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国際理解交流発表会②「第2部国際理解講演会」東京2020パラリンピック車いすバスケ日本代表豊島英氏

第2部は、国際理解講演会「私が見てきたこと~SDGsから考える」( 東京2020パラリンピック車いすバスケットボール日本代表 WOWOW 豊島 英氏)です。

豊島様の東京2020パラリンピック車いずバスケで銀メダルを獲得するまでの競技人生やSDGsに関する思いに関する講話は、生徒達の心に響く素晴らしいお話でした。特に、「夢、目標をもつこと・挑戦すること・あきらめないこと・最後は自分で決めること」という言葉は、多くの生徒の胸に刻まれたようでした。

講演の後半には、本校バスケ部の生徒と車いすバスケの実技を見せていただきました。体験した生徒は、思った以上に、軽く動く車椅子に驚いていました。さらに、豊島様とツーメンをさせていただいたときには、ドリブルをしながら、車椅子を動かす難しさに苦戦していました。

 バスケをしている豊島様の姿はとても素敵で、歓声が上がる場面もたくさんありました。

最後には、パラリンピックのメダルを披露してくださり、実際にメダルにも触らせていただきました。ずっしりと思いメダルの重さに、講演で伺った豊島様のアスリート人生も重なり、涙が出るほど感動しました。生徒達ともたくさん記念写真を撮っていただきありがとうございました。生徒達の一生の思い出になりました。

 

 

(生徒感想より)

・車いすバスケは今までテレビでしか見たことがなくて、今日直接見ることが出来て嬉しかったです。知識もほとんどなく、初めて知ることばかりでした。ドイツと日本の違いは少ないけど大きな違いだと思いました。日本では車いすの人が路上ライブしてるのを見たことがないし、他の国の人に比べたら困ってるのを見ても通り過ぎてしまう人が多いように思います。生活で障害のある人にどうやって話しかけたらいいのか分からないからなのかも知れません。ですが、困ってる人がいたら誰でも声をかけていいと思います。それを改めて教えて頂きました。パラリンピックの期間中、ベッドがダンボールで組み立てられていたのは驚きでした。たしかに木を切って作るとなると相当の時間とコストがかかり、環境にも悪いかもしれないのですが、そこまで考えられているのはすごいと思いました。最近やっとSDGsに目を向けられることが多くなってきていると思います。今私が思いつかないこともあると思うので見つけて行動していきたいです。夢を追いかけるのはすごくかっこいいことですが、親に反対されたら諦めてしまう人も多いと思います。ですが、これからは将来の夢など自分の意見を責任をもって貫き通して行こうと思いました。今回の講演会で私の中での考え方が変わったことがいくつかあったのでとても有意義な時間になりました。ありがとうございました。

・初めて、アスリートの方にお会いしましたが、経験値の多さに圧倒され、発言一つ一つがとても心に残りました。実際にバスケットボールをしている所を拝見させて頂いて、キラキラ輝いていてとても素敵でカッコ良かったです!なかなか出来ない体験と経験をさせて頂いて、貴重な1日でした。

・自分の置かれた環境を不幸に思うことも悲痛に思うことも無く、愛する車いすでのバスケットボールを続けていく一途な勇ましさがとてもかっこよかった。そもそも、傍から見ている自分たちが相手を憐れむこと自体が浅はかなことで、正しい行いではないことを、豊島さんの真っ直ぐな講演で再確認することができた。

・国籍が違っていても障害があったとしても1人の人間であることは変わりないので、壁を作らずドイツの人のように支え合いたいと思った。また、夢や目標を持って、自分のやりたいことに挑戦を続けて日々を過ごしたいと思った。