あさか開成 校長雑感

2019年4月の記事一覧

進路実現に向けて

本日は、全学年とも進路関係の集会が開催されました。

1学年は、6校時目は情報モラルの講話、7校時目に「ちょっとしたことで人生に大きな差がつく!幸せを呼び込む ポジティブコミュニケーション」の演題でコーチング研修会社ドリームフィールドの阿部侑生氏による進路講演会が開催されました。講演会では、言葉や考え方をポジティブになるだけで身体に、そして周りにも大きな変化が起き、幸せが連鎖していくという内容が話されました。是非とも、新入生にはポジティブシンキングを身につけ、今後の高校生活を有意義なものとして欲しいと願います。

2学年は、6・7校時をとおして、「オープンキャンパスに参加しよう」の演題でリクルートの金澤脩平氏による進路講演会が開催されました。次年度は、2020オリンピック、パラリンピックがちょうど夏休みに当たることから、大学、短大等でオープンキャンパスが開催しづらく、受験前に必要な情報を集めるためには、今年度中にある程度情報収集することが望まれます。講演会では、自分の「軸」づくりについて話がありました。2年生には、早期に自分自身の「軸」を見つけ、進路選択を進めて欲しいと思います。

3学年は、7校時目、最終学年として進路意識を一気に高めるために、進路実現に向けての学年集会が開催されました。学年主任からは、学年全体「チーム開成」で1年間を頑張りたいとの話があり、その後、学年進路係より1年間の進路の流れの説明を受けました。本格的な進路活動が始まります。3年生には、自己の進路実現に向け、「チーム開成」のもと一致団結し、最大限の努力をして欲しいと思います。

ご家庭においても、生徒より本日の進路講演会の内容をお聞きいただき、進路についてお話をしていただければと思います。

頑張れ、あさか開成生。We can do it.

オーストラリア研修オリエンテーション開催

昨日4月17日、放課後、保護者を交えてオーストラリア研修のオリエンテーションが開催されました。

引率者が紹介された後、学校、業者より研修内容全般、提出書類、研修費用、パスポートの取得などについて、詳細な説明が行われました。今年度、オーストラリア研修に申し込んだのは1年生22名、2年生2名の計24名で、7月12日(金)から7月25日(木)の12泊14日(機内泊2日)の研修に臨むことになりました。ホストスクールは、ブリスベン郊外にあるシェルドンカレッジ(Sheldon College)で、生徒たちは学校周辺の家庭に12日間ホームステイすることになります。

オーストラリア研修は、生徒にとって不安や困難と闘いながらも、自己の可能性、自己と世界の関わりを考えることができる貴重な体験だと考えています。生徒が、半年後、大きな成長を遂げていることを期待します。

ノートルダム寺院で大規模な火災

昨日、衝撃的なニュースが入ってきました。ノートルダム寺院で大規大規模な火災が発生し、中央部分の屋根が崩壊、高さ約90メートルの尖塔が焼失したということでした。

ノートルダム寺院は、ヨーロッパのゴシック建築を代表する建物で、フランスのパリ、シテ島にあるローマ=カトリック教会の寺院で、1991年にその周辺地域とともに世界文化遺産に登録されています。

ノートルダムとは、フランス語で「私達の貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しています。つまり、聖母マリアに捧げられた教会なのです。実は、ノートルダム寺院は世界各地にあり、フランス国内でもランス、アミアン、ルーアンストラスブール等の都市にもあり、ベルギー、ルクセンブルク、カナダ等のフランス語圏にもその名を冠した寺院が存在しています。

パリのノートルダム寺院は、12世紀建築されたものです。ゴシックという呼称は、もともとは蔑称で、ルネサンス期の芸術家たちは中世の様式を粗野で野蛮なものと考えていたようです。しかし、ゴシック建築は合理的な建築物で、尖塔に見られる高さ、柱の細さ、そして壁一面に広がる薔薇窓など、その時代の最高の美を追究したものです。

パリ市民の心のよりどころであるパリのノートルダム寺院も、フランス革命のときは、自由思想、反キリスト教を掲げる市民たちによって破壊され廃墟と化しました。寺院の復興運動を助けたのが、ヴィクトル=ユーゴーでした。ユーゴーは『ノートルダム・ド・パリ』を出版し、市民に寺院の復興を呼びかけたのです。皆さんも知っていると思いますが、ディズニーアニメの『ノートルダムの鐘』の原作となるのが、この『ノートルダム・ド・パリ』です。ディズニーアニメの中でも、ストーリー、音楽とも1、2位を争うものだと思っています。見ていない方は、是非、この10連休で見てください。

このノートルダム寺院の火災をみたパリ市民は、聖歌「アヴェ=マリア」を歌い祈りを捧げ続けたと聞き、東日本大震災の時に、パリ市民がこの寺院より犠牲者を悼む祈りが捧げたことを思い出しました。今度は、東日本大震災の時に寄り添っていただいたパリ市民のために祈りを捧げたいと思います。

桃見台保育所にあいさつ

正門にあるユキヤナギが、枝垂れた枝先の長い穂に、たくさんの花を咲かせてひときわ目を引いています。ユキヤナギは、ソメイヨシノの開花が終わる頃に咲く、春の花木です。名前からすると冬の花のように感じられますが、名前の由来は、白い多数の花が雪をかぶったように見えることから付けられたもののようです。ユキヤナギは、非常に見栄えがすることから、古くから切り花としても親しまれてきました。

本日は、家庭科の保育実習、そしてオイガ部の読み聞かせの依頼ために、目時先生、渡部先生、矢内先生とともに、桃見台保育所にご挨拶に行ってきました。昨年度は、桃見台保育所には大変お世話になりました。5月の保育所実習に加え、夏休み中の終日実習を実施していただき、大変お忙しい中、保育系に進学する生徒の面倒を良くみていただきました。生徒からは、子供の成長の早さなど、二度実習にいくことによってしか見えない部分が、とても参考になったと感想が私のところにも聞こえてくるほどでした。

今年度も、昨年度と同様、春夏の2回の保育実習をお願いしたところ、快く引き受けていただきました。桃見台保育所には感謝です。

本格的な授業へ

先週末から郡山市内は桜花爛漫、春真っ盛りとなっています。昨夜からの春雨が、桜流しになってしまわないかと心配しておりましたが、何とか今週1週間程度は桜を楽しめそうです。

学校では、慌ただしい始業に関わる行事も一段落し、本日からは全学年で本格的に授業が始まっています。新入生の皆さんは、各教科担当者との初めての対面です。学習ガイダンスでは、授業の実際、詳細についてまでは説明がなかったと思いますので、各教科担当者より、それぞれの授業のポイント、予習、復習の仕方について、しっかりと聞いてください。

何事においても、始まりは大事です。目標がわからず、方向が定まらないのに、動き出すことはとても困難なことです。しっかりとした目的、目標を持つことが大切だと考えますが、すべてに対して、目的、目標を見つけることも大変なことです。一番良くないのは、わからないのにわかったふりをすることです。そして、惰性に流されながら、事を進めることです。目的や目標が見つからない場合は、じっくり考えましょう。しっかりしてなくても、大きなものでなくても良いです、ちょっと先の目標に向かって、ひたむきに頑張ることが大切なのです。そして、その積み重ねが、自分が目指す目的になるかもしれません。

頑張れ、新入生。

 

部活動登録

毎年のことではあるが、始業式、入学式からの1週間は、行事が続く週である。本日も、放課後は、部活動登録が行われている。特に、1年生にとっては、とても長かった1週間だったのではなかろうか。来週からは通常授業となる。1年生には、週末ゆっくりと休養を取ってもらい、来週からの授業に臨んで欲しい。

総合的な学力の話を先日したが、付け加えると、部活動をするということはアクティブラーニングだと思っている。例えば、陸上部の例を出そう。ただ黙々とトラックを走り込む。自分の設定したタイムに向かって、ただ、ただ走り込むだけである。しかし、その中で、どうすれば速く走れるのか、フォームは、腕の振りは、強く地面を蹴れば等と、自問自答する。自ら課題を見つけ、その課題解決に向かって挑戦し続ける。素晴らしい学習ではないか。これが、チームになれば、お互いの弱点を克服するための挑戦、お互いを生かすための工夫等が入ってくる。そして、この力が結集し、成し遂げた結果に対しての喜びは、格別の味わいである。本校が求めている『共生』が、そこに存在する。

しかし、孤独に戦わなければならないときもあり、結果が出なくて苦悩するときもある。でも、考えて欲しい。簡単に結果が出るものには、大きな感動がついてはこないということを。

 

生徒の活躍

本日は、朝からうれしいことがありました。

本日は、今朝の積雪のため、少し早めに学校に到着しました。学校はロータリーを含め一面の銀世界となっていました。しばらくすると、外から生徒の声が聞こえ始めました。例年ではありますが、部活のために早め学校に来た生徒が、学校内の除雪をし始めたのです。バレー部、バスケ部等の生徒たちでした。学校に来ていた数名の先生方も加わり、ロータリーの雪は、みるみる無くなっていきました。

一段落すると、生徒から「正面玄関前の歩道をやりましょう」という声が出ました。本日は、歩道はほとんど雪が溶けておらず、歩きづらい状況でした。いつもは、学校内で終わる除雪であったが、学校外の歩道の除雪を行うのは、初めて見る光景でした。歩道の整備は、本校の登校路だけでなく、近隣の小学校の登校路にもなっています。今後も継続しなければならないことだと感じました。

部活動の生徒に感謝です。

 

本日も行事

季節外れの寒さに、開花した桜も凍えているようです。そして、4時過ぎからは、まさかの雪が降ってきました。車の上には、1センチ程度の積雪も見受けられます。

本日学校では、午前中は身体測定が行われました。その後、2・3年生は課題テスト、1年生は学習ガイダンスとなりました。

1年生の学習ガイダンスでは、教務より単位制高校における基本的な知識、そして学習全般についての話がありました。新入生は、「履修」と「修得」の違い、必履修科目と選択科目等、いままで聞いたこともない言葉に圧倒されているようでした。その後、各教科より勉強方法についての話がありました。どのような学校でも、中心となるのは授業です。しっかりとした心構えで授業に望むことを期待したいと思います。

明日は、1年生は課題テスト、2・3年生は通常授業が始まります。1年生は、明日までは、少し忙しい日が続きます。早く学校に慣れることを、祈るばかりです。

本日は、生徒会役員が活躍

晴れ間が見えたものの花冷えのする本日、生徒会による対面式と部活動紹介が開催されました。

対面式では、生徒会の役員による学校紹介、外国人留学生の紹介が行われました。学校紹介では、春休み中、生徒会役員が毎日学校に登校して、部活動の様子などを記録したビデオが上映され、新入生は熱心に見入っていました。外国人留学生の紹介は、留学生に対して英語を交えて質問を行う等、国際科学科としての学校の特色が前面に出たもので、新入生もびっくりした顔をしておりました。生徒会役員の企画力の高さに驚くと同時に、今年8月末に行われる公開文化祭が、今から楽しみになってきました。対面式の最後に、新入生の代表生徒より、学校行事や国際部主催行事に積極的に参加し、先輩方と同じように充実した高校生活を送りたいと、在校生に対するお礼の言葉が述べられました。

部活動紹介では、各部が工夫を凝らしながら紹介を行い、新入生の加入を促しました。今週末の12日(金)には、部活動登録があります。新入生の皆さんには、放課後、各部の活動の様子をしっかり見ていただき、12日までに、これから3年間所属する部を決めていただきたいと思います。部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。学力とは、知力だけではありません。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも学力の一つだと思っています。新入生の皆さんには、総合的な学力を持った人間として成長して欲しいと願っています。

 

平成31年度(令和元年度)、始動

無事、始業式・入学式が終わり、平成31年度あさか開成高等学校が本格的に始動しました。

今年度は、203名の新入生を迎え、全校生徒599名での出発となりました。今年は、本校の桜も新入生の入学を待っていたのか、満開の桜の中の入学式となりました。本当に新入生を歓迎しているようでした。

今後は、教職員一丸となって、生徒一人一人の花を咲かせるべく、努力を継続したいと考えています。

本日、お忙しい中、本校入学式にご臨席いただいたご来賓並びに保護者の皆さまに、改めて感謝申し上げます。