あさか開成 校長雑感

作ってきたもの、作っていくもの

この題は、今年の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマ「共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~」の一部です。私たちは、これからの人類にどのようなレガシー(遺産)を残すことが大切なのでしょうか。こんなことを考えながら、今年の一日一日を過ごしています。

今日の朝は、非常にうれしいことが2つありました。

1つめは、新生徒会役員による朝のあいさつ運動です。最初は、生徒指導部、PTAの登校指導と同じように、10月第1週だけかなと思っていましたが、今週になっても継続しています。前生徒会役員がやっていた朝のあいさつ運動を継続するようです。あいさつはコミュニケーションの始まりとなるものです。大きな声で、軽やかにあいさつをされれば、誰でも気持ちが明るくなります。1日が楽しく始まります。あいさつには不思議な力があります。

これは、今後も残すべきレガシーだと考えます。

2つめは、バレーボール部による清掃活動です。時々、自分たちのホームである第一体育館の入り口の清掃活動をしているようです。秋になり、落ち葉が気になる季節になってきました。非常にありがたいと思っています。

これも、残すべきレガシーです。

本校は国際関係の学校として、残すべきレガシーは「違和感を持ったものに対する行動力」だと思っています。あいさつができなかった。入り口が落ち葉で汚れていた。何か、違和感を感じたとき、自分が何ができるかを考え、行動することが大切です。この考える力、行動力が、本校では大切なのです。自分一人でなきないときは、仲間を探しましょう。これも行動力です。学問も同じです。試験で点数をとるためだけに学問があるのではありません。多くの人々を幸せにするために学問があるのです。多くの留学生と話がしたいが言葉が分からない。これも違和感です。外国語を本気で学びましょう。必要なときに、必要なものを学べる機会を、単位制である本校は持っていると思っています。

頑張れ、あさか開成生。