NO プラスティック
令和元年度前半は、本校では「NO プラティック」ムーブメントを実施中です。
PTA総会時には、生徒会長の安齋麗(うらら)さんより、今年の学校の取組、そしてそれに付随して、いままで総会時に配布していた下足袋(プラスティック製)の配布を行わないことが説明され、保護者に協力を求めました。
よく考えてみると、一昨日実施された栄養講話も、「NO プラティック」ムーブメントの一環であると定義することができるかもしれません。アップロードした写真を見て気付きました。「こづゆ」をいただいたお椀が、会津塗のお椀だったからです。
2013年、「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。登録された理由としては、①料理の美しさ、②栄養バランス、③新鮮な素材、そして④年中行事との関わり等が挙げられます。和食の良さを考えた場合、①には、料理ばかりでなく、器自体の美しさ、そして庭などを含めた食すために設けられた空間も含まれているではないかと考えます。和食の器と言えば、陶器、磁器、漆器、鉄器、ガラス、木等の他に、竹などの自然の素材をそのまま使ったものもあるではないでしょうか。器ではないですが、柏餅の柏や笹団子の笹などは、器の代わりをしているものでしょう。日本人は、器にもみられるように、常に自然との共存を考えながら、日常の生活を築いてきました。和食を考えると言うことは、実は、人間と自然の関わりを考えると言うことにつながると考えます。
和食を考え、食しながら、プラスティックについて、再度考えてみたいと思います。
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