あさか開成 校長雑感

2018年10月の記事一覧

支援学校との交流、盛況のうちに終える

郡山支援学校との交流活動が、27日(土)の公開文化祭「四つ葉祭」でのグランドフィナーレで盛況のうちに終了しました。

27日の公開文化祭には、本校より15名の生徒がボランティアとして参加し、生徒の活動の介助をしました。そして、最後のグランドフィナーレでは、25日同様、本校よさこい部の生徒と支援学校の生徒が、一緒に踊りを楽しみ一体感を味わいました。本校の生徒も支援学校の生徒も、1つのことを成し遂げた達成感を感じたのではないかと思っております。

本校は、多様な人々と結びつき、それぞれの良さを認め合い、ともに豊かな社会づくりをするために協力し合えるような人間性を育むことを大きな目標としています。中学校での高校説明会では、中学生に「何のために学ぶのですか」という問いかけをしています。学ぶことの本質は、テストで良い点数をとることではありません。社会や他者に対する理解を深め、学びを豊かな社会やよりよい生き方に結びつけ、行動することに意義があります。例年、オーストラリア研修や台湾への修学旅行を実施しているのは、単に語学力を向上させるためだけではありません。異文化を感じ取り、自己と他者の違いについて考える機会を設けるためでもあります。そして、共生社会実現のために、どのような行動をすればよいのかを考えて欲しいのです。ボランティアを推奨しているのはそのためでもあります。

郡山支援学校とは、今年度だけでなく次年度以降もいろいろな形で交流活動を行いたいと考えています。郡山支援学校の郷家校長先生及び教職員のみなさん、そして生徒のみなさん、今回の交流活動、ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。

 

10月の終わりの花

10月の終わりの花は、昨日も紹介した異地区間交流で本校に来ている留学生のトムくんとプーくんの作品です。

2人の作品とも、使っている花材は一緒で、白く縁取られた濃いピンク色のカーネーションと淡いブルーのアゲラタムを、クリスマスでよく使われる銀香梅とモンステラで囲み、サンゴ水木で高さを出した作品です。トムくんとプーくんの違いは、モンステラの使い方です。トムくんは、高さのあるモンステラを使い、より力強さを出しています。プーくんは、カーネーションのバックとしてモンステラを使用し、カーネーションの色合いを強調しています。2人の作品とも立派です。

10月の終わりは、留学生に感謝です。

 

本日より異地区間交流プログラム開始

本日より、異地区間交流プログラムとして愛知県の高校に通っている外国人留学生を2名受け入れることになりました。

異地区間交流プログラムとは、長期・半期留学生として日本に来ている外国人留学生に対して、1週間程度他地区での生活を経験させることにより日本への理解の深化と交流の促進は図る目的で実施されているものです。本校在籍のソンくん、ヒメナさんは10月20日より1週間、京都の橘高校へ行き、交流活動を行ってきました。本校に来た留学生は、フランス人のトムくんとタイ人のプーくんです。

2人は2学年に配置されました。2年生の皆さん、積極的に2人と交流をしてみましょう。

 

家庭科で栄養講座「日本の食文化を知ろう」実施

本日は、3年生で実施している家庭科の講座である「食文化」と「生活福祉」の生徒26名を対象として、栄養講座「日本の食文化を知ろう」が開催されました。講師は、船引小学校の栄養教諭志賀敦子先生です。

まず、志賀先生より、和食についての基礎知識を学びました。私が、特に関心を持ったことは、和食は日本の伝統行事と関連が深いということでした。おせち料理、柏餅・ちまき、土用の丑の日のウナギ、冬至カボチャ、年越しそば等、食が生活の一部として息づいております。また、四季という季節を持ち合わせる日本だからこそ、食と伝統行事、季節が合わさり、移りゆく時の流れをあじわう文化ができたと感じました。世界的に人気になっている和食。しかし、和食だけを考えるのではなく、食と伝統行事を組み合わせて考えて、季節の行事を楽しみながら、これらを後世に残すようにしたいものです。最後に、生徒の皆さん、朝食はしっかりと食べるようにしてください。

その後、生徒たちは郷土料理作りへ挑戦しました。挑戦した郷土料理は、「こづゆ」と「キャベツ餅」です。

志賀先生、大変ありがとうございました。

郡山支援学校と交流活動

本日、本校のよさこい部1年生23名が、郡山支援学校の校内文化祭「四つ葉祭」フィナーレに招待され、支援学校の生徒と一緒によさこいを踊ってきました。支援学校の生徒も、リズムに乗りながら、身体を動かし、よさこいを楽しみました。

この交流活動は、郡山支援学校より、校内文化祭において本校と郡山支援学校で一緒に活動できるものはないかと相談を受け実現したものです。全員で身体を動かすことが一番良いだろうと言うことで、よさこい部に依頼し、一緒に練習を繰り返してきました。

よさこい部は、27日(土)にも郡山支援学校の公開文化祭のフィナーレでも、支援学校の生徒と一緒によさこいを踊ってくる予定です。

よさこい部に感謝です。

修学旅行最終日(10月22日)

楽しいことはすぐに過ぎてしまうものです。修学旅行も最終日となってしまいました。

本日の起床は、午前4時30分。昨日の班長会議では、明日は出国手続き、搭乗手続きで時間に余裕がないため、本日中に荷物の整理を済ませ余裕を持って行動ができように、班長は全力を挙げて班全体をまとめて欲しいとお願いしました。さすが2学年。真の実力発揮。本日の朝の集合は5分前の午前5時45分には全員が集合。班長さんご苦労様でした。

桃園国際空港で、4日間お世話になったガイドさんとお別れ。1つ1つの行動が、修学旅行の終わりを感じさせます。出国手続き、搭乗手続きも無事終え、ほぼ定刻どおり台湾を出発。生徒は、疲れてのピーク、ほとんどの生徒が機内では熟睡状態。

午後1時20分、成田空港到着。入国手続き、両替を終え、いざ郡山へ。バスの中では、台湾の思い出を話す生徒、まだまだ熟睡継続中の生徒、それぞれです。午後6時30分、予定より30分早く、郡山駅東口到着。クラス毎に解散し、すべての修学旅行の行程が終了しました。

2年生の皆さん、非常に思い出に残る、楽しい修学旅行でした。ありがとう。

 

修学旅行4日目(10月21日)

台湾東部の宜蘭県で台湾鉄道の特急列車が脱線したそうですが、本校の修学旅行とは関係がありませんので、保護者の皆さま、ご安心ください。本日も無事4日目の全行程を終えました。

修学旅行も早いもので、明日のみとなってきました。明日は、帰国関係の行程ですので、本日が台湾での最後の宿泊となります。

本日は、クラス別の体験授業、フィールドワークの日。それぞれのクラスが、自分たちのやりたいこと、見たいところを選択し、行動することになります。本日の朝の天気は快晴。朝の気温は22度、過ごしやすい気温で、昼には28度まで上昇しました。やっと台湾らしい気候となりました。

6時45分、朝食が開始。そろそろ疲れが溜まってきたみたいで、ぐったりしている生徒が見受けられるようになってきました。体がだるそうな生徒には声を掛け、体調を確認します。

本日は4組に同行しました。午前中は「金品茶楼」へ。2組、5組とともに小籠包づくりを体験しました。ちなみに、1組、3組は、パイナップルケーキ作りです。小籠包づくりは、最初に説明を聞き、はじめての小籠包づくりに臨みました。生徒たちも、楽しそうに作成していました。出来上がりは、個人によって多少の差はありますが、以外に上手なのには驚きました。最後に、作ったものを試食。大変おいしくいただくことができました。

昼食は、「打狗覇」へ。鍋料理を堪能しました。お並びが出るほどの人気店です。鍋料理は流行っている訳ですから、季節的には冬なのでしょうが、私たちは半袖で過ごしています。

昼食後、4組はバスで約1時間。台湾の北にある基隆(キールン)付近の野柳地質公園までの移動です。野柳公園は2日目に来た九份よりも北に位置します。野柳公園は、海岸に突出した細長い岬で、1000万年におよぶ地殻運動、海蝕、風蝕の影響を受けて、奇怪な岩石が奇抜な海岸景観を展開しています。キノコ岩とも言われる蕈状石が野柳の中でもっとも多く目を引きますが、これは岩層の割れ目が海水の浸蝕を受けて、長い時間をかけて流れ出していき、砂岩の中の硬い部分だけが次第に露出していったものです。生徒たちには好評で、あっという間に1時間が過ぎ、すべてを見て回ることは困難でした。

その後、和平島公園へ行く予定でしたが、道が渋滞し、急遽予定変更。基隆港が見渡せる中山公園で基隆の夕日を楽しみました。

ちなみに、1組、5組は烏来観光。秘境烏来は、山紫水明の景勝地で、台湾原住民タイヤル族の住む場所でもあります。タイヤル族の舞踊を鑑賞しました。2組、3組は、台北市立動物園へ。パンダなどを見て回りました。

本日の夕食は、「聚馥園」へ。北京ダックがとてもおいしかったです。

ホテルへ帰着後、班長会議で、明日の帰国関係の確認をしました。

修学旅行3日目(10月20日)

本日の朝の天気は曇り。気温は、ちょっと肌寒さを感じます。

昨日と同様、朝5時30分、バスケ部とバレー部は朝練のため、ロビー集合。小手森先生が引率のもと近くの台北アリーナまで移動、朝練を行いました。

6時45分、昨日同様、朝食が始まりました。生徒は、まだまだ元気いっぱい。ちょっと眠そうにしている生徒には声を掛け、体調を聞いてみる。大丈夫そうでした。

本日は、午前中は国立故宮博物院見学です。故宮博物院に移動途中、晴れ間も見え始めてきました。午後のB&Sまでには天気が良くなりそうな予感がします。

故宮博物院といえば、台湾に来たら欠かせない観光スポット。歴史に翻弄されたお宝の数々が並ぶ世界一の中国美術工芸コレクションとして名高いここ故宮博物院は、フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並んで世界四大博物館の1つにも数えられています。故宮博物院には、およそ70万点近くの収蔵品があると言われていますが、常時展示している品は、6000~8000点。特に有名な宝物数百点を除いては、3~6カ月おきに、展示品を入れ替えているため、すべてを見て回るには、10年以上はかかると言われています。創設80周年となる2007年2月に、大リニューアルを行った故宮博物院、さらに2011年2月にはまた新しく生まれ変わりました。年間の入場者数は500万人。本日も、日本、中国、韓国からの観光客で込み合いました。生徒からは、人しか見えなかったとの感想も。

故宮博物院を出発し、11時に台北駅に到着。これより、現地学生との交流活動、B&Sプログラムが始まります。各班自己紹介の後、ブリーフィング(ルート確認)。終わった班から出発。B&Sプログラムとは、現地の大学生と生徒が食事や観光を一緒に行動することで、意見の交換や考え方など文化の違いを直接感じ取るためのプログラムである。現地の学生ならでは情報を得ることができまます。午後6時過ぎ、早い班から、集合場所である台北駅へ、現地学生と帰着。帰着後も、現地学生とは本日の思い出ばなし。しかし、別れの時が。泣き出してしまう生徒もいて、本日のB&Sが成功裏に終わったことが判明しました。

本日の夕食は、「大戈壁」へ。食事はモンゴリアンバーベキューで、それぞれが好きなものを取ってくるバイキング形式です。本日の食事も、おいしくいただきました。

修学旅行2日目(10月19日)

本日の天気は雨。寒くはないが、暑くもない気温。懸命の祈りが少しは届いたようで、小雨程度で市内観光にはそれほど支障がないほどでした。朝5時30分、バスケ部とバレー部は朝練のため、ロビー集合。小手森先生が引率のもと近くの台北アリーナまで移動、朝練を行いました。

台湾は、日本を少し前の日本を見ているよう。色とりどりの看板が町を覆い尽くしている。ビルの脇、歩道にはあふれ出したオートバイ。表通りは高層ビルが立ち並ぶが、一歩わき道に入るとアジアの匂い、生きているという生活臭がただよってくる。非常に懐かしい感じがします。

6時30分、17階の朝食会場へ。これから最終日まで、ビュッフェ形式の朝食。混雑を嫌ったのか、すでに取り分けている生徒もおり、朝食開始の6時45分にはほぼ全員の生徒が朝食会場へ。朝食は生徒には好評でした。

8時15分、1階ロビーに集合。1組より順次バスに乗り、移動。本日は、台湾市内の観光となる。

まず訪れたのは、忠烈祠。荘厳な入口でまず見えるのが、この入口に立っている衛兵たち。指先もピクリとも動かさずまっすぐに立っています。人形?それとも人間?と思ったほど。それを時間ごとに交代していくのが、ここのメインイベントである衛兵交代です。雨の中ではありましたが、9時の交代をじっくりと見ることができました。

次に、訪れたのは龍山寺。創建約270年の台北で最も歴史のあるお寺で、凝った装飾が施された建築物は一見の価値あり。日本のお寺と比べると少し派手な印象を受けます。このお寺は、願い事をすれば、すべてのご利益があるとして、地元の人からも厚い信頼を受けているようです。

そして本日午前中の最後が、中正紀念堂。雨ならば記念撮影は中止と考えていましたが、奇跡的に雨も止み、無事記念撮影をすることができました。中正紀念堂の「中正」とは中華民国初代総統であった蒋介石の本名(=蒋中正)を指します。中正紀念堂は、1975年4月5日に亡くなった蒋介石に対する哀悼の意を込めて建てられた建物です。

昼食は、「六福客棧」へ。昨日の夕食よりも、口に合った生徒が多いようでした。

午後は、九份へ。台北より1時間強の時間をかけ、九份に到着したころには、また雨が強くなってきました。九份は、日本では宮崎駿監督が映画「千と千尋の神隠し」の着想を得たという噂が広まって、日本人観光客、そしてアニメファンの外国人に人気が高まっているところです。私は侯孝賢監督の映画「悲情城市」の舞台となったところとして知っていました。生徒たちは、雨の中、狭い階段を阿妹茶楼を目指して上り続けました。

夕食は、「康華大飯店」。私が、2日間の中で、一番おいしく感じたのがここの中華でした。

夕食後、士林夜市へ。台湾の夜の文化として外して語ることができないのが夜市。その中でも代表的な夜市が士林夜市で、ガイドブックに必ず載るスポットで、観光客にもとても人気の場所です。本日も多くの人でにぎわっていました。午後7時20分から午後8時40まで、生徒たちは台湾の夜市を楽しんだようです。

修学旅行1日目(10月18日)

午前6時45分、東北線が少し遅れたようですが、生徒たちは時間どおりに郡山駅に集合しました。クラス毎にバスに乗り、点呼も終了。午前7時、郡山駅を予定どおり出発し、成田空港へ。

バスの中では、生徒たちはちょっと興奮気味。これからの修学旅行を想像して、胸を膨らませているようです。中郷サービスエリアと友部サービスエリアでトイレ休憩をとり、成田空港には予定よりも早い午前11時30分に到着しました。バスからスーツケースを取り出し、いざ成田空港内へ。第2ターミナルへ移動し、出国手続きを待ちます。

午後1時前に、生徒全員が無事出国手続きを終え、待合所で休憩。午後2時に搭乗を開始し、予定どおり、午後2時30分にチャイナエアライン(中華航空)で成田空港を出発しました。機内では、機内食を食べた後、ちょっと仮眠タイム。頑張って2本立ての映画を観たという生徒もおりました。

台北桃園国際空港に到着したのは、午後5時30分(日本時間では午後6時30分)。日本と台湾の時差は1時間。4時間のフライトだったことになります。海外にしては、最適の飛行時間かもしれません。現地の気温は、20度越え。ちょっと暑く感じます。天気は曇り。明日の天気予報は雨と出ていますのが、晴れることを祈りましょう。

午後7時に台北桃園国際空港出発後、空港近くの中華料理店「城市商旅空港館」で台湾料理を食しました。本格的な台湾料理、口に合った生徒、合わなかった生徒、さまざまな生徒がいました。

午後9時40分、1時間遅れで、今回の修学旅行の宿泊場所である台北フラートンホテルイーストに到着。班長会議で、本日の夜の過ごし方、明日の朝食のとり方などの確認があり、本日の行程がすべて終了しました。

生徒たちは、5分前集合を守り、自覚を持った行動をしていたと感じています。長い1日だったので、十分睡眠をとり、明日も楽しい旅行を送りたいものです。

 

修学旅行結団式、終了

本日、修学旅行結団式が行われました。

あいさつの中で、私より生徒へ1つだけお願いしました。それは、人の話を聴いてくださいということです。旅行先では、教室や体育館での集会などと違い、雑踏、そして十分に場所がない中で、200名の生徒に注意・指示事項を伝えなければならないときが多々あります。見学後の集合時間、集合場所が分からなければ、多くの人に迷惑をかけてしまう危険性があります。各見学・行動の前に、添乗員や先生方より注意・指示があるので、それを聞き逃さないで欲しいということをお願いをしました。

そして結団式の最後、修学旅行委員長の2年1組の遠藤輝人くんからは、「海外の修学旅行でもあるので、それぞれが気を引き締めながら、事故のないように生活します。一人ひとりが高校時代の最高の思い出を作るともに、学習の場として意識も忘れず、充実した修学旅行を送ってきます」との言葉がありました。

安全面に十分注意をして、生徒全員が思い出に残るような充実した修学旅行となるように努めてまいります。なお、修学旅行の様子については、メール、ホームページで随時発信していきたいと考えています。

10月の花

 

授業「日本の伝統文化」の3年生の関あずなさんの作品が、正面玄関を飾っています。

優雅なピンクのトルコキキョウと凛とした青紫のリンドウの組み合わせがとても映える作品となっています。また、トルコキキョウとリンドウを囲うようにフェイジョアとハランが緑を添え、全体を引き締めています。

トルコキキョウは、現在、結婚式のブーケやフラワーアレジメントによく利用されている花です。その理由は花言葉にあるようで、すっとまっすぐに伸びた茎とドレスのスカートのように広がる花びらの様子から「優美」「すがすがしい美しさ」といった花言葉がついているようです。そして、今回使われているような八重咲きのかわいらしいフリル系品種が現在は増えているようです。

リンドウは秋の山野草の代表的なものです。青紫色の5裂した筒状の花がとても特徴的な花でもあります。

今月も生徒に感謝です。

修学旅行、近づく

今週の木曜日、10月18日(木)より22日(月)まで、2年生は台湾への修学旅行となります。

長らく続いていたシンガポールへの修学旅行に一端区切りを付け、今年度より台湾への修学旅行となりました。本校の修学旅行の大きな目的は、異文化理解や国際理解教育を具現化することにあります。シンガポールでも、台湾でも、その大きな目的には変更がありません。そのため、シンガポール時の修学旅行と同じように、交流活動であるB&Sプログラムが設定されています。B&Sプログラムは、現地の学生(Brothers & Sisters)と一緒に市内散策を行う班別自由行動研修プログラムです。半日と少し短い時間ではありますが、現地の学生と交流する中で、現地人だからこそ行ける場所を訪ねるなど、その国の歴史・文化・習慣に触れる貴重な機会となります。そして、交流活動をとおして、自分と違う価値観を持つ他者と人間関係を構築していく際のヒントを得ることを大きな目的としております。

生徒たちが、今回の修学旅行をとおして、何をみて、何を感じ取ってくるのかが楽しみです。

芸術の秋、本日は芸術鑑賞教室

本日は、心待ちにしていた3年に一度の芸術鑑賞教室の日です。

地雷撤去に関する演劇を鑑賞できると言うことで、国際科学科である本校に相応しい内容であると、昨年からワクワクした気持ちで本日を待っておりました。 

この芸術鑑賞会の目的は、「生徒の皆さんに、芸術に親しみ、触れる機会を提供することにより、感性や教養、興味を深め、豊かな心の教育を推進する」ことです。この「芸術に親しみ、触れる機会」とは、「生の体験」することだと思っています。現在、ビデオ、ネットをとおして、あるゆるものに触れることが簡単な時代になっていますが、それは「仮想空間」に過ぎません。今日は、「今、ここで」しか味わうことのできない「ライブ」の直接体験してほしいと思います。、

 今回の演劇は、劇団マグネットワールドさんによる「地雷探知犬ニーナ」です。地雷という課題を前に、私たちはどのようなことができるでしょうか。難しい問題です。劇団マグネットワールドさんが、演劇をとおして地雷撲滅を訴えるように、今の私たちにできることを見つけ、行動することが大切です。 

今回の演劇では、本物のシェパード犬も登場します。まずは、ライブの演劇「地雷探知犬ニーナ」を十分楽しみ、そして地雷のこと、世界の課題についてじっくりと考えましょう。

最後に、本校の芸術鑑賞会の公演を快諾いただいた株式会社影向舎様、そして、実際にご出演してくださる劇団マグネットワールドの皆さま、そして、けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター)のスタッフの皆さまに心より感謝申し上げます。どうもありがとうございました。

池田さん、優秀賞へ

昨日の放課後、うれしい報告があった。

第39回牛乳・乳製品利用料理コンクール県大会に参加していた2年生の池田綾乃さんが校長室を訪れ、東北大会への出場が決定したという知らせを届けてくれた。今大会は、牛乳や乳製品を活用した創作料理によるコンテストで、予選では高校生や大学生約500名の応募があったようである。本校からは、池田さん、3年生の白岩結菜さんの2名が、見事、書類審査を通過し、10名でたたかう県大会へ臨んでいた。池田さんの作品は「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で、現在韓国から来ている留学生のソンくんとの会話の中からヒントを得て作品を考案したようである。国際科学科らしい作品だと考える。池田さんには、11月10日に仙台で開催される東北大会での活躍に期待したい。3年生の白岩さんは、惜しくも優良賞と東北大会にはあと一歩届かなかったが、その健闘を称えたい。

池田さん、白岩さんの活躍に感謝である。

 

秋季短期留学生

昨日より短期の外国人留学生3名を受け入れることになった。

受入期間は11月2日までの約1ヶ月間である。昨日は、3名の留学生に対してのオリエンテーションを実施した。本日より、本格的に授業に参加することになる。

外国人留学生の3名は、ハンガリーから来たタマショ・パンナ・ドロチアさん、フランスから来たコルドバール・ジャン・ポールくん、アルゼンチンから来たウィニアス・アグスティナ・イレアナさんである。所属クラスは1年生となっており、基本的には所属クラスの時間割どおりに授業を受けることになる。また、明日11日には、留学生歓迎レセプションが計画されているようである。

1ヶ月間という短い時間ではあるが、生徒たちは交流を深め、毎年、最終日は涙、涙の別れとなる。今年は、1年生がどのような交流を深めるか、楽しみである。

バドミントン部の頑張り

バドミントン部は、5日(金)から7日(日)まで、郡山総合体育館で、高等学校新人体育大会県中地区大会に臨みました。今年度のインターハイ県中地区大会では、団体は男女とも県大会進出を逃しており、その雪辱を果たす大会となりました。また、今までチームを引っ張ってきた3年生が抜けた後、1、2年生がどのような試合をするかが楽しみな大会でもありました。結果からいうと、女子団体は3位と奮闘しました。準決勝は郡山商業高校との対戦でした。各試合拮抗した戦いだったものの、最後の1点が遠かった試合だったと感じております。この試合から学んだものは大きいと思います。県大会へ向けて課題の克服に取り組み、1試合でも多く、戦ってきて欲しいと願っています。そして、男子は負けはしたものの、大きな一歩を踏み出したのでないかと考えています。

PTA役員会・合同委員会、開催

本日、第2回のPTA役員会・合同委員会が開催されました。

役員会には川名会長以下12名の役員の方々、そして合同委員会には役員に加え15名の学年委員の方々の出席のもと平成30年度中間報告等が行われました。

健全育成委員会からは登校指導の様子、進路対策委員会からは大学視察の様子、調査広報委員会からはPTA会誌の編集・発行について報告がありました。学校からは、次年度のPTA総会の日程、次年度予算の編成についての説明がありました。特に、次年度予算については、国際交流基金の補助の増額や冷房費の県費負担についての説明が行われました。

役員、合同委員の皆さまには、ご多用の中、参加いただきまして誠にありがとうございました

朝の登校指導

昨日10月3日より5日まで、生徒指導部とPTA健全育成委員会で、衣替えに合わせて、朝のあいさつ運動と兼ねて登校指導を行っています。多数のPTAの皆さまの協力に感謝申し上げます。

本校は、郡山の中心部の少し奥まったところにありますが、裏道として利用する道路沿いにあるため、道が狭い割に非常に交通量が多いという特徴があります。そのため、学校周辺には交通危険箇所がいくつか存在します。この登校指導には、保護者の皆さまにも、実際に危険箇所を見ていただき、その危険さを認知していただくという意味合いもあります。学校では、自転車事故は命に関わる大きな問題として捉えています。学校では、交通安全教室を開催し、また、集会のたび、また事故が起きるたびに、生徒に対して自転車の乗り方についての注意喚起を行っていますが、まだまだ全員の生徒の心には届いていないというのが現状です。家庭においても、自動車を運転する保護者の目から見た、高校生の自転車運転の危うさについて、お話をしていただきたいと思っています。

栗原くん、大賞へ

美術部の3年栗原巳侑(みう)くんが、第13回西会津国際芸術村公募展2018で青少年の部で大賞を受賞しました。栗原くんは、8月にも紹介しましたが、今年度の全国高等学校総合文化祭で、福島県美術部代表として作品を出品し、長野県で全国の美術部の生徒と交流を深めてきた生徒でもあります。

栗原くんの作品は「イキモノとバケモノ」で、3つの頭と4つの前足と2つの後足を持った得たいの知れない犬のようなモノが空間に落ちていく作品でした。絵の解釈はあまり得意ではないので、別の側面から感じたものを書きたいと思います。題名についてです。なぜ、「生き物と化け物」または「いきものとばけもの」ではなかったのか。具体例を出しましょう。「薬」と「クスリ」を比べた場合、どのような印象を受けるでしょうか。「薬」は身体に効きそうですが、「クスリ」は身体にとっても悪そうに見えませんか。そのような効果を狙ったものではないかと考えます。カタカナを使うことによって、不確かさな属性を強調し、より感覚的な心理的な側面を強調したかったのではないでしょうか。

西会津国際芸術村は、廃校となった山あいの木造校舎の特性を生かし、芸術を通した文化交流活動を行っており、芸術家を目指す青少年や美術愛好家から絵画を公募し、作品発表の場を提供しています。青少年の部大賞受賞者には、次年度の東京巡回展での個展開催権を授与しているようです。

お時間があれば、会津の秋の紅葉を楽しみながら、栗原くんの作品を鑑賞してください。公募展の作品展示は、今月の14日まで、時間は午前10時~午後5時まで、同芸術村で行われています。

ちなみに、次の作品は、校内文化祭での栗原くんの作品です。