あさか開成 校長雑感

5月の花、第3弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の阿部咲楽さんの作品が正面玄関を飾っています。

生けられたときには咲いていなかったスカシユリが鮮やかな黄色の花を咲かせ、真っ赤なグラジオラスの花も次々と咲き始めました。この作品が飾られた水曜日とは、趣が大きく変わってきました。とても、鮮やかさを感じる作品となってきました。

ユリ、グラジオラスのどちらも、夏を感じる花です。先週末より、季節外れの気温の高さもあり、すっかり夏気分となってきました。

さて、グラジオラスと言えば、その名前の由来が、ローマ時代の短剣グラディウスにちなんで名付けられたことを知っているでしょうか。葉の形が、グラディウスに似ていることから付けられたそうです。

ローマの兵士は、ギリシアの重装歩兵に学び、丸盾と槍で隊列を組んで戦う戦法をとっていました。しかし、山岳民族との戦いの時に、隊列が崩れてしまうという弱点を補うために、短剣であるグラディウスを使用するようになったようです。また、グラディエーター(剣闘士)の語源も、このグラディウスから来ています。