あさか開成 校長雑感

今年度後半の高校説明会、始まる

昨日は大槻中学校で、本日は富田中学校で高校説明会が実施され、本校の概況説明を行ってきた。これを皮切りに、今年度後半の中学校主催の高校説明会が各中学校で開催されることになる。

以前にも書いたが、高校説明会は、年々、1学期(6月~7月)での開催が増えてきている。中体連終了後の切り替えをスムースに行って学習を軌道にのせ、高校説明会を経て1日体験入学で志望校に関する考えを深めさせるということだろう。しかし、この後半の開催にも大きな意味がある。夏休み中の1日体験入学で得た情報を整理して、再度志願する高等学校の説明を聞く機会を設け、志望校を確定へと導いていくことである。中学校でも、「受験」という文字がはっきりと見える時期になってきたことは確かである。

本校の概要説明の内容は前半と大きく変わることは変わることないが、前半と比べると、中学生がより集中して話を着ているような感じがする。やはり、「受験」という文字が見え始めたのであろう。中には、身を乗り出して聞く中学生もおり、こちら側も話に熱が入ってくる。そのため、与えられた時間の20分を多少オーバーしまう結果となってしまった。

中学校主催の高校説明会は10月末まで続いていく。そして、11月始めには高校側主催の郡山地区高校合同説明会が実施され、今年度の説明会は終了となる。

最後に、「受験」は身につけた学問を競うことではあるが、本来、学問を身につけることは、他人との戦いではなく自分自身との戦いである。自分自身を鍛えるため、自信を持てることを実践していく。最初は小さな目標でもいい。それをクリアすることを繰り返すことによって自信が芽生えてくる。多くの知識を身につけることで人間として成長し、これから歩む人生が豊かで楽しいものになってくる。中学生や高校生の柔軟な思考ができる時期だからこそ、単に点数のみを追い求めるではなく、学問本来の楽しさ味わって欲しいものである。