あさか開成 校長雑感

校長より

生け花から学ぶ

2週分の生け花をあわせてのアップロードとなりました。

スミマセンm(_ _)m

 

リアトリス1種

1種類で同じように見えるリアトリスを用いた作品は

大地から生命が空に伸びていくように見えます。

本校の生け花の流派は、“池坊”ですが、

池坊の“生花(しょうか)”という生け方では、

少ない種類の植物を用い、

その草木の個性を表すのだそうです。

リアトリスという個性的な素材をうまく生かした作品です。

“よさを生かす”“よさを伸ばす”

人間も植物も輝く条件は同じなのでしょう。

 

グラジオラスとカーネーション

 大きな葉が印象的な作品です。

葉はカークリコというそうです。

大きな葉を鋭く切り込んで主張のある作品となっています。

葉の持つ個性を生かしつつ、

独創的に手を加えることにより

その魅力がより鮮明になっています。

“よさを生かしながら、枠にとらわれない発想をすること”

これも生き方として大事ですね。

 

日本伝統の生け花は奥深いです。

 

部活動の大会始動!!~陸上競技・野球~

コロナウイルス感染拡大のため

春から高校生が出場する多くの大会が中止となりましたが、

この夏、多くの競技で代替大会が開催されます。

陸上競技が7月11日から

野球が7月18日から大会を始めました。

それ以外の競技でも順次大会が始まります。

 

大会は、観客の数が制限され、

また、声を出したり鳴り物を使っての応援が禁止されたりしているため、

会場はいつもに比べひっそりとしています。

その代わり、選手の息づかいや地面を蹴る音、

競技を終えた選手のつぶやきなどが聞こえ、

いつもの大会とは違った印象です。

 

陸上競技

選手が走る“タッ、タッ、タッタ”という足音は、

単なる音としてだけでなく空気を震わせ、

視覚以上にライブ感があります。

800mを走り終えた選手が“めっちゃきつかった”と言いながらも、

ひとつのことをやり終えた達成感を感じているように見えました。

 

野球

いわき海星高校との“KAISEI”対決は、

緊張感のある3時間近くの熱戦となりました。

感染防止のため家族で二人までしかスタンドに入ることができず、

私もスタンドではなくバックネット裏の本部での観戦となりました。

最終的には敗れはしましたが、

ピンチの場面を何度も乗り切った姿には胸が熱くなりました。

3年生にとっては最後の大会、

最後の試合を含めたこれまでの野球人生を

これからの成長の糧としてほしいと思います

 

 バックネット裏の本部席からは、

バッテリーとバッターの対決がよく見え、

スタンドからとは違った目線での観戦となりました。

 

次の写真はいわき海星高校の校旗掲揚の場面です。

選手は間を開けて並び、

校歌は流れますが歌いません。

感染防止を最大限に行っての大会となっていました。

社会生活や経済活動そして学校生活の継続とコロナウイルス感染防止を

両立させていくための努力がされた大会であることを実感し、

そのような中で大会を開催してくださいました方々に

心より感謝いたします。

 

 

 

BLM

放送室の前にBLM、すなわち

Black Lives Matter (黒人の命も大切です)についての掲示物がある。

ALTが、生徒が差別について考える機会として欲しいと掲示したもので、

英語の授業でも取り上げるという。

掲示内容は、奴隷貿易、奴隷制、公民権運動、

そして警察官に首を膝で押さえられなくなったジョージ・フロイド氏についてなど、

アメリカにおける人種差別の歴史と現状についてである。

 

ALTによると

アメリカでは法律的にはすべての人が平等だが、

依然として人種による差別は社会の中に残り、

それがジョージ・フロイド氏の死のような形で現れる。

それが限界に達し、現在“BLM”運動として

世界中で大きなうねりとなっている、とのことである。

 

アメリカとは自由と平等の国である、

そんな風に漠然と思ってきたが、

差別の歴史はまた終わっていなかったということなのか。

 

人はなぜ自分とは異なるものを排除したがるのだろうか。

差別を社会から完全になくすためには何が必要なのだろうか。

それは人種差別についてだけでなく、

いじめなど私たちの身近にも存在する問題にもあてはまる

人類が次のステップに進歩するために

解決しなければならない課題なのではないだろうか。

 

生徒の中にもBLM運動に共感し行動をした者もいる。

国際科学科で学ぶ生徒として、

この世界的な課題を理解し、

自分なりの考えを持ち、

解決のための行動をしてみよう。

黄色い薔薇

黄色い薔薇が玄関に飾られていました。

やはり薔薇には独特の存在感があり、

周囲の空気を緊張感のあるものにします。

この雰囲気にはだれもが魅了されてしまいます。

今回の生け花には、その緊張を和らげるような

かすみ草がよく合っていますね。

 

それにしても“薔薇”という漢字、

なんて難解なのでしょう。

これをすんなりと書ける人は

いったいどのくらいいるのでしょうか?

 

そんなことを考えながらネットで“薔薇”を検索していたら、

「佐渡(サ土)の人々の口々に、サー微笑みに中一本」

と覚えるという記事がたくさん出ていました。

この言葉を忘れなければ、

という条件付きですが書けるよ~な気が・・・・。

試して見てください。

 

ひまわりの季節

ひまわりは漢字では”向日葵”と書き、

名前といい、その姿といい夏の太陽をイメージします。

英語では sunflower、フランス語では soleil と

いずれも太陽を示す名が付けられています。

 

ひまわりを用いたお花が飾られています。

太陽が空に向かって咲くのびやかさが感じられます。

 

寒い頃から新型コロナウイルスに振り回されてきましたが、

気がつけば季節は夏。

様々な活動の制限もほぼ解消されています。

ひまわりが力強く咲くように

生徒の皆さんが躍動する時がやっとやってきました。

 

感染防止をしながらも、

それぞれの夢と未来に進んでいきましょう。

今週の花

今週の花は

シャクヤク モンステラ リアトリス です。

月曜日に飾ってくれましたが、

シャクヤクの花が開くのを待ちました。

 

シャクヤクの花は美しく華やかですが、

根は漢方薬になるそうです。

 

今週から部活動も再開され、

学校は夕方までにぎやかです。

すこしずつ学校があるべき姿に近づきつつあります。

また、校内外の行事も計画されるようになりました。

 

新型コロナウイルス感染を防ぎながら、

それぞれの目標を達成できる学校生活を送れるよう、

ひとりひとりが適切な行動をしていきましょう。

のびやかに 初夏の空へ

昨日、6月1日、学校が通常授業となりました。

校舎には生徒の声が満ちあふれ、活気が戻っています。

新しい生活様式を実践するなど、

ひとりひとりが感染防止を心がけながらも、

少し短くなった高校生活を大切にしてほしいと心から願います。

 

そして今年度初めて玄関に生け花が飾られました。

「日本の伝統文化」を受講している3年生の作品です。

 

緑の実のピペリカムはこれから様々に成長する若者、

ピンクのカーネーションは希望や夢、

黄色のユリは太陽の光に見えます。

そして、伸びやかなオクロウレルカは

若者が無限の空に向かって成長していく様子を表しているようです。

 

学校が始まりました。

コロナウイルスとの共存を図りながらの

そろりそろりとした出発でありますが、

初夏の空の下、夢を持ち未来に向かって伸びやかに歩き出そう!

マスクから考える社会変革

20年程前、イタリアを一人で旅行したことがある。

一人旅には若干の不安や寂しさがあるのは確かだが、

一人旅でしか味わえない醍醐味があり、

その一つが、やはり一人旅をしている人との出会いだ。

 

フィレンツェからローマに向かう電車の中で

同年代のアルゼンチンの女性と知り合い、

ローマでの数日、行動を共にすることになった。

 

二人で楽しい時間を過ごしていたある日のことである。

教会で見かけた日本人の旅行客の中にマスクをした一人の男性がいた。

それを見たアルゼンチン人の彼女は、

顔をゆがめて声を潜め、ものすごく気味悪そうに

「あれは何?彼は病気なの?」と聞いてきた。

「病気じゃないと思う」と答えたが、

腑に落ちず、落ち着かない様子であったことを記憶している。

 

日本ではインフルエンザの予防や花粉症対策として

マスクをすることは一般的だが、

マスクをつけるのは病気である場合やなにかやましいことがある場合だ、

というようなイメージを持ってきた国もある。

 

事実、2017年10月にオーストリアで「覆面禁止法」が施行されたのだが、

日本の外務省は次のようなことを旅行者に呼びかけている。

「日本で売られている一般的なマスクがこの法律の取り締まり対象になる可能性があり、

トラブルを避けるためオーストリアではマスクを外すこと」

 

それからわずか2年半、

今年4月、オーストリアでは店舗内でのマスク着用が義務化され、

ドイツやイタリアなど他の国々でも

公共交通機関内でのマスク着用などが勧められている。

マスクをネガティブに捉えていた国の人々にとっては

大きな価値観と行動様式の転換であったに違いない。

 

新型コロナウイルスがこの世の中に現れたことで、

大きく社会が変わる、変わらざるを得ないと多くの人が言っている。

そうであれば社会に生きる者は、

その変化をマイナスと捉えるのではなく

より進化した社会へ変化させるよう行動しなければならないのだと思う。

 

いよいよ6月1日より、全面的に授業が再開される。

コロナとの共生の時代に必要な社会の変革については、

学校社会も例外ではない。

新しい学校生活様式で自分と家族と友達を守り、

よりよい社会づくりに貢献しよう。

 

新しい”学校”生活様式

本日より、学年ごとの登校が始まりました。

今日は3年生の登校日で、

久々に主(あるじ)を取り戻した校舎は息を吹き返したようです。

私は皆さんの元気そうな顔を見て安心をしました。

 

5月18日以降は

学校再開に向けての様々な準備等を行うため、

学習活動を行う登校日を設けて行く予定です。

詳しくは5月11日~13日の登校日にお知らせします。

 

さて、全国的に見ると、

商業活動や学校が再開される方向にあります。

新型コロナウイスルの危機は去ったのでしょうか?

 

もちろんそうではありません。

このウイルスへの感染リスク、発症リスクは依然として存在します。

しかも、そのリスクが小さくなるのはずっと先なので、

私たちはこのウイルスをよく理解し、

感染のリスクをできるだけ減らしながら

生活を取り戻していきましょう、

というのがこれからの方向です。

 

新型コロナウイスルが身近にいる前提に立ち

「長くつきあっていく」ために

生活のあり方を変えていかなければなりません。

それが「新しい生活様式」と呼ばれるものです。

 

人との間隔は最低1mとる

会話の際はできる限り真正面を避ける

特に症状がなくてもマスクを着用する

買い物でレジに並ぶ時には前後にスペースをとる

食事は対面でなく横並びにすわりおしゃべりは控えめに などなど

感染リスクをさけるために

生活する上で様々なことを留意していく必要があります。

 

これは学校生活にもいえることです。

休み時間には手を洗い、

換気も人任せではなくひとりひとりが率先して行い、

友達と話をする時は正面を避けて今までより距離をとり、

楽しいランチタイムは向かい合ってではなく隣にならんで・・・・

ということになるでしょう。

つまり学校の中でも「新しい生活様式」を実践していくことで、

すでに私たちの身近に存在する

新型コロナウイルスへの感染の確率をさげていく必要があります。

 

生徒のみなさん、

「新しい”学校”生活様式」の実践を初めていきましょう。

みなさんは、自分自身と社会を守る行動を

自分で判断して実践していかなければなりません。

それが自分と社会を守ることです。

どうぞよろしくお願いします。

 

さて、私はゴールデンウイーク中

「新しい生活様式」の必須アイテムである

マスクを手作りしてみました。

いかがでしょう?

↓家庭科の教員からもらった型紙で

↓大臣風のもの

 

↓大臣風のものを水玉で

 

生徒の皆さんへ

新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための休校が2週間目となりました。

生徒の皆さん、お元気ですか?

学校の主である生徒の皆さんがいない学校は

ひっそりと静まりかえっています。

そんな中、ムスカリの花が色鮮やかに咲いています。

 新学期始まってすぐの、

学校生活が軌道にのる前の休校であり、

また、高校総体や文化活動の発表会の中止など、

皆さんには残念なことが続いています。

目標を見失ってしまった、

と感じている皆さんもいることでしょう。

特にこれまで部活動に打ち込んできた3年生にとっては

非常につらい状況だと思います。

 

しかし、このような苦渋の決断がされたのは、

皆さんと皆さんの家族の命と健康より大切なものはない、

という考えがあってのことです。

今は、この状況が収まり、

安全で自由な意思決定と行動ができる生活を

一日でも早く取り戻せるよう、

力を合わせていきましょう。

 

さて、マスクが手放せない状態となっている今、

マスクが手に入らないこともあり、

手作り等の布マスクが大活躍中です。

今やおしゃれアイテムと言ってもよいかもしれません。

本校職員のおしゃれマスクを大公開!

マスクにも個性が表れていますよ。

だれのマスク姿かあてて見てください!