あさか開成 校長雑感

壁とは

元マリナーズのイチロー選手が、「壁というのは、越えられる可能性があるものにしか、やってこない」と言っていました。今回は生徒たちに、この言葉を贈りたい。

昨日11月19日(火)、第72回全日本バレーボール高校選手権大会県代表決定戦、いわゆる「春高バレー」の代表決定戦、兼第47回FTV杯争奪県高校バレーボール選抜優勝大会が、福島市の福島トヨタクラウンアリーナ(国体記念体育館)で行われた。本校は、郡山東高等学校と対戦し1-2と惜しくも敗退してしまった。

9月以降、2年生主体の新人チームの数多くの試合を観てきた。各運動部が、現在の持てる力を発揮し、奮闘していることが実感できる試合が多い。ソフトテニス部、剣道部、卓球部、サッカー部、バスケットボール部、然りである。そして、また応援が素晴らしい。勇気をもらえる、大きな声が響くようになった。技術的にはまだまだ改善しなければならない点はあるが、本当にステップアップしていることがうかがえる。

力を付けてくれば、必ず現れるのが「壁」である。その「壁」をどのように考えるかだ。イチローは、「夢や目標を達成するには1つしか方法がない。小さなことを積み重ねること」、「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけを作る。」とも言っている。私たちの進むべき道は、あるか遠くまで続く。この山を越えれば良いというものでもない。自分自身を信じた先にゴールはあり、それがどこかは分からない。しかし、一つ分かることは、諦めてしまえば、何も得ずに終わってしまうということだけである。

生徒諸君、「壁」や「試練」を、堂々と楽しもうではないか。