あさか開成 校長雑感

9月の花

まず始めに、今回の台風21号で被害に遭われた方々に、及び北海道での地震で被害に遭われた方々に、心よりお見舞い申し上げます。

 

9月の花を紹介します。今回は、授業「日本の伝統文化」の3年生の折笠悠路くんと8月末よりアメリカより留学してきたヒメナさんの作品です。

使っている花材は一緒で、カーネーション、雪柳、ドラセナの3種類を使用しています。しかし、印象は大きく異なります。折笠くんの作品はダイナミックさを、そしてヒメナさんの作品は繊細で可愛らしさを感じます。2人の作品とも、それぞれの個性を出していると思います。

カーネーションは、花の日に贈る花として有名で初夏の花と思われがちですが、四季咲き性の花で、条件さえ満たせばどの時期でも花を咲かせます。フリルのように波打つ花びらが重なり合い、可愛らしさを感じることができます。2人の作品とも、このカーネーションを良く活かしている作品なのではないでしょうか。ちなみに、雪柳は名前で冬の花と思われがちですが、桜などの花の訪れを告げる花の一つです。でも、今回は、花ではなく葉を上手く利用してます。生け花の奥の深さを感じました。

二人の作品は正面玄関を飾っておりますので、ご来校の際はご覧ください。