あさか開成 校長雑感

研究授業

昨日2月17日、本校で、高教研音楽部会県南支部の研究大会が開催されました。

2校時目には、本校矢野教諭による研究授業、そして、3校時目には、研究協議が行われました。年度末の多忙の中、音楽部会県南支部長の須賀川高等学校の森下校長、県教育センターの音楽担当武山指導主事も来校し、研究授業と研究協議に加わっていただきました。

非常に工夫された授業であったと感服しました。題材は、日本歌曲の「この道」です。私も知っている曲で一安心をしたが、授業の内容が非常に深いものでした。本時のねらいは、「歌詞が表す情景や心情と音楽の関わりを理解して表現を工夫する」というもので、スモールステップであらわすと、①歌詞を解釈する、②解釈と音楽の関係を考える、③それを表現する、ということになると考えます。①では、歌詞に出てくるモノの色、その色があらわすイメージ、そして、視線の動き、そして、歌詞で描かれている心情などを、個人、グループで考察をしていきました。②では、情景や心情と強弱などの曲想との関わり、一番から四番の「ああ、そうだよ」を、心情を考えながら、間や速度を工夫し、どのように表現するかを、グループ毎に考え、③の、まとまったグループから、実際の表現に移ろうとした瞬間に終了となってしまいました。生徒たちが考えた「この道」が聴けなかったは残念でしたが、非常に面白い授業でした。

研究協議では、先生方のいろいろな取り組み、アイデアが出されました。例を挙げると、「この道」の色は「白」だが、「もし、黄色だったら、どんな歌い方になるだろう」と問い掛けてみるのもどうかというものでした。

今回の授業は、アクティブラーニングに基づく授業づくりでした。音楽は専門外でありますが、非常に参考になり、楽しい授業でした。

最後に、1年3組のみなさん、ありがとうございました。