2019年4月の記事一覧
令和元年、PTA活動本格始動
平成31年度PTA総会が無事に終了しました。
平成30年度の事業報告、決算、平成31年度の事業計画、予算など、すべて滞りなく承認され、平成31年度の新役員の決定しました。令和元年のPTA活動の本格始動です。旧役員の皆さま、大変ご苦労様でした。また、新役員の皆さま、今年1年、どうぞよろしくお願いします。
最後になりますが、お忙しい中、学校に足を運んでいただいた保護者の皆さま、大変ありがとうございました。今後とも、あさか開成高校の教育活動の充実発展のためにご支援、ご協力をお願いします。
なお、本日おいでいただけなかった方のために、5月8日(水)の14時20分より大会議室で今総会の報告会が開催されます。
PTA総会開催のお知らせ
明日4月27日(土)、PTA総会が開催されます。
総会の前に、1、2年生の保護者については授業参観、3年生の保護者及び希望者には進路講演会を開催します。高校になると、なかなか学校に来る機会もございません。この機会に、是非とも学校に足を運んでください。
日程 12:20~13:10 授業参観(各教室、授業についてはお子様に確認をお願いします)
進路講演会(第1体育館 3年生、3年生以外でも結構です)
13:10~ 受付開始(第1体育館入り口)
13:30~14:30 総会(第1体育館)
14:40~15:00 進路指導部、生徒指導部、国際部より
15:10~ 学年総会、個別懇談
なお、本校には駐車スペースがございませんので、自家用車での学校への乗り入れはご遠慮ください。
小さな改革、大きな思い
本日の発行の進路だよりを読み、思わず筆をとりました。
進路だよりの裏面の一番最後に「進路より愛をこめて」という欄があり、何だろうと読み始めてみると、進路室前の入り口に「今月の標語」を張っていますというものでした。今年度より始まったものです。
記事には、「皆さんが立派な社会人として、どこへ出ても活躍できるように成長して欲しい、特に三年生の皆さんには進学試験や就職試験を無事に乗り越えてほしいという願いを込めて」と、この標語を作った思いが述べられていました。
年度当初より何度も進路室に行っていながら、この記事を読むまで、この標語の存在に気づかなかった自分をとても恥じました。
三年生の諸君、進路指導部の大きな愛を、しっかりと受け止めてください。
総学のテーマ、決定
今年度の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマは、『共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~』となりました。
私自身は「レガシーとの共存」かな?と思っています。
2020東京オリンピック、パラリンピックで、「レガシー」という言葉が、一躍大きくクローズアップされるようになりました。レガシー(legacy)とは、遺産、先人が残したものという意味です。レガシーの言葉自体は、「代々受け継がれた」というポジティブな場合でも、「時代遅れの」というネガティブな場合でも使用されます。オリンピックレガシーは、2002年のソルトレイクシティオリンピックより提唱された概念で、「長期にわたる、特にポジティブな影響」され、オリンピック開催を契機として施設やインフラの整備、スポーツ振興等による生活の利便性が高まりを指しています。私たちの生活の中には、これからも引き継いでいかなくてはならないもの、また、新たな伝統として築き上げていかなくてならないものがあります。
今年は、「レガシー」という考えを少し深めていきましょう。
端午の節句
本日4月25日、1校時目に、今年度パラグアイから来た留学生のルイスくんのウェルカムパーティー、そして端午の節句のお祝いをしました。
ルイスくんも、まだまだ日本語を話すことは難しいようですが、少しずつ聞き取ることができるようになってきたようです。毎年そうですが、あと1ヶ月ほどすれば、日本語も話し出すようになり、本校生徒と見分けがつかなくなるようになってしまうでしょう。先日、放課後、剣道部の練習を見に行ったときには、ルイスくんが胴着を着て、素振り、足運びの練習している風景を目にしました。日本の文化に興味を持ち、積極的に学ぶ姿勢をみて、とてもうれしく感じています。
本日は、日本語の矢内講師より、端午の節句について説明を受け、その後、柏餅を参加者全員で食べ、歓談しました。教室には、武者人形が飾られ、本格的な五月の節句を祝う会となりました。現在、日本の家庭においても、季節の行事を、その由来とともに祝う習慣が廃れ始めてきました。日本の文化を再発見する、良い機会でした。
国際関係の総学、本格始動
本日より、国際関係の総合的な学習(探究)の時間が本格的に始まりました。
1年生は本校演劇部による「SHIROCK」の観劇、2、3年生は国際部より今年度の総合的な学習(探究)の時間について概要が説明されました。
演劇部の「SHIROCK」は、昨年度福島県高等学校演劇コンクールで最優秀賞を獲得した作品で、同東北大会でも優良賞を受賞しました。掻き鳴らされるギター演奏、歌と激しい踊りで始まるオープニングは、これから始まる心の葛藤を表しているかのようでした。
「SHIROCK」は、名前から分かるとおり、シェークスピアの『ヴェニスの商人』を原作とする作品です。原作にはない、その後についても言及しています。ここでは詳細な説明は省きますが、最後は会場からすすり泣く声も聞こえてきました。是非とも生の舞台を見ていただきたいと思っています。7月に公演が決まっているようですので、近くなったらHPで紹介したいと思います。
今回の作品の主題にもなっている偏見や差別ですが、私は、偏見や差別は、普段の生活の中で必然的に遭遇してしまうものだと考えています。だから、差別をしてしまいそうになるとき、他者の立場でものごとを考えることができなくなったときに、是非とも考えて欲しいのです。偏見を持ち、差別をしそうになった自分を否定するだけでは、決して何も生まれることはありません。偏見や差別を手掛かりに、自分を見つめ直し、現在の自分を含めた社会の何を変えれば、豊かな社会につながるかを真剣に考えて欲しいのです。その営みは少しずつで良いので、決してあきらめることなく、継続することが大切だと考えます。本校演劇部は、そのことを目指しているのだと思います。
春季東北地区高等学校野球県中支部予選
本日4月24日、運動部の先陣を切り、野球部がヨーク開成山スタジアムで春季東北地区高等学校野球県中支部予選の1回戦に臨みました。
相手は、奇しくも昨年と同じ安積高校でした。昨年の敗戦の記憶を払拭すべく臨んだ試合でしたが、今回も敗退という結果に終わりました。常に何事にも挑戦することを語ってきた私としては、今回の敗戦も「良い経験をした」とプラス思考で受け止め、明日からの敗者復活戦に全力で臨んで欲しいと願っています。敗者復活戦は、明日4月25日10時より、本宮のしらさわ球場で、小野高校・湖南高校の合同チームとなりそうです。
最後になりましたが、お忙しい中、応援に来ていただいた保護者の皆さま、昨年の卒業生に感謝申し上げます。
本校野球部は、他の部活動と比べ、なかなか部員数が増えず、今年も新入生の入部者も5名(内2名はマネージャー)と少ない状態です。私も、以前、ある部活を持っていたとき、部員数が3名の時がありました。部員たちには、「君たちは現在恵まれた環境にはないが、あと10年後、あの先輩たちが部をつないでくれたから、今の部の存在があると言わしめろ」と励ましていたのを覚えています。
頑張れ、あさか開成野球部。
横断幕にあるように、「練習は嘘をつかない 心をひとつに ひたむきに」。
生徒会役員による朝のあいさつ運動
今年度は、学校経営・運営ビジョンを少し見直してみました。
今年度の経営方針では、本校の特色である体験活動、交流活動の諸活動のより一層の活性化をとおして、自ら考え、判断し、行動することを繰り返し、それら諸活動で得た知を社会に還元しようと行動する人間の育成を目指しますこととしました。
そして、努力目標の三つ目、生徒指導に当たる部分を『自主・自律の精神の育成』としました。「自ら考え、判断し、行動する」ためには、自己を律する必要があります。自己を律するためには、内なる自己との対話が不可欠です。そこでは、真の意味での正しさ、楽しさ、豊かさは何かと問わなくてはなりません。そして、その正しさ、楽しさ、豊かさで重要なのは、自分自身がかけがえのない人間であるように、他の人もまた、かけがえのない人間であるという考え方です。人を手段として使おうとすれば、自分も手段として使われてしまいます。人間関係を手段とする考え方は、争いを生むだけです。律するとは、単にルールを守ることではありません。自己の中で、真の正しさを確立し、自分自身を尊重し、周りの人を尊重しながら生きるという「平等のための、共生のためのルール」をつくることを意味していると考えます。
先週より、安齋麗会長をはじめ生徒会の役員が、毎朝、正面玄関前に出て、自主的に朝のあいさつ運動を行っています。あいさつは、人と出会ったときに交わす儀礼的な動作ですが、個人と個人、コミュニティ内の連帯を強める文化的な行為であると思っています。
自主・自律の精神に満ちあふれた生徒会役員の生徒に感謝です。
アースデイ
本日4月22日は、アースデイ(地球の日)です。地球環境について考え、地球のための行動をする日です。
このアースデイは、1970年にアメリカで始まったものです。この機会に、みなさんも地球環境について、何かできることを考えてみましょう。
話は少し変わりますが、さる4月13日(土)、2、3年の生徒が猪苗代湖の清掃活動に参加してきました。
本校の国際教育には、学校共通テーマがあります。「水」に関するものは、2017年の「水と共存」でした。当時の3年生のグループは、自分たちの探究活動を、2016年4月に日本遺産に認定された安積疏水からアプローチしました。安積疏水は、戊辰戦争後間もない、荒廃したこの東北郡山の地に、外国の最新技術を導入し、そして、全国から「人」、「モノ」、「技」を結集し、苦難を乗り越えて完成したものです。この事業の成功は、郡山に農業面の発展だけなく、米や鯉などの食文化の豊さ、さらには水力発電による紡績等の新たな産業の発展の基礎をもたらしました。当時の3年生は、安積疏水を、多様性を尊重し人々と自然と結ぶ共生のシンボルととらえ、その多様性と共生の精神が、このあさか開成高校の「Global Spirits」「Creative Spirits」「Human Spirits」の校訓に受け継がれていると強調しました。
その後、その後輩たちにより猪苗代湖の清掃活動が始まりました。当初は、数名だった参加者も、今年は40名になったようです。自分たちにできることを探し行動する。とても大事なことだと思います。
ちなみに、私は、本日はスマートフォン禁止デイにし、校内の自然探索を楽しみました。
部活動も本格始動
今週初めより、部活動も本格的に始動しました。今週は、運動部を中心に活動の様子を見学しました。
新入生を迎え、各部とも、3月末に回ったときよりも活気があるように感じます。3年生は最上学年としての、2年生は後輩を持ったことによる先輩としての、それぞれの自覚が生まれてきたあらわれではないかと感じています。
今回はスポーツについて話を進めたいと思います。
まず、昨年度に引き続き今年度も、本校は「オリンピック・パラリンピック教育推進校」に選定されました。2020オリンピック・パラリンピックの開催が500日をきり、来月からはチケットの申し込みを始まります。オリンピック・パラリンピック開催へ向けて、本校独自の視点で、その機運を高めていきたいと思っています。
では、スポーツとは一体どのようなものでしょうか。
やって楽しむもの、見て楽しむものと、いろいろな考え方があります。私は「育てるもの」だと思っています。人の心を育て、身体を育て、夢を育てていくもの、それがスポーツだと感じています。また、スポーツをする人、見る人、協力する人によって、そのスポーツは育てられていくのです。昨年度、パラリンピック種目のボッチャの協会指導部長である村上氏の講演を聴き、スポーツボランティア・リーダーの資格を取得した生徒が2名います。大変うれしく思っております。
9日にも書きましたが、部活動は、座学では身に付きにくい、心の鍛錬をする場でもあります。仲間と協力し、一つの目標に向かって、行動することも、人間として磨くことが必要な資質の一つです。そして、その部活動を育てていくのも部員です。部活をとおして、自分自身を鍛錬し、部活動そのものも活性化していくのです。
頑張れ、あさか開成生。
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