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ふくしまの震災の記憶と教訓を次の世代へ語り継ぐ④〜長崎、福岡、広島研修 第4日目盈進高校との交流

12月23日(土)

 日本文化部・オイガ部20名と「3.11あさか開成語り部隊」3名が参加する長崎福岡広島研修いよいよ最終日です。
 本校では、福島県の語り部活動実践校として、2011年の福島の震災を学び、記憶と教訓を語り継ぐための活動を続けています。
 この活動の一環として、本日より3泊4日で長崎・福岡・広島を巡り、その土地の方々との交流の中で、福島の震災の記憶と教訓を語り継ぐことや福島の復興、福島の未来について、一人ひとり自分の考えを深めることを目的とした研修を行っています。

 最終日は、広島県福山市に移動し、盈進中学校高校ヒューマンライツ部との交流です。今年3月11日のオンライン交流をきっかけに、今年度オンライン交流させていただき、12月は対面で交流しましょうと約束していたので、生徒たちは楽しみにしていました。

 

それぞれの活動紹介から交流ははじまりました。感想や質問が活発に交わされました。

 

本校からは、紙芝居の披露と「きぼうのとり」ワークショップを行いました。

初めて会ったとは思えないほど、すぐに仲良くなり、楽しく交流していました。

続いて、ヒューマンライツ部がガイド活動をしている「ホロコースト資料館」に移動して、語り継ぐことについて学びます。

 

ヒューマンライツ部に案内してもらい、ホロコーストについて学びました。地域の資料館を地域の高校生が上手に案内する様子を見て、大いに刺激を受けた生徒たちでした。

(本日の感想)

・盈進高校との交流では、盈進高校が行っている活動に驚きました。学校紹介で、みなさんで手話を交えて歌を歌われていたり、演劇のような形で紹介をされていました。聞いている人に伝えるためのツールには、このようなものもあるのだと関心しました。また、盈進高校では、郊外のさまざまな活動などもされていて、ハンセン病の患者の方にお話を聞き、生きる意味とは何かを学んだり、広島・中高生による署名キャンペーンなどを行い、核廃絶を呼びかけたりしていることを知りました。それだけではなく、東日本大震災にも目を向け、福島のことについても考えてくださっていて、嬉しくなりました。今の自分たちには何ができるかを考え、自分の住む地域だけでなく、他の地域についても学び、世界全体で平和のために活動されていることがすごいと感じました。(3年)

・最初の演劇から心を奪われました。被爆者や被災者に寄り添いながらみんなに思いを伝える姿はとてもかっこよくて、参考にしたいと思いました。私たちにも伝えるということは出来ると思うので、盈進高校さんを参考にしながら思いが必ず届くような語り部活動をこれからやっていきたいです。(2年)

・ホロコースト記念館を盈進高校のみなさんにわかりやすく説明していただきました。日本で起こったことではなくても、600万人の方が犠牲になりその中の150万人の子どもが虐殺されたという事実を忘れてはいけないと感じました。小さな男の子がユダヤ人と知られただけで銃をむけられている写真が印象に残っています。年齢関係なく人種で差別され、人間の扱いもされていなかったことに驚きが隠せませんでした。みんな平等な人間なのに、その時代の人は働ける人か働けない人かを選別され、嘘をつかれてガス室に連れて行かれたり、ひどい環境で強制労働されられたりしていたと聞いてとても胸が痛くなりました。オットーフランクさんがおっしゃっていた「平和を作り出すために、何かをする人になって下ださい」という言葉は私達がこういった歴史を学ぶだけではなく、そこから行動に移さなければ平和な世の中にはならないという事だと感じました。平和を作るために何ができるのかをちゃんと考えなければいけないと思いました。(1年)

・盈進高校のみなさんが、学んだことを自分の言葉でガイドしてくださり、展示物からより深い学びを得ることができた。そういうふうにもう一歩深い学びをしてもらえるような伝え方をしていきたいと感じた。(2年)

 

※日本文化部・オイガ部の活動は、福島県の「チャレンジ!子どもがふみだす体験活動応援事業」の助成を受けています。

※「3.11あさか開成語り部隊」の活動は、福島県「震災と復興を未来へつむぐ高校生語り部事業」における交流活動として行っています。