あさか開成 校長雑感

校長より

冬季休業へ

本日12月19日、冬季休業前の全校集会を実施しました。明日12月20日(金)より2020年1月7日(火)まで、3週間弱の冬季休業となります。

長期の休業は、学校生活から長く離れるため、生活のリズムを崩したり、気持ちのゆるみから事故や問題行動が発生しやすいと言われています。生徒指導部から「冬休みの過ごし方」を生徒に配布しましたので、家庭においてもご確認をお願いします。

冬季休業中には、課外授業があります。1、2年生については25日(水)まで、3年生については27日(金)まで課外授業で、そして、3年生は年明け1月4日(土)・5日(日)にはセンタープレテストを実施します。3年生諸君、体調管理に気をつけてください。

冬季休業明けは1月8日(火)となります。8日は、1、2年生については実力考査を実施しますので計画的な学習をお願いします。また、3年生は、1月18日(土)、19日(日)が大学入試センター試験となります。また、3年生については、1月28日(火)より学年末考査がありますので、気を抜かずに学習の継続をお願いします。

なお、今年度より年末年始(12月28日(土)~1月6日(木))は学校が閉庁となります。学割、証明書類等が欲しい場合は、なるべく早く担任又は事務へ頼んでください。

女子バスケ部も県大会へ

12月14日(土)から16日(月)まで、本校第一体育館等を会場として、バスケットボールの新人体育大会県南地区大会が開催されました。

今大会には、男子は25校の出場、女子は17校の出場があり、狭き県大会の出場枠を競い合いました。結果、本校女子チームは、本戦では敗退したものの敗者戦で勝ち進み、県大会出場を果たしました。本当に、おめでとうございます。

バスケ部だけでなく、バレー部もそうでしたが、今年のこの時期の大会は選手にとっては大変苦労があったのではないかと感じています。理由は、12月6日より10日まで、2年生が台湾への修学旅行だったからです。朝練はしたようですが、不慣れな海外での朝練は制限があります。1年生との最後の合わせもできません。帰国後4日での試合、選手の動きを見ると、バレー部、バスケ部ともに、体が重いなという感じがありました。

バスケ部女子の生徒たちは、毎試合後半は足が止まってしまった。チャンスをもらったのだから、もう一度、しっかりと体づくり、そして練習をして、県大会でしっかりと戦いたいと抱負を述べていました。

悪コンディションを乗り越えての勝利、県大会での活躍を期待したいと思います。

また、なかなか勝てなかった男子バスケ部も、本戦で1勝、敗者戦で1勝をあげることができました。部員数も少なく、初心者もいるなか、おめでとうございます。努力は報われる。インターハイに向けて、いまからスタートです。

頑張れ、バスケ部。

 

 

令和、最後の花

正面玄関も、お正月の雰囲気が出てきました。パラグアイからの留学生ルイスくんの作品が正面玄関を飾っています。

ルイスくんの留学期間もラスト1ヶ月あまりとなってきました。それを考えると、寂しい気持ちになってしまいます。

平成27年より留学生をみておりますが、この時期になると、すべての留学生が、本当の意味であさか開成高校の一員となります。その一人の生徒がいなくなってしまうと考えると、とっても、とっても寂しいのです。

ルイスくん、残された時間、日本を、あさか開成高校を楽しんでください。

さて、お正月と言えば、松です。

この作品にも、松が使用されています。なぜ、お正月に松を飾るのかと言えば、真冬でも青々とした葉を茂らせるため、長寿と健康のシンボルであり、神の降りてくる依代(よりしろ)でもあるためです。松の字の由来は、「ハ」はみんなで分けあい、「ム」は抱え込むということで、みんなで共有するという考えがあるとされています。また、「まつ」と呼ぶ由来は、「神をまつ」や「神を祀る(まつる)」からきている説もあります。

今回使用されている松は、根引松です。根引松には「地に足がつくように」、「成長し続けるように」という意味があり、一年の初めに、思いを新たにし、その達成を願うとおもいが込められています。

また、お正月の飾りといえば南天です。南天は、冬になると赤い実をつける植物です。中国や日本原産の常緑低木で、昔から縁起木として好まれていました。南天は「難(南)を転(天)ずる」という意味があり、魔除けや火災除けの効果があると言われており、昔から人々に愛されてきた木でもあります。

そして、この作品に華やかさを出しているのが、ストレリチアと黄菊です。ストレリチアは、別名がBird-of-Paradise(天国の鳥)と呼ばれている観葉植物で、きれいなオレンジ色の花が咲きます。ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)とも言われています。

ルイスくんに感謝です。

年の瀬

月日が経つのも早いもので、令和元年も残すところ、2週間あまりとなってきました。授業も、残すところ、あと2日です。「All's Well That Ends Well(終わりよければ、すべて良し)」と言います。生徒の皆さん、令和元年最後の時をしっかりと締めくくりましょう。

さて、先日12月15日(日)、郡山郵便局で年賀状引き受け開始セレモニーが開催されました。そのセレモニーで、本校よさこい部「開成舞彩」の部長三浦碧姫さんが年賀状引き受け開始のテープカットをするとともに、三浦さんを含めたメンバー19名がよさこいを披露し、華を添えました。

よさこい部が披露した楽曲は、地域の恵みへの感謝を表現した『よっちゃれ』、『ありがたや』の2曲です。よさこい部のメンバーは、来年が笑顔であふれ、笑顔がいっぱいの年になるようにと、笑顔で踊りきりましたと感想を述べていました。

年の瀬、よさこい部に感謝です。

初優勝

本日12月17日(火)の朝、とても、とても、うれしいことがありました。

バレーボール部の部長の太田明里さん、そして、栁沼美月さん、厚海莉緒さんの3名が校長室を訪れ、新人大会県南地区大会での優勝の報告をしてくれました。初優勝ということでした。本当におめでとうございます。(涙)

本校バレーボール部は、近年、どんどんと力を付けてきました。それは、飛び抜けた選手が入部してきたというわけではありません。選手たちの努力の継続、そして、チームワークの結果だと思っています。

今年のバレー部とは、2度、ともに涙を流しました。それは、5月のインターハイ県大会と11月のFTV杯で、ともに悔し涙でした。

以前にも書きましたが、力を付けてくれば、必ず現れるのが「壁」です。そんなときは、良くイチローの言葉を思い出します。

「夢や目標を達成するには1つしか方法がない。小さなことを積み重ねること」、「結果が出ないとき、どういう自分でいられるか。決してあきらめない姿勢が何かを生み出すきっかけをつくる」と言っています。

ここで、一番大事なものは、「どういう自分でいられるか」で、それは負けた時も、そして、勝った時も同様だと思っています。

1月の県大会に向けて、また、闘いの日々が始まりました。

私は、自分を信じ、仲間を信じ、夢を信じ、小さな努力を積み重ねることを厭わない生徒たちを、ずっと、ずっと、応援したいと思っています。

頑張れ、バレー部。