あさか開成 校長雑感

支援学校との交流、盛況のうちに終える

郡山支援学校との交流活動が、27日(土)の公開文化祭「四つ葉祭」でのグランドフィナーレで盛況のうちに終了しました。

27日の公開文化祭には、本校より15名の生徒がボランティアとして参加し、生徒の活動の介助をしました。そして、最後のグランドフィナーレでは、25日同様、本校よさこい部の生徒と支援学校の生徒が、一緒に踊りを楽しみ一体感を味わいました。本校の生徒も支援学校の生徒も、1つのことを成し遂げた達成感を感じたのではないかと思っております。

本校は、多様な人々と結びつき、それぞれの良さを認め合い、ともに豊かな社会づくりをするために協力し合えるような人間性を育むことを大きな目標としています。中学校での高校説明会では、中学生に「何のために学ぶのですか」という問いかけをしています。学ぶことの本質は、テストで良い点数をとることではありません。社会や他者に対する理解を深め、学びを豊かな社会やよりよい生き方に結びつけ、行動することに意義があります。例年、オーストラリア研修や台湾への修学旅行を実施しているのは、単に語学力を向上させるためだけではありません。異文化を感じ取り、自己と他者の違いについて考える機会を設けるためでもあります。そして、共生社会実現のために、どのような行動をすればよいのかを考えて欲しいのです。ボランティアを推奨しているのはそのためでもあります。

郡山支援学校とは、今年度だけでなく次年度以降もいろいろな形で交流活動を行いたいと考えています。郡山支援学校の郷家校長先生及び教職員のみなさん、そして生徒のみなさん、今回の交流活動、ありがとうございました。また、来年もよろしくお願いします。