あさか開成 校長雑感

校長より

集大成の夏

7月8日(木)、全国高校野球選手権福島県大会に本校が登場しました。

結果は敗退ということになりましたが、得点をとることができたなど

自分たちの持てるものを発揮し、成長が見える試合となりました。

また、3年生にとっては野球人生の大きな節目であり、

集大成であったと思います。

これまで部活動を通して学んできたことを、

進路活動や卒業後の人生の糧としてほしいと思います。

 

今回の大会は、新型コロナウイルス感染拡大以降

初めて生徒がスタンドで応援することが可能でした。

声を出すことはできませんでしたが、吹奏楽や拍手などで応援しました。

少しずつできることが増えていくことに喜びを感じました。

 

 

七夕に想う

校舎内に七夕飾りが登場しました。

それぞれが願いを書いて笹につるしています。

 

七夕は奈良時代頃に中国から日本に伝わったとのこと。

七夕を季節の行事として大切に持ち続けていることは、

めったに会うことのできない恋人同士の苦しみ、

そしてやっと会えた喜びは、

千年以上もの時をへても同じだということなのでしょう。

 

スマートフォン等を通してならいつでも会える私たち、

でも、やはり実際に会うことでしか得られないこともあることでしょう。

恋人同士に限らず・・・。

そして、コロナ禍では、世界中の人の行き来が制限され

会いたくても会えない人たちが実際にいるのです。

 

私が小さい頃から長い間とてもお世話になった方が先日亡くなりました。

90歳を超えた長寿で、ここ2年ほど高齢者福祉施設で生活していました。

しかし、亡くなるまでの1年間、家族の誰とも会うことができなかったとのことです。

コロナウイルス感染拡大防止のために。

 

織り姫と彦星が会えるよう、7月7日が晴れますように。

そして、コロナ禍という暗雲が去り、

会いたい人と会いたいときに会うことができる毎日が1日も早くきますように。

SDGs って何だろう?

6月14日(月)から”SDGs week”が始まります。

”SDGs”という言葉はいたるところで用いられていますが、

”SDGs って何?”と聞かれたら、皆さんはなんと答えますか?

 

SDGsについては書籍でもネットでもたくさんの情報が得られますが、

「わかるような、わからないような」という風に感じる人もいるのではないでしょうか。

そういう私も、SDGsという言葉を初めてきいてから数年間、

「なんとなくわかるけど・・・」という感覚がありました。

 

今は、自分では次のような言葉が自分の中でしっくりきています。

「世界がこれからも続いていくために、すべての人がめざすことを示す、合い言葉」

 

「自分だけよければよい」「今だけよければよい」のではなく、

たとえ多少の不便さがあったとしても

「他の人(場合によっては他の生物)にとってもよい」「将来にとってもよい」ことを目指すのは、

身近なことでも、世界全体のことでも、当然です。

“SDGs”という言葉は、たとえ違う言語を用いていたとしても

みんながそれを目指していますよ、と確認しあえるスグレモノなのだと思います。

 

SDGs week は2週間です。

今まで以上に、合い言葉をかけあって

SDGs を意識した行動をしましょう。

 

【合い言葉】旺文社「国語辞典 改訂新版」より

①仲間どうしが確認し合うため、あらかじめ決めておく合図の言葉

②仲間の主張を短い言葉に表したもの。標語、モットー

 

今、咲く花

心地よい風が吹く季節となりました。

高体連の地区大会も終了し、今週末からは県大会が始まります。

昨年度は開催できなかった大会ですが、

今年度は無観客等の制限がありながらも開催されます。

出場する選手の皆さんは、持てるものを十分に発揮してほしいと思います。

ソフトテニスの県中地区大会の様子

 

さて、校舎内には「日本の伝統文化」の授業でいけた花が飾られています。

最近の2週間分を掲載します。

花材:カーネーション、アルストロメリア、ププレリューム、モンステラ

花材:グラジオラス、スプレーカーネーション、ヤツデ

 

校地内にはこんなかわいい

「金平糖(コンペイトウ)」のようなつぼみの花が咲いています。

名前は「カルミア」、日本語では「花笠石楠花(ハナガサシャクナゲ)」、

花言葉は「大きな希望」だそうです。

でも葉には毒があるとか。

どこに咲いているか、わかりますか?探してみてください。

 

高校生という時代も、季節の花が咲く時期も、

「今」だからこそのものです。

「今」だからこそ、「ひとりひとりの花」を咲かせてみましょう。

 

 

うれしいお知らせ

外部の方から、とてもうれしいお知らせがありました。

昨日、本校の女子生徒2名が困っていた方を助けた、ということでした。

 

「困っている人を助けたい」「だれかの力になりたい」とはだれもが思うことです。

しかし、それを行動に結びつけるのは大変なことです。

人助けに限らず、「考えること」と「行動すること」の間には結構な距離があります。

しかし、行動しなければどんなに優れた考えも

人の役に立ったり、社会の課題を解決したりすることには結びつきません。

 

そういう点からもこの二人の生徒には心からの賞賛を送ります。

みなさんもできることから行動をしてみましょう。

 

おまけの話

長い間ブログを更新できませんでした。すみません<m(__)m>

毎日毎日、今日こそ更新を、と思いながら本日になりました。

やはり「考えること」と「行動すること」の差は大きいものです。

昨日の二人に触発され、今日は行動できました。

そういう意味でも、二人に感謝します。

ありがとうございました。