でも強調していますが、本校は、学習面ばかりでなく、体験的な活動も重視しています。海外研修を含む、あらゆる体験的な活動に積極的に参加し、いろいろな人々と交流をし、得た知識を社会に還元しようとする心豊かな人間を育てようとしているのです。

今回の評議員の皆さんも、本校の教育活動を良く理解し、応援していただけるということで大変嬉しく思っております。

世の中には、答えのない多くの課題が存在します。また、正義という価値観も、もろいものだと感じることも多いでしょう。そんなとき、解決のための道を見失ったり、自己の価値が打ち壊されたりして、身動きがとれなくなるときもあります。それでも、自分が考える「善き」社会を創造するために、他との意見交換をし、そして行動しなければなりません。

今年の夏は、23名の生徒がオーストラリアへ、そして、16名が韓国へ、10名がベラルーシへ、1名はドイツ、アメリカに研修に向かいます。どんな知に出会い、それをどのように学校に持ち帰ってくるのかが楽しみです。

NO プラスティック

令和元年度前半は、本校では「NO プラティック」ムーブメントを実施中です。

PTA総会時には、生徒会長の安齋麗(うらら)さんより、今年の学校の取組、そしてそれに付随して、いままで総会時に配布していた下足袋(プラスティック製)の配布を行わないことが説明され、保護者に協力を求めました。

よく考えてみると、一昨日実施された栄養講話も、「NO プラティック」ムーブメントの一環であると定義することができるかもしれません。アップロードした写真を見て気付きました。「こづゆ」をいただいたお椀が、会津塗のお椀だったからです。

2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。登録された理由としては、①料理の美しさ、②栄養バランス、③新鮮な素材、そして④年中行事との関わり等が挙げられます。和食の良さを考えた場合、①には、料理ばかりでなく、器自体の美しさ、そして庭などを含めた食すために設けられた空間も含まれているではないかと考えます。和食の器と言えば、陶器、磁器、漆器、鉄器、ガラス、木等の他に、竹などの自然の素材をそのまま使ったものもあるではないでしょうか。器ではないですが、柏餅の柏や笹団子の笹などは、器の代わりをしているものでしょう。日本人は、器にもみられるように、常に自然との共存を考えながら、日常の生活を築いてきました。和食を考えると言うことは、実は、人間と自然の関わりを考えると言うことにつながると考えます。

和食を考え、食しながら、プラスティックについて、再度考えてみたいと思います。

日本の食文化を知ろう

昨日6月24日(月)、3年生の家庭科の「食文化」で、昨年度と同様に、栄養講座「日本の食文化を知ろう」講座が開催されました。講師は、県教育委員会健康教育課の志賀敦子指導主事、小野町立小野中学校松本浩枝栄養教諭、郡山市立富田東小学校根本さとみ栄養教諭の3名の先生方でした。

私は、須賀川市の西袋中学校への高校説明会がありましたので、最初の10分程度しか参観することができませんでしたが、「こづゆ」だけはしっかりといただいてから出かけていきました。

生徒たちは、まず、和食について基礎知識を学んだようです。その後、生徒たちは、郷土料理作りへ挑戦しました。今年度、挑戦した郷土料理は、「こづゆ」と「まんがこ」だったようです。

志賀先生、松本先生、根本先生、大変ありがとうございました。

男女共同参画川柳コンクール

昨日6月23日(日)、郡山市男女共同参画川柳コンクールの表彰式に行き、学校賞をいただいて参りました。昨年同様、多数の生徒の応募、そして優秀な作品に対して選ばれた賞でありますので、生徒に感謝です。

このコンクールは、性別により個人の生き方を制限されることなく、その個性や能力が十分に発揮できるまちづくりを進める郡山市が主催し、今回で16回目を迎えたものです。昨年は、高校の部で本校の生徒3名が受賞しました。今年は倍以上の7名の生徒の受賞となりました。

昨年、本校では「マイノリティとの共存」を学校共通テーマに掲げ、特に、男女の差別、障がい者への差別等、人権に関わる問題に対して研究、行動をしてきました。今年は、テーマが変わりましたが、一度芽生えた課題への挑戦は継続すべきだと考えています。猪苗代湖の清掃についてもそうですが、一度始めたものを継続する力こそ、本当の力と言えるのではないでしょうか。

入賞者及び入賞作品は、以下のようになっています。

最優秀賞 橋本美由紀さん 『彼のいう女だからが好きじゃない』

優秀賞  関根 望未さん 『「らしさ」とは自分らしさを指す言葉』

特別賞  白石 奏海さん 『家事半分楽な気持ちも半分に』

入賞   諸橋 菜々さん 『ぎこちなく慣れない手つきも隠し味』

     圓谷 玲奈さん 『「主婦」と「主夫」漢字は違えど同じ読み』

     鈴木さくらさん 『居るのならとってくださいその電話』

 

実習生への講話

先日、教育実習生から依頼されていた講話を行いました。1時間かけて、カリキュラム・マネジメントについての話をしました。

管理関係の話の依頼だったので、この話題を選びましたが、本来は指導関係の話の方がずっと面白いと思っています。講話の前時間には、実習生の授業を拝見させてもらいました。私が、実習生だった頃に比べ、落ち着いた授業をしているなと大変感心をしました。

ただ気になったところが少しあったので、講話の前に質問をしてみました。それは、生徒に対する「問い」が少なかったように感じた点でした。私が授業づくりをする場合には、まず、本時のねらいとなるメイン・クエスチョン、それを分解したサブ・クエスチョンを考えることになります。授業とは、決して教科書を上手に整理して教えることではありません。教科書は、単なる「素材」であり、教師が意図的に加工することによって、初めて「教材」となります。教科書のこの部分を生徒に考えさせてみたいという教師側の思いが大切だと考えています。メインやサブの問いを階層的につくることの意味は、学習に関する「見通し」を持つことと、「振り返り」をしやすくすることだと考えています。本時のねらいに近づくために、まず、既存知識の習得がなされているか等の問いがあり、そして、その知識の上に視点をずらしねらいに近づくための問いや考えを深める問い等が必要であろうと考えています。問いの連続が、生徒に思考させ、活動させる場を提供するのではないかと考えています。

講話が終わり、教育実習生から、教師という職業に面白さを感じていますという言葉が返ってきました。私にとってもそうでしたが、教育実習生にとっても、この2週間が、今後の人生にかけがえのないものとなることを願っています。

真っ赤な薔薇

まず始めに、今回の新潟沖での地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 さて、授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の神成真那さんの真っ赤な薔薇が正面玄関を飾っています。

薔薇は、花の中でも特別な存在です。特に、真っ赤な薔薇の存在感は特に際立ったものがあります。ハリウッドの映画スターでいうと、レオナルド・ディカプリオやブラット・ピットといったところでしょうか。主役中の主役です。

今回の作品は、その真っ赤な薔薇を使ったものです。高さの違う3本の薔薇を木苺の葉の緑や黄色の斑点があるゴットの葉が際立たせています。また、アクセントになるピンクのヨウキヒの花がとってもかわいらしさを出しています。全体的に、気品の高い、まとまった作品になっていると感じます。

生徒に、感謝です。

話は変わりますが、「真っ赤な薔薇」という言葉を聞くと、私はTHE BLUE HEARTSの『情熱の薔薇』を思い出します。THE BLUE HEARTSは、大好きなバンドの1つです。ちなみに、THE BLUE HEARTSの数ある名曲の中、私の中で特別な意味を持つのが『TOO MUCH PAIN』です。5枚目のアルバム『HIGH KICKS』に収録されている曲であると記憶しております。話が別の方面に行きそうです。戻しましょう。THE BLUE HEARTSの歌詞は、どうしても深みにはまってしまいます。『情熱の薔薇』もそう感じています。

今年度の本校の探究学習における学校共通テーマは『共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~』です。我々人類は、生活の価値を向上させるために、「便利な」ものを作り出してきました。では、「便利な」の定義は何でしょうか。『情熱の薔薇』では、「今まで覚えた全部 でたらめだったら面白い」と問いかけています。そして、「答えはきっと奥の方 心のずっと奥の方」と答えています。我々が、作り出してきたものを、未来のために、検証する時期にきているのではないでしょうか。答えは、教科書に載っているわけではありません。すべて、自分たちが決めていくしかないのです。私たちが、未来に対して、残していくものとは何かを真剣に考え、そして決断しなければならなないときが迫っているのです。

生徒の皆さん、考えましょう。

教育実習、始まる

今週の月曜日より、卒業生が本校で教育実習を行っています。教科は理科です。4年前、私が本校に赴任してきたときの3年生でした。とても、懐かしい顔です。

昨日、実習生から講話を依頼されました。その際、教材研究等での悩みを聞いたところ、現在は順調に進んでいますという返事が返ってきました。今の大学生はしっかりしているなと感じました。

40年近く前の自分自身は、2週間の教育実習中、毎日悩んでばかりいたことを、今でも思い出します。教育実習に来る前に、使用教科書を確認し、事前に教材研究を進めていました。しかし、指導教官からは、「深まりがない」「それでは、生徒が興味関心をもたない」「だらだらと板書するのではなく、簡潔に」と次々と指摘を受けました。最後には、「この授業の最終的なねらいはどのようなものになるのか」と、決定的なダメ出しを受けました。こんなに悩んだ2週間はなかったと感じていますが、それが、現在の自分自身の基礎を築いていると思っています。

実習生には、自分自身が教育実習中によく言われた言葉の1つを伝えました。それは、「1を教えるために、10の勉強をしなさい」という言葉です。何気なく分かっていることは、何となくしか伝えることができません。生徒に対して「分かってくれ」と望むのは、教師としては失格です。分からないからこそ、学校に来ているわけですから。

これからの2週間、教育実習生にとっては自分自身を知る、良いチャンスだと思っています。生徒というフィルターをとおして、自分の「強さ」「良さ」、そして「弱さ」と向き合い、自分らしさをみつけていって欲しいと願っています。

高校説明会、始まる

本日より、三穂田中学校を皮切りに各中学校主催の高校説明会が開始されます。

今年は、高校入試制度が大きく変わる年でもあります。限られた時間ではありましたが、わかりやすく本校が求める生徒像や本校の特色選抜の内容について説明を行ってきました。

今年度は、中学校側でも、高校説明会の時期をどの時期に設定したら良いか悩んだのではないでしょうか。例年よりも、6、7月の説明会が減っているように感じています。選抜方法のより詳細な情報を求めて、後半に設定していた中学校が多いのかもしれません。

高校でもそうですが、受験体制にシフトするために、いろいろな行事を狙って、生徒に気持ちの切り替えを促します。本校でも、2年生の修学旅行は一つ目の切り替えの時期です。2年生の3学期を「3年生の0学期」と位置づけ、修学旅行終了後、最初の受験体制へのシフトを促します。そして、インターハイ県大会の終了が大きなシフトチェンジの時期です。進路行事を多めに入れ、一気に受験体制に突入していきます。中学校でも、今頃は中体連の地区大会が終わり、3年生が部活動を終了する時期でしょう。この時期から、多くの中学生は、自己の将来の夢を実現するために学習に時間をかけるようになります。その中学生の気持ちの切り替えにつながるような、丁寧な、そして意味ある説明会を心がけたいと思っています。

県総合体育大会地区予選大会、始まる

考査最終日である昨日、卓球競技の皮切りに、県総体の地区予選が始まりました。

卓球部の生徒たちは、最終日の試験を残したままの大会出場となりました。そして、本日より、バドミントン部、剣道部の地区予選が、明日からは、須賀川桐陽高校でバレーボール競技、白河市中央体育館を中心にバスケットボール競技も始まります。

二期制の学校は、今週が前期の中間考査となっているところが多いと思います。本校も、昨日、中間考査が終了しました。中間考査は、インターハイ県大会と県総体地区予選の合間を狙って設定していますが、どうしても毎年、どこかの部活動は考査と重なるような日程になってしまいます。最近は、インターハイでも県総体でも日程が分散しているため、二期制でも三期生でも、どこかの部活動は考査と重なってしまいます。生徒にとっては、気の抜けない日が続くことになります。

昨日は、午後、県中地区のソフトテニス部の顧問会議に出席してから、西部第二体育館で行われている卓球競技を応援してきました。本日は、小野町民体育館で行われている剣道競技、郡山市総合体育館で行われているバドミントン競技の応援にしてきました。

この時期は、多くの3年生が引退していく時期でもあります。つまり、1、2年生主体のチーム構成で臨む初めての試合となるわけです。強豪校であれば、3年生に追いつき追い越すような下級生のもと、チーム全体の力が向上し、3年生が引退してもチーム力を維持することも可能かもしれません。しかし、通常の学校では、ここからがチームづくりとなります。最初は、思うような成績も出ないことが多いでしょう。今回応援してきた剣道、卓球、バドミントンも、苦しんだ試合をしていました。

しかし、チームづくりは始まったばかりです。秋の新人戦に向けて、基礎な体力や技術を身につけ、チームとして戦う心構え、戦術を高めていくことを期待します。チームは一気に強くなるわけではありません。新しいもの創造するわけですので、苦しさもありますが、そこには、たくさんの面白さ、喜びもあります。自分を信じ、仲間を信じ、一歩一歩成長していってください。

振り返りについて

本日で前期中間考査が終了しました。

生徒の皆さんに、是非ともやってもらいたいことがあります。それは、振り返りです。点数が取れた、取れなかっただけでなく、どの分野ができなかったのか、その原因は何か、それを継続、または、解決するためにどのような方策があるか等、しっかりと振り返りましょう。

特に1年生の保護者の皆さま、高校での初めての考査が終了しました。家庭でも、今回の考査について、お子様とお話をする機会を持っていただきたいと思っています。

では、「振り返り」とは何かについて、少し考えていきたいと思います。振り返りとは、反省をするだけではないと考えています。一番大事なことは、自分がやろうとしていることに対して、今の自分の位置をしっかりと認識することです。今、どこまでたどり着いているのか、方向は間違っていないのか、このまま真っ直ぐ言って良いのか等、確かめることが振り返りだと思っています。そのときに、うまくいかなかったことを分析することも大事ですが、うまくいったことに対して、まず、自分自身を褒めましょう。そして、うまくいかなかったことの何を改善するば良いのか、うまくいったことで何を継続すれば良いのかを考えて欲しいと思います。最後に、今後、どのようことをプラスしていけば良いのかを考えると、より発展的になると考えます。

できなかったことばかり気になるが、この経験で分かったことも多いはずです。ネガティブに考えるだけでなく、良いことも考え、次への活力にして欲しいと願っています。

成長について

昨日に引き続き、成長について考えていきたいと思います。

成長には、身体的なもの、精神的なもの等があると思っています。教育相談研修会で出てきた「成長」とは、人生の最後の一瞬までと言っていますので、身体的なものではなく、精神的な成長を言っているのだと考えます。

精神的に成長することができたと感じるときはどんなときでしょうか。普通は、困難を乗り越えて挑戦していたことに成功したとき、継続的な努力をしてある条件を乗り越えていったときなどを考えるのではないでしょうか。では、その成長によって、何が大きくなっていったのでしょうか。経験、自信といったものでしょう。

何かを考えるときに、私はものごとの捉え方である「視点」や「枠」を非常に大切にしています。成長を考える一つの例ですが、テストでは、知識を集積し、点数がとれるかどうかが問われます。80点を目指していた者が、それを超えることができれば、大きな達成感や満足感を味わうことができます。しかし、それは、知識や技能をテストという指標で測る高校や大学までの時代にしか通用しないかもしれません。就職してからも、ある一定の知識や技能が必要かもしれませんが、そこにはもうテストという指標がない場合の方が多いのです。そこで必要なことは、ものごとを考える「視点」や「枠」を変えていくことだと思っています。自分自身が求めている経験、自信、理解、喜びとは何だろうと、自分自身が持っている「視点」や「枠」自体を変える必要があるのです。

私が考える真の意味での「喜び」は、自分のために何かをすることではありません。他者のために、自分の知識や技能を活用することです。そして、自分、他者を含めた社会が変われば、自分自身に多くの幸せが返ってくると思っています。

最後に、生徒集会時に、良く、「失敗を恐れず、挑戦してください」と話しています。「失敗」も経験の中の一つです。失敗することは、決して何かを失うことではありません。反対に、うまくいかないという知識や技能をいっぱい蓄積していくことだろうと思っています。とっても豊かな経験値が増えているのです。私は、成功の対義語は失敗ではないと思っています。成功の対義語は、何もしないこと「無行」ではないかと思っています。

午後は研修会

中間考査の間は、生徒は遅くても13時にその日の考査を終えることになります。

しかし先生方は、その日の考査の採点、明日の日の考査の確認、印刷と、普段よりも忙しく動いています。また、普段できない教員向けの研修会も、考査中の午後に開催されることになります。初日10日には教育相談研修会が開催されました。そして、本日11日には小論文対策研修会が開催されます。

教育相談研修会の話の中で、「人生、最後の一瞬まで成長」という言葉がとても気に入りました。「成長」という言葉は、私が好きな言葉の一つです。元々の意味は、「人間や動植物が育って大きくなること」を指している言葉でしょうが、成長を自分なりにきちんと定義している人は少ないのではないかと考えています。

良く生徒とは、くだらないことを話します。

今年3月の卒業生と「千と千尋の神隠し」について議論をしたことがありました。成長についてです。生徒は千尋とハクとの恋愛物語だと解釈したのに対して、私は千尋の思春期における成長物語だと主張したのです。

映画を見ながら、「なぜ名前だろう」という問いが、何度も私を悩ましました。その答えが出たのが、カオナシの登場です。名前は、自分が自身自身であると証明できる重要なもので、アイデンティティそのものと言えるものです。カオナシは、顔がないばかりでなく、声を出すこともできず、最初の方では体自体も透けていました。他人を食べることにより、やっと声やキャラクターを持つことができました。しかし、それは決して自分自身ではありません。自分が自分であるためには、他人のまねをするし、そして万人が好むお金等を常に気にして、それを使って他者とつながろうとしています。非常に悲しい存在です。登場時の千尋自身なのかもしれません。

この物語は、千尋が「自分自身とは何者か」と問いへの答えを探すための旅だと考えています。両親が醜い豚に見えたことも、思春期に入った精神状態を表していると考えます。自分自身に価値を求めることができず、常に不安におびえ、そして、社会に対しても拒否反応をしている状態でしょう。その後、働くことや他人との触れ合いにより、自分自身が他者にとって必要な存在であることを感じて始めていく千尋。最後は、ハクを救うための旅を終え、自分自身が誰にも代えがたい存在であることを自覚し、思春期を脱していきます。

こんなことを思い出しました。

前期中間考査、始まる

本日6月10日より6月13日まで前期中間考査が行われます。

先週は、多くの生徒が学校施錠時間ぎりぎりの19時まで、各教室・特別教室で試験勉強を行っていました。ほとんどのクラスで、仲間同士教え合いながら勉強を進める姿が見受けられました。時には、講義スタイルで、教わっている先生の口調をまねしながら、普段の授業と同じように黒板を使い、友人に教えている姿をみて、思わず聞き入ってしまうこともありました。

集中力がなく、勉強がはかどらない生徒にとって、学校は勉強をする最適の場所です。テレビ、ベッド、冷蔵庫等、誘惑するものが少ないからです。私も、高校時代は、自宅よりは、学校で勉強をしていたことを覚えています。学校で勉強をしているほとんどの時間は、数学を解いていました。友人と競い合いように解き合っていたことを今でも覚えています。解法できなければ、納得するまで友人と話し込みました。私たちの時代は、職員室へ行って、先生方に質問することは、ほとんどありませんでした。友人がいれば、どの教科でも、ほとんどの問題の答えを導き出すことができていましたからです。

学習は、一人ひとりの個人戦だと思いがちだが、私は集団戦だと思っています。特に、各考査でもそうだが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友はとても大きな存在です。私は、常に友を意識しながら、問題を解いていたように感じています。集中力のない私にとって、考査や受験を乗り越えられたのは、私に付き合ってくれた多くの友のおかげだと思っています。

県南地区高等学校音楽祭、開催

本日は、須賀川市文化センターで、令和元年度県南高等学校音楽祭が開催されました。

この音楽祭は、県南地区高等学校の音楽学習の発表の場として、半世紀以上の歴史を持つものです。そして、声楽、器楽、そして日本音楽など、部門の違う者同士が一堂に会して、親睦を深め合い、同時に、お互いの良さを感じ取りながら、それをそれぞれの高校に持ち帰り、今後の活動の向上につなげていく場だと思っています。

県南支部長としてあいさつをした際にも、そのことを重視し、自分たちとの共通点、相違点を感じ取り、それを自校に持ち帰ってよく話をしてくださいとお願いしました。

吹奏楽、器楽、合唱など、また、編成の大小など、いろいろな違いがありましたが、心にしみわたる、良い音楽を聴き、良い表現活動を見たと感じております。

各学校の音楽部関係の生徒の皆さん、大変ありがとうございました。

2つの進路のお話

昨日6、7校時、1学年では進路講演会、3学年では進路説明会が開催されました。

この2つの進路に関する話は、進路という同じ範疇の話ではありましたが、対照的な話でした。1年生の進路講演会は、今後の高校生活をどのように過ごすのかを、文理選択など進路というものさしで話された内容でした。言わば、高校の入り口部分のお話でした。3年生の進路説明会は、高校卒業後の進路に向け、今後の手続きなどについて保護者とともに説明を受けたものでした。提出書類の作成など、非常に実務的な部分を含むもので、ある種の緊張感を持つ内容のものでした。こちらは、高校での出口部分のお話と言えるでしょう。

3年生の生徒の顔を見ながら、そう言えば、2年前、この子たちも、あどけない顔で、文理選択、科目選択について悩んでいたことを思い出しました。時の流れというのは、とても速いものだと感じてしまう瞬間でした。

これから、3年生は自己の進路実現に向けた戦いへと突入していきます。最初の山場は、夏休みだと思っています。「夏を制する者は、受験を制す」です。しっかりと、地道に、そして最大限の学習をしていただきたいと思っています。

そして、1年生の皆さん、自分自身との対話のときがやってきました。『進路の手引き』にも書きましたが、進路を決めるとは、自己と対話し、自己を知ることだと思っています。自分がどのような人生を送りたいのかを真剣に考えてください。

6月の花

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の梨本涼夏さんの作品が正面玄関を飾っています。

今回の作品は、リアトリスの一種生けです。「正風体一種生」と紹介がありましたので、ネットで調べると、生け花の伝統的な型であることがわかりました。生け花については素人の私ですので、勝手に「佇まい」かなと想像しました。「佇まい」とは、立っている様子のこと、また、そのものからかもし出されている雰囲気を言います。しかし、私には「佇まい」は、ちょっと「様子」や「雰囲気」とは違った印象を持っています。そこにちょうど良くおさまっている感覚が、私の感じる「佇まい」です。勝手に、「正風体」とはそんなものなのかなと思っています。違っていたら、大変失礼いたします。今回の、梨本さんの作品も、そこにしっくりとおさまっている感じがします。感動です。

リアトリスは、夏の花として代表的なものです。日本には大正時代に伝わったようで、花がアザミに、そして葉がユリに似ていることからユリアザミの和名があるようです。花をみながら、季節を感じています。

 

 

初めての考査

前期中間考査まで1週間を切りました。令和になって、初めての考査となります。また、1年生にとっては、高校での初めての考査となります。

前期中間考査は、6月10日(月)から13日(木)まで実施されます。1年生のみなさん、中学校と違い、高校の考査は長期間のたたかいとなります。本校の考査は、どの考査も、4日間の日程で、遅くても4校時までで終了となります。計画的な学習をし、現在自分が持っている実力を十分に発揮していただきたいと感じています。

何事においても「はじまり」は大切なものです。最初の考査でうまくいけば、それが自信となり、その後の勉強もうまく進む可能性があります。1年生にとっては、3年間を左右する大事な考査かもしれませんので、しっかりと勉強をして欲しいと願っています。

また、3年生にとっては、3年間の評定が出る最初の考査です。評定は、今後の進路にとって、とても大事なものとなります。悔いの残さないように、1科目1科目、全力を込めて、最大の勉強をしてください。

最後になりますが、理数科目について、ひとつのアドバイスをおくりたいと思います。数学などで、授業中、先生の説明を聞いているときは「わかる」ものの、自宅に帰って復習をしようと思うと解けなくなることはありませんか。私は、高校時代、その経験をたくさんしました。この場合の「わかる」は、分かった感じがする位のものでしょう。理数科目は問題演習(実際に多くの問題を解くこと)が大切です。一定時間の演習量をこなすことによって、「わかる」が「解ける」とつながり、本当の意味での分かるになっていきます。時間がかかりますので、毎日、時間を決めて演習をすることを勧めます。また、理数科目を、自分一人でやりきるには、ちょっと大変かもしれません。教室を利用することをお勧めします。多くの卒業した先輩方は、考査前は、放課後、教室で勉強をしていました。友達に質問したり、友達も分からない場合は、うまく先生方を活用していたようです。

All's Well That Begins Well.

朝の10分を大切に

昨年も同じことを書いた記憶があります。時間の話です。時間をコントロールすることは、とても大切なことです。特に、朝の時間をコントルールすることはとても大切なことですが、なかなかコントールすることは難しいと思っています。しかし、難しいからと言って、できなくても良い、やらなくて良いという訳ではなく、強い意志を持って、管理することがとても大切なことだと思っています。

今週初めは、県下一斉の登校指導が各学校で行われていることだと思います。本校でも、本日と明日、生徒指導部の先生方だけでなく、PTAの協力も得て登校指導を実施します。毎年、朝早くから、ご協力いただいているPTAの方々にはとても感謝しております。

昨年は、5月に入って、自転車被害事故が6件起きました。ほとんどの事故が、登校中に、側道から出てきた自動車と接触したもので、事故としては軽微なものでした。その接触事故の原因は、もしかしたら、遅刻しないように急いでいて、車の動きが目に入らなかったからかもしれません。事故は命にかかわる問題です。今回は、軽微であったとしても、次もそうだとは限りません。余裕を持った登校をすること、そのために、10分程度の時間をコントロールすることが大切だと思っています。10分の余裕が、十分な余裕につながっていくのです。

今年は、朝の時間をより一層強い意志で管理させるために、いろいろな取り組みをしております。まず、今年度は、朝の時間の意識させるために、登校時間を少し早めました。そして、年度当初の生徒指導部による登校指導、それと並行して、4月から5月にかけて、生徒会役員が朝のあいさつ運動を実施してくれました。5月中旬からは通学危険箇所の交通指導が実施し、そして、今週のPTA・生徒指導部合同登校指導となっております。この取り組みの効果かどうかは判断しかねますが、着実に自転車事故は減っています。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。しかし、過ぎた時間は決して返ってくることは決してありません。時間をどのように使うのかを考えることは、自己を磨くことだと考えています。生徒の皆さん、少し時間について考えてみましょう。

ソフトテニス女子、快進撃

本日6月1日、平庭球場で、ソフトテニス競技男女団体戦が始まりました。

男子は、只見高校と対戦し、3-0で勝利、1回戦は突破しました。

2回戦は、男子は、第2シードの学校法人石川高校との対戦、0-3での完敗でした。しかし、多くのものを学ぶ機会となりました。女子は、2回戦からの登場です。相馬高校との試合は、2時間以上に及ぶ大接戦となりましたが、2-1と勝利しました。勢いに乗った女子は、3回戦須賀川桐陽戦も、2-1で勝利し、明日は、白河旭高校とベスト4をかけた試合となります。

作っていくもの

国際部からの紹介がありましたが、昨日、国際理解講座が開催されました。

今年の国際部の学校共通テーマは「共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~」です。昨日の国際理解講演会での校長あいさつでは、この学校共通テーマについてお話をしました。

学校共通テーマが明確に生徒に示されたのは実は最近のことです。以前は、貧困や差別などの国際的課題の理解促進に努めていたものの、「共通テーマ」という存在はありませんでした。2016年よりSDGsに基づく探究活動が始まり、2017年より探究のための学校共通テーマを決めるようになりました。2017年は「水との共存」、2018年は「多様性との共存」でした。「水との共存」では、「水」を自然の象徴として捉え、自然環境の保全について学校全体で考えました。そのときから猪苗代湖清掃が始まり、今年の4月は40名を超える生徒が参加するようになりました。2018年には、一つの挑戦ではありましたがLGBTに関する講演会を実施しました。すぐに生徒が反応し、レインボーグッズの作成・配布へつなげてくれました。

何度も述べてはいますが、知識を得るだけでは、その知識は死んだものとなってしまいます。得た知識を、いかに社会に還元するかが大事です。そのために、課題を持った者同士が意見を交わし、考えを深め、そして行動する必要があるのです。あさか開成高校が、今後「作っていくもの」とは、そのような考えを持った人材であります。

合理的なもの、効率的なもののすべてがいけないとは思っていません。しかし、人間の生活を便利にするために作られたプラスティックが、いま、いろいろな動物を苦しめています。そして、人間の健康そのものへ直接的な影響を与え始めています。講演内でも、「プラスティックが便利なのは丈夫だからです。そして、プラスティックが恐ろしいのは丈夫だからです」という言葉がありました。合理的、効率的な生き方を求められる現代に、その考え方をもう一度問い直せる人間が必要なのです。そして、そのことを大きな声で伝える人間が必要なのです。

本校が育てたいと思っている人材は、そのような「バカ正直な」人間です。

最後になりましたが、多数の保護者の皆さまにも、講演会に参加していただきました。大変、ありがとうございました。

 

本日よりインターハイ県大会後半戦

本日より、バドミントン競技を皮切りに、インターハイ県大会の後半戦が始まりました。

バドミントン競技は、白河中央体育館で、本日は団体戦、明日・明後日は個人戦(シングル・ダブルス)となっています。

6月1日(土)以降は、以下のとおりとなっています。

○ソフトテニス 平庭球場 6月1日 個人戦 6月2・3日 団体戦

○剣道 郡山市総合体育館 6月1日 団体戦1回戦、個人戦1回戦 6月2日 団体戦・個人戦

○サッカー部(女子) 広野サッカー場 6月1日 13:00 1回戦(対磐城桜が丘)

                   6月2日 11:00 決勝

○卓球 福島市国体記念館 6月1日 団体戦 6月2・3日 個人戦

3年生の中には、この試合を高校最後の試合と決めている人も多いと思います。一秒でも長く、試合を楽しんできてください。

がんばれ、あさか開成生!

5月の花、第3弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の阿部咲楽さんの作品が正面玄関を飾っています。

生けられたときには咲いていなかったスカシユリが鮮やかな黄色の花を咲かせ、真っ赤なグラジオラスの花も次々と咲き始めました。この作品が飾られた水曜日とは、趣が大きく変わってきました。とても、鮮やかさを感じる作品となってきました。

ユリ、グラジオラスのどちらも、夏を感じる花です。先週末より、季節外れの気温の高さもあり、すっかり夏気分となってきました。

さて、グラジオラスと言えば、その名前の由来が、ローマ時代の短剣グラディウスにちなんで名付けられたことを知っているでしょうか。葉の形が、グラディウスに似ていることから付けられたそうです。

ローマの兵士は、ギリシアの重装歩兵に学び、丸盾と槍で隊列を組んで戦う戦法をとっていました。しかし、山岳民族との戦いの時に、隊列が崩れてしまうという弱点を補うために、短剣であるグラディウスを使用するようになったようです。また、グラディエーター(剣闘士)の語源も、このグラディウスから来ています。

令和最初のPTA役員会・合同委員会

本日5月28日、令和元年度第1回PTA役員会・合同委員会が開催されました。

まず、各学年の委員会ごとに、そして次に、健全育成・調査広報・進路対策の各専門委員会ごとに集まり、自己紹介、委員長・副委員長の選出、今年度の活動計画について、話し合われました。

それぞれの学年委員会・専門委員会とも、話し合いがスムースに進み、各委員長より今年度の活動計画が発表されました。

これより、本格的なPTA活動が始まります。特に、今年は公開文化祭である「凜優祭」が8月25日(日)に行われます。PTA役員の皆さんも、とても楽しみにしているようです。いろいろなアイデアを出しながら、生徒たちに負けない出し物にしていきましょう。

PTA役員の皆さん、本日は、お忙しい中、ご出席していただき、ありがとうございました。

今後とも、よろしくお願いします。

 

女子バレー部、夢を後輩へ

本日、インターハイ県大会バレーボール競技は最終日となり、準決勝、決勝、代表決定戦が行われました。

結果は、準決勝で第1シードの郡山女子大附属高校に敗れ、代表決定戦に回ることになり、代表決定戦では、聖光学院高校とフルセットに持ち込みながら、最後の1点が遠かった試合となったようです。

帰ってきた生徒たちには、最大限の感謝の言葉を贈りました。

勝負をする以上、栄冠と感動を味わわせてやりたいと思いますが、頂点に立つことができるのは1チームのみで、多くのチームや選手はそれを味わうことはできないのも事実です。生徒たちには、目に見えない栄冠を贈りたいと思います。

女子バレー部、ベスト4進出

気温も暑いですが、インターハイ県大会も熱戦が続いています。

バレーボール競技ですが、昨日は福島南高校と2回戦を戦い、2-0で勝利し、ベスト16へ進出しました。昨年度は、地区大会で上位の成績を残しながらも、なかなか勝てなかったのが県大会でした。実力はありながらも、どうしても気持ちが先に行ってしまったのかもしれません。今年の卒業生も、この試合の応援に来ていました。自分たちができなったことを、後輩に託し、必死の応援をしてくれました。私も、最後の1点を決めるまでは、ドキドキしていました。まずは1勝、悪いジンクスを取り払うことができました。

本日は、ベスト8をかけて磐城第一高校と戦い、接戦を制し、ベスト8に進出を決めた。そして、原町高校とベスト4をかけた試合です。両者とも一歩も引かない試合となりました。勝利を決めた瞬間は、涙が出そうになりました。自分を信じ、仲間を信じた結果です。

明日は、郡山女子大附属高校と決勝をかけた試合となります。頑張れ、女子バレー部。

最後になりますが、応援においでいただいた保護者の皆さま、そして卒業生の皆さん、大変ありがとうございました。

インターハイ県大会、始まる

本日5月24日、陸上競技を皮切りにインターハイの県大会が始まりました。

陸上競技は、郡山ヒロセ開成山陸上競技場を会場として、27日(月)までの日程で競技が行われています。本校関連では、本日は、4×100mRの予選と準決勝が行われます。予選はもうすでに終了しており、組3着で、16時35分から実施される準決勝に進むことができました。明日は、100mや走り幅跳びにも本校生徒が出場します。暑さに負けず、頑張ってほしいものです。

また、明日からは、バレーボール競技も始まります。明日は、福島南高校で、2回戦からの出場で福島南高校と福島商業高校の勝者と対戦することになっています。15時過ぎ頃になる予定です。

 

学校保健会県南支部総会、開催

本日5月22日(水)、昨年同様、本校を会場として、福島県学校保健会県南支部保健主事部会総会及び研究協議会が開催されました。今年は、県教育委員会健康教育課の軽部英敏指導主事に「保健主事の役割」という講演もいただきました。

学校保健会は、学校保健の向上発展を目的として設立されたものです。学習指導や進路指導もとても大切なものですが、それを支えているのは生徒指導であり、健康指導であると思っています。子どもたちが安心して健やかに育っていくためには、学習の場であり、生活の場でもある学校が、常に健康の維持増進に努め、安全・安心に過ごせる場でなければならないと思っています。

軽部指導主事からも指摘がありましたが、現在本県では、原子力災害以後、運動習慣の低下、子供の肥満が大きな問題となっています。これらの問題を解決するためには、単に知識を獲得させるだけではなく、どのように意識させ、行動させるかが大きな鍵となってくると思います。そのためにも、学校に所属する全教職が意識を持ち、保護者、地域と課題を共有し、チームとして動くことが大切になります。本校においても、学校保健委員会やPTA役員会で協議を重ね、自動販売機の飲料水の内容を糖分の少ないものへと変えました。また、保護者を加えた栄養教室も開催しております。

課題がすぐに解決するわけではないですが、考え、ともに行動することはとても大切なことだと感じています。

5月の花、第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の諏訪良輔くんの作品が正面玄関を飾っています。

生け花は、生けた人の気持ちが表れると言われます。直線的に天に伸びようとしている太井が、自らの限界を破ろうとしている強い意志を感じさせます。谷の渡りも同様に、存在感を持ち、力強さを感じさせます。本来、花が主役となるところですが、太井や谷の渡りの枝や葉が主役となっているではないかと感じてしまう作品です。カーネーションやカーベラも、とてもかわいいですが。生け花とは、とっても奥が深いものですね。

さて、カーネーションといえば、母の日に贈る花として、古くから親しまれているものです。

母の日を調べてみると、その起源には諸説あるようですが、アメリカのフィラデルフィアに住む少女アンナ・ジャービスが母の追悼式(5月の第二日曜日)にカーネーションを捧げたことが始まりだと言われています。これがアメリカ全土に広まり、1914年には当時の大統領ウィルソンが、5月の第二日曜日を「母の日」と制定し、国民の祝日となったようです。また、アンナが白いカーネーションを祭壇に飾ったことから、母が健在であれば赤いカーネーションを贈り、亡くなっていれば白いカーネーションを胸に飾るようになったと言われています。

面接週間、始まる

先週末、教務と進路による履修指導が終わり、本日より31日まで面接週間に入ります。

1、2年生の面接では、主に履修指導後の科目選択が各自の進路希望と対応できているかについて、担任と話し合いをします。3年生については、進路希望について確認をし、具体的な進路先についても挙げてもらいます。今後、三者面談もありますので、その準備的な意味合いも兼ねています。

面接週間の期間、面接の時間を確保するために40分短縮授業となっています。この期間、お子様が通常より早く帰宅することもありますが、よろしくお願いします。

 

なお、今週末より、インターハイ県大会も始まります。県大会出場競技及び県大会日程・場所は次のとおりです。今までの練習の成果を十二分に発揮して、悔いのない戦いをしてきて欲しいと願っています。

 

今週末

 陸上競技部   5月24日(金)~27日(月) 開成山陸上競技場

 バレーボール部 5月25日(土)~27日(月) 福島南高(25日)、

                         福島市国体記念体育館(26日以降)

来週末

 バドミントン部 5月30日(木)~1日(土)  白河市中央体育館

 サッカー部女子 5月31日(金)~2日(日)  広野町サッカー場

 ソフトテニス部 6月1日(土)~3日(月)   平テニスコート

 卓球部     6月1日(土)~3日(月)   福島市国体記念体育館

 剣道部     6月1日(土)~3日(月)   郡山総合体育館

保育所実習

本日5月17日(金)、3年生の家庭科の「子供の発達と保育」選択者33名が2班に分かれ、家庭科の目時教諭の引率のもと、1校時目と4校時目に、保育体験ために桃見台保育所へ実習授業に行ってきました。

この実習授業は、桃見台保育所との連携のもと、本校では毎年実施しているものです。昨年度より、保育についての理解をより深めるために、春、夏休み、そして冬と、年3回の実習を行うことになりました。

本日は、オリエンテーション的な実習で、1時間という短い時間の中で、所長より保育についての講話を受け、施設を見学した後、直接子供たちと触れ合いました。本当に短い時間でしたが、生徒たちは積極的に園児たちとの触れ合い、楽しんでいました。夏休みは1日実習となりますので、食事、教材作り、保護者とのやりとり等、保育所の1日をしっかり見てくることができると思います。

参加者の中には、保育士、幼児教育または福祉関係を目指している者もおり、この体験授業をとおして、自分の進路についてより考えを深めることを期待します。

最後に、生徒を受け入れてくださった桃見台保育所の所長を始め、職員の皆様に、改めて感謝を申し上げます。