あさか開成 校長雑感

頑張れ、3年生

昨日で1、2年生の課外が終了し、本日より3年生のみの課外が継続されている。

勉強には何が大切なのだろうか。1つは、集中力ではないかと考えている。高校時代、成績の良い友人がいた。彼とは、お互いに遠距離通学をしていると言うことで、電車の中で寝過ごしてしまった話など、お互いの苦労話をする仲の良い友人だった。非常に気さくであった彼とは、休み時間には大いに冗談を言い合っていた。しかし、考査前の放課後、彼が数学の問題を解いているときは、話しかけても返事が返ってこないほど集中して問題を解いていた。これが、大きな差となって成績に表れることは、後で大いに気付かされた。また、2つめのポイントは、切り替える判断力ではないかと考えている。私自身、優柔不断な性格で、切り替えが下手で、だらだらと行動することが多々ある。遊ぶときも勉強するときも、部活動をするときも、そのこと以外は考えないで一生懸命に務めることが大切であろう。大分昔の話になるが、秋田県の伝統校に先進校視察に行った際に、その高校では、インターハイの時期には、「部活動強化月間」として部活動を最優先にしていると答えが返ってきた。だらだらと行動させず、切り替えが上手くできる人間を育てるということであった。一挙両得、一石二鳥とは簡単にいかない。集中力を保つためには、切り替えが大切である。

天才は99%の努力である。今は、上手く切り替えをしながら、集中力を持って励むしかない。

3年生の諸君、最後の追い込み、頑張れ。