あさか開成 校長雑感

2019年12月の記事一覧

AUSからの訪問客

今週の火曜日に、オーストラリアのブリスベンより本校に訪問客がありました。

リンデン、ケリーご夫妻です。昨年も、この時期、本校を訪問した方です。夫妻は、昨年度のオーストラリア研修で本校の引率教諭がホストファミリーとしてお世話になった方で、研修の最終日、夫妻より生徒たちは、コアラのぬいぐるみをいただきました。昨年も、オーストラリアに来た生徒たちが忘れられないということで、本校に訪問してくれました。今年も、昨年出会った生徒たちに再会したいということで、2度目の訪問となりました。

昨年度、夫妻には、当時の1年生(現2年生)に対して「25ドルから始まった人生」という題で講演をしてました。その講演会では、リンデンさんは、「あなたがたの目の前にあるのは何も書かれていない本です。この本に、自分の人生を書き込んでください。」と生徒にエールを送ってくれました。ケリーさんは「恐れず行動して欲しい。壊れたもの(失敗したもの)は修復すればいい。」と挑戦する大切さを教えてくれました。私が、何よりも素敵だなと思ったことは、二人がとても信頼し合っており、ベストパートナーだということです。

今回は、現2年生の英語の授業を中心にゲストティーチャーとして参加していただきました。生徒たちも、昨年の講演会を覚えているようで、「リンデンさん、ケリーさん」と名前で読んでいました。授業では、生徒たちの質問に丁寧に答え、生徒に向かって「Confidence」という言葉を多用していまいた。「大丈夫だ、自信を持て」を言っているのでしょう。褒めながら生徒の能力を伸ばそう手法は、我々も是非見習うべきものだと思いました。

また、夫妻は、クリスマスが近いためか、たくさんのプレゼントも用意してくれていました。生徒たちは、照れくさそうにプレゼントをいただいていました。本校に、オーストラリアより、サンタさんが来たようでした。学校にもプレゼントをいただきました。正面玄関、校長室に飾っていますので、見てください。

(リンデン、ケリー夫妻による授業の様子)

(プレゼントをもらい、照れている生徒)

(学校へのプレゼント)

(校長室へのプレゼント)

無事、出発

修学旅行の出発を見送ってきました。

先ほど団長である教頭先生からもありましたが、定刻通り、無事、出発しました。期待に胸膨らませての笑顔での出発でした。

昨日、NHKの天気予報では雪のマークがあったので、朝起きたらすぐ外を確認しました。日頃の生徒たちの行いが良いためでしょう、まったく雪はありませんでした。

出発時間である午前7時、郡山東口、雲が多いものの晴れ、気温は1度でした。台北は、あいにく雨が降っているようですが、気温が16度です。過ごしやすい気温です。

今日一日は、移動日となります。良い想い出ができることを、期待しています。

 

 

修学旅行結団式

本日、修学旅行結団式が行われました。

2年生の生徒たちは、明日より10日(火)まで、台北を中心とする台湾への修学旅行となります。

結団式のあいさつの中で、生徒たちに期待することとお願いすることをお話ししました。

期待することは、高校最大のイベントである修学旅行で、たくさんの出会いをして、良い想い出づくりをして欲しいということです。出会いは、人だけではありません、モノとの出会いも大切です。修学旅行で、何を見て、何を感じ、何に気付くかは、その人の感性なのかもしれませんが、「見よう」、「感じよう」、「気付こう」とする積極的な態度は大切です。そうしなければ、普段と変わらない生活で終始してしまうかもしれません。初めて海外へ行く人も多いかと思います。自分の感性を最大限敏感にして、海外の修学旅行での出会いを楽しんできていただきたいと願っています。

お願いは人の話を聴くということです。旅行先では、教室や体育館での集会などと違い、雑踏、そして十分に場所がない中で、200名の生徒に注意・指示事項を伝えなければならないときが多々あります。集合の時間、場所が分からなければ、多くの人に迷惑をかけてしまいます。各見学・行動の前に、添乗員や先生方より、必ず注意・指示がありますので、それを聞き逃さないで欲しいということをお願いしました。

保護者の皆さま、海外の修学旅行で心配な面があるかもしれません。学校としては安全面に十分注意をして、生徒全員が思い出に残るような充実した修学旅行となるようにします。なお、修学旅行の様子については、ホームページで随時発信していきたいと考えています。

(昨年の修学旅行でのB&Sの様子)

 

 

台湾⑤

以前にも書きましたが、台湾は外食文化が発達しているという特徴があります。

自分でご飯をつくるよりも、外に食べに行ったり、既製のコンビニ弁当を家で食べたりすることなどが多くなってきていると言われています。特に若年層の外食割合が高く、一人暮らしの賃貸物件にはキッチンが無いことが多いようです。

外食の割合を高める要因は、スーパーマーケットや屋台で食事をとった方がコスト的にも安く、味も美味しいということが挙げられます。また、外食文化を支える屋台文化が発達していること一因かもしれません。ちなみに、シンガポールでも、韓国でも、屋台文化はとても発達していました。そして、屋台文化と言えば、夜市です。安くておいしいB級グルメ料理の他、洋服、アクセサリー、雑貨などの露店が立ち並んでいます。懐かしい射的などのゲームや占いなどの露店も並び、大人から子供まで、縁日のような雰囲気を楽しめます。

今回も、3日目に、士林夜市に散策に行くようです。士林夜市はB級グルメはもちろん、ゲームや服、雑貨など、あらゆる種類の屋台が集まっている台北で一番大きな夜市です。

(手のひらよりも大きなフライドチキン)

うれしいこと

季節的には小雪の末候、「橘始黄(たちばなはじめてきばむ)」と呼ばれる時期です。

橘とは、古代日本では柑橘類の総称でした。いろいろなミカンを合わせて、このように呼んでいたと考えられます。その橘が黄色く色づく季節となり、そろそろ本格的な冬の便りが届く頃となりました。

このような底冷えのする中、毎日、新生徒会役員による朝のあいさつ運動が行われています。私が気付いたのが2週間前くらいですので、中間考査前から始まったのかもしれません。前の生徒会役員も、1年間をとおして、朝のあいさつ運動をしていました。良かったと感じたものは継続する、疑問に感じたものはしっかりと検討・見直しを図るという考え方は素敵だと思います。生徒役員の皆さん、しっかり寒さ対策をして、朝のあいさつ運動を継続してください。

また、本日、気付いたことがありました。野球部の生徒たちが、前庭ロータリー付近、校舎裏の駐車場などで掃き掃除をしているのです。11月の終わり頃から、校舎内は公孫樹、百日紅、やまなし等の落ち葉がひどい状態でした。用務員さんが、朝何度も、掃き掃除をするのですが、自然の力には勝てません。次から次へと枯れ葉が落ちてくるのです。少しでも人の手が欲しいと思っていました。野球部の生徒に聞くと、木の葉が落ち始めてから毎週掃除をやるようになりましたと答えてくれました。

以前、バレー部が定期的に第一体育館の入り口の清掃をしていることに気付きました。今回は野球部です。

いろいろなところで、いろいろなかたちで、生徒たちの思いが、行動として表現されています。自分が多くの人に支えられているという感謝の気持ちから、今度は自分が誰かを支える人間になりたいという気持ちが芽生えた時、その人の人生は大きく変化すると確信しています。

生徒たちに感謝でいっぱいです。