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SDGsスタディツアー・海の豊かさを守ろう~アクアマリンバックヤードツアー&海辺の清掃活動

7月28日(木)いわき市のアクアマリンふくしま見学と海辺の清掃活動に行って参りました。春の国際理解講演会で、アクアマリンふくしまの岩田様の、海の生物を脅かす「海洋プラスチック」のお話を受けて、1年~3年の希望者39名が参加しました。

アクアマリンふくしまでは、まず「東日本大震災について」のご講義をいただきました。巨大津波が、アクアマリンふくしまの入り口まで押し寄せた海水やたくさんの生命を守るための行動、それでもなお失われてしまった多くの生命、そしてなによりも、海の生き物の命を守るために力を尽くしたスタッフの方々の熱意に胸を打たれました。

その後6名ほどのグループに分かれて、水族館のバックヤードを案内していただきました。海の生き物たちを守るために水質や水温を調整するたくさんの装置に驚きながら、先ほど聞いた震災被害を思い出します。この電源がすべて失われたとき・・・。目の前の美しい海の生き物たちの命が失われることを思うと切ない気持ちになります。また、生まれたばかりの命や豆粒ほどの海の生き物を慈しみ大切に育てる様子を目にし、スタッフの方々の愛情を感じました。また、春の講演の中で聞いた「ウミガメ」にも会うことができました。この生き物たちを苦しめるプラスチックゴミをなくさなければならないという思いを強くしました。

プラスチック海獣あらわる!!

午後は、場所を松下海岸に移して、海辺の清掃活動を行いました。美しい海岸を目にし、あまりゴミはなのではないかと思ったのもつかの間、ブロックの隙間からたくさんのプラスチックゴミが!!隙間にはさまってなかなかとれないゴミに苦戦しながらも、ゴミを誤って食べる海の生き物を思うと何が何でも取りたいという気持ちに!空き缶やペットボトル、釣りで使った網などたくさんのゴミを拾いながら、私たちの便利な生活で生まれるゴミの現実にがっかりしてしまいます。目の前に広がる美しい海を前に、どうにかして、この海のごみを減らす努力をしなければならないという思いを新たに、郡山に帰ります。

この事業は、福島県学術教育振興財団の助成によって実施された「SDGs学習ツアー」です。ここで学んだことを探究活動に生かしていきます。

あさか開成高校からはじめる SDGsアクション!!

 

生徒の感想(一部)

・アクアマリンが今の段階まで復興するために1年や2年かかると思っていたが4ヶ月くらいで復興していてその裏でアクアマリンの職員や飼育員のほかに関東の方の動物園や水族館の人の助けがあったり学生の助けがあることで助けられなかった命もあったけど少しでも命を守ることができたことにとても感動したし絆の大切さを感じました。

・実際の津波の映像だったり、職員の方たちがとった行動など沢山の事聞き学ぶことが出来ました。
映像でしか見たことがないので実際に見たらもっと怖いと思うのですが、映像でも鳥肌が立つくらいとても怖かったです。災害はいつ起こるか分からないので、起きた時に自分にできる行動を理解しみんなの命を守りたいです。

・津波の恐ろしさを知った。自分は内陸で育ったため、津波の恐ろしさを知らず、どこか他人事のように考えていた。ニュースなどで見ても、「海辺の方の人は自分たちの地域より被害が大きくて大変そうだなぁ。」と軽く流していた。しかし今回津波によって沢山の人が亡くなり、未だに行方不明者もおり、建物の崩壊なども酷かったことを知れた。今後絶対に起こって欲しくないが、もし11年前のような震災が起こり、復興作業が困難な時、自分は動けて体力のある若者の1人として復興作業のボランティアなどに進んで参加したいと思った。また、もっと震災のことを知り、自分に出来ることを探したいと思った。

・アクアマリンを運営する中で大切な水温を調節したりモニターを見ながら餌を与えたりという一つ一つの動きが運営する上で凄く大事なんだと気付かされました。

・魚の生息域や海の温度に合わせて水槽を管理していたのが印象的でした。魚は繊細でとても大変な作業だと思いました。またウェットスーツがオーダーメイドで体型管理もしなくてはいけないのは、初めて知った事だったので意外でした。

・砂浜の方だけでなく駐車場の方や階段の方に貝殻やタバコのゴミなどが落ちていて拾ってもなくならなくそんなに広い砂浜ではないけど沢山のゴミがあってとても驚きました。そして環境問題の深刻さを身にしみて感じました。

・タバコが多く、また、なんでこんなものが、と思うものも多かったです。海で、出したゴミだけでなく、たまに、道端に落ちているゴミなども、風に乗ってあそこに集まっていくんだろうと思いました。道端でゴミを見つけたらなるべく拾うようにしたいです。

・最初見た時海岸が少し小さい所だったのであんまりゴミがないんだろうなと思っていました。ですが、丁寧に見ていくと段差の隙間に沢山のゴミがありました。飲んだ缶のゴミやペットボトル、肉の入れるプラスチックトレー、網、タバコの吸殻、小さくなったプラスチックの破片など至る所にたくさんのゴミがありました。自分の目で環境問題の現在の状況を見ることができました。たくさんの人にこの活動に参加して欲しいと思います。やはり、自分の目で見て感じることが1番学べると思うので今の現状を知って欲しいです。今日学んだことを活かし、ゴミの処理についてもっと意識して生活していきたいです。