あさか開成 校長雑感

2018年11月の記事一覧

明日より後期中間考査

いよいよ後期中間考査が、明日21日より始まります。生徒の皆さん、準備は万端に整っているでしょうか。

後期中間考査は、連休を挟んで、27日まで続くことになります。考査期間中は、遅くても13時にはすべてのテストが終了します。生徒は普段よりも早く帰れることになりますので、ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

2、3年生については、すでに第二外国語や実習を中心とした一部の科目の試験が昨日より実施されています。生徒の皆さん、少し長めの考査期間にはなりますが、集中力を切らさないようにしてください。

生徒からは、「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という言葉を良く聞きます。その言葉を聞く度に、少しだけうれしくなります。何かを取り組みはじめ、少しでも分かり始めると「これも、あれも勉強しないと駄目だ」と気付き始めます。つまり、分かり始めることがなければ、時間が必要なのかどうかも分からないのです。そのため、「時間が欲しい」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので、少しだけうれしくなります。しかし、「少しだけ」というのは、そのことを考査期間ではなく、普段の生活の中で分かって欲しいという欲張りな願いです。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。そして、過ぎた時間は決して返ってくることはありません。もしかしたら、この平等に与えられた時間をどのように使うかを学ぶところが学校かもしれません。

頑張れ、あさか開成生、「You can do it」

生徒の活躍

考査1週間前ではありますが、先週末も生徒が活躍しました。

11月17日(土)~18日(日)、本校JRC委員会の生徒5名が、いわき新舞子ハイツで行われた平成30年度福島県高等学校青少年赤十字連絡協議会秋季総会・活動発表大会へ参加してきました。参加した生徒は3年生の西條萌さん、遠藤虹心さん、稲毛真桃芽さん、2年生の安田百花さん、松本彩さんの5名で、活動発表大会の成績は優良賞でした。今年度は、7月の西日本豪雨、9月の台風21号、北海道胆振東部地震、そして10月の台風24号と大きな自然災害が立て続けに起きました。JRC委員会では、被災地に向け、自分たちがどのようなことができるかを考え実行してきました。募金活動についても、「1円募金」という形で自分たちの財布から出しやすい金額に設定し、「何のために」ということで壁新聞を作成して募金の意味を全校生徒に理解してもらうように努力していました。そして、従来どおりの募金集めだけでなく、全校生徒から励ましの言葉を集めモザイクアートを作成し、雑巾ととともに送ったことなど、「今何ができるか」を考えて行動していたことを思い出します。今回の発表は、その1年間の足跡を「あさか開成Sprits ~JRC委員会の取組~」としてまとめたものです。

惜しくも最優秀賞は取れなかったものの、今年度のJRC委員会の活動は大変立派だったと感じております。また、西條さんと遠藤さんは、この大会では県役員としても、司会・報告の運営から準備・後片付けまで幅広く活動してくれたようです。

生徒の活躍に感謝です。

Ⅰ期選抜募集要項、アップロード

今週の初め、11月12日(月)、本校のⅠ期選抜募集要項・志願理由書が本校ホームページにアップロードされました。本格的な入試シーズンの始まりです。

平成31年度の県立高校Ⅰ期選抜は、来年の平成31年1月17日(木)から1月22日(火)まで出願受付を行い、平成31年1月31日(木)には面接や実技等の試験が実施されます。

話は少し変わりますが、1年生のみなさんは、昨年のこの時期は、志望校を決定し、進路実現に向けて直向きに頑張っていたのではないでしょうか。不安に潰されそうになりながらも、自分を信じ、地道な勉強をあきらめず継続していたはずです。このような時期は、人生において非常に大切な時期でもあります。自己と対話し、自分自身の課題を見つめ、その課題を乗り越えるために様々な挑戦を繰り返します。その体験を経て、本校に入学してきました。2年生が3年生0学期ならば、1年生は2年生0学期です。2年生は、充実の学年とも呼ばれ、高校時代の中で一番あらゆることに挑戦できる時期でもあります。何を求め高校に入学したのかを思い出してください。充実した2年生を送るためにも、この中間考査を機に、将来について考え、自己との対話をもう一度始めてください。本校は、君たちの未来を切り開く、多くのプログラムを用意しています。

がんばれ、1年生。

2年生、分野別進路ガイダンス実施

本日は抜けるような青空が広がり、暖かい日となりました。小春日和とはよく言ったもので、穏やかな一日となりました。来週からは日本上空には寒気が入るということですので、中間考査を控える中、体調管理をしっかりとしていきたいものです。

2年生は、修学旅行が終わり、切り替えの時期です。本日は、分野別の進路ガイダンスが開催されました。3年生0学期の始まりです。この中間考査を機に、自分自身の進路実現のためのプランづくりを始めましょう。ちなみに、大リーグで新人賞を獲得した大谷翔平選手は、高校時代に、60歳過ぎまでの自己の未来年表を作成し、それに近づくために、今、何が必要かを考えていたそうです。また、過日のボッチャ協会の村上光輝氏も「何をどのようにしたのかを具体的に表現できれば、自ずと協力者が出てくる」と言っていました。目標づくり、そのための具体的な方策づくり、そして最後は継続的な努力が進路実現には必要不可欠です。自覚を持ち、前へ進みましょう。私たちは、君たちの進路実現のため、全力で応援します。

がんばれ、2年生。

中間考査、1週間前

後期中間考査が来週の21日(水)より始まります。

考査1週間前より職員室の立ち入りが禁止されるので、恒例の職員室出入り口で「先生に質問があります」という声が聞こえ始めました。また、放課後は、教室ではお互いに問題を解き合っている様子も見られるようになってきました。私は、この時期の通常とは少し違った活気が大好きです。

前期、思い通りの力が出せなかった生徒は、前期の反省を活かして、計画的な学習に取り組むことを期待します。本校は前後期の二期制なので、中間考査がひとつの大きな区切りであることを意識し、学習に取り組んで欲しいと思っています。

また、この時期は、3年生の大学・短大の推薦入試が山場を迎えようとしています。昨日も、3名の生徒が校長室を訪れ、「明日試験に行ってきます」と挨拶に来ました。

この時期、推薦入試に臨む生徒は、中間考査を控えて、気が気ではないかもしれません。しかし、推薦入試は、その生徒の高校時代3年間の足跡を見ながら総合的な人間力が試される試験です。直前の付け刃の学習を見るものではありませんので、どっしりと構えて、3年間本校で学んだことに自信を持ち、正面からぶつかってきて欲しいと思っています。

がんばれ、3年生。