あさか開成 校長雑感

校長より

大学進学対策実務担当者会議に参加

昨日、平成30年度大学進学対策実務担当者会議に参加してきました。今年度は、例年とは違い、実践発表が県内の高校ではなく、県外の高校からの発表でした。久々に現場の先生方の熱い発表を聞いて、初任の頃のような熱い気持ちがわき上がってきました。一緒に行った関根進路指導主事、猪俣3学年担任も、同じ思いであったようです。非常に参考になる実践発表でした。

現在、教育界は、大きな変革期に入っています。2020年の大学入試では、現在の大学入試センター試験が大学入学共通テストとなり、国数で記述式の問題が、そして英語では外部検定試験が導入されます。この大学入試は、現在の高校1年生が対象となってきます。調査書も変更されるため、現在e-ポートフォリオの導入も進めているところです。また、2022年より、新しい学習指導要領に移行し、学習内容も大きく変わってくるため、アクティブ・ラーニング等、取り入れられるところを実践しているところです。そして、現在、再来年の高校入試改革に向けても準備を進めています。

しかし、どんなに周りの環境が変化しようとも、国際科学科としての本校の立ち位置は変わりません。英語運用能力を高めるとともに、国際理解・交流事業を活発にし、その中から課題を発見し、その課題を解決するために仲間と協力して考え行動し、常に弱き者の立場に立って、物事を考えられる人間を育てていきたいと思っています。

考査の振り返りを

昨日で、前期中間考査が終了しました。本日より、振り返りが始まります。点数が取れた、取れなかっただけでなく、考査の取り組み具合についてしっかりと振り返りましょう。特に1年生の保護者の皆さま、高校での初めての考査が終了しました。家庭でも、考査について、お子様とお話をする機会を持っていただきたいと思っています。

「学問に王道なし」という言葉があります。実は、あの数学者ユークリッドがプトレマイオス王に幾何学を教えていた際に言った言葉だと言われています(その他、諸説があります)。元はThere is no royal road to geometry.(幾何学に王道なし)だったそうです。

この言葉は、私自身も学生時代から現在まで、身にしみて感じているものです。学問は、多くの悩みや苦しみを経験しながら、しっかりと身につけるものであり、安易な近道はないと思っています。

人間には、得手不得手があり、すべての教科ができるわけではありません。また、部活動をやっている生徒は、時間をうまく確保できなかったかもしれません。しかし、言い訳の理由にしてはいけません。もともと学問には近道はないのです。粘り強く、やり抜くことが大事です。この考査で取り組めなかったことをしっかりと振り返り、次の考査では取り組めるようにしましょう。次の考査の準備は、今日から始まります。

進路だより第3号、発行

本日、進路だより(№3)が発行されました。

記事より、2つのことを紹介したいと思います。

1つは、平成30年度進路アドバイザーについてです。今年度も、昨年度同様、進路アドバイザーとして、北原洋さんに、毎週水曜日に来校していただくことになりました。進路アドバイザーとは、県の委託事業である『ふくしまで生活基盤を築くための高校生支援事業』により、高校生の就職活動を支援するために①生徒との進路相談、②求人開拓、③ハローワークとの連携、④保護者との面談等の業務を行うため、各高校へ派遣される専門員のことです。北原さんからは、「企業との思いとともに希望に満ちた皆さんの夢の実現に向け一緒に頑張っていきたい」と抱負が述べられています。

2つ目は、オープンキャンパスのお誘いです。今年度も、PTAの進路対策委員会主催のオープンキャンパスツアーを実施することになりました。今年度は、7月14日か15日の東北福祉大学、7月16日の宇都宮大学、8月5日の福島大学の3大学での実施が決定しました。生徒だけでなく、保護者の参加が可能です。昨年度も、多数の保護者が参加しました。百聞は一見に如かず。お子様とともに、実際に大学の様子を確認することは大切なことで、今後の進路決定のアドバイスにも繋がると考えています。奮って参加していただきたいと思っています。

進路だよりは、本日、お子様をとおして配付しましたので、ご家庭でも是非お読みください。

本日より前期中間考査

本日6月7日より6月12日まで前期中間考査が行われる。

先日まで、多くの生徒が、放課後、学校施錠時間ぎりぎりの19時まで、各教室・特別教室で試験勉強を行っていた。2・3年生は、仲間同士教え会いながら勉強を進める姿が、1年生については、学年の先生が各クラスをまわって、質問などを受けて付けている姿が見受けられた。職員室前の廊下にも、数学を中心に、各教科の先生へ質問している生徒がおり、この1週間、放課後はとても賑やかである。

私が、4年前に本校に来たときには、居残り勉強をしている生徒はそれほどいなかった。年々、その数は増えてきている。居残り勉強をしている生徒に聞くと、自宅に帰ると誘惑が多いということである。難敵はテレビ、携帯、そして冷蔵庫、ベットだということである。その難敵から逃れられる最適の場所が学校だそうである。また、分からないことを、友だち、先生に、すぐに聞くことができる利点があるということである。

学習は、一人ひとりの個人戦だと思いがちだが、私は集団戦だと思っている。特に、各考査もそうだが、受験などの長期間の戦いにおいては、くじけそうになる自分を励ましてくれる友、先生の存在は大きい。

考査は、その期間のまとめをする大切なものである。特に、部活動をしている生徒等、普段なかなか学習の時間を確保できない生徒は、しっかりとしたまとめの学習をして欲しい。健闘を祈る。

 

高校説明会始まる

本日より、日和田中学校を皮切りに各中学校主催の高校説明会が開始された。

いつも感じることであるが、多くの中学校で、生徒自身による進行で会が行われていることにとても好感をもっている。限られた時間ではあったが、わかりやすく本校の紹介を行った。中学生の話を聞く姿は真剣そのもので、こちらの説明を聞き逃すまいと見つめる姿を前に、自然と説明にも熱がこもった。

高校説明会であるが、年を追うごとに、6・7月の開催が増えているような印象を持っている。一昔前は、9・10月の開催が普通だったような気がする。早めに切り替えを狙ってのものだろう。今月中旬には、中体連の地区大会が終わり、多くの中学生は、この時期から自己の将来の夢を実現するために、学習に時間をかける日々を送ることになる。そして、夏休み中の1日体験入学を踏まえ、志望校の絞り込みも始まるのだろう。中学生の期待に応えられるよう、本校でも、意味のある1日体験入学となるよう準備を急ぎたいと考えている。

話は変わるが、高校でもインターハイ県大会が終了し、進路に向けて、本格始動の時期となってきた。今月の6月21日には、3年生の保護者会が開催される。進路に向けての保護者会である。

中学生、高校生ともに、勝負の夏休みが始まろうとしている。