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私たちにできること~沖縄戦の記憶・絵パネル展~が行われました。

 11月6日に国際交流・理解発表会があることから、11月を「平和月間」とし、過去の戦争の記憶を学ぶことで平和を考える期間としています。今年度は沖縄平和祈念資料館さんより、「沖縄戦」を伝える絵パネル18枚と写真パネル2枚をお借りして展示しました。地上戦が行われた沖縄戦では、県民の4人に一人が亡くなったと言われ、米軍により「ありったけの地獄を集めた戦い」と例えられる程の悲惨なものでした。お一人お一人が体験された記憶を目の当たりにすることで、戦争が人々にもたらす悲劇と残酷さを十分に理解すると共に、亡くなった方々への追悼の念を忘れずに語りついていくことの大切さを改めて感じることができました。

以下は生徒の感想です。                                      

 私は「語り継ぐ」という行動は本当に重要なことだと思います。実際に現実に起きた残酷で悲惨な実態を、今生きている人が皆よく理解し、生まれてくる未来の人々に語り継いでいかなければならないと思うからです。なぜなら、決して忘れてはならない事が過去に起きているからです。絶対に無知・無関心であってはならないと思います。こうして今平和に生きていられるのも昔の人たちのおかげであり、命を犠牲にしてまでも戦った人たちがいたということに、感謝をするべきです。そして語り継いでいくことによって多くの人が命の尊さを知り、生かされているということに責任を持つと思います(2年)

  どの絵も「命の価値」について考えさせるものだと感じ、「戦争は酷く残酷だが、決して目を背けてはいけない」、そんなことを教えてくれるような絵でした。また、戦争の恐ろしさを忘れてしまうと、同じことの繰り返しになると思いました。沖縄戦で亡くなった人々の死を、絶対に忘れてはいけないと私は強く感じ、日々こうして平穏な一日を過ごしていることのありがたさも感謝しなければいけないと感じました。(3年)

残された手記を読む生徒たち追悼の念が薄れた時から“風化”が始まる