あさか開成 校長雑感

前期中間考査、始まる

本日6月10日より6月13日まで前期中間考査が行われます。

先週は、多くの生徒が学校施錠時間ぎりぎりの19時まで、各教室・特別教室で試験勉強を行っていました。ほとんどのクラスで、仲間同士教え合いながら勉強を進める姿が見受けられました。時には、講義スタイルで、教わっている先生の口調をまねしながら、普段の授業と同じように黒板を使い、友人に教えている姿をみて、思わず聞き入ってしまうこともありました。

集中力がなく、勉強がはかどらない生徒にとって、学校は勉強をする最適の場所です。テレビ、ベッド、冷蔵庫等、誘惑するものが少ないからです。私も、高校時代は、自宅よりは、学校で勉強をしていたことを覚えています。学校で勉強をしているほとんどの時間は、数学を解いていました。友人と競い合いように解き合っていたことを今でも覚えています。解法できなければ、納得するまで友人と話し込みました。私たちの時代は、職員室へ行って、先生方に質問することは、ほとんどありませんでした。友人がいれば、どの教科でも、ほとんどの問題の答えを導き出すことができていましたからです。

学習は、一人ひとりの個人戦だと思いがちだが、私は集団戦だと思っています。特に、各考査でもそうだが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友はとても大きな存在です。私は、常に友を意識しながら、問題を解いていたように感じています。集中力のない私にとって、考査や受験を乗り越えられたのは、私に付き合ってくれた多くの友のおかげだと思っています。