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SDGsを自分ごととして考える~カードゲーム2030SDGs

7月21日(木)夏休み中ではありますが、プチ国際理解講座「カードゲーム2030SDGs」が本校会議室で行われました。希望者40名が参加し、2030SDGs公認ファシリテーターである小針丈幸様におこしいただき、カードゲームを体験しながら、SDGsについて深く学ぶことができました。

小針様の自己紹介、SDGsについてのご講演をいただいた後、いよいよ「カードゲーム2030SDGs」の始まりです。学年も関係なく、初めて会う人同士のグループで、ゲーム開始です。はじめは、ぎこちない様子の生徒達も、ゲームが進むごとにコミュニケーションが増え、笑顔になっていきます。

このゲームはSDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するものです。ゲームの進め方は、それぞれ設定された価値観のもとで、与えられたお金と時間を使い、プロジェクトを行い、目標の達成を目指します。さらに、各グループが行うプロジェクトによって、「経済」「社会」「環境」の世界の状況が刻々と変化します。

ゲームの開始当初は各グループが思い思いにプロジェクトを行ったために、「バランスの悪い世界」になってしまいました。この状況を改善するために、ゲームの後半では、グループ間で協力や取引を行いつつプロジェクトを行うようにした結果、徐々に世界の状況がバランスよくなっていき、目標を達成するグループが増えていきました。

SDGsの目標を達成するためには、「世界全体を考えて行動すること」「価値観の違いを理解し協力すること」「コミュニケーションをとること」などが重要であることを、このゲームを通して学んだようでした。

ゲームのあと、SDGs17の目標のカードを並べました。SDGsのそれぞれの目標に対する自分の思い確認しながら、並べ方、形で表現します。優先順位・カテゴリーなど、グループで話し合って、形を作ります。はじめの時のぎこちなさはすっかりなくなり、仲良く作業を進めます。

このプチ講座で、生徒たちが「SDGs」に対する理解がより深まり、以前よりも「世界」の問題を「自分ごと」として捉え、行動しくれることを期待しています。

本日、すばらしい講演をしてくださった小針様に感謝申し上げます。

あさか開成高校からはじめる SDGsアクション!!

 

 

生徒の感想より

・経済、環境、社会の中で1つでも欠けたら世の中が良い方向に進まないので、互いに協力して平和にしていくということが大切なのだと学ぶことが出来ました。カードのプロジェクト内容にはSDGsのことが主に書かれてありそれをひとつひとつ理解することができました。小針さんが言っていた"1人の100歩より100人の1歩"という言葉を胸にし、今後ゴミ拾いなどのボランティア活動があれば積極的に参加したいと思いました。

・物事を自分のためだけにやっていて必ずどこかが残されるということが目に見えて実感できた。実際この世界も先進国ばかりが良い思いをして、発展途上国などが良い思いをできない世界があるということを再認識することができた。

・SDGsに解決に向けて目標を持ち理想の社会を形成していくことで、より良く、住みやすい社会ができていくと思った。各国同士の繋がりもSDGsを進めていくには大事だと気づいた。

・知識を身につけても行動しなければ意味がない!ということが最も印象に残りました。また、SDGsを達成することがいかに大事かを学ぶことができました。特に環境に配慮した製品を購入するようにしたいと思いました。

・SDGsカードゲームは実際の状況とリンクしていて、私たちの行動が世界に繋がりバランスを取っていくことが大切だと実感しました。また、山の学校は私たちにも出来るSDGsの取り組みを行っているので積極的に参加したいと思いました。SDGsには、お金も時間もかかりますが、2030年のより良い地球を目指して行動したいと思いました。

・今回初めて国際部のイベントに参加しました。このように楽しみながら世界の「今」を知ることができるのはとてもよかったです。また機会があれば参加したいですし、このカードゲームの存在をクラスメイトや家族、友人に伝えたいなと思います。