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9月24日(土)25日(日)の2日間、郡山市のビッグパレットふくしまで開かれた「SDGs博」に、本校日本文化部と読み聞かせボランティア部オイガが参加して参りました。



当日は、日本文化部が考案し、平田屋様とNPOしんせい様のご協力で完成した「きぼうのとりまんじゅう」(にんじんパウダーとブルーベリー餡入り)と「ハイブリッド和菓子」、「きぼうのとりクッキー」(にんじんパウダー入りクッキーとよもぎクッキー)が販売されました。また、読み聞かせボランティア部オイガは、SDGs缶バッチづくりと新聞紙バッグのワークショップを行いました。たくさんの方にお越しいただき、たのしい時間を過ごすことができました。販売したお菓子は、両日とも完売しました。



初日には、本校3年生の大和田麗さんが、福島県知事内堀様、あばれる君とのトークセッションに参加しました。2日目には、本校フラ・タヒチアンダンス同好会ALOHAの演舞があり、フィナーレには3年生の箭内佑都くんがステージに上がり、県内の中学生高校生とともに会場を盛り上げました。
県内外の約100の企業・団体が出展するブースに刺激を受け、SDGsを楽しく学び、生活に取り入れることの大切さを改めて感じました。
主催の福島民報社はじめ、本校の取組に関心を持って来てくださった方々、参加してくださった方々、お菓子をお買い上げくださった方々、励ましのお言葉をくださった方々、本当にありがとうございました。生徒の活動の励みになります。
あさか開成高校からはじめるSDGsアクション!
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今月のSDGs Dayの提言は、2年2組からです。『毎日当たり前に使っている水について知り、自分の生活を振り返り、改善できることをしよう!』
私たちは、普段当たり前に水を使いますが、人間が使える地球上の水は地球全体の0.01%しかありません。また、私たちが生活で汚した水を川に流したり、人が使えるようにしたりするためには、もとの水の数倍のきれいな水が必要になります。限りある水を無駄にしないために、節水、洗剤やシャンプーの使用量に気をつけるなど、普段の生活で自分が改善できそうなことを探し、実践してみてください!
9月SDGsday ポスター.pdf
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留学生として本校で学ぶ生徒のための、ホストファミリーを募集しています。短期でも可能です。
コロナ禍でなかなか海外に行けないこのご時世です。日本にいながらにして、家族まるごと異文化交流できるチャンスです。
ご興味のあるご家庭向けの説明会を実施しますので、興味のあるご家庭は、生徒を通じてお申し込みください。
なお、一般の方向けのオンライン説明会もあります。
詳しくは、こちらをご覧ください。→AFSホストファミリー募集説明会(オンライン 2022年9月 郡山ver) (1).pdf
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ヤコポくん(イタリア)とトラビスくん(タイランド)は、日本の文化を学ぶために、「書道」や「日本の伝統と文化(華道・茶道)」の授業を本校生徒と一緒に受けています。



↓ こちらは、ヤコポくんの作品です。なかなかのセンスだと、先生からお褒めの言葉をいただきました。

↓ こちらは、トラビスくんの作品です。はじめての華道体験で、りんどうの紫色が気に入ったそうです。黄色の花は、マリーゴールドだそうです。黄色と紫のコントラストが素敵です。

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本年度2人目の留学生が本校にやってきました。
トラビス・ガンウォンワッタナくんです。タイランドから来ました。
英語と日本語勉強してきたので、日本語の挨拶もとても上手です。
初日は、先生方への挨拶と全校生徒への挨拶をしたあと、さっそく、本校生徒と一緒に授業を受けました。
ホームルームは、1年3組です。これからの交流が楽しみです。
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8月20日(土)21日(日)1年生~2年生の希望者生徒51名、教員4名が「裏磐梯ウォーターエデュケーション日帰りツアー」に参加して参りました。8月3日の大雨で当初の予定が延期になっていたため、待ちに待ったイベントです。
このツアーは、裏磐梯観光活性化協議会様の企画で実施されたもので、裏磐梯地域における誘客の推進につながる、楽しく学べるSDGs学習旅行のプランニングを目的としています。これまで、本校で2回、今回参加した生徒を含め、多くの生徒を対象とした講座(裏磐梯の水環境と多様性)とグループワーク・ディスカッション(裏磐梯でやってみたいこと・楽しくてためになる観光プランを考えよう)を行いました。その学びの中で生まれたアイディアも、今回のツアープランに生かされています。(下の写真が、事前ミーティングの様子です。)




当日は、天気に恵まれ(20日は少し雨に降られましたが)、8:00に学校に集合し、元気に出発です。
グランデコに向かう途中、3日の大雨で道路が崩れている場所をいくつも見ました。ニュースで見た通行止めになった道路は今も通れず、迂回道路を使っていました。これらの姿には、自然の脅威を感じます。
裏磐梯グランデコ東急ホテルに到着すると、午前中のプログラム「百貫清水トレッキング」を案内してくださる、富良野自然塾裏磐梯校の校長先生が笑顔でお出迎えしてくれました。トレッキングの持ち物の確認を済ませ、いざ、ロープウェイで山頂へ。ロープウェイから見える磐梯山を望む絶景に、わくわくが止まりません!山頂に到着するとすぐ、旅する蝶「アサギマダラ」が私たちを出迎えてくれました。その幻想的な風景、海を越えて何千キロもの距離を旅する「アサギマダラ」の姿に、浪漫を感じずにはいられません。まだ、解明されていないことが多いため、捕獲した成虫の翅の半透明部分に捕獲場所等をマジックで記入(マーキング)、放蝶するという方法で個体識別を行っているそうです。可憐な姿に秘めた力強い羽ばたきに感動する生徒達でした。




いよいよ、校長先生から、歩き方のポイントを教えていただき、片道60分の百貫清水トレッキングのスタートです。途中、校長先生と2名のインストラクターの先生からガイドしていただきながら、進みます。ヨツバヒヨドリに群がるアアギマダラの姿や美しいリンドウの花に癒やされながら、ブナの原生林を歩いていくと、360度回転した珍しいブナの木に出会います。さらに、その先のデコ平湿原の木道を過ぎると大きなブナの木がありました。その大きな幹に聴診器を当てると、なんと、低い音で樹液が流れる音が聞こえてくるではありませんか!「一本のブナの木から8トンもの水がわき出る」とも言われています。「森のダム」と言われるブナの自然林の大いなる力に感動する瞬間です。


そして、しばらく歩くと、いよいよ今回の目的地「百貫清水」に到着です。日本百名水の「小野川湧水」の源流部に位置する湧水です。おそるおそる、その湧き出る水を飲んでみると、冷たく、透き通ったおいしさです。試しに持ってきた「郡山の水」と飲み比べてみると、全く違うと確信しました。その昔、百貫(=千五百万円)の値以上に価値があると讃えられたそうです。ロープウェイがなかった時代、この水を求めて、山を登った先人達を思いながら、何百年も越えてきた湧水を味わう一同でした。猪苗代湖に流れる水源地「百貫清水」を後に、来た道を戻ります。大雨で流れた土砂や崩れた道、小川を飛び越え、木道を歩きながら、自然の美しさと大いなる力、そして脅威を感じたトレッキングでした。



ランチは、ホテルのカフェでおいしいチキンカレーをいただきました。トレッキングのあとのご飯は格別で、細身の体で、大盛りおかわりをする生徒もたくさんいました。
午後のプログラムは、小野川湖に移動して「カヌー・SUP体験」です。ライフジャケットを着用して、いざ小野川湖へ!穏やかな湖面で、思う存分楽しみました。インストラクターの楽しくて、ためになるクイズに答えながら、大きな湖を進みます。見えてきた磐梯山の雄大さに息を飲む一幕もありました。
カヌーやSUPの操作にも慣れてきたころ、「みんなでアート」に挑戦です。インストラクターの指示に従い、カヌーを横に連結させて、端のメンバーの手を静かに離していくと,,,なんと、「カヌーでフラワー」ができあがりました。大きな歓声とともに、その姿をドローンで撮影してもらい、「みんなでアート」の完成です。SUPでも、同じように挑戦しました。みんなで協力して作り上げたアートは、楽しい思い出となりました。



体験のあと、小野川湖の生き物たちを見せていただきました。「川エビ」や「カワニナ」、「イワナ」の稚魚の姿に、「釣りもやりたい!」「湖で実際に見てみたい!」の声も。インストラクターから「(餌になる)カワニナがいるから、小野川湖には蛍がたくさん飛び交うんだよ。」のお話に、満点の星空に飛び交う蛍の小野川湖を想像し、うっとりする生徒達でした。そして、この美しい水環境を守ることの大切さを実感しました。また、道中や小野川湖の周辺に咲いていた「オオハンゴンソウ」が多いことにも気がつきました。背の高いコスモスのようなかわいらしい姿の「オオハンゴンソウ」。群生していると、黄色のじゅうたんのようで美しいのですが、この花が「特定外来生物」。つまり、「外来生物法」により、栽培したり、生きたまま運搬したりすることなどが禁止されており、違反すると重い罰則が科せられます。「オオハンゴンソウ」は、北アメリカ原産のキク科の多年生の植物で、日本へは明治中期に観賞用として導入され、 1955年に野生化が確認.されたそうです。繁殖力が強く、在来の植物と競合して駆逐してしまうため、駆除しなければならない植物です。また、裏磐梯には、「ウチダザリガニ」という、特定外来生物もいて、駆除対象となっています。生物の多様性を脅かす「特定外来生物」について考えさせられました。


充実した一日に大満足の生徒達。今回のモニターツアーを通して、何を考え、どのようなアイディアがでるのか、楽しみです。
今回お世話になった「裏磐梯観光活性化協議会」「裏磐梯グランデコ東急ホテル」のみなさまに、深く感謝いたします。
『探究カフェ』開催しました
9月8日(木)に第8回目の『探究カフェ』が開催されました。
久しぶりの開催ということもあり、 いつもより少し緊張しましたが、 通常どおり生徒の笑顔と活動がみられました。
今回は臨床心理士の七海圭子さんを講師に、ミニ講座「 カウンセリングの最前線 ~心と身体のつながり~」を開催しました。人間関係の問題は「 心」と密接に関わっていること、時には暴力や虐待、 ひきこもりなど様々な社会問題につながることもあるなど、 近年のカウンセリングの視点から社会問題を考えるうえでの心のケ アについてお話しいただきました。30人以上が参加し、 熱心に聞いていました。
放課後にはこわかネットのこばてぃ、 もんごーと談笑する生徒もみられました。また、3年生から面接説 練習をやってもらえたらという意見も出てきました。協力してもらえそうな返事がありましたので自分から積極的に声をかけてみてください。
七海さん、こばてぃ( 小林直輝さん)もんごー(櫻井龍太郎さん)、ありがとうございました。
次回は9月29日(木)です。 みなさんのお越しをお待ちしています。



部活・委員会
今大会は本宮高校との連合チームとして、県北支部予選に出場しました。夏の大会後から本宮高校と合同練習や、他校との練習試合を通して、チーム強化を図ってきました。大会では1勝を挙げましたが、最終的には敗者復活2回戦での敗退となりました。大会でも試合を重ねるごとに結束が強まり、連合チームとは思えないようなプレーも見せてくれました。両校の選手の今後の成長に期待したいと思います。大会結果は以下の通りです。




福島西高校に勝利し、本校の校旗の掲揚と校歌の演奏が行われました。あさか開成高校の現1・2年生にとっては、公式戦で初めて歌う校歌となりました。この経験を生かして次の大会に向かって、また努力する決意を持った選手達の後ろ姿です。今後とも応援をよろしくお願いいたします。
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8月19日(金)1年生4名、2年生6名、3年生4名、教員3名で、猪苗代湖の「ヒシ刈り」と「アクアマリンかわせみ水族館」に行って参りました。あさか開成高校は、6年前から「水プロジェクト」と題し、安積疏水や本校の水源地である猪苗代湖の水環境保全活動を行っています。活動を通して、私たちの生活を支えてくれる猪苗代湖を誇りに思い、郷土愛を育んでいます。さらに、その活動をローカル SDGsの実践につなげています。
さて、今年度第1回目は、猪苗代湖の「ヒシ刈り」のボランティア活動と「アクアマリンかわせみ水族館」の見学をしました。
野口英世記念館の裏手にある「猪苗代水環境センター」に集合した一行は、貸していただいた胴長をはいて、いざ猪苗代湖へ!
みなさんはヒシという植物をご存じでしょうか。ヒシは一年草の浮葉植物で、湖底から茎を伸ばして水面に葉を広げています。ヒシの実は皆さんもご存知の忍者が使う「まきびし」のヒシです。実がついて時間が経つと黒く堅い実が湖岸に打ちあがります。鋭いトゲは堅く、とっても痛いです。今の時期は、実がついているものは少なく、葉がぷかぷかと浮いている状態で、花をつけているものもちらほらとみられました。



近年、猪苗代ではヒシが大量に繁殖しており、ヒシを湖中で枯死させたままにしておくと、根や茎などが腐り、水質悪化の一因となると言われています。また、ヒシが急激に生息地を広げたことにより、昔から生育していたコウホネや希少種のアサザの生息地を奪っています。そのため、毎年猪苗代湖の浅瀬に生育するヒシを刈取る作業を行っています。
胴長を着て、いざ作業場へ向かってみると、ヒシがびっしりと湖一面に広がっていました!!腰まで水につかって、ヒシを絡め取るようにしながら、引き抜いていきます。慣れない手つきで作業を進めますが、思った以上に長いヒシの根っこにびっくり!この根も残ると腐り、水質汚染の一因になります。丁寧かつ、効率的に、ヒシを引き抜き、黄色の採集コンテナに詰め、舟で運び出します。ヒシを刈り取っては運び、刈り取っては運びの大変な作業です。陸でも、刈り取ったヒシを軽トラックに積み込み、畑と作業場所を行ったり来たりと大忙しです。刈り取ったヒシは畑の肥料として利用されます。今回の作業で回収したヒシは、7.7トン。今回行った場所はヒシが繁茂する一部にすぎません。まだまだ岸に沿ってびっしりと生育しています。



そして、2時間後にはヒシはきれいに取り除かれ、湖面が見えるようになりました。しかし、湖面に浮かんでいたのは、木の枝・瓶・プラスチックゴミ…。悲しい現実。



その後、かわせみ水族館見学に行って、水辺の生き物の学習をしました。環境保全の大切さ、美しい郷土を守る使命感を新たにした生徒達でした。



【生徒の感想】一部
・ヒシを初めて見て、想像していたよりも根がとても長かったです。これを巻きとるのがとても難しかったですが、回数を重ねることに少しできるようになりました。根を残してしまうと、そこからまた繁殖してしまうかもしれないためしっかり根まで取ることが大変でした。
・ヒシは繁殖力、成長速度共に早いため、駆除してもまた茂るの繰り返しで、期間の間隔を空けずに一気に駆除する必要があるので、時間がかかる上に、ヒシは取りやすいが故に、すぐ量が溜まって、重くなるので体力をとても使うことがわかった。高齢者が多く若者が少ないので、湖を守るための今後の維持が課題となっていることも学んだ。
・猪苗代に住んでおられる方にどのくらいの頻度でやっているのか聞いてきたところ、毎週金曜日にやっているんだとおっしゃっていた。ずっと中腰でやるので私も腰がきついと感じていたが、高齢の方達は、私以上に犠牲を払ってやってくださっていることを感じて感謝の気持ちでいっぱいになった。地元の方ではない人も参加していて、猪苗代町民として嬉しくなりました。根っこが強くて、定期的に抜かないとひしの実は無くならないと思いました。
・ヒシの奥には漂流物が沢山あり、ほとんどが瓶やプラスチックのものだった。流れつく間に壊れたものの部品だったり、農業で使う土を入れる大きな袋、栄養ドリンクの瓶などを拾った。サンダルや納豆のタレのゴミなど日常生活で出るゴミもあった。しっかりも捨てないことで海や湖を汚していることを目の前で知って、悲しかった。
どんどんヒシを狩っていくうちにヒシだけでなく、流木や瓶、ペットボトルなど漂着物があり、漂着物に邪魔され後半はなかなかヒシ狩りが進まず、ゴミ回収になってしまいました。ヒシだけでなく漂着物も回収して水質を良くして、福島県の猪苗代湖を自慢したいと思いました。
・これまで猪苗代湖の湖水浴場など綺麗な部分しか見てこなかったため現状の把握がいまいち出来なかった。実際、作業を行なったが、奥に遊覧船や水上バイクが走っている様子を見たがその手前にはヒシが湖面を覆っていて、自分達が作業したところの奥のほうにも茂っていて、ヒシの繁殖力の凄まじさを体感した。一緒に作業していた人の話を聞いたが、奥のほうは水深が深く船が入れるが、手前は水深が浅く入れないため手作業で駆除していくしかないと言っていた。そのため過去3回行ったと言っていたが、手作業のため駆除期間の間隔を空けてしまい2週間でやや成長したとおっしゃっていた。ヒシも生物である以上、成長し続けるため駆除の難しさを感じた。加えて、作業仲間の人たちは高齢者の方が多く、和気藹々とした雰囲気が見られた場面もあったが、作業は肉体的で身を屈めるため足・腰にとても負荷がかかるため、ヒシ駆除の裏にももう一つの問題もあるのだと思った。高齢者が多い上に、ヒシを駆除しなければならない、人間と植物の共存は時々難しい一面もあるが、実現するためにボランティアに参加ことに加えて、何か案を考えたいと思った。
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8月3日(水)~8日(月)本校主催の「SDGs東京スタディプログラム」を開催しました。コロナ禍により、海外研修の代替事業として企画された、SDGsに関する世界の実情について、英語を使って、英語で学ぶ、体験型のスタディプログラムです。「フィリピンオンラインスタディツアー」「TOKYO GLOBALGATEWAY」「JICA地球ひろば」での学習を含めた計4日間のプログラムです。1年~3年の希望者が参加しました。
***8月3日(水)4日(木)のフィリピンオンラインツアーについては、「世界の現状を知るSDGsスタディツアー~フィリピンゴミ山から見る貧困と環境問題オンラインスタディ」の記事をご参照ください。***
8月5日(金)早朝、郡山駅に集合したのは、1年生1名、2年生2名、3年生14名の合計17名。新幹線で東京へ向けて出発します。午前中に訪れたのは、「TOKYO GLOBAL GATEWAY」。「生きた英語」を体験的に学ぶことができる施設です。
「オールイングリッシュ」の環境でのプログラムに緊張した面持ちの生徒達でしたが、3つのグループに分かれての「チームビルディング」で、だんだんと緊張がほぐれてきた生徒達。伝言ゲームやジュエスチャーゲームで自然と笑顔になってきます。
セッション1は、アクティブイマージョン・エリア。英語で、「SDGs 地球の17の目標を考えよう」というプログラムです。SDGs の 17 の課題について様々なシーンの写真から推察し、問題解決に向けたディスカッションを行いました。ここでも常にエージェントが英語で話しかけてくれます。世界の課題が複合的で正解のない問いであることを再認識することができました。英語で伝えること、英語で学ぶこと、オールイングリッシュの大満足なプログラムでした。



セッション2は、ミッションカードを使って海外で遭遇しうる多様な場面に挑戦する「ホテルゾーンプログラム」。海外で実際に体験するようなさまざまな場面、状況が用意され、生徒たちはすべて英語でやりとりをします。本格的な施設にテンションが上がる生徒達です。ここでもエージェントがたくさん英語で話しかけてくれます。英語でのやりとりにも徐々に慣れてきた生徒達は、英語で伝えることの楽しさを感じている様子でした。



すべてのセッションが終わると、ミーティングルームに戻って、振り返りのグループワークを行いました。ここでの振り返りのおかげで、学びをさらに深化させることができました。半日のプログラムでしたが、自分の英語力に自信をつけた生徒も多く、未来のグローバル人材となるべく、さらに英語力を磨いてくれることを期待します。

午後は、「JICA地球ひろば」を訪れました。世界が直面する様々な課題や、開発途上国と私たちとのつながりを体感できる施設です。JICA青年海外協力隊でケニアに派遣経験がある方からのお話を聞いた後、体験ゾーンを自由に見学しました。SDGsの目標到達度がわかる展示を体験して8年後のゴールに向けて、何をすべきか、それぞれ考えるきっかけとなったようです。


大満足の「SDGs東京スタディツアー」でした。
土日をはさんで、最終日は、学校で振り返りを行いました。プログラムでの学びを発信する活動につなげます。
「8年後の未来に向けて」をテーマに、今回の学びを新聞やポスターで表現することにしました。できあがったものは、9月24日25日にビックパレットで開催予定の「ふくしまSDGs博」で展示したいと思います。できあがりを楽しみにしています。
生徒感想(一部)
・TGGセッションでは、グループでのSDGsに対するディスカッションをすることができた。SDGsだけでなく、数の表現の仕方や発展途上国と発展国のことなど基礎についても学ぶことができた。SDGsについてこれまで、自分はこの問題に対して解決策や思ったことなどどう考えているか行ってきたが、今回は、SDGsと各国に着目し、世界全体が目指すべき目標の再確認を行うことができた。加えて、日本の現状についても考えた。グループでディスカッションをすることにより意見を出したり、それに対する意見の食い違いの発生が起こるのでそれを利用してグループ内で英語で話していくため、あらゆる表現のしかたを思いつくことができた。SDGsは意外と明白に分かれていて、発展国で目指すべき目標が少なく、発展途上国で目指すべき目標がやや多い傾向にあることを学んだ。正解がない問題もあったので他のグループと意見交換をするなかでグループでは出なかった意見が出てきて、このような解決策もあるのかと講師だけでなく他のグループから学ぶこともあった。
・JICA地球ひろばでは、実際JICA職員になりケニアに行った講師の先生がケニアで何を学び何を得たか具体的に話してくれました。 「Usijali Endelea,tu」 スワヒリ語で「心配しないで、前に進むだけさ」という言葉です。この言葉に講師の方は励まされたと言いました。とても印象深い言葉でした。 そして展示の方では、SDGsに関する沢山の展示がありました。ダッシュボードやアクションカードゲーム、5Pについての説明や衣食住のSDGsなど、とにかく沢山ありました。どれもわかりやすくて興味深く、遊びながらSDGsについて学んでいる感じでした。とても面白かったです。
・今回のツアーでは、英会話とSDGsを中心に学んだ。発展途上国と発展国では目標の達成度の高低は明白だが、依然として発展国のなかでも日本のなかでも達成されていない目標は数多くある。一つ一つのゴールは壁が高いものの地球ひろばで学んだ通り、自治体や企業など小さいまとまりでも解決した事例がある。自分個人としても環境によい生活スタイルをすることができる。自分はあるイベントなどに参加することが多く自発で目標に取り組んだことがない。ある商品でも、あるものとあるものを組み合わせたことで不便さが解決した上に利点が生まれて、一石二鳥なものができた事例がある。このように、地球ひろばでは考えることがあまりできなかったが製品や産業など目標の深いところに着目し、考えたことを提案していきたいと思った。