あさか開成 校長雑感

AUS研修は終盤、韓国訪問は結団式

早いもので、オーストラリア研修は、本日がフェアウェルパーティー(さよならパーティー)となりました。明日のホストファミリーとのお別れ等は残してはいるものの、本研修の大きな部分は本日で終了です。残された1日、ホストファミリーとゆっくりと過ごして、最後の想い出をつくっていただきたいと思います。

 

さて、本日、学校では、駐仙台大韓民国総領事館 副総領事 柳 昌秀 様、駐仙台大韓民国総領事館 責任実務官 朴 廣珍 様、駐日本大韓民国大使館 政務課 研究員 禹 チェア 様、そして本県より、福島県生活環境部 国際課長 國分 健児 様、高校教育課 指導主事 伊藤 恵美子 様等の御出席のもと、駐日本国大韓民国大使館主催の東北地方高校生韓国招待事業福島県派遣団の結団式及びオリエンテーションが開催されました。

東北地方高校生韓国招待事業は、今年で第7回をむかえるもので、昨年まで、宮城県、岩手県、山形県の高校生120名余りが韓国に招待されてきた事業です。今年、初めて福島県の高校生が対象となり、まずは韓国語を学んでいる学校ということで、本校が選ばれたようです。

今回の結団式のあいさつでも述べましたが、本校では、欧米だけでなく、アジアとの友好関係が、今後の日本にとって、最重要な要素になると考え、第二外国語にハングルや中国語を用意しています。また、毎年受け入れている外国人留学生についても、欧米以外の地域から積極的に受けて入れています。昨年は、韓国より、チョソンフンくんを、1年間受け入れ、生徒たちは活発に交流を深め合っていました。このように、本校はアジアにも視点をおいた国際教育を展開している学校でもあります。

現在、韓国と日本は、政治の部分では難しい問題は抱えています。しかし、両国の未来を作り出していくのは子供たちです。私は、このような難しい時代だからこそ、この未来を担う子供たちの交流を閉ざしていけないと考えています。未来を託せる子供たちを育てるべく、より一層の交流を行うことが大切だと信じています。

生徒たちが、この韓国訪問で、たくさんの経験をし、そして、今後の韓国と日本の関係を真剣に考え、未来につなげることを期待します。