1月6日(月)

今日は、フマギ高校の生徒と一緒に日本語や英語でお話しながら、国会議事堂、(王宮)、マーチャーシュ聖堂、漁夫の砦、中央市場を訪れ、夕方からカーロリ大学で日本文化交流イベントを行いました。
世界一美しい国会議事堂とも言われる「ブダペスト国会議事堂」は見学ツアーに参加させていただきました。
これが国会議事堂?と思うほど、まるで宮殿のような、金ぴかで絢爛豪華でした。




見学ツアーでは、ハンガリーの歴史のお話を聞きながら、国会議事堂の中を見て回りました。職人の彫刻が飾られている廊下を通り、ハンガリーの王冠と、それを守る警備兵の交代を見ることができました。
問題:国会議事堂内の席の下にある格子は、何でしょう?
答え:これは、当時としては画期的な冷暖房設備です。セントラルヒーティングを採用し、館内を温めるそうです。
問題:これは議場の外の廊下にあったものです。これは何でしょう?
答え:これは、葉巻を置く台だそうです。葉巻を吸う人が多かったのでしょうか?今は使われていないそうです。
国会議事堂の見学のあとは、セーチェーニ鎖橋を通って、王宮のあるブダ側に移動して、マーチャーシュ聖堂と漁夫の砦に向かいました。


マーチャーシュ聖堂内にはベーラ王とその妻の石棺があり、ハンガリーの歴史について多く記録されていました。
漁夫の砦からはブタペストの景色を一望でき、有名な建築家が建てたものだと教えて頂きました。
市場には、ハンガリーの伝統刺繍やルービックキューブ、ハンガリーのお菓子などが販売されていました。市内いたるところ歴史的な建造物にあふれていて、素晴らしい景観に圧倒されました。
夕方には、カーロリ大学に約25名のハンガリーの方々が集まってくださり、日本文化交流イベントを行いました。



まず本校の紹介とよさこい「よっちょれ」を披露しました。その後、郡山市とハンガリーが「鯉」を食べる共通点があることを伝えた後で、本校オリジナルの「鯉クッキー」を渡しました。
次に、日本の文化として「手拭い」の説明をした後に、吾妻袋を作りました。はじめて裁縫をする人も多くいましたが、全員上手に完成させることができました。
次は、書道体験をしました。「鯉」の字を楷書または行書で書いて頂きました。
最後に、日本の文化として水引の紹介をしました。水引の梅結びストラップをお渡しし、とても喜んでいただけました。日本文化や郡山市に興味を持ってくださる方が多くいて嬉しかったです。

イベントの最後には、参加してくださった方から差し入れとして、ハンガリーのクリスマスでよく食べられている「Beigli」(ベイグリ)をいただきました。クルミのペーストや芥子の実のペーストを巻き込んだもので、とても美味しかったです。
交流イベントでは、日本語をたくさん聞きたい!というリクエストをいただき、たくさん日本語を使って、交流することができました。日本に興味を持っていただけたこと、そして、郡山に行ってみたいと言ってもらえたことがとても嬉しかったです。
会場として使わせていただいた「カーロリ大学」は日本語学科があり、日本に留学している方も多いそうです。福島大学のキッティさんもカーロリ大学から留学に来ていました。急遽、通訳として、サポートしてくだっさった渡辺先生、ありがとうございました。
会場を後にするときに、鶴ヶ城のカレンダーも発見しました!

遠いハンガリーで福島とのつながりを感じられてうれしかったです。