あさか開成 校長雑感

インターハイ地区大会、終盤へ

熱戦を繰り広げているインターハイ地区大会も、本日から始まったソフトテニス競技団体戦で最後になります。

各競技会場で、大きな声援を送っていただいた保護者の皆さまに、改めて感謝いたします。

1960年のローマ、1964年の東京で金メダルをとったアベベ選手は、「晴雨なく、運不運なし」という言葉を残しました。たゆまぬ努力をする者は、晴雨の天候も、運の良い悪いも関係ないというのが、この言葉の意味でしょう。

あの1点さえ、取っていれば、流れは変わっていただろうと思うときがあります。

しかし、その1点を取るために、あらゆる選手が努力を惜しまない訳で、その1点を取るために厳しい練習に耐えているのだと言うこともできます。運不運が全くないとは、言いません。しかし、運不運という考え方、言葉に流されない、確固たる気持ちを培うのも、普段の練習、生活の仕方なのかもしれません。

人は敗れた試合からしか学べないと思っています。敗戦には必ず原因があります。将来に向かい、実力を伸ばし向上していくためには、同じ失敗を繰り返さないように、その敗因を徹底的に分析する必要があります。県大会の出場権を得たチームは、もう一度冷静に自分たちの試合、自らのプレーを点検、分析、そして評価すべきであると考えています。

あさか開成高校、そして県中地区、県南地区代表のチームが、大いに県大会で活躍することを期待します。