あさか開成 校長雑感

2018年11月の記事一覧

11月の花、第2弾

11月の花、第2弾は、授業「日本の伝統文化」の韓国からの留学生のソンくんの作品です。

白に紫の縁取りが入ったフリルのような花びらを持つカーネーションと紫色のウチョウランの組み合わせがとても素敵な作品になっています。ハランが広がりを出すとともに、ユーカリがちょっとした面白さを出し、とても良いアクセントになっている作品です。

ユーカリは、オーストラリア原産の常緑性の高木です。オーストラリアには、多くのユーカリが自生しています。葉の色はいわゆる緑ではなく銀灰色と呼ばれ、シルバーがかった綺麗なグリーンの色をしています。ユーカリと言えば、コアラが食すイメージがありますが、この品種は残念ながらコアラは食べることはありません。コアラが食べる品種は「プンクタータ」などの限られた品種だけです。

今週も、生徒に感謝です。

先週末も生徒の活躍

先週末も、各地で生徒が活躍しました。

11月9日(金)、世界水族館会議に合わせて本校と白河旭高校の生徒14名が、いわき市のアクアマリンパークで、本県のPR活動を行ってきました。アクアマリンふくしまでは、11月5日より、世界の水族館関係者らが集い、海洋汚染問題や飼育環境などについて考える「第10回世界水族館会議2018福島」が開催されており、会議には米国や中国、フランスなど35カ国から水族館職員や海洋研究者ら約500人が参加しておりました。生徒たちは、その参加らに本県の魅力を伝えるとともに、2020年に本県で東京オリンピックの野球とソフトボール競技が実施されることなどを英語で説明してきました。

また、11月10日(土)には、2年生の池田綾乃さんが、仙台市の宮城調理製菓専門学校で行われた平成30年度牛乳・乳製品利用料理コンクール東北大会に臨みました。池田さんは、過日の県大会で「チーズたっぷりいかにんじんチヂミ」で上位2名に与えられる東北大会出場権を獲得しております。東北大会での結果は優良賞でしたが、食物系学科ではない高校でこの成績は大変立派なものだと感じております。この作品のヒントは、韓国からの留学生ソンくんとの会話の中からヒントを得たもので、国際科学科らしい作品となっています。

それぞれの生徒の活躍に感謝です。

充実した国際理解・国際交流発表会

昨日、11月8日(木)、国際理解・国際交流発表会が無事終了しました。それぞれがとても充実した内容の発表を行いました。

国際理解・国際交流発表会は、今年度の総合的な学習の時間での国際理解講座をとおして学んだことを手がかりとして各学年でより理解を深めたもの、国内外の各種研修やセミナーに参加して感じたことや、得たものを、発表する場です。今年度は、Global Spirits(海外研修関係)で7本、Creative Spirits(校内学習)で4本、Human Spirits(ボランティア・交流関係)が3本の計14本の発表がありました。1年生から3年生まで大変立派な発表を行いました。発表された生徒の皆さん、連日放課後の発表原稿及びプレゼンのまとめ、また当日の発表、大変ご苦労様でした。大いに感動しました。

午後は、日本ボッチャ協会強化指導部長の村上光輝氏による講演会「ボッチャから得たこと」が実施されました。この講演では、いろいろなことを学びましたが、私が気になったことを2つ書きたいと思います。1つめは、障がい者の接し方ではイメージ(固定概念)による配慮が時には迷惑と感じる場合もあることをお聴きしました。これは、あらゆる人、国と交流する場合に言えることだと感じました。従来より途上国への支援の仕方については議論が出ており、単にお金を与えたり、工場を作ったりすることではなく、人材の育成をすることが求められているといわれています。今何が必要なのかを相手と話し合い、長期的な視野に立って支援をすることが必要なのではないかと考えます。2つめは、自分から表現することの大切さと表現すれば必ず誰かが助けてくれるということです。ボッチャ競技もリオパラリンピックで銀メダルを取りましたが、他の競技と比べてまだまだ知名度は低く、大会を開催するにも車いすの参加者の対応もあり、会場までの移動、トイレの問題など多くの苦労があるということでした。しかし、何をどのようにしたのかをきちんと表現・発信すれば、必ず周りに協力者が出てくるということでした。本校でも、多くの自主研究班があり活動をしております。自分たちの考えをまとめ、しっかりと周りに伝えれば、多くの協力者が現れるかもしれません。

知は、管理したり、独占したりしれば、それは「閉じられた知」「死んだ知」になってしまいます。知は、多くの人が共有することで「活きた知」となります。本校においても、すべての人間が国内外の研修に行けるわけではありません。この国際理解・国際交流発表会は、そのような研修をつうじて得られた知を共有するために設けられた場だと考えております。この発表会をとおして、知が共有され、新たなる課題の解決へ挑戦する人間が生まれることを期待します。

最後に、この発表会に、お忙しい中、来校していただいた多くの保護者の皆さまに、感謝いたします。

11月の花

11月の花は、授業「日本の伝統文化」の3年生の山本采奈さんの作品です。

淡い黄色のガーベラと鮮やかな黄色のオンシジュームの組み合わせが、とても印象的な作品となっています。そして、ハランとサンゴミズキで高さを出し、ガーベラとオンシジュームを際立たせています。

ガーベラは、春と秋に花が咲く多年草です。乾燥した環境に強いので、野草として見かけることが多い花でもあります。小さく細長い花びらを水平に咲かせる花姿が特徴で、様々な色や形をした花びらの陽気さ、力強さは、その場にいる人たちの気持ちを明るくさせます。私の好きな花の一つでもあります。

11月も生徒に感謝です。

明日は、「国際理解・国際交流発表会」です。本日も、放課後、生徒たちは直前のリハーサルをしております。明日の発表がとても楽しみです。

高校説明会、終了

本日、清陵情報高等学校で、郡山地区の県立高等学校の合同説明会が開催されました。県中地区を中心とした中学校77校に対して、現在の本校の概況及び入学者選抜の概要について説明をしてきました。これで今年度、6月から始まった中学校側に対する高校説明会もすべて終了することになりました。これより入学者選抜の業務が本格的に始まることになります。

今年度は、前半(6月~7月)が15校、後半(9月~10月)が12校、計27校の中学校の高校説明会に参加してきました。昨年度は24校でしたので、3校増加したことになります。説明会では、本校が国際科学科であることから、オーストラリア研修、修学旅行等で積極的に海外の人々との交流をすすめ異文化理解を図っていること、また国内での各種セミナーにも積極的に参加して同世代以外との交流をとおして諸課題への理解の深化を図っていることなど、知を学校に閉じられものではなく、開かれたものとして考えているという本校の基本的な知に対する考え方を説明してきました。

この各種研修等で得てきた知を発表する「国際理解・国際交流発表会」が11月8日(木)に開催されます。今年度も、多くの生徒が国内外の研修・セミナーに参加してきました。どのような知を得てきたのか、今から楽しみです。

保護者の皆さまにも、お時間があれば、是非とも生徒の発表をお聞きしていただきたいと思っています。