あさか開成 校長雑感

3年生、今日も頑張る

平成30年もあと5日。片手で数えられるようになってきました。

本日も3年生は課外授業です。センター試験まで、約3週間余りとなってきました。目標達成に向け、是非とも頑張ってもらいたいです。

全国で60万人ほど受験するセンター試験ですが、数学を除き、「次の4つの中から選びなさい」という形式の問題です。1990年から始まり、もう既に30年近くの歴史を持っています。そのため、選択問題といえども、練られた良問が沢山あります。確率的にはすべて①を選べば25点は取れるはずですが、中途半端な勉強をすると、いわゆる「引っかけ問題」にはまり、25点を下回ることがあります。

センター試験は暗記型の勉強を助長すると良く言われています。半分正解のような感じもしますが、半分は違うとも思っています。試験の問題には正解が必要であり、その正解は揺らぎのないものでなくてはなりません。判断力を問う問題、たとえば「あなたは今後どのように生きたいですか」という問いに、揺らぎのない答えはあるでしょうか。

そもそも「勉強する」とは、どのようなことなのでしょうか。

辞書によれば、勉強とは、学業や仕事に精をだすことと書かれています。つまり、勉強とは「習得」ではなくて、努力することに当たります。いま、知識の習得が必要であるならば、それに向かって努力することが勉強です。

習得よりも努力することの大きさを分かれば、今やっていることの大切さを感じることができるのではないでしょうか。