あさか開成 校長雑感

2019年12月の記事一覧

12月の花

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の中川莉緒さんの作品が正面玄関を飾っています。

今回は、ドラセナ、ヒペリカム、デンファレ、赤目柳を使った作品となっています。

とっても艶やかで、華やかな感じのある作品となっています。

やはり、メインはデンファレでしょうか。どうしても、胡蝶蘭に似ているデンファレに目が行っていまいます。熱帯地方の花らしく、とってもトロピカルで艶やかな感じを受けますが、決して他の花を否定するようなものではありません。

でも、それに負けないのがヒペリカムです。かわいらしい赤い実がとても印象的です。この時期に赤い実と言えば、千両や万両が有名ですが、ヒペリカムの実もとってもかわいいですね。ヒペリカムは、花も実も楽しめる花だそうです。

ヒペリカムは世界に広く分布するオトギリソウ科の植物です。分布の中心はユーラシア大陸の温帯から亜熱帯地域ですが、ほぼ世界中に分布しています。ヒペリカムの花期は6月から7月で、鮮やかな黄色の花を咲かせます。今回は、花ではなく、赤い果実を楽しんでいます。ピペリカムは、千両、万両とは違ったかわいらしさがあります。

最後に、ドラセナの波打つ緑がより一層のかわいらしさを出しています。ドラセナがあるなしでは、この作品の印象も大きく変わるでしょう。

12月も、生徒に感謝です。

師走

「師走」となりました。「師走」の声を聞くと、何だか心落ち着かず、せわしく感じてしまいます。

皆さんにとって、今年はどんな1年だったでしょうか。

今年は、新たな元号「令和」が始まり、改元に関わるいろいろな行事もありました。世界的なイベントであるラグビーワールドカップもあり、大きな盛り上がりました。この盛り上がりは、来年の2020東京オリンピック・パラリンピックの成功を予感させるものでもあります。街中でも本当に多くの外国人を目にするようになり、日本が変わり始めていることが実感できます。

さて、「師走」である12月は大きな区切りの月です。さまざまな区切りで、振り返りをすることは大切なことです。「できたこと」「できなかったこと」、「やりたかったこと」「やれなかったこと」など、この1年をじっくりと振り返ってみましょう。

昨年も書いた記憶がありますが、振り返りの中で、「整理する」ことは大切なことです。

昨年の栄養講話の講師の公立藤田総合病院の管理栄養士、公認スポール栄養士である山崎有理子先生も、講話の中で、紙に書き出すことの大切さをお話をしておりました。「紙に書き出す」という行為の中には、単に「記録する」という要素だけでなく、「整理する」という要素があります。「整理する」ことにより、成果と課題が見えてくるのです。

何を対しても、恐れを抱かず、全力で立ち向かうことは大切なことです。全校集会でも、よく話をすることですが、「失敗」は決して「マイナス」ではありません。「できなかったこと」により、見えてくるものはたくさんあります。しかし、機会を見つけ、振り返りを行うことも、また大切なことです。整理をすることによって、必ず、次の目標がしっかりと見えてきます。

今年、部活動などで、悔し涙を流した生徒も多いと思います。努力した人にしか、悔し涙を流すことはできません。次の目標に向け、しっかりと振り返りをしましょう。

頑張れ、生徒諸君。