校長あいさつ

Keep Leaning, Keep Changing and Keep Smiling.

高校時代は、人生の中で心身ともに一番成長する「かけがえのない時代」であり、学習はもちろん、生徒同士や先生方、多様な人たちとの出会いと語らいの中に、未来を豊かにするヒントがあったりするものです。あさか開成高校で過ごす時間において、特に大切にしてほしいことは、自分の良いところを発見し、伸ばしてほしいことです。そのためには、いろんなことを学び続け、また、予測困難な時代(VUCAの時代)といわれるこれからの社会に順応するよう変化し続けることです。

 生徒たちが、目まぐるしく変化し多様化する時代を、より良く生活していくために、私たち教職員は、常に生徒の夢の実現に向けた良き伴走者として支援してまいります。

                             令和6年4月  校長 軽部 英敏 

あさか開成 校長雑感

朔風払葉

2019年11月28日 09時22分

小雪に時候に入り、寒さも一段と増してまいりました。

11月終わりのこの時期は、「朔風払葉」と呼ばれるそうです。

朔風とは北風のことで、木枯しを指します。冷たい北風がしだいに強くなり、木の葉を散らす頃だという意味でしょう。「朔風払葉」は、「きたかぜこのはをはらう」と読むそうです。この言葉のどおり、先日まで紅葉で賑わっていた校舎裏の公孫樹も、すっかり木々の枝から葉っぱを落としてしまいました。しかし、寒々と枯れ果てた風景に、「わび」「さび」という美を見いだせることができるのも、日本人が「いにしえ」から育ててきた感性なのかもしれません。日本人はすごいなと思います。

この北風は、日本海を渡る時に水分を含み、日本海側の山にぶつかり、多くの雪を降らせます。しかし、この雪は、春になると解けだして、恵みの水となり、田畑を潤すことになります。

また、葉を落とした木々の冬景色は一見枯れてしまったようにも見えますが、木の枝には小さな芽が出始めています。つまり、春に向けて、芽生えの準備をしているのです。

一見、苦しい時期、マイナスに見えることも、次のステージに向かっての準備をしているのです。

中間考査も終わり、新人戦を部活動も多いと思います。また、進路が決定した人も、次第に多くなってきたのではないでしょうか。

この寒い時期こそ、来春に向かって、力を蓄えるときです。しっかりと準備を始めましょう。

(校舎裏の公孫樹 空が怖いくらい曇っています)

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