あさか開成 校長雑感

校長より

12月の花 第2弾

授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の根本琴未さんの作品が正面玄関を飾っています。

今回は、カーネーション、クジャクソウ、ストック、ドラセナを使い、「クリスマス」をイメージした作品だそうです。

前にも書きましたが、クリスマスカラーと言えば、「白」「赤」「緑」の三色です。「白」は雪を、「赤」はサンタクロースを、「緑」はもみの木をあらわしていると言われています。この三色を使いながらも、紫のストックをまぜ、かわいらしさとともに、艶やかな感じのある作品となっています。特に、赤のカーネーションと白のクジャクソウのバランスが良く取られ、かわいらしく、まとまっています。また、ドラセナがうまく機能していると思います。全体を引き締めています。

さて、世の中は、クリスマス一色となっています。年々、クリスマスツリーの登場時期が早くなっていると感じているのは私だけでしょうか。日本には、24節季、72候という季節をあらわす考え方がありますので、それをもっと取り上げてもいいかなと個人的には思っています。

以前も書きましたが、クリスマスは、イエス・キリストの生誕を祝う行事ですが、実際はイエスの生誕はいつであったのかは定かではありません。そのため、カトリックやプロテスタントの教会は12月25日に設定していますが、ギリシア教会は1月7日、アルメニア教会は1月19日と定めています。では、なぜ12月25日になったかと言えば、当時、古代ローマで多くの人々が信仰していたミトラ教と深い関係があります。ミトラ教は太陽信仰の宗教です。そのため、1年で最も日の短い冬至の翌日を、「太陽の復活の日」として祝っていました。このお祭りを継承したためと言われています。

欧米では、クリスマスはツリーのもとで家族とゆったりと過ごす祭日です。みなさんも、1年の終わり、クリスマスの日、家族とこの1年について話をしていただきたいと願っています。

今年1年、生徒に感謝です。

 

里いもスティック

修学旅行も、残すところあと2日になってしまいました。明日は移動日ですので、実質的には本日のみです。本日は、新幹線で移動して、台湾南部の高雄市内散策です。高雄は、台北とは違った南国の雰囲気がある場所です。英国領事館や美麗島駅など、見所いっぱいです。2年生のみなさん、良い想い出づくりをしてください。

さて、昨日12月8日(日)は、道の駅ひらたでクリスマスイベントが開催されました。金曜日にも紹介しましたが、道弁コンテストのファストフード部門で最優秀賞になった3年栗林優羽さんの『ひらたの里いもスティック』の試食販売も、同時に行われました。考案者である栗林さんが販売に立ち会い、そして、栗林さんの友人の寺山璃緒捺さんも応援に来てくれました。

10時からの開催と聞いていましたので、少し早めに道の駅ひらたに入りました。売店に自然薯やエゴマなどが並んでいるのをみて、平田村が医食同源の考え方から「健康長寿の村」を目指していることが理解できました。

10時前に、試食販売所に移動すると、すでに多くの人だかりができていました。私も、揚げたての里いもスティックをいただきました。「なるほど」と思いました。意外と、里芋とエゴマやチーズがマッチするのです。里芋を食べる機会のない若者には、ぴったりの商品かもしれません。今後、お客様の声を聞きながら商品化を進め、来年1月に販売を始めるようです。

販売終了予定は14時だったのですが、売れ行き好評で、13時過ぎには完売になりました。

最後に、道の駅の駅長の高野哲也さんから、たくさんの感謝の言葉をいただいたことを報告させていただきます。

生徒に感謝です。

(『ひらたの里いもスティック』販売の様子)

(高野駅長より、お食事券をいただきました)

 

道弁

先月11月17日(日)、道の駅ひらたで、『道の駅ひらた「道弁」コンテスト』が開催されました。

このコンテストは、道の駅ひらたが、地元でとれる食材を使用したオリジナル弁当「道弁(道の駅の弁当ということで道弁だそうです)」を募集したものです。平田村は、自然薯やエゴマなど保健機能を有する野菜栽培で有名な村であり、医食同源の考え方から「健康長寿の村」を目指しているそうです。

このコンテストの「ファストフード部門」で、本校の3年栗林優羽さんの『ひらたの里いもスティック』が、最優秀賞に決定しました。

栗林さんは、この作品で工夫した点を、健康に、美容に、ダイエットに良いとされる里芋をデザート感覚で食べられるようにしたところですと話してくれました。また、デザインも、2020東京オリンピックのトーチをヒントに考案したようで、本校が「2020東京オリンピック・パラリンピック教育推進校」であることを理解して作品づくりに努めたようです。

その他にも、牛乳・乳製品利用料理コンクール東北大会で審査員長特別賞に輝いた3年生の中川翔月さんの『ひらたのトリッキーおこわ』が優秀賞となりました。この作品は、ゴボウ、舞茸、鶏肉のまぜおこわに、梅干しパワーを加え、笹の葉で包んだものです。日本の伝統品であり、殺菌効果もある笹の葉の活用を、もっともっと広めたいですと話してくれました。そして、福島県きのこ料理コンクールで最優秀賞である知事賞に輝いた3年生の滝沢結衣さんの『ひらた米美豚(マイビトン)』が佳作となりました。この作品は、ゴボウ、鶏肉、舞茸、しょうがの入った味ご飯を豚肉で巻き上げ、食べやすくしたものです。本人は、ゴージャス感、そしてインパクトを出すために「ビトン」と命名しましたと話してくれました。

「国際」とは双方向のものだと考えています。相手(外国)のこと学び、知ることだけでなく、自分たちの足もとである地元の食材、伝統品を掘り起こし、それを相手に伝え、広めることも、大切な行動のひとつだと思っています。

なお、栗林さんの「ひらたの里いもスティック」は、12月8日(日)、10時より14時まで、道の駅ひらたで開催されるクリスマスイベントで試食販売がされるようです。また、来年の1月2日の初売りからテストマーケティンブも始まるようです。

お時間のある方は、是非とも、道の駅ひらたに足を運んでください。

 

(栗林さんの『ひらたの里いもスティック』)

(栗林さん、最優秀賞受賞)

(中川さんの『ひらたのトリッキーおこわ』)

(滝沢結衣さんの『ひらた米美豚(マイビトン)』)

(道の駅ひらたのクリスマスイベントのお知らせ 

 10:00~14:00 『ひらた里いもスティック』試食販売)

 

AUSからの訪問客

今週の火曜日に、オーストラリアのブリスベンより本校に訪問客がありました。

リンデン、ケリーご夫妻です。昨年も、この時期、本校を訪問した方です。夫妻は、昨年度のオーストラリア研修で本校の引率教諭がホストファミリーとしてお世話になった方で、研修の最終日、夫妻より生徒たちは、コアラのぬいぐるみをいただきました。昨年も、オーストラリアに来た生徒たちが忘れられないということで、本校に訪問してくれました。今年も、昨年出会った生徒たちに再会したいということで、2度目の訪問となりました。

昨年度、夫妻には、当時の1年生(現2年生)に対して「25ドルから始まった人生」という題で講演をしてました。その講演会では、リンデンさんは、「あなたがたの目の前にあるのは何も書かれていない本です。この本に、自分の人生を書き込んでください。」と生徒にエールを送ってくれました。ケリーさんは「恐れず行動して欲しい。壊れたもの(失敗したもの)は修復すればいい。」と挑戦する大切さを教えてくれました。私が、何よりも素敵だなと思ったことは、二人がとても信頼し合っており、ベストパートナーだということです。

今回は、現2年生の英語の授業を中心にゲストティーチャーとして参加していただきました。生徒たちも、昨年の講演会を覚えているようで、「リンデンさん、ケリーさん」と名前で読んでいました。授業では、生徒たちの質問に丁寧に答え、生徒に向かって「Confidence」という言葉を多用していまいた。「大丈夫だ、自信を持て」を言っているのでしょう。褒めながら生徒の能力を伸ばそう手法は、我々も是非見習うべきものだと思いました。

また、夫妻は、クリスマスが近いためか、たくさんのプレゼントも用意してくれていました。生徒たちは、照れくさそうにプレゼントをいただいていました。本校に、オーストラリアより、サンタさんが来たようでした。学校にもプレゼントをいただきました。正面玄関、校長室に飾っていますので、見てください。

(リンデン、ケリー夫妻による授業の様子)

(プレゼントをもらい、照れている生徒)

(学校へのプレゼント)

(校長室へのプレゼント)

無事、出発

修学旅行の出発を見送ってきました。

先ほど団長である教頭先生からもありましたが、定刻通り、無事、出発しました。期待に胸膨らませての笑顔での出発でした。

昨日、NHKの天気予報では雪のマークがあったので、朝起きたらすぐ外を確認しました。日頃の生徒たちの行いが良いためでしょう、まったく雪はありませんでした。

出発時間である午前7時、郡山東口、雲が多いものの晴れ、気温は1度でした。台北は、あいにく雨が降っているようですが、気温が16度です。過ごしやすい気温です。

今日一日は、移動日となります。良い想い出ができることを、期待しています。