あさか開成 校長雑感

校長より

中間考査、終了

本日、中間考査が終了しました。

ほっとしているでしょうが、ここからが大切なところでもあります。まず、しっかりと中間考査の反省をしてください。すべての出来事には原因があります。単にテストの出来不出来に一喜一憂するのではなく、できなかったことには「なぜ」の問いをしっかりと持ってください。そして、改善点を明白にして、後期期末考査に向けて第一歩を踏み出しましょう。

さて、本日の午後は、生徒・保護者に向けた栄養講話が開催されます。講師は、公立藤田総合病院の管理栄養士、公認スポーツ栄養士である山崎有理子先生です。

本校の栄養講話は、心身の健康のために必要な栄養についての専門的な知識を得ること、部活動、特に運動部に所属している生徒に対して適正な食生活を考える機会をあたえることを目的として実施されています。今回は1、2年生の運動部を中心に78名の生徒の参加希望が出ております。

先ほども書きましたが、すべての出来事には原因があります。なぜ記録が伸びないのか、なぜ走り負けるのかなどを考えたとき、精神的なことも一因としてあげられますが、精神を支える肉体が適正に機能できる状態になっているかを考えることも必要です。今回は、栄養面から心身の状態を考える機会としましょう。多くの部活動で、オフシーズンとなります。来春のインターハイ、コンクールを最高の状態で臨むためにも、身体づくりについて真剣に考えましょう。

演劇部、東北大会へ

考査中でしたが、先週末も各地で生徒が活躍しました。

演劇部は、11月23日(金)から25日(日)まで、とうほう・みんなの文化センターで行われた第72回福島県高校演劇コンクールに臨みました。結果は、見事、最優秀賞に輝き、来月12月21日(金)から23日(日)まで秋田市文化会館で開催される東北大会へ出場することになりました。今年度は、演劇部とは相性が合わず、春の発表会、コンクール地区予選と出張が重なり、観る機会を失っていました。やっと、今回足を運ぶことができました。高校演劇の素晴らしさは、演じる者の直向きさ、一生懸命さだと感じています。観る者も、その直向きさ、一生懸命さに応え、一緒に舞台を創ります。県大会の出場校は、すべての作品が素晴らしかったです。

また、バドミントン部も、女子団体、個人が、11月21日(水)から23日(金)まで、あづま総合体育館で行われた新人体育大会県大会に臨みました。結果は、団体はベスト8に輝きました。あと一歩で東北大会の出場権は逃したものの、見事な成績を残しました。

演劇部、バドミントン部ともに、考査中の大会参加、大変ご苦労様でした。

本日からの考査、頑張れ。

考査前半、終了

昨日は、県立学校長会議で終日学校を離れていましたが、無事中間考査が始まりました。

本日は、中間考査2日目。生徒から今回の考査の一番の山場だという声が聞こえてきました。理由は、考査後半の科目は三連休を挟むためにその間に勉強できるが、考査前半の、特に2日目の科目の勉強のやりくりが難しいということでした。

計画的に学習を進めるということは、言うことは簡単ですが、実際それを実行することは大変なことです。先日もお話ししましたが、分かり始めると「あれも、これも」と気付き始めます。勉強時間はいくらあっても足りなくなってしまうのです。まずは、まとめには非常に時間がかかることを知ることが大事ではないかと思っています。特に、部活動をやっている者は、時間がかかるからこそ、普段の生活の中で、部活動と勉強の両立をどのように図っていくのかを本気で考える必要があります。少しでも空いている時間をあれば、その時間に勉強をする習慣をつけること、「ながら勉強」をせず集中力をもって勉強することなどが大事ではないかと考えます。時間に支配されず、時間を有効に使える人間になりたいものです。

明日は、金曜日ですがサタデースクール(学校開放日)です。生徒の皆さん、考査後半に向けて全力を向けてください。

頑張れ、「You can do it」

明日より後期中間考査

いよいよ後期中間考査が、明日21日より始まります。生徒の皆さん、準備は万端に整っているでしょうか。

後期中間考査は、連休を挟んで、27日まで続くことになります。考査期間中は、遅くても13時にはすべてのテストが終了します。生徒は普段よりも早く帰れることになりますので、ご家庭におきましてもご指導をよろしくお願いします。

2、3年生については、すでに第二外国語や実習を中心とした一部の科目の試験が昨日より実施されています。生徒の皆さん、少し長めの考査期間にはなりますが、集中力を切らさないようにしてください。

生徒からは、「もっと時間が欲しい」「時間が足りない」という言葉を良く聞きます。その言葉を聞く度に、少しだけうれしくなります。何かを取り組みはじめ、少しでも分かり始めると「これも、あれも勉強しないと駄目だ」と気付き始めます。つまり、分かり始めることがなければ、時間が必要なのかどうかも分からないのです。そのため、「時間が欲しい」という言葉を聞くと、何かを分かり始めたなと感じることができるので、少しだけうれしくなります。しかし、「少しだけ」というのは、そのことを考査期間ではなく、普段の生活の中で分かって欲しいという欲張りな願いです。

時間は、人間に平等に与えられた数少ないものの一つです。その貴重な時間をどのように使うのかを決定するのは自分自身です。一生懸命やっても、怠惰に過ごしても、同じように時間だけは過ぎていきます。そして、過ぎた時間は決して返ってくることはありません。もしかしたら、この平等に与えられた時間をどのように使うかを学ぶところが学校かもしれません。

頑張れ、あさか開成生、「You can do it」

生徒の活躍

考査1週間前ではありますが、先週末も生徒が活躍しました。

11月17日(土)~18日(日)、本校JRC委員会の生徒5名が、いわき新舞子ハイツで行われた平成30年度福島県高等学校青少年赤十字連絡協議会秋季総会・活動発表大会へ参加してきました。参加した生徒は3年生の西條萌さん、遠藤虹心さん、稲毛真桃芽さん、2年生の安田百花さん、松本彩さんの5名で、活動発表大会の成績は優良賞でした。今年度は、7月の西日本豪雨、9月の台風21号、北海道胆振東部地震、そして10月の台風24号と大きな自然災害が立て続けに起きました。JRC委員会では、被災地に向け、自分たちがどのようなことができるかを考え実行してきました。募金活動についても、「1円募金」という形で自分たちの財布から出しやすい金額に設定し、「何のために」ということで壁新聞を作成して募金の意味を全校生徒に理解してもらうように努力していました。そして、従来どおりの募金集めだけでなく、全校生徒から励ましの言葉を集めモザイクアートを作成し、雑巾ととともに送ったことなど、「今何ができるか」を考えて行動していたことを思い出します。今回の発表は、その1年間の足跡を「あさか開成Sprits ~JRC委員会の取組~」としてまとめたものです。

惜しくも最優秀賞は取れなかったものの、今年度のJRC委員会の活動は大変立派だったと感じております。また、西條さんと遠藤さんは、この大会では県役員としても、司会・報告の運営から準備・後片付けまで幅広く活動してくれたようです。

生徒の活躍に感謝です。