あさか開成 校長雑感

2つの進路のお話

昨日6、7校時、1学年では進路講演会、3学年では進路説明会が開催されました。

この2つの進路に関する話は、進路という同じ範疇の話ではありましたが、対照的な話でした。1年生の進路講演会は、今後の高校生活をどのように過ごすのかを、文理選択など進路というものさしで話された内容でした。言わば、高校の入り口部分のお話でした。3年生の進路説明会は、高校卒業後の進路に向け、今後の手続きなどについて保護者とともに説明を受けたものでした。提出書類の作成など、非常に実務的な部分を含むもので、ある種の緊張感を持つ内容のものでした。こちらは、高校での出口部分のお話と言えるでしょう。

3年生の生徒の顔を見ながら、そう言えば、2年前、この子たちも、あどけない顔で、文理選択、科目選択について悩んでいたことを思い出しました。時の流れというのは、とても速いものだと感じてしまう瞬間でした。

これから、3年生は自己の進路実現に向けた戦いへと突入していきます。最初の山場は、夏休みだと思っています。「夏を制する者は、受験を制す」です。しっかりと、地道に、そして最大限の学習をしていただきたいと思っています。

そして、1年生の皆さん、自分自身との対話のときがやってきました。『進路の手引き』にも書きましたが、進路を決めるとは、自己と対話し、自己を知ることだと思っています。自分がどのような人生を送りたいのかを真剣に考えてください。