校長あいさつ

Keep Leaning, Keep Changing and Keep Smiling.

高校時代は、人生の中で心身ともに一番成長する「かけがえのない時代」であり、学習はもちろん、生徒同士や先生方、多様な人たちとの出会いと語らいの中に、未来を豊かにするヒントがあったりするものです。あさか開成高校で過ごす時間において、特に大切にしてほしいことは、自分の良いところを発見し、伸ばしてほしいことです。そのためには、いろんなことを学び続け、また、予測困難な時代(VUCAの時代)といわれるこれからの社会に順応するよう変化し続けることです。

 生徒たちが、目まぐるしく変化し多様化する時代を、より良く生活していくために、私たち教職員は、常に生徒の夢の実現に向けた良き伴走者として支援してまいります。

                             令和6年4月  校長 軽部 英敏 

あさか開成 校長雑感

タコを食す

2019年7月3日 17時50分

昨日、突然、食卓にタコが出てきました。半夏生(はんげしょう)だからということでした。

夏至(6月22日)から数えて11日目の7月2日頃から7月7日の七夕までの時期を半夏生(はんげしょう)と呼んでいます。半夏生の由来は、「烏柄勺」(からすびしゃく)という薬草、別名「半夏」が咲く頃だからだそうです。

半夏生は、農作物にとっては大事な節目で、かつては田植えは半夏生までに済ませるものとされ、それを過ぎてしまうと、秋の収穫量が極端に減ると言われてきました。無事に田植えが終わると、水田や神棚に餅やお神酒を供え、田の神に感謝する「さなぶり」という行事が行われました。また、関西地方ではタコの足のように大地にしっかり根付くようタコを食べ、近畿地方では収穫した小麦で「半夏生餅」を作って田の神に供えるなど、各地に半夏生ならではの風習があるようです。

また、半夏生の5日間は、働くことを禁じ、酒肉、その日に採って野菜も食べないという物忌も多かったようです。田植えで疲れた体を休めるための、昔の人の知恵だったと考えられます。

今の季節、曇天の空のもと、心も曇りがちです。疲れを感じている人、しっかりとした休養をとり、明日への活力を取り戻してください。

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