あさか開成 校長雑感

2019年5月の記事一覧

保育所実習

本日5月17日(金)、3年生の家庭科の「子供の発達と保育」選択者33名が2班に分かれ、家庭科の目時教諭の引率のもと、1校時目と4校時目に、保育体験ために桃見台保育所へ実習授業に行ってきました。

この実習授業は、桃見台保育所との連携のもと、本校では毎年実施しているものです。昨年度より、保育についての理解をより深めるために、春、夏休み、そして冬と、年3回の実習を行うことになりました。

本日は、オリエンテーション的な実習で、1時間という短い時間の中で、所長より保育についての講話を受け、施設を見学した後、直接子供たちと触れ合いました。本当に短い時間でしたが、生徒たちは積極的に園児たちとの触れ合い、楽しんでいました。夏休みは1日実習となりますので、食事、教材作り、保護者とのやりとり等、保育所の1日をしっかり見てくることができると思います。

参加者の中には、保育士、幼児教育または福祉関係を目指している者もおり、この体験授業をとおして、自分の進路についてより考えを深めることを期待します。

最後に、生徒を受け入れてくださった桃見台保育所の所長を始め、職員の皆様に、改めて感謝を申し上げます。

 

1、2年生の履修指導、開催

本日5月16日(木)の6・7校時、明日17日(金)の5~7校時の時間に、1・2年生を対象とした履修指導が行われます。

本校は、単位制の高校のために、生徒の多様な興味・関心や個々の進路希望に対応できるように、多様な教科・科目が用意いております。そのため、来年どのような科目を選択すべきかという履修指導が大切となってきます。履修指導は、生徒個々の興味関心や進路希望に応じた科目選択ができるように、16日の本日は、教務的観点から教務部、各教科主任より科目の特徴、系統的な学びをするための選択についての説明がなされます。そして、17日の明日は、進路指導部より、進路的観点から1年生については全体に、2年生については進路希望別に分かれ、進路実現のために必要な科目選択等について説明が行われます。

今後の日程としては、5月20日(月)から31日(金)まで、クラス担任よる個別の面接指導が行われます。その後、保護者に科目選択について確認してもらい、6月21日(金)には次年度の科目登録が終了することになります。

この履修指導、履修登録は、将来の進路にも関わる選択ですので、将来どのような職業に就きたいのか、そのためにどのような進路を目指し、どのような科目選択をするのかなど、ご家庭でもお子様とよく話をいただければ幸いです。

インターハイ地区大会、終盤へ

熱戦を繰り広げているインターハイ地区大会も、本日から始まったソフトテニス競技団体戦で最後になります。

各競技会場で、大きな声援を送っていただいた保護者の皆さまに、改めて感謝いたします。

1960年のローマ、1964年の東京で金メダルをとったアベベ選手は、「晴雨なく、運不運なし」という言葉を残しました。たゆまぬ努力をする者は、晴雨の天候も、運の良い悪いも関係ないというのが、この言葉の意味でしょう。

あの1点さえ、取っていれば、流れは変わっていただろうと思うときがあります。

しかし、その1点を取るために、あらゆる選手が努力を惜しまない訳で、その1点を取るために厳しい練習に耐えているのだと言うこともできます。運不運が全くないとは、言いません。しかし、運不運という考え方、言葉に流されない、確固たる気持ちを培うのも、普段の練習、生活の仕方なのかもしれません。

人は敗れた試合からしか学べないと思っています。敗戦には必ず原因があります。将来に向かい、実力を伸ばし向上していくためには、同じ失敗を繰り返さないように、その敗因を徹底的に分析する必要があります。県大会の出場権を得たチームは、もう一度冷静に自分たちの試合、自らのプレーを点検、分析、そして評価すべきであると考えています。

あさか開成高校、そして県中地区、県南地区代表のチームが、大いに県大会で活躍することを期待します。

令和、最初の花

令和元年度、最初の花が正面玄関を飾っています。授業「日本の伝統文化」の生徒、3年生の三瓶莉苑さんの作品です。

今回の作品は、ピンクのつりがね草と紫のスターチスを、鮮やかなグリーンの葉のソケイが際立たせています。

もしかすると、ソケイの方が主役なのかもしれません。小さな黄色の花がとてもかわいらしく、しっかりとしたグリーンの葉の色とのコントラストがとても良い感じで、枝振りもとてもしっかりして、広がりや奥行きを感じさせてくれています。

来客数が増えてきた正面玄関に、春のいろどりを添えていただきました。

令和も、生徒に感謝です。

 

インターハイ地区大会の応援

現在、各地で、インターハイ地区予選の熱戦がくりひろげられています。

土曜、日曜と、会場の視察と生徒の応援に郡山の開成山陸上競技場、西部体育館、そして、須賀川、白河と、各地の試合会場を回ってきました。

そして、本日は郡山総合体育館で始まったバドミントンを応援してきました。バドミントン女子は、午前中の試合で勝利し、ベスト4以上が決定しました。

スポーツを愛し、直向きにプレーする姿は、美しく、感動するものです。直向きにプレーする姿のみを観ていたいのですが、スポーツには勝敗が付きものです。勝敗がすべてではないですが、勝敗があるからこそ、直向きにプレーする美しさを観ることができるのだとも感じています。

まず、県大会の出場権を得た生徒には大いに賞賛の言葉を送りたいと思います。また、敗者についても、これまでの頑張りと再挑戦に激励を送りたいと思います。

最後に、いままで支えてきたマネージャー、応援に駆けつけている保護者の皆さん、そして各競技の運営を尽力している先生方に、改めて感謝を申し上げます。

海外留学説明会

本日よりインターハイ地区予選が本格化し、各地をまわり、生徒の活躍の様子を見てきました。卓球部は、本日が最終日で、すでに団体戦を終え、男子団体が5位、女子団体が3位という結果となりました。女子は、ここ数年、団体での県大会出場ができず、悔しい思いをしていたので、大変嬉しい結果となりました。

また、本日は、放課後、海外留学説明会が実施されるということで、急いで学校へ帰ってきました。その理由は、本日の説明会で、安積高校2年生の渡部めぐさんのドイツ留学の実体験を聞く機会があり、どうしてもそれを聞きたかったからです。留学を終えた渡部さんからは、将来の目標が決まったこと、沢山の友達ができたこと、自分の意見を主張する大切が知ったこと等、留学で得た大きな成果を聞くことができました。また、多くの国が隣接するヨーロッパへの留学は、いろいろな文化に触れる機会があり、自分にとっては良い選択であったことも聞くことができました。

留学の意義は、言葉の習得ということもありますが、異文化に直接触れ、違いを学ぶことが大きいと思っています。特に、ヨーロッパは、多くの国があり、それぞれの文化が存在するところでもあります。そのことにおいては、渡部さんは大きなものを得てきたのではないかと思っています。

渡部さんに、感謝です。

共存と共生

本日も、総合的な学習(探究)の時間で、各学年で講演会が開催されました。

1年生は、総学に関するオリエンテーションで、国際部より今年の総合的な探究の時間についての説明が行われました。2年生では、台湾への修学旅行に向け、事前研修を兼ねた講演会が開催されました。3年生は、「共存 ~働きがいのある社会とは~」の演題で、福島大学総合教育研究センターの五十嵐敦先生による講演会が開催されました。

共存と共生の違いは何でしょうか。

共に存在すること、共に生きること、あまり違いがないように感じられます。しかし、そこには大きな違いがあります。共に存在するためには、もしかしたら、無関心であることが一番平和なのかもしれません。良く生徒に「子供は残酷で、大人は優しいというのは思い違いだろう。子供は、周りの人間が気になっているために、いろいろな関わりを持とうとする。時には、衝突も起きる。大人が優しいのは、周りに対して無関心なのかもしれない」という話をすることがあります。共に生きるためには、お互いを常に気にしながら、自分の良い面、時には悪い面をさらけ出し、お互いを認め合い、許し合いながら生きていくことが大切です。完璧な人間はいない、それは自分も、他人もそうです。完璧ではないからこそ、足らない部分を補い合って生きることが大切なのです。

本日は、共存、共生について、ちょっと深く考える機会となりました。

生徒総会、開催

10連休を終え学校も再開しました。生徒たちの笑顔をみて、ほっと安心しております

本日5月8日は生徒総会が開催されました。生徒会役員のみなさん、連休前は、放課後遅くまで総会の準備、大変ご苦労様でした。 

生徒会活動とは、望ましい集団活動を通して,心身の調和のとれた発達と個性の伸長を図り,集団や社会の一員としてよりよい生活や人間関係を築こうとする自主的,実践的な態度を育てるとともに,人間としての生き方についての自覚を深め,自己を生かす能力を養うものです。現在、主権者教育の充実が叫ばれておりますが、生徒が身近に感じる生徒会活動こそがその原点ではないかと思っています。「自分たちで、課題を共有し、その課題解決のために仲間と協力しながら、よりよい学校をつくる」という強い気持ちを持って、違う意見にも耳を傾けながら、行動できるようになることが大切です。

この連休中、「郡山市こどもまつり」等のボランティア活動に、多くの生徒が積極的に参加しました。これからも、あさか開成の良き伝統である「共生」の精神を発揮し、生徒会の諸活動の充実を図ってもらいと願っています。