あさか開成 校長雑感

モザイク壁画に描かれているもの

長いと思っていた夏休みも終了し、本日学校が再始動しました。前期の後半戦の始まりです。前期後半は、時期的には、9月末までの1ヶ月ちょっとですが、非常に大切な時期になります。明後日8月25日(日)は公開文化祭、9月12日(木)より18日(水)まで前期期末考査、9月20日(金)には生徒会役員選挙と、多くの行事が続いていきます。そして、3年生は、進路が本格始動します。特に就職においては、5日(木)より出願応募書類提出が始まり、16日(月)からは就職試験が解禁となります。3年生の就職希望の皆さんは、期末考査と重なりますので、計画的な学習をしてください。

さて、昨日の問題について、お答えしましょう。

今回のモザイク壁画に描かれているものは、「麒麟」です。

「麒麟」とは、中国で聖人が出現して善政が行われるときに、そのしるしとしてこの世に現れるという伝説上の霊獣だと言われています。本校が「麒麟」に譬えられるような学校になって欲しいと言うことで、一期生が生徒会誌の名前に決めたそうです。そして、生徒会誌の表紙には、「麒麟」が描かれてきました。

今回、このモザイク壁画の原画を描いていただいたのは、福島県出身の日本画家の舛田玲香さんです。舛田さんは、昨年、3年生対象の進路講演会「福島から世界へ ~国際交流に尽力されている方のお話」で、講師をしていただき、その時から交流がはじまりました。その時は、舛田さんの講演のすべてをお聴きすることはできませんでしたが、覚えていることはたくさんあります。まず、日本画に惹かれたきっかけが小学生の頃に見た「マリンパークなみえ」にあった絵だったこと。そして、震災に遭い、札幌に避難したこと。避難しているときは、絵と向き合うことができなかったと話したことも記憶しています。そして、衝撃だったのが、その後、仕事を辞め、友人を訪ねて、スーツケースに子どもたちに寄贈する本を詰め込み、パプア・ニューギニアの田舎の町に単身飛び込んだことです。パプアでの生活は、トイレもなく困難の連続だったようですが、パプアの自然から「生きる」というパワーをもらい、また民族文化の美しさに感動し、また絵を描くという勇気をもらったという話を覚えています。

今回のモザイク壁画の原画では、舛田さんに、本校が「共存」をテーマに、多様性を認め合える平和な社会を目指していることをイメージしていただきました。自然との共存、いのちの強さ、そしてこれからの未来への希望など、いろいろな思いを込めて、描いていただきました。

個人的に、舛田さんの描く「赤い花」と「緑の葉」の組み合わせの絵が、とても好きです。今回も、モザイク壁画にそれが描かれいて、とても素敵に仕上がっていたことに、とても感動しました。

舛田さま、大変ありがとうございました。

(生徒会誌「麒麟」に描かれた麒麟図)

 

(モザイク壁画の原画)

(モザイク壁画解説)