2019年10月の記事一覧
平和とは
今年度の総合的な学習(探究)の時間の学校共通テーマは、『共存 ~作ってきたもの、作っていくもの~』です。私は、勝手に「共存 ~レガシーづくり~」と言っています。
今年度前半は、プラスティック問題から共存を考えてきました。
6月の国際理解講演会では、アクアマリンふくしまの岩田副館長より、現在、海洋生物が人間が身勝手に捨てたプラスティックゴミにより苦しめられている現状についてのお話をお聞きしました。人間の生活を便利にするために作られたモノが、いま、いろいろな動物を苦しめているばかりか、人間の健康そのものへ直接的な影響を与え始めています。「プラスティックが便利なのは丈夫だからだ。プラスティックが恐ろしいのは丈夫だからだ」という言葉が、今でも忘れることができません。合理的、効率的な生き方を求められる今、その考え方をもう一度問い直すことが必要な時代が来ているではないかと感じました。
10月、今年度の後半に入り、課題の対象が「平和」となりました。
11月8日(金)の国際理解講演会では、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館主催被爆体験伝承者等派遣事業による「ヒロシマからの手紙 被爆体験伝承講話」が行われます。
それにともない、本日10月28日(月)より、広島平和資料記念館より借りた「市民が描いた原爆の絵」の展示が始まりました。昼休みの12時45分から13時10分までの25分間のみの展示です。貴重な資料ですので、是非、講演会前に1度、そして、講演会後にもう一度、観ていただきたいと思っています。
本日、早速展示室に訪れた3年生の佐久間愛海さんと松本彩さんは、「想像できないくらいのものだった」「今の日常とあまりにもかけ離れている」と率直な感想を語ってくれました。
「平和」とは何か。「平和」を作るにはどうすればいいのか。
今年度の後半は、この難しい問いに挑戦しましょう。
短期留学生④
本日10月28日(月)より、1週間、新たな外国人留学生3名を加えることになります。
今回の外国人留学生は、異地区間交流で本校に来た生徒です。異地区間交流とは、今年度1年間、他の高校に配属になっている留学生が、1週間、別の高校に行き、いままでとは違う生徒との交流をとおして、日本文化を深く学ぶというものです。
3名の家2名は、愛知県の知多地区に配属の留学生ラニーさん(香港)、チャヤさん(タイ)で、もう一人は会津学鳳高校に配属になっている留学生ウイルくん(オーストラリア)です。
この3名は、2年生に所属します。
2年生の皆さん、1週間宜しくお願いします。
また、今回の3名、そして、10月7日から本校に来ている留学生5名ともに、11月1日までの受け入れとなっています。1年生、2年生のみなさん、まだまだ時間がありますので、もう少し交流したいという人は、積極的にコミュニケーションをとってください。
(左より ラニーさん チャヤさん ウイルくん)
PTA会報『グローバル』発行
PTA会報『グローバル』が、本日10月25日(金)、発行されました。
今回も、PTA調査広報委員会のみなさまの思いがこもった力作になったと思っております。調査広報委員会のみなさま、大変ごくろうさまでした。そして、ありがとうございました。
今回の『グローバル』の第1面は3年に一度の公開文化祭「凛優祭」の特集となっており、また、あの熱い思いがこみ上げてきました。特に、中央にある「ひとりぼっち秀吉」さんとの全体写真をみて、今年の「凛優祭」は、この瞬間から学校全体が「ONE TEAM」として動き始めたことを鮮明に思い出しました。生徒だけでなく、保護者も一体となって作り上げ、楽しんだ文化祭だったと思っております。
そして、生徒たちは、今年の夏、さまざまな研修を行いました。従来のオーストラリア研修に加えて、韓国研修、ベラルーシ研修と、50名を越える生徒が海外へ飛び立ち、多くの「違い」を体験してきました。今回の『グローバル』でも、オーストラリア研修に行った1年生の大内綾乃さんの体験談が掲載されています。「現地の生徒と一緒に、ドラマやデザイン、ダンスの授業を受けました。多くの生徒は積極的に自分の意見を述べていました。ただ教わるのではなくて、学びあう姿が印象的でした」「オーストラリアは多文化社会だと言われますが、私も生活の中で実感しました。他のホストファミリーには、イギリス系、中国系、インド系など様々な家庭があり、食べ物も本格的なインド料理や中華料理、タイ料理を扱う店がたくさんありました」などと感想が書かれています。
月日が流れるのは早いものです。もう季節は秋、文化祭からは2ヶ月も経過しました。現在、生徒たちは、それぞれの研修のまとめをしております。そのまとめの発表会が11月8日(金)に行われます。
11月1日より「ふくしま教育週間」となっており、7日までは授業も公開しております。普段見ることのできない子どもさんたちの授業風景を参観するチャンスです。発表会とあわせ、多数の保護者のみなさまのご来校をお待ちしております。
台風19号⑤
本日は朝から、非常に肌寒い雨となっています。今後、雨脚が強くなるようです。
JR東日本仙台支社より東北本線の時刻表と磐越東線の代行バスの連絡があります。
①東北本線の時刻表
東北本線では、新白河~矢吹駅間、安積永盛~郡山駅間、郡山~本宮駅間、松川~福島駅間においては運転本数を減らして折り返し運転を行っているようです。昨日からの時刻表は次のとおりです。
②磐越東線の代行バス
磐越東線の代行バス(郡山~小野新町間)では、本日より代行バス輸送を実施しているようです。磐越東線代行バス時刻表および乗り場は次のとおりです。
読書の秋
図書委員の豊岡みなみさんと吉川利菜さんが、図書館だよりを校長室まで持ってきてくれました。
10月27日(日)から11月9日(土)まで読書週間ということで、今回の図書館だよりは、1年生から3年生の図書委員が推薦する本を特集したそうです。
豊岡さんが選んだ本は伊坂幸太郎さんの「夜の国のクーパー」、吉川さんの選んだ本は木皿泉さんの「さざなみの夜」です。
伊坂さんの作品は沢山読みました。私のお勧めは「砂漠」です。伊坂さんのミステリーも大好きなのですが、この本は魅力的だと思います。「世の国のクーパー」はまだ読んでいないので、読ませていただきます。
そして、木皿さんの作品は読んだことがないと思っていました。調べてみると、「木皿泉」は、脚本家である和泉務さんと妻鹿年季子さんの共同ペンネームであることがわかりました。そして、私の好きだったテレビドラマの「やっぱり猫が好き」の脚本家であることもわかりました。
木皿さんの「さざなみの夜」は2019本屋大賞にもノミネートされたようです。2019本屋大賞ノミネート作品では、瀬尾まいこさんの「そして、バトンは渡された」、小野寺史宜さんの「人」、三浦しをんさんの「愛なき世界」の3冊は読破しました。「さざなみの夜」も読ませていただきます。
秋の夜長、本と友達になることも面白いかもしれません。図書委員が推薦してくれた本でも、図書室で気になった本でも、何でも良いので、本を手に取ってみましょう。
豊岡さん、吉川さん、そして図書委員の皆さん、ありがとうございます。
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