あさか開成 校長雑感

冬休みに入っても

先週の14日(金)には冬休み前の授業がすべて終わりましたが、全学年とも課外授業をしているため、普段と変わらない朝の登校風景です。1、2年生については午前中で課外が終わりですので、本校舎は午後は静かになります。しかし、南校舎では、3年生を対象とした授業が午後4時頃まで続いており、普段以上に大変かもしれません。センター試験、一般試験に向けて最後の追い込みの時期ですので、1日1日を大切にしてもらいたいです。

本日は、午後、教員を対象としたアクティブラーニングの研修会が開催されました。9月下旬に、広島県の安古市高等学校に先進校研修に行った教員より、安古市高等学校でのアクティブラーニングに関する取り組みの様子をビデオ映像を交えながら聞く機会を持ちました。

アクティブラーニングとは、教師が一方的に教え込む授業ではなく、生徒が能動的に学ぶことができるような授業を行う学習方法です。現在、情報化やグローバル化が急速に進展する変化の激しい社会の中で、多様性や創造性といった力を持った人材がより一層求められています。そのような人材を育てるためには、単に知識の獲得を目的とするのではなく、得た知識をどのように活用するかをしっかりと考えさせる必要があります。また、問題の解決や新たな価値の創造のためには、他者と協働作業が重要になるために、コミュニケーション力やチームで働く力などヒューマンスキルが必要となってきます。国際科学科の本校としては、思考力・判断力・表現力を伸ばしていくことは学校の使命でもあります。現在、本校での全体的な取り組みは、年に一度、国際部が作成した指導案のもとすべての教員が統一の授業を行うという実践を通して、アクティブラーニングの研究を進めています。

この研修をもとに、より一層の授業の充実を図っていきたいと考えています。