あさか開成 校長雑感

2018年9月の記事一覧

週末の大会

前期期末考査中の連休でしたが、就職希望者の受験と同様、この考査と大会が重なった部活動がありました。考査の勉強をしながらも、時間を決めて練習に励み、大会へ臨みました。

まず、ソフトテニス部ですが、高等学校新人体育大会県中大会へ参加しました。3年生の引退後、新チームとして臨む、最初の大きな大会です。今後、1年間の自分たちのポジションを伺う大切な大会であると定義できます。結果は、女子団体は3位、男子団体は7位となりました。男女とも、初心者が多い中、個人戦では思うように力を出せなかったようです。団体戦では、特に女子団体は大健闘をしたのではないかと感じております。

そして、よさこい部は「うつくしまYOSAKOIまつり」へと参加しました。こちらは3年生引退となる大会でした。ユラックス熱海を会場として、県内外から精鋭の13チームによる本戦に臨みました。結果、上位入賞こそ果たせなかったものの、審査員特別賞をいただいてまいりました。成人チームが多い中、しっかりとまとまり、そして本校のモットーでもある笑顔が素敵な高校生らしい演舞ができたと思っております。

期末考査も、あと1日、がんばれ。

就職試験、始まる

就職希望者の試験日が全員決定しました。一番早い生徒が9月16日(日)で、一番遅い生徒でも今月中に試験が終えることが決まりました。現在、前期期末考査の最中ですが、多くの生徒が考査中、考査直後の試験となったようです。

例年のこととはいえ、いろいろな不安を抱えながら、考査の勉強をすることは大変だと思っています。しかし今年度も、就職希望者は、クラスを越えて連携協力、そして励まし合いしながら、期末考査と就職試験の勉強をよくしており、その両立を果たしています。

受験日が決定したので、それぞれが持ってくる「受験届」に印を押しながら、多くの就職希望者と話す機会を設けています。同じように言うことが、緊張して言葉が出なくなることがあるということでした。そのため、背伸びをせず、自分自身をしっかりと見てもらうことの大切さを話しています。

朗報が届くことを祈るばかりです。

本日より前期期末考査、開始

前期期末考査が始まりました。期末考査は19日まで続くことになります。その間、遅くても13時にはすべてのテストが終わりますので、生徒は普段よりも早く帰れることになります。ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

考査1週間前より、部活動も自粛され、教室で居残り勉強している生徒が目立っています。昨日も、2、3年生を中心に、多くの生徒が、学校が施錠される19時ぎりぎりまで居残り勉強をしていました。1年生も、数こそ少なかったものの、必死に勉強している姿がありました。私が、教頭として本校に赴任した4年前に比べても、考査前、考査中の学校での居残り勉強している生徒の数は、倍増したと感じています。

昨日も、放課後、用事があって2年生の教室をまわっていると、多くの生徒が声をかけてきます。問題の解き方の質問ですが、多くの場合、その期待には応えることができず、一緒に考えたり、周りの生徒に支援を仰いだりします。生徒からは役に立たない先生だと思われているに違いがありません。

考査や受験は、最終的には、誰の力も借りずに一人で頑張るしかありません。しかし、その過程においては、仲間同士、切磋琢磨することも重要だと考えます。私も、高校時代、仲間と放課後遅くまで学校で勉強をしていました。放課後の居残り勉強では、普段、話す機会の人とも仲良くなり、そのおかげで多くの友人ができたとも思っています。

頑張れ、チーム開成、「You can do it」

 

9月の花、第2弾

 

9月の花の第2弾は、授業「日本の伝統文化」の3年生の小林真優さんの作品です。

鮮やかなオレンジ色のケイトウがとても印象的な作品となっています。ケイトウは、夏から秋にかけて咲く花で、花が鶏のトサカに似ていることから「鶏頭」と呼ばれており、それは西洋でも共通で、鶏のトサカという意味の「Cock comb」が英名となっています。そのケイトウを、ニューサイラン、ドラセラを使って引き立たせ、まだ花が咲ききっていないグラジオラスを中央に置き全体を引き締めています。

今回は、花器も重要なアイテムとなっているようです。白の重厚感のある花器が安定感を引き出しているように感じました。

また、生徒に感謝です。

心躍る、国際理解講座

8月23日(木)は3年生を対象とした講演会「福島から世界へ ~国際交流に尽力されている方からの話~」、そして、9月6日(木)は1年生を対象とした講演会「共存とは ~国際協力に取り組む方からの話~」が、国際部の主催のもと総合的な学習の時間の中で開催された。

2つの講演会はテーマこそ変われども、例年、多彩な講師陣をお呼びして学年のクラス単位で実施しているものである。今年も心躍る話が聞けた。3年生を対象とした講演会では、「福島から世界へ」の題からも想像できるように、福島を拠点する企業人が考える国際交流の話であった。講師陣には、ベトナムからの技能実習生の通訳兼相談役をしている方、いわき市でフェアトレードのコーヒー豆を扱っているカフェ経営者、喜多方のお酒をブラジルに輸出しようとしている方など多方面で活躍している方をお呼びした。また、1年生対象の講演会では、国際交流を推進しているJICA二本松の方々などを講師陣として迎え、今後の国際理解の動機付けとなる話を聴いた。

同時進行で展開されているため、一つ一つの講座すべてを聴くことはできないが、時間がある限り、見て回っている。時には、足を止めて、聴き入ってしまうときがある。多くが「なぜ」と疑問符が付くときである。例えば、英語も話せないのに、最初の海外旅行がパプア・ニューギニアだったと聴けば、「なぜ」と反応しまう。その後、その人の生き方そのもの、人生そのものに触れる話へとつながっていく。人にはそれぞれの価値や文化がある。多文化なのだ。心躍る。普段の授業とは違い、生徒たちの目もいきいきと輝いているように感じる。ワクワクしているのであろう。

今年も、残す国際理解講座は、11月8日の国際交流・発表会のみとなった。まとめの時期に入ってきた。